利根川にて ― 2016年07月01日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ カッコウ 三題
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あら、あそこで一休みしているのは、ノウサギさんじゃないかしら？....』
『そうよ、あれはノウサギさんに間違いないわ！！.....』
『何てお久しぶりなんでしょう！！.....』
『ここでノウサギさんに会うなんて、本当に何年ぶりかしら！！......』
『あれっ？......』
『今、目の前を何かが走り抜けたような気がしたけど何だったかしら？....』
『さっきのウサギさんにしては、ちょっと体が小さ過ぎるし？.....』
『ううん？？？....』
『あの後ろ姿は、ウサギさんではないわ......』
『あれは、イタチさんだわ.....』
『イタチさんよ！！.....』
『どおりですばしっこいと思ったわ......』
『今日は、珍しい”四つ足さん”に出会う日なのかしら？.....』
多々良沼にて ― 2016年07月02日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ カワセミ 一題
＊ キジ 一題
＊ カイツブリ 六題
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『おやっ？.......』
『向こうに見えるのは、もしかして ”ガマ”じゃないか？.......』
『そうだよ！！あれは、ガマの穂だよ！！.....』
『いっぱいあるなあ！！....』
『でも、あのガマ、いつものやつよりちょっと細い感じがするなあ.....』
『あれは、きっと”ヒメガマ”という種類だよ.....』
『いつか、おっさんが、ガマにはコガマ、ガマ、ヒメガマの三種類があるって 言っていたもの.......』
『そういえば、ガマはイギリスでは、確か、”Cattail”と言っていたような気が するけど？....』
『”イギリスでは”って......』
『お前の出身はイギリスではなく中国だろうに！！.....』
『あいつ、イギリスに留学でもしてたんだろうか？......』
『お〜い！！.....』
『ガマは、英語で”Cattail”lだってよ！！......』
『”Cattail”！！？.....』
『”フランクフルト”じゃなかったの！！？....』
『”フランクフルト”？.......』
『それは、英名ではなくソーセージの名前でしょうに！！.....』
『ああ、”フランクフルトソーセージ”、食べてえのう！！.....』
『ありゃ！！？.....』
『あれは、カワウの爺様じゃないか！！？.....』
『何で、ここで突然カワウなんだよ！！？.....』
『それに、何でカワウが電線に止まっているのよ！！？......』
『あ〜あ.....、暑さのせいでついにカワウの爺様も頭が狂ったか！！？....』
『せっかく、今日はガマがでてきたのに、この文脈では、ガマについておっさ んに質問できないまま終わってしまうじゃないか！！？....』
『いつかおっさんから、”ガマについてはいろいろ面白い話があるから今度教えてやるよ”って言われていたので楽しみにしていたのに.....』
『まったく、スズメもカワウも馬鹿なんだから！！....』
★ 今日の ”お花さん”
＜スイレン＞
＜コウホネ＞
＜オモダカ＞
＜ハンゲショウ＞
＜ノカンゾウ＞
＜イヌゴマ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜オオモノサシトンボ＞（群馬；絶滅危惧1類）
＜アジアイトトンボ＞
＜ウチワヤンマ＞
＜チョウトンボ＞
＜ショウジョウトンボ＞
＜コシアキトンボ＞
＜コフキトンボ（♀）＞
＜コフキトンボ（♂）＞
＜シオカラトンボ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜ツマグロヒョウモン＞
＜ヒメアカタテハ＞
＜アサマイチモンジ＞
＜アカボシゴマダラ＞
遊水地にて ― 2016年07月04日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ カイツブリ（幼鳥&成鳥）五題
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『おっちゃん、見て見て！！.....』
『ハスの花がとってもきれいだよ！！......』
何？.... ハスじゃと！！？......
あれは、ハスではなくスイレンじゃがな！！.....
『えっ？.....』
『あれは、スイレンなの！！？......』
そうじゃがな.....
『スイレンって、印象派のモネさんが好きだったあのスイレン？.....』
そうじゃがな......
お前さん、凄いことを知っておるな....
『だって、おらっち、本当は画家になりたかったんだもの.....』
『だから、モネのことは昔からよく知っているんだよ....』
『モネのような絵が描けたら、どんなにすばらしいだろうっていつも夢想して いたんだよ.....』
『ふ〜ん、そうだったのかい......』
じつはのう、わしもモネのファンでのう、昔、東京でモネ展があった時に 見に行ってきたことがあるのじゃよ.....
