金山にて2017年02月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『あっちゃ〜!!.....』
『この冷たい強風の中をまた出かけて来たよ!!......』


『こうなると、”変人”というより、もはや”狂人”の域だな.....』


『おっちゃんさあ、こんな冷たい風の中を出かけて来ちゃダメでしょう    に!!....』
『体に毒よ!!.....』
  ううん???......
  おお、誰かと思ったら”ルビ子ちゃん”じゃないか!!.....
  ここんところ、あちこちで よく行き会うのう.....


『おっちゃんさあ、こんな強風のなかをいったい何しに来たの?......』
  うん、それがのう.....
  きのう、ここでちょいと”トラさん”の姿を見かけたもんで、できたら記念   の写真を一枚撮らせてもらいたいと思ってのう.......


『えっ?.....』
『”トラさん”て、あの葛飾柴又の”フーテンの寅さん”のこと?......』
  何じゃと!!?.....
  おいおい、何を言っておるんじゃよ....
  ”柴又の寅さん”は、とっくの昔に亡くなっておるじゃろうが.....
『そうだったよね......』
『あたいも変だ思ったわ!!......』
『そうすると、おっちゃんのいう”トラさん”て一体誰なの?......』
  ほれ、お前さんと同じ仲間の”トラツグミさん”のことじゃがな!!.....


『トラツグミさん!!?.....』
  そうじゃよ!!.....
『あたい、トラツグミさんのことはよくしらないのだけど、確か、あの鳥さん て、昔、人間の間では”鵺”(ヌエ)とよばれ気味悪がられていたのよね.....』
  そうじゃ、そうじゃ、その通りじゃよ!!.......
  鳴き声が何とも不気味というか物悲しそうでのう......
  わしも或る夜、山中のと或る旅館であの鳴き声を聞いたことがあるが、そ   の時は あまりいい感じがしなかったものなあ......
  ところで、お前さんにちょいと聞きたいのじゃが、あの鳥さんて、夜も眼   が見えるんかいのう......
『.........』
  なんでも、南米や東アジアにはアブラヨタカやアナツバメという鳥が生息   していて、彼らはまるでコウモリと同じように自分から音を発してその   音の反響を耳でキャッチして空間を認識出来るそうなんじゃよ.....  
  でな、お前さんの知っているトラツグミさんも彼らと同じようなことがで   きるのかどうか知りたいと思ってのう?.......
『.........』
『もしかしたら、葛飾柴又の寅さんならできたかもしれないけど、あのトラツ グミさんじゃあ、とてもそんな器用な芸当は無理でしょうね......』
   やっぱりできないかのう?.....
『で、おっちゃんはどうなの?......』
  ”おっちゃんはどうなの”って......
  そんな超能力めいたことをわしができるわけないじゃろうて!!.....
『そうよね.....』
『でも、おっちゃんは”普通人”じゃないから、もしかしたら、と思って聞いた だけ......』
  ”普通人じゃない”ってどういう意味じゃ?......
『おっちゃん、あたいにそこまで言わす気!!?......』
  ?????......