遊水地にて2015年11月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:24種>
(バン、オオバン、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、カンムリカイツブリ、
      ツルシギ、アオアシシギ、タゲリ、ミサゴ、チュウヒなど......)

    * カンムリカイツブリ 二態



      * オオバン 二題



      * ダイサギ 二題



      * タゲリ 四題





      * シギ類 三題
    (ツルシギ、アオアシシギ)




      ★ 猛禽飛翔 二題

<ミサゴ>

<チュウヒ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『なんて、きれいなんじゃろう!!.......』
『ススキの穂が秋の光を受けて銀色に輝いている!!......』


『ところで、おっさん........』
『わしは 今の今まで あまり気に留めもしなかったんじゃが......』
『ススキの穂って、こんなに白かったかいのう?......』
   いや、アオサギの爺様、これはススキではないぞ!!....
   確かに、ちょっと見ると、ススキに良く似ておるが、これはススキでは   ないのじゃ.......
『えっ? ススキじゃない?......』
   そうじゃ.....
   これはな、オギという植物なんじゃよ!!


『えっ、オギ!!?......』
『ススキじゃなかったんだ?.....』



『どこから見たって、ススキとそっくりだがにゃ....』
『いったい、どうやって区別をすればいいのかいのう!!?......』

(左がススキの小穂 右がオギの小穂)

 まあ、ダイサギの婆様も慣れてくれば、穂の色とか生育場所ですぐ分かるよ うになるんじゃが、もしわからなくなったら、小穂を一つ取って調べてみる といいだべさ.....
 何だって?......
 ”わしは老眼が進んで、小さいもんはよく見えねえ.....”じゃと?.....
 まあ、そう言わねえでさあ、婆様、ちっと頑張ってみろや.....
 まあ、そういうことでな、とにかく小穂を一つ取り出してみるんじゃよ、そ して一つ取ったら、老眼の目玉をできるだけデッカくおっぴろげて小穂の先  っぽを見てみるんじゃよ....
 そんで、先っぽに芒(のぎ)とよばれる毛のようなものが一本突き出ていれ ばそれは間違いなくススキじゃがな.....
 で、もし、先っぽに芒がなければオギということになるのじゃよ....


『ふ〜ん..... なるほどなあ......』
『小穂に”オギ”が突き出ていなければ、”ノギ”か........』
  何じゃと!!?......
  わしは、そんなこと言っておらんぞ!!.....
  小穂に”ノギ”が突き出ていなければ、”オギ”と言ったのじゃ!!.....
『そうじゃった、そうじゃった......』
『わしも歳をとってきたせいか、最近、どうも聞き間違いが多くて困ってお  るんじゃよ.....』
『おっさん、何か、老化を防ぐ特効薬みたいなもんはないかのう?.....』
  ”老化を防ぐ特効薬”?....
  バカを言うではない!!.....
  特効薬がほしいのは、このわしの方じゃ!!.....
  今日なんか、ここに来る途中に危機一髪今流行の”逆走”をするところじゃ  ったよ!!......
『?????......』

利根川(赤岩)にて2015年11月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:22種>
(カシラダカ、ベニマシコ、ジョウビタキ、カワセミ、カンムリカイツブリ、 オオバン、ノスリ、キジなど.....)

      * ベニマシコ 五態






★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『気持ち良さそうだなあ!!......』


『ほんとに気持ち良さそう!!......』
『でも、翼を動かさないのに、どうしてあんなに飛べるんだろう!!......』


『あたいも一度でいいから、あんなのに乗ってみたい!!......』

 
『真っ青な空の中を爽やかな秋風に乗って飛ぶグライダーか......』
『今日あたり、上空から眺めた利根川はさぞかし絶景だろうなあ.......』


『あれで、高度はどのくらいかしら?......』
『もしかしたら、あたし達と同じくらいの高さは飛んでるかもね?......』


『あれっ?.......』
『あそこで、阿呆面してグライダーを眺めているのは......』
『もしかして、渡良瀬のおっさんじゃない!!?.......』


『何だって? 渡良瀬のおっさんだと!!?.....』
『ほんとだ、あのダサい立ち姿は確かにおっさんだよ!!.....』
『おっさん、また利根川に来てくれたんだ、嬉しいねえ!!.....』
『ああ、それなのに、それなのに......』
『カワウの奴、こともあろうに、おっさんのことを”阿呆”呼ばわりなんかし  て!!..』
『たとえ、それが本当であっても、世の中には言っていいことと言ってはいけ ないことがあるのがわかんないのかしら?.....』
『せっかく渡良瀬から遠路はるばるやって来てくれたというのに失礼じゃない か!!.....』


