利根川(赤岩)にて2015年04月02日

★ 今日の ”風景画”


   * ”菜の花”のある風景 三題




★ 今日の”鳥さん”<確認種数:30種>

      * ホオアカ 四態





★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『さすがは利根川..... 広いなあ!!.....』
『このゆったりとした広がりは、やはり利根川独特のものだべな....』



『わあ、素敵!!....』
『人ばっかりの桜の名所よりも、この一本の桜の景色の方がずっと素敵だ   わ!!....』



『春の利根川か.......』
『岸辺の緑は、もしかして、クコ!!?.....』
『随分と青くなってきたもんだな.....』



『何だか、面白い建物だなあ!!.......』
『この景色、まるで、絵本の中にでも入ってしまったみたいだ!!.....』




『おっさん、土手にタンポポとスミレが咲いてるよ!!....』
   ほんとだ!!......
   タンポポもいっぱい咲いてるね!!....
   このタンポポはニホンタンポポ、スミレはノジスミレのようじゃな...



『菜の花にモンシロチョウか.......』
『春だなあ......』



『おやっ?......』
『あのハトさん、おっさんがあんなに近づいても逃げないよ!!......』
『どうしたんだろう?.....』


『確かに変だよ!!.....』


『おっさん、そのハトさん、どこか具合が悪いみたいだよ!!.....』
『優しくしてやって!!.....』


『まあ、おっさんのことだから、そんな悪いことはしないと思うけど、人間て やつは、なかなか信用できないからなあ.......』

おっさんは、鳥さん達に注視されながらも、尚もハトさんに近づいて行った.....
しかし、ハトさんは、その場を動こうともしない.....
おっさんは、思わず、ハトさんに手を差し伸べた......
すると、さすがにハトさんも我慢ができなくなったのでしょう....
羽をばたつかせて、1メートルくらい横に移動した。
しかし、依然として遠くに飛び去る気配はない。
何となく、動きもおかしい....
おっさんは、再度、体に異常がないか確かめた。
すると、左脚にちょっとだけ血が付いているように思えた....
『もしかしたら.....』
そう思って、上を見上げた瞬間だった....
おっさんの目の中に、オオタタカの姿が飛び込んできた!!...
オオタカが上空を旋回していたのだ.....
これで、”ことの顛末”のすべてが了解された....
このハトさんは、あの殺し屋に襲われたのだ!!.....

★ 今日の ”おまけ”

      * イタチ 四態





北金井にて2015年04月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:18種>





★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『おっさん、今日はここでの”鳥探し”はもう止めな、って!!......』
『今の時季、オレ様以外は碌な鳥はいないんだから、これ以上いくら探しても 無駄ってもんだよ!!......』
『それより、すぐそばの沼のほとりに咲いている桜が実に見事だから、今日  は、のんびりと花見でもして遊んで行きなよ....』
  そうじゃのう.....
  実は、わしもここに来るのは冬場が多くて、なかなか桜の時季には来られ  なくてのう.....
  今日は、いい機会だから、じっくりと満開の桜を堪能させてもらうことに  するか.....
  ところで、どうじゃ、お前さんも、ラ〜メンでも食いながらワシといっし  ょに花見をせんかい?....
『ラ〜メン?.....』
『何でここでラ〜メンが出てくるのよ!!?....』
『ふつう、花見とくりゃあ、団子でしょうが!!.....』
  そうじゃった、そうじゃった!!......
  わしもいよいよ本格的にボケてきたようじゃのう.....
    ワハハハハ.....

★ 今日の ”お花さん”

<フデリンドウ>

<ミヤマウグイスカグラ>

<クサボケ>

<ミツバアケビ>

<モミジイチゴ>

<タチツボスミレ>

<ニオイタチツボスミレ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”


<ムラサキシジミ>

<コツバメ>

★ 今日の ”おまけ”




多々良沼にて2015年04月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:34種>

       * キジ 六態







★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク

   ( ”おっさん”と”鳥さん”と植物と......




『おっさん、スミレが咲いてるよ!!.......』
   おお、あれはタチツボスミレじゃよ!!......
   ここのところ、スミレも一気に咲き出したのう......
   春じゃ、春じゃ!!.....


 
『おっさん、向こうには、白いスミレが咲いてるよ!!.....』
『なんだか、ちょっと見るとタチツボスミレに似ている感じがするんだけ   ど?......』
   おお、その通りじゃ!!......
   タチツボの白花じゃよ!!......
   タチツボの白花には二種類あってな......
   これは、そのうちの一つで、オトメスミレといわれているものじゃよ.....
   ちなみに、もう一つは、シロバナタチツボスミレとよばれているよ....
『ふ〜ん......』
『ところで、おっさん、オトメスミレとシロバナタチツボスミレはどこが違う の?......』
   おお、いい質問だ!!....
   両者とも花弁が白いところは同じなのじゃが、”距”の色が違う!!....
   ”距”(きょ)ってわかるかな?......
   花びらの後ろに細い角状の出っ張りが見えるじゃろ、あれが”距”じ      ゃ!!....
   ”距”が白ければ、シロバナタチツボスミレ
   ”距”が紫色をしていれば、それはオトメスミレじゃがな!!....



『おっさん、ボケだ!!......』
『ボケの花だよ!!.....』
『おっさんと同類のボケが咲いてるよ!!......』
   何じゃと!!?.....
   ”おっさんと同類”とは、どういうことじゃ!!?.....
『だって、目の前の花は植物の”ボケ”でしょ......』
『おっさんは、人間の”惚け”でしょ....』
『”ボケと”惚け”..... ほら、同じじゃないか!!......』
   いい加減にしろ!!.....
   だいたい、今、お前さんが見ているボケは、ボケはボケでもクサボケと   いって、ボケの仲間では、唯一の日本産のボケじゃがな.....
   その辺の庭に植わっている他のボケはみ〜んな中国産のボケじゃよ...
『ふ〜ん......』
『それじゃあ、おっさんは、日本産の”大惚け”ということになるね!!....』
   こら!!.....
   まだ言うか!!?.....



『おっさん、見て見て!!.... スイレンが咲いたよ!!......』
   おお、ほんとうだ!!.....
   また、スイレンの咲く季節を迎えたんだね!!......
『それにしても、スイレンて、なんて気品のある美しい花なんでしょう!!』
『同じ、白同士だけど、本当に惚れ惚れしてしまうわ!!......』



『おっさん、こっちには黄色い花が咲いてるわ!!.....』
『これは、スイレンじゃないわよね!!?......』
   うん、それは、同じスイレンの仲間じゃが、スイレンではなく、コウホ   ネという植物じゃよ!!.....
一番外側の花弁のように見えるもの......
実は、あれは花びらではなく、顎じゃよ!!.....
『ええっ!!?.....』
   本来の花弁は、顎と雄しべの間にある細長いリボン状のものじゃ      よ.... 
   今、いっぱい見えている細長いリボン状のものは雄しべじゃ....
   あの雄しべの外側にあるのじゃが、ちょっと見えにくいがのう...... 
『ふ〜ん、そうだったの.....』



『おお、これが、誰でも知ってる、かの有名なカラスノエンドウか!!?......』



『おっさん、こっちの黄色い花は何?......』
   おお、それは、キツネノボタンじゃがな.....


『ふ〜ん、カラスのエンドウに、キツネのボタンか!!?.......』
   何じゃと!!?....
   もう一度、言ってごらん!!.....
『”カラスのエンドウ”に!!..... ”キツネのボタン”!!.....』
『何だよ、二回も言わせて!!?......』
   なるほど.....
   やっぱり、お前さんも勘違いしてたんだね!!.....
『勘違い!!?.....』
   そうじゃ!!....
   実はな、お前さん、さっき”カラスのエンドウ”と言っただろう.....
   それが、間違いなんじゃ!!.....
『???...』
  正しくは、”カラスのエンドウ”ではなく、”カラス 野エンドウ”なのじゃ    よ!!....
  野エンドウは野生のエンドウという意味じゃよ!!.....
『ふ〜ん、そうだったのか!!.....』
『日本語って、本当にややこしいね!!......』



『ところで、おっさん、あっちに見える黄色い花は何!!?......』
   おいおい、まだやるのかい?......
   こういうことをやってるときりがないからさあ、また次の機会にしよう     よ!!......
『だって、おら、故郷に帰るとき、あの花をお土産に持って帰りたいんだも  の.....』
   お土産に!!?.....
『そう.....』
『だから、おっさん、名前だけでもいいから教えてよ!!......』
   あれはね、ケシ科のクサノオウという有毒の植物じゃがな....
『ええっ? 毒!!?......』

★ 笑う門には福来る、笑いは百薬の長なり!!.....

   皆様、今日も一日お疲れさまでした!!.....


北部運動公園にて2015年04月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:25種>

      * エナガ 三態




     * シジュウカラ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク

( ”おっさん”と”鳥さん”と植物と......




『あ〜あ、こんなに花びらが散ってしまったよ......』
『今年の桜も もう終わりだな.......』
『昔の人は、”月は惜しまれて入(い)り、桜は散るをめでたしとす”とか言っていたようだが、花が散ってしまうと、やはりそれはそれで寂しいものがあるもんだよな........』
   おいおい、お前さん、今日はどうしたんじゃい?.....
   いつものお前さんらしくないぞ!!.....
   お前さん、これから子育てで めっちゃ忙しくなるのじゃろう!!......
        こんなところで、のんびり桜の花びらを眺めながら感傷に耽っている場   合ではないぞ!!.....


 
『おっさん、チゴユリだよ!!......』
『チゴユリが咲き始めたよ!!......』
『チゴユリって、いつ見ても、ホントに可愛い花だね!!......』
   そう言う、お前さんも、チゴユリに負けないくらい可愛いよ!!.....



『おっさん、薮の中に白い花がいっぱい咲いてるね!!....』
『あれは、もしかしてキイチゴ?......』
   おお、そうじゃ、そうじゃ!!.....
   キイチゴの一種でモミジイチゴという名前じゃ......
   オレンジ色の実をたくさんