と或る休耕田にて(9/22)2016年09月23日

* 今日の”鳥さん”

<アカエリヒレアシシギ(平野氏撮影)>

小雨降る夕暮れ時だった。
平野氏から、アカエリヒレアシシギが飛来したとの連絡を受けた。
私は、すぐに現場に向かった。
時間にすると20分弱の道のりだ。
今年は、これまでに主だったシギが見られなかったので、やっと来てくれたかと内心胸躍る思いだった。
しかし、その思いは現場に到着したとたんに一気に消え失せてしまった。
今の今しがた目の前にいたアカエリヒレアシシギが突如として現れたオオタカに襲われてしまったというのだ。
そう語った平野氏は半ば呆然としていた......
その話を聞いた私も同じであった。
 ”こんなことがあるのか!!?......”
たった、15〜20分の間に発生した一瞬の出来事である。
夕闇迫る前方の細い畦道を見やれば、確かに、そこには 今しがた捕獲したばかりのアカエリヒレアシシギの肉片を啄んでいる精悍なオオタカの姿があった.....







松田・休耕田にて2016年09月26日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ノビタキ 五態






       * タシギ 九態










      * ムナグロ 七題








★ 今日の ”お花さん”

        * 山の花

<アズマヤマアザミ>

<ゲンノショウコ>

<レモンエゴマ>

<トネアザミ>

<ヤマジノホトトギス>

<ツリフネソウ>

<ヤマハッカ>

<ヒメキンミズヒキ>

<ミヤマガマズミ>

       * 里の花
     
<イボクサ>

<クコ>

<アカバナユウゲショウ>

<アキノノゲシ>

<オニノゲシ>

<メハジキ>

<シロノセンダングサ>

<アメリカアゼナ>

<ヤブマメ>

<ヤブツルアズキ>

<ハキダメギク>

<オオニシキソウ>

<タカサブロウ>

<クコ>

<チョウジタデ>

<コヒルガオ>

<アキノウナギツカミ>

<タマガヤツリ>

<トキワハゼ>

<ホソバヒメミソハギ>

<イシミカワ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラナミシジミ>

<ツマグロヒョウモン>

★ 今日の ”トンボさん”

<アキアカネ>

<ハグロトンボ>

粟谷・渡良瀬・休耕田にて2016年09月27日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * エゾビタキ 八態


        
           *




           *




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おやっ?.......』
『あそこにぶら下がっているのは、もしかして、Cholate vine?......』


『あれっ?.....』
『セグロのやつ、今、英語を喋ったぞ!!......』


『何だと!!?.......』
『”セグロが英語を喋った”だと!!?......』
『あいつは、英語どころか、純国産の鳥だぞ!!.....』
『それが 、何で 英語なんか喋るんだよ!!?.....』


『でも、待てよ.......』
『風のうわさによれば、あいつ、確か、"ハーbird"に留学した経験があると  か.......』
『まあ、いいか.......』
『どっちにしても、オレには関係ない話だ....』
『それより、あのアケビの実、秋になって ついに口が開いたな......』
『実の裂け目から何やら黒い種らしきものが見えてるぞ.......』
『種といえば、そうそう、いつか、例のおっさんが教えてくれたことだけど、 アケビの種には、先っぽにエライオソーム(種枕)とよばれている蟻の好む物 質が付いているとか.....』
『蟻は地上に落下した種を見つけると、種ごと巣に運び込み、エライオソーム だけ取り除くと、また種を巣の外に運び出し、種を巣の周辺に捨て去るそう だ......』
『結果として、アケビは蟻を使って、自分の種を周辺に撒き散らかしたことに なるわけど、これが本当なら、アケビって凄いことをやってることになるよ  な.....』
『なんせ、植物が動物である蟻を手玉にとって、利用しているんだも     の!!....』
『確か おっさんは、これをアケビの種子散布のための巧妙かつ高等な戦略だと 言っていたな......』
『ところで話は換わるけど、さっき、セグロが喋ったというCholate vine(チ ョコレートバイン)という英語は、アケビのことだんべか?.....』
『今度、おっさんが来たら、聞いてんべぇ!!......』

★ 今日の ”お花さん”

<トネアザミ>

<ミゾソバ>

<ゲンノショウコ>

<ヤブマメ>

<キバナアキギリ>

<ツリフネソウ>

<ナガバノコウヤボウキ>

<オケラ>

<ミヤマガマズミ>

<ツクシハギ>

<メドハギ>

<ホタルブクロ>

<シラヤマギク>

<シロノセンダングサ>

<シロヨメナ>

★ 今日の ”トンボさん”

<ミヤマアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラナミシジミ>

<イチモンジセセリ>

★ 今日の ”おまけ”

      * ムナグロ 二題



渡良瀬・と或る田んぼにて2016年09月28日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * モズ 三態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?.....』
『おっちゃん!!.....』
『あの赤っぽい実って、もしかして、"Japanese pepper"の実じゃない?.....』
  "Japanese pepper"!!?......
  おお、”サンショウ”のことか.......
  何じゃい、お前さん、今日も英語かい?......
  お前さん、よほど英語が得意らしいな......
  もっとも、お前さんは"ハーbird"に留学していたというくらいだから、英   語ができて当たり前か......
  まあ、それはそれで いいじゃろう......
  ところで、さっきお前さんが言っていたサンショウ(Japanese        pepper)のことじゃが、あの実は確かにサンショウに間違いないのじ   ゃが、ただのサンショウではなく、”イヌザンショウ(犬山椒)”とよば  れているサンショウじゃよ.....
『えっ?、”イヌザンショウ”!!?......』
  そうじゃ.....
  サンショウにもいろいろ種類があってな.....
  そのなかで、ふつう我々がウナギの蒲焼きなどに使っているサンショウを   "本山椒"とよび、本山椒に非常によく似ているが、食用にならない種類    のものを”犬山椒”とよんで、区別しておるのじゃよ.....
『ふ〜ん、そうだったんだ......』
『ところで、おっちゃん、"本山椒"と”犬山椒”を見分けるポイントってある  の?.....』
  ポイントねえ......
  一番手っ取り早いのは葉っぱや実を採って匂いを嗅いでみることじゃ.....
  "本山椒"はお前さんもよく知っている通り、実に清々しい香りがするのに   対して、”犬山椒”の方の匂いは清々しいどころかほとんど悪臭に近い嫌   な匂いがするのじゃよ.....
『ふ〜ん......』
『でも、いちいち匂いを嗅いで判断するんじゃ面倒だよね......』
『何か、もっといい目安になるようなものはないの?......』
  お前さん、"ハーbird"に留学していた割には、物臭さじゃのう.....
  "ハーbird"で、いったい何を学んできたのじゃ?......
『おっちゃん、何言ってるんだよ!!......』
『"ハーbird"っていうくらいなんだから、”鳥”についての学問に決まってるで しょうに!!.....』
  はあ??????.....
  なんだか、お前さんと話をしていると頭がおかしくなるのう.....
『何言ってるの!!もともとおかしいくせに!!.....』
  何じゃと!!.....
  まあ、いい......
  それでは、これから取って置きの識別法を教えるから、よく聞いていなさ   い!!.....
  まず、ポイントは棘に着眼することじゃ....
『えっ?棘!!?....』
  そうじゃ.....
  まず、"本山椒"の棘じゃが、これは二つの棘が茎を挟んで向かい合って並   んで付いておる...(対生)
  それに対して、”犬山椒”の方は二つの棘が茎に互い違いに付いておるんじ   ゃ....(互生)
  これで、"本山椒"と”犬山椒”の見分けができる.....
『ふ〜ん、なるほどね....... 棘か.....』
『これは なかなか いいことを聞いた......』
『今度、サンショウの木を見つけたらさっそく試してみよう、っと!!....』
『ところで、おっちゃん、最後の質問なんだけど、”猫山椒”というのはある  の?......』
  何じゃと!!?......

★ 今日の ”お花さん”

<ネコハギ>

<キツネノマゴ>

<ノコンギク>

<ナンテンハギ>

<コマツヨイグサ>

★ 今日の ”トンボさん”

<マユタテアカネ>

<ミヤマアカネ>

<アキアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キタテハ>

<ウラナミシジミ>

<ウラギンシジミ>

<ベニシジミ>