『ほんと、ほんと、失礼よ!!......』
『あたい、ダサくて阿呆なおっさんて、案外好きなんだから!!.....』

★ 今日の ”お花さん”

<クコ>

<クコ(果実)>

★ 今日の ”トンボさん”

<アキアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメアカタテハ>

茂林寺沼〜多々良沼にて2015年11月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ジョウビタキ 二題
       


      * タゲリ 二題



           *

<セイタカシギ>

<ウズラシギ>

<ハマシギ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あっ、富士山だ!!.....』


『なに? 富士山!!?.....』


『おい、爺様!!爺様!!......』
『起きろ!!.....』
『富士山だとよ!!富士山!!......』


『なにぃ.....富士山?......』
『むにゃむにゃむにゃ........』
『わしは眠いのじゃ、むにゃむにゃむにゃ........』
『それに、今いい夢を見ている最中なんだ、むにゃむにゃむにゃ.........』
『頼むから邪魔せんでくれ.......』
『むにゃむにゃむにゃ........』


『ああん?........』
『富士山?......』
『あれが、富士山か?むにゃむにゃむにゃ....................』
『あれは富士山ではないぞ、むにゃむにゃむにゃ........』
『え〜と、え〜と、むにゃむにゃむにゃ........』
『あれは、確か、わしの大好きな日光の”女体山”じゃがな、むにゃむにゃむに ゃ........』


『”女体山”!!?......』
『はて、日光にそんな山、あったかいな?.......』


『爺様の奴、また変なことを言い出したぞ!!......』
『もしかして、生々しい変な夢でも見ていたのと違うか?.......』
『何が”女体山”だよ!!そんな山、あるわけねえべな!!.....』
『日光といえば、”男体山”に決まってるだろうが!!......』
『まったく、年甲斐もなく、何が”女体山”だ?......』

というわけで、昨日に引き続き、本日もボケをかまして平和な一日を終わろうとしているアオサギの爺様でした......

★ 今日の ”お花さん”

       * 果実 二題

<シロダモ>

<ウメモドキ>

金山にて2015年11月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:20種>
(ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、アオジ、シメ、カワセミ、アオゲラ....)

      * カワセミ 四態





      * ジョウビタキ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あっ、柿がなってる!!.....』


『ほんとだ!!.....』
『美味しそう!!.....』


『今年は、随分数が多いな.......』
『去年は不作だったから、その分、今年はたくさん実をつけたのかもね.....』


『ところで、おっさん......』
『柿って、もともと日本にあったの?.....』
  いや、柿の原産地は中国じゃがな......
『中国?......』
  そうじゃ.....
  そして、中国産の柿は全部”渋柿”じゃよ.....
  ”甘柿”は日本でつくり出された特産品じゃ.....
  中国産の渋柿の突然変異で生まれたのが日本の甘柿じゃよ....
  だから、甘柿は世界に誇れる唯一の日本産の果物というわけじゃがな......
  もっとも、今では、品種改良によって千種くらいの品種があるといわれて  いるがのう......
『ふ〜ん、そうなんだ.....』
『それじゃ、ついでに、おっさん、もう一つ質問!!.....』
『渋柿は何で渋いの?....』
  そりゃあ、”甘柿”じゃないから渋いんじゃろうが......
『?????.....』
『なに、それ?..... それじゃあ、ちっとも答えになってないでしょうに!!』
『そんなこと言ってると、アオサギの爺様と同じになっちゃうから!!.....』
  そうじゃのう.....それは困るわい.....
  あのなあ、渋味を感じるということは、渋味を感じさせる物質が含まれて  おるということじゃろうが.....
『そうだよ.....』
『だ、か、ら!!.....その、渋味を感じさせる物質って、何って聞いているの  よ?....』
  タンニンじゃがな.....
『タンニン!!?.....』
  そうじゃ、水溶性のタンニンが果実の中に溶け込んでいるために渋味を感  じるってわけじゃがな......
『ふ〜ん.....』
『それじゃあ、水溶性のタンニンを水に溶けない、非水溶性のタンニンに変え てしまえば、渋さは感じなくなるってこと?.......』
  おお、その通りじゃ!!.....
  お前さん、いつから、そんなに頭がよくなっちまったんだ?......
  凄いじゃないか!!.....
  水溶性のタンニンをアルコールの力などを借りて、水に溶けない非水溶性  のタンニンに変えてしまうことを人間の世界では”渋抜き”と言っておるん   じゃよ......
『ふ〜ん、渋抜きって、そういうことだったんだ!!.....』
      柿(甘み+渋味)- 渋味 = 柿(甘み)=甘柿
   これが渋柿が甘柿になる方程式ってわけじゃがな......
『なるほどねえ.......』
   ちなみに、柿の中のゴマとよばれている黒いつぶつぶ、実はあれが水溶   性のタンニンが非水溶性のタンニンに変わった姿なんじゃよ....
『えっ?そうだったの!!?.....』
『今まで、あのゴマは砂糖の固まりだと思ってたけど、そうじゃなかったんだ だ!!?......』
『おっさん、やっぱり、アオサギの爺様とは99%似ているけど、1%くらいは 違うね!!....』
  何じゃと!!?......
  そりゃ、褒めているのか、バカにしているのか!!?.....

★ 今日の ”お花さん”

<コウヤボウキ>

<ヤブラン>

<スイレン>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ムラサキシジミ>

<ルリタテハ>

北部運動公園にて2015年11月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

<メジロ>

<アオジ>

<ジョウビタキ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『うわあ、真っ赤!!.....』


『おっさん、あれ、何の実!!?.......』
  おお、あれか?.....
  あれこそは、彼の有名な”ハナミズキ”じゃがな......


『えっ?......』
『あれが、”君と好きな人が100年続きますように..”の”ハナミズキ”!!?....』
  そうじゃがな.....
  みんな、”ハナミズキ”の花は良く知っているが、果実については知らない   人の方が多いかもしれんがな......


『おっさん、”ハナミズキ”って、アメリカから貰った木なんでしょう?......』
  おお、その通りじゃが......
  お前さん、そんなことを良く知っておるな.......


『ふ〜ん、そうだったんだ......』
『それで、”ハナミズキ”のことを”アメリカヤマボウシ”などと言って、アメリ カを付けてよぶ人もいるんだ......』


『”アメリカヤマボウシ”?......』
『”アメリカハナミズキ”なら聞いたことがあるけど、”アメリカヤマボウシ”と いうのは聞いたことがないな.....』


『おっさん、どっちが正しいのよ!!?......』
  そうじゃのう.....
  どっちが正しいかと聞かれれば.....
  それは、正しいのは”アメリカヤマボウシ”の方じゃよ.....
  ”アメリカハナミズキ”は間違いじゃ......
  ふつう、”アメリカハナミズキ”とは言わないのじゃ!!.....
『ふ〜ん、そうなんだ.......』
『黙って聞いていると、”アメリカハナミズキ”と言っている人は結構多いよ   ね......』
  そうじゃのう......
  今度、”アメリカハナミズキ”と言っている人がいたら、わしの代りに訂正   してやっておくれな.....
『うん、わかった!!......』


『ところで、おっさん......』
『日本でのよび方は分かったんだけど、アメリカでは、”ハナミズキ”のことを  何とよんでいるの?......』
  アメリカ?......
  これは、わしが聞いた話じゃがな、アメリカ人はハナミズキのことを      ”Dog wood”とよんでいるそうじゃよ.......


『”Dog wood”!!?......』
『何で、植物に”イヌ”が出てくるのよ!!?.......』


『やっぱり、出てきたか、その疑問?.....』
『オレが予想した通りだな......』
『オレは3年間、アメリカに留学したことがあるから分かるんだが、アメリカ 人と日本人は、同じ一つの木を見ても、見る視点が大いに異なっている.....』
『日本人はどちらかというと審美的というか情緒的に物事を捉えるのに対し  て、アメリカ人は実用的な観点から捉える傾向がある......』
『”Dog wood”とは、そんなアメリカ人のもつ実用主義的な性格から出てきた 名前だと考えられるのだが......』
『つまり、”Dog wood”について言えば、樹皮を煎じた汁で、犬の皮膚病を予 防乃至は治療したとう話があるので、やはり、ハナミズキという木を実用的 な側面から捉えて、そこから”Dog wood”なるネーミングを付与したと考え られるのだよ.....』


『ふ〜ん、なるほどね〜......』
『木の名前一つとっても、国民性というか民族性というか、それぞれの国民が もつ感性の違いというものが出てくるものなのね......』
『とっても面白いと思うわ......』
  何だか、今日のシメさん、凄いのう!!.....
  まるで、わしの言おうとしていたことを代弁してくれたようじゃわ....
  シメさんのお陰で、今日はわしは期せずして、”無い頭”を使わずに済んで   しまったわい!!......
  文字通り、”シメシメ”というところじゃのう......
  ついでに、本日のブログもこれにて”締め”というわけじゃ......(笑)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キタテハ>