その時、モネの晩年の作品だったかいのう、よく覚えていないのじゃが、 池のほとりのカキツバタかショウブのような植物を描いた作品があった のじゃが、それを見た時はえらく感動してのう.....
『ふ〜ん、おっちゃんもモネが好きだったんだね.....』
それにしても、スイレンの花は、本当に気品のあるすばらしい花じゃよの う...
何度見ても、見るたびに惚れ惚れする花じゃよ.......
★ 今日の ”お花さん”
＜ノジトラノオ＞
＜シラン＞
＜アゼオトギリ＞
＜エゾミソハギ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＊ セスジイトトンボ 二題
＊ ベニイトトンボ 二題
（群馬：絶滅危惧1類）
＊ アジアイトトンボ 二題
＊
＜チョウトンボ＞
＜ショウジョウトンボ＞
＜コフキトンボ＞
＜ギンヤンマ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜イチモンジセセリ＞
茂林寺沼〜城沼にて ― 2016年07月06日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ クロハラアジサシ 三題
＊ コブハクチョウ（親子） 五題
＊ ゴイサギ 一題
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あっ、”ヘクソカズラ”が咲いている！！......』
『あら、ほんとだ！！....』
『嫌だわ！！.....』
『だけど、あの花って、どうして あんな酷い匂いを出すのだろう？.....』
『まったく、あの匂いときたら、”屁・糞”そのものじゃないか！！.....』
『ああ、嫌だ、嫌だ！！.....』
『おっさん、あの花の匂いって、もう少しどうにかならないの？......』
”どうにかならないの？”って.......
わしにそんなこと聞かれたって、困るわいのう！！.....
だいたい、お前さん達は”酷い匂い”なんて勝手なことを言っておるが、
あの匂いの原因を作り出しているのはお前さん達や虫達じゃない か！！.....
『えっ？.....』
『あの花の酷い匂いは私たちのせいだというの！！？....』
そうじゃよ.....
お前さん達や虫達があんな可愛い花を咲かせる植物の体を折ったり、突っ ついたりして傷をつけたりしなければ、あのお花さんだって、何もあん な酷い匂いを発することはないのじゃよ.....
『？？？？？？.....』
あのなあ、お前さん達が、あの花に意地の悪いことをするから、お花ちゃ んが怒って細胞中に含まれている硫化硫黄の化合物を分解させてメルカ プタンという一種のガスを発生さておるんじゃよ！！.....
『メルカプタン？.....』
『それって、本当のこと！！？....』
ああ、本当じゃとも！！.....
あのお花さんは、自分の身を守るために”ガス”という手段を用いて、お前 さん達の”意地悪”に対して敢えて反撃しておるのじゃよ！！.....
ちなみに、お前さん、ヘクソカズラは、英語圏では何とよばれているか知 ってるかい？....
『そんなこと、知ってるわけないでしょうに！！....』
”Skunk vine”じゃよ、”Skunk vine”！！.....
『ひぇ〜！！....』
『ふ〜ん.....』
『そういうことだったのか......』
『そういわれてみれば、確かに、植物の体や実に傷をつけたりしなければ、あ の”屁・糞”の匂いはしないものなあ......』
そうじゃろう、そうじゃろう.....
植物は敵が来ても逃げることが出来ないので、化学物質という武器を使っ て敵に対抗しているというわけじゃがな......
『ということは、我々や虫達は、ヘクソカズラからは敵と認識されているとい うことになるのか......』
その通りじゃよ！！......
ただし、ヘクソカズラの敵はお前さん達だけではないがのう.....
『えっ？他にもいるの！！？.....』
人間じゃよ、人間！！......
こいつらも、相当な”悪”じゃからのう.....
『”こいつらも”って.....』
『おっさん、確か、人間じゃなかったっけ？.....』
いや、わしは人間ではない！！......
『はあ？？？？？？！！......』
★ 今日の ”お花さん”
＜クサレダマ＞
＜ヤブカンゾウ＞
＜ヌマトラノオ＞
＜ヒメヒオウギズイセン＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜ハグロトンボ＞
＜ノシメトンボ＞
＜オオシオカラトンボ＞
＜ウスバキトンボ＞
＜コフキトンボ（♀）＞
＜コフキトンボ（♂）＞
＜ショウジョウトンボ＞
＜チョウトンボ＞
＜ナツアカネ＞
＜ウチワヤンマ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜アサマイチモンジ＞
＜ウラギンシジミ＞
＜ギンイチモンジセセリ＞（群馬；準絶滅危惧種）
＜アカボシゴマダラ＞
金山・渡良瀬・湯殿（彦谷）にて ― 2016年07月16日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ ホオジロ 一題
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あれっ？.... あの長靴姿は、おっちゃんだよ.......』
『おっちゃん、まだ生きていたんだ！！？......』
”まだ生きていた”って.......
おいおい、勝手にわしを殺すなよ！！.....
『だって、最後のブログの更新から、もう10日も経っているんだもん、誰だっ て、おっちゃんがまだ生きているとは思っていなかったでしょうに.....』
何じゃと！！？......
だいたい、お前さん、”最後のブログの更新”というが、わしのブログを見 たことがあるのかい？.....
『うん、毎日見てるよ！！....』
ああん？？？？？......
『それにさあ、2、3日前には、おっさんが山道を歩いていてマムシに咬まれて しまったという噂も流れていたし.....』
なに？ わしが”マムシに咬まれた”って！！？......
いったい、どこからそんな話が聞こえてきたのじゃ？......
『きのう館林に棲んでいる鳥さんが言ってたもん！！.....』
”館林に棲んでいる鳥さん”？.....
はて、誰が”館林の鳥さん”に喋ったのじゃろうか？.....
誰だか知らんが、まったく余計なことを喋りおって！！.....
『なに？？......』
『おっちゃん、マムシに何か心あたりがあるの！！？......』
うん、じつはのう、木曜日の日に近くの山道を歩いて来たのじゃが、その 帰り道に危うくマムシを踏んづけてしまいそうになったのじゃよ......
『えっ！！？.....』
道にとぐろをまいていたのじゃが、わしはマムシの存在にまったく気づか ず、あと ほんの数センチというところじゃったのだよ.....
わしは、通り過ぎてから、そのマムシに気がついたのじゃが、いやあ、な かなか立派なマムシじゃったわい.....
あんなのに咬まれたら、完全にアウトじゃったな.....
くわばら、くわばら......
『おっちゃん、よかったね〜、咬まれなくって！！......』
『もしそのマムシに咬まれていたら、ちょうど今日あたりがおっちゃんのお葬 式だったね......』
はあ？？？？？？.......
冗談はよしておくれよ、縁起でもない！！......
しかし、よかったよ！！.....
わしは、その日は、迷わず長靴を履いて歩くことに決めていたので、もし かしたら、”虫の知らせ”があったのかもしれんのう.....
とにかく、危ないところだったよ......
★ 今日の ”お花さん”
＜アズマカモメヅル＞
＜シラヤマギク＞
＜オオバギボウシ＞
＜コバギボウシ＞
＜ヤマユリ＞
＜キキョウ＞
＜ノカンゾウ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＊ カラスアゲハ 三態
＊
＜ダイミョウセセリ＞
＜ウラギンシジミ＞
＜キタテハ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜オオシオカラトンボ（♂）＞
＜オオシオカラトンボ（♀）＞
＜コオニヤンマ＞
＜ショウジョウトンボ（♂）＞
北金井にて ― 2016年07月17日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ ホオジロ 五態
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あれっ？.....』
『あんなところに”ラッパ”があるよ！！.....』
『ほんとだ！！......』
『可愛い”ラッパ”だこと！！.....』
『まるで、小人さんの”ラッパ”みたい！！......』
『おっちゃん、あの”ラッパ”、音が出るの？......』
”音が出るの？”って......
あれは、ラッパではないぞ！！.....
あれでも、れっきとした花じゃがな！！....
『えっ！！？......』
『あれが花なの！！？......』
そうじゃよ.....
確かに形は変わっているが、花は花じゃ！！......
花の名前はウマノスズクサじゃよ！！......
『ウマノスズクサ！！？......』
『はて、どこかで聞いたことのあるような名前だけど？....』
うん、この植物はジャコウアゲハやホソオチョウという蝶の食草として有 名じゃからのう.....
”ジャコウアゲハやホソオチョウ”？......
そうじゃ....
ほれ、そこに飛んで来たのがホソオチョウじゃよ！！......
お前さんのために、ウマノスズクサに止まってくれたじゃないか！！....
『ほんとだ！！.....』
『チョウが止まったよ！！......』
『ふ〜ん......』
『あれがホソオチョウか......』
『確かに、あのチョウの”尾っぽ”は細長いね......』
★ 今日の ”お花さん”
＜ダイコンソウ＞
＜ヤブカンゾウ＞
＜カントウヨメナ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＊ クロイトトンボ 二題
＊ マユタテアカネ 二題
（♂）
（♀）
＊
＜ナツアカネ＞
＜ウチワヤンマ＞
＜シオカラトンボ（♀）＞
＜オオシオカラトンボ＞
＜ショウジョウトンボ＞
＜コシアキトンボ（♀）＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜キタキチョウ＞
＜コチャバネセセリ＞
＜ゴイシシジミ＞
粟谷にて ― 2016年07月18日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ オオルリ（幼鳥）二題
（♀）
（♂）
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あれっ？.....』
『向こうから歩いてくるのはおっさんだよ！！......』
『ありゃ、ほんとだ！！....』
『まったく、このクソ暑い中をご苦労なこったい！！.....』
『でも、夏はここは下界に比べると案外と涼しいらしいよ.....』
『何せ道沿いには冷たい谷の水が流れているから、空気が冷やされて平地とは ぜんぜん気温が違うみたいだ.....』
『また、冬は冬で風が当たらないから”冬歩き”にも適しているみたいだね.....』
『要するに、あのおっさんに言わせると、夏の暑い時も、冬の風の強い時も』
”何はなくても先ずは粟谷”ということらしい.....』
『確かに、あのおっさんは、クーラーが嫌いだからな......』
『あのおっさんに限っては、クーラーの効いた部屋で、一日過ごすなんてこと は先ずあり得ない話だ....』
『そういえば、あのおっさん、この間歩きながら、なんかブツブツ言ってた よな.....』
『よく聞き取れなかったんだけど、オレには、”犬も歩けば棒に当たる”とか何 とか言っているように聞こえたんだけど......』
『どういう意味で言ったのか知らないけど、暑い暑いといって、クーラーの効 いた部屋でぐだぐだしているのなら、思い切って外歩きでもした方が、必ず 得るものがある、ということを言いたかったのかもしれないね.....』
『まあ、それにしても、熱中症とマムシにはくれぐれも気をつけた方がいいと 思いますがね......』
『自然がどんなに好きでも”命あっての物種”だもの......』
★ 今日の ”お花さん”
＜ミツモトソウ＞
＜ソバナ＞
＜タマアジサイ＞
＜アキノタムラソウ＞
＜ダイコンソウ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜ムラサキシジミ＞
＜ウラギンシジミ＞
＜アカタテハ＞
＊ クロアゲハ 二態
★ 今日の ”おまけ”
＊ ノウサギ 二態
粟谷にて ― 2016年07月20日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＜キセキレイ＞
＜コゲラ＞
＜ホオジロ（幼鳥）＞
★ 今日の ”お花さん”
『あれっ？......』
『あの紫の花はもしかして......』
『そうだよ！！あれはクズだよ！！クズの花だよ！！....』
『おっさん、クズだよ！！ クズの花が咲いたよ！！.....』
クズの花？......
あんれまあ、ほんとだ！！.....
まだ、七月だというのに、もう”秋の七草”か.......
『えっ？ 秋の七草！！？.....』
そうじゃがな.....
クズは秋の七草の一つじゃよ....
お前さん、秋の七草の名前を全部言えるかい？.....
『う〜ん........』
『まず、ハギでしょ、ススキでしょ..... それから、それから、う〜んと....』
『今日のクズでしょ、ナデシコでしょ、オミナエシでしょ......』
『それから、それから、う〜んと...... フジバカマ！！.....』
そうじゃ！！.....
もう一つ！！.....
『う〜んと、う〜んと、う〜んと......』
『ダメだ、出て来ない！！.....』
『おっさん、教えて！！.....』
ほれ、紫の五弁のきれいな花があるじゃろうに！！.....
”紫の五弁のきれいな花”？....
『わかった！！.....』
『キキョウだ！！.....』
正解！！.....
お前さん、凄いじゃないか！！.....
『まあね.....』
『おっさんに比べれば、いくらかマシってところかな....』
何じゃと！！？.....
★ 今日の ”お花さん”
＜ヤマユリ＞
＜アキノタムラソウ＞
＜ケナツノタムラソウ（ミヤマタムラソウ）＞
＜コマツナギ＞
＜ヒヨドリバナ＞
＜メマツヨイグサ＞
＜クサギ＞
＜オオヒキヨモギ（群馬：絶滅危惧1類 栃木：準絶滅危惧種）＞
＜フジウツギ＞
＜ハナイカダ＞
＜ヤブデマリ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜オニヤンマ＞
＜ナツアカネ＞
＜オナガサナエ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜コミスジ＞
＜ルリタテハ＞
菱（黒川）にて ― 2016年07月24日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ キビタキ（幼鳥） 二態
＊ オオルリ（幼鳥） 二態
＊ ヤマガラ 二態
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あれっ？......』
『おっちゃんだよ！！.....』
『なに！！？ おっさんだと！！？.....』
『あんれ、まあ！！ほんとだ！！.....』
『あのおっさん、確か、明日は人間ドックに行くと言っていたけど......』
『そういえば、おっちゃん、胃カメラが大嫌いで、去年は遂に口からではな く、鼻から挿入してもらったそうだよ.....』
『で、具合はどうだったんだい？......』
『それがね.....』
『最初はよかったみたいだけど、途中 うっかり、医者の問いかけに応じて喋っ てしまったらしいのよ.....』
『そしたらね、その後が、もう地獄の苦しみで、あと少し長引けば自分でカメ ラを引っこ抜いてしまうところだったんだって......』
『まったく、いい歳こいて どうしようもねえ御仁だな......』
『で、今年はどっちを選ぶつもりなんだろう？......』
『おお、おっさんが丁度そこまだやって来たから、直に聞いてみるか？......』
『おい、おっさん！！......』
『今年は胃カメラをどっちから飲み込むんだい？.....』
胃カメラじゃと！！？.....
薮から棒に、いったい、何の話じゃい？.....
『ドックだよ、ドック！！.....』
『おっさん、明日、ドックなんでしょう！！？.....』
おお、そうじゃったのう.....
『”そうじゃったのう”って.....』
『おっさん、案外呑気だね.....』
『胃カメラは大丈夫なの？.....』
いや、全然大丈夫ではないぞ！！.....
『大丈夫でなかったら、どうするつもりなのさ？.....』
うん、いろいろ考えたのじゃが、これまで口も鼻もダメだったから、今年 は思い切ってヘソから挿入してもらえないか交渉してみようかと思ってい るのじゃがどうじゃろうのう？.....
『へそから！！？....』
『おっさん、正気か！！？......』
『まったく、返す返すも呆れた御仁だな.....』
『おっさん、胃はもう止めにして、いっそのこと頭の中にカメラを入れて、脳 味噌のほうを調べてもらった方がいいんじゃないのかい！！？....』
やはりそう思うか？.....
実は、わしもその方がいいかなとは思っていたのじゃよ......
『はあ？？？？.....』
★ 今日の ”お花さん”
＜イワタバコ＞
＜キンミズヒキ＞
＜キツネノカミソリ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜オオシオカラトンボ＞
＜オニヤンマ＞
＜アキアカネ＞
と或る病院の周辺にて ― 2016年07月26日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
＊ サギ類（チュウサギ、コサギ） 三題
＊ アオサギ 二態
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
『あれっ？......』
『田んぼの畦道を歩いているのは、おっさんじゃないの？.....』
『ほんとだ、おっさんだよ！！.....』
『何で今頃、こんな所を歩いているのだろう？......』
『あのおっさんは 確か 今日は人間ドックの筈だけどなあ？.....』
『そういえば、遠くに見える あの大きな建物は病院だよ.....』
『はは〜ん、さては、あのおっさん、あの病院から抜け出してきたな.....』
『あれっ？ 首にカメラまでぶら下げているよ！！.....』
『何もこんな所まで来て、カメラをぶら下げて歩かなくてもいいだろう に！！......』
『まったく、おっさんの行動はいつもながら常軌を逸しているよ！！.....』
『おっさんのやつ、きっと、今年も胃カメラでいじめられて、ストレスがMax 状態になってしまったんだろうよ......』
『聞いたところによると、今年はへそから胃カメラの管を入れてもらうなどと 気違いじみたことを言っていたらしいからな......』
『まったく、いくら何でもあのおっさんの馬鹿さ加減には呆れて”カア、カア”
の声も出やしねえ.....』
『お〜い、おっさ〜ん！！....』
『早く病院に戻った方がいいぞ〜！！....』
『今頃、202号室のお客さんがいなくなったって大騒ぎをしている ぞ〜！！......』
★ 今日の ”お花さん”
＜ヘクソカズラ＞
＜ヨウシュチョウセンアサガオ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜シオカラトンボ＞
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜イチモンジセセリ＞
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