松田にて2017年01月30日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”




           *








           *






★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『あれっ?.....』
『あっという間にあんなに黒い雲が広がってきちゃったよ!!.....』
『朝のうちは風もなくいい天気だったんだけどなあ.......』


『お〜い、おっちゃん!!.....』
『風も出てきたし、何だか空が暗くなってきたよ!!...........』
『こりゃ、また 風花でも舞うかもしれないね.....』


『えっ? 何だって!!?......』
『風の音がうるさくてよく聞こえないよ!!.....』
『おっちゃん、大きな声で もう一度言ってくれない!!?.....』
  あんなあ!!....
  ”お前さん達は暗くなっても眼は見えるのか?”って聞いているんだ      よ!!.....


『あのさあ、おっちゃん!!.... 周りに誰もいないからってさあ、あんまり人 聞きの悪いことを言うなよな!!....』
『だいたい、人間さんは、おらっちのことなんかよく知りもしないくせに、勝 手に”鳥目”とか言って、おらっち鳥達は夜は眼が見えないことにしているけ  ど、本当は、夜だって結構よく見えているんだから!!.....』
  えっ?そうなの!!?.....
『おっちゃん、おらっちの網膜には棹体(かんたい)細胞と錐体(すいたい) 細胞というのがあるのを知ってたかい?.....』
  棹体細胞と錐体細胞じゃと?.....
  そんな名前聞いたこともないのう......
  で、その棹体細胞やら錐体細胞やらはどんなはたらきをしておるんじゃ    い?......
『まったく、おっちゃんって、もう少し”学”があると思っていたんだけど、案 外パーなんだね....』
 パーとは何じゃ、パーとは!!.....
『こりゃ、失礼をしました。今の言葉は取り消して、話を元に戻します....』
『で、棹体細胞と錐体細胞のはたらきなんだけど......』
『棹体細胞というのは明暗を認識するための細胞で、錐体細胞は色を認識する ための細胞なんだよ.....』
『一般に、昼間行動する鳥の場合は、木の実の色なんかをしっかりと識別する 必要があるので錐体細胞がよく発達しているんだけど、夜の白黒の明暗の世 界を認識するのに必要な棹体細胞もそれなりの数があるんだよ.....』
  ふ〜ん.....
  ということは、なにかい? お前さん達は夜でもちゃんと眼が見えている   ということになるわけかい?.....
『その通りです!!.....』
『もっとも、ニワトリさんは、例外で、夜はほとんど見えないそうだけど   ね.....』
『でも、逆に、フクロウさんなんかは夜行性だから、錐体細胞より棹体細胞の 方がもの凄く発達していて、何でもロウソク一本の光で300メール先の獲物 を見分けることができるらしいよ.....』
  何!!? ロウソク一本の光で300メール先の獲物じゃと!!?.....
  ギョエー!!.....
『おっちゃん、頼むからさあ、年がら年中盲滅法に写真ばっかり撮ってないで さあ、少しはおらっちのことも勉強してよね......』
  はあ???.....

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