遊水地にて2017年02月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”
















★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おっちゃん、見て見て!!.....』
『アトリさん達が一生懸命、餌をついばんでいるよ....』
『いったい何を食べているのかしらね?......』
『おっちゃん、アトリさん達が食べてる物って、何だかわかる?......』
  アトリさん達が食べてる物?.....
  そうじゃのう、多分 あれはアキニレという木の果実じゃと思うぞ.....
『アキニレ?.....』
  そうじゃ.....
  ほれ、すぐそばに大きな木があるじゃろう......
  あれが、アキニレの木じゃよ.....
  きっと、あの木から落ちた果実を見つけて食べておるんじゃよ......
『ふ〜ん.....』
『みんな、美味しそうに食べてるね......』
  ”美味しそうに”じゃと?......
  あれっ?、鳥さんて、食べ物の味はわかるんだったかいのう?.....
  わしが昔聞いた話によれば、鳥は餌を丸呑みにして食べるので、味覚は発   達してないということだったのだが......
  何でも、人間は味覚の感覚器である”味蕾”が舌に約9000個あるのに対し   鳥は100個にも満たないそうじゃがな....
  ということは、鳥はほとんど味を感じることはないってことだよのう....


『悔しいが、下でおっさんが喋っていることは本当だな....』
『でもよ、おらっち鳥族が人間並に味覚が発達していて あれは”うんめえ”、こ れは”まじい”などと我が儘を言い出したら、鳥族はあっという間に絶滅して しまうだろうな.....』
『”うんめえ”、”まじい”を言う前に、先ず食える物があるってことが、もうそ れだけで、どれだけ有り難いことなのか......』
『だから、おらっち鳥たちは、味なんぞどうでもいいんだよ。生き続けるため に、その日、その日に食えるものをひたすら探して唯食う、それだけだ    よ.....』
『おらっち鳥にとっては味わうことよりも、食える物を腹に入れることの方が  よっぽど大事だってことなんだよ!!.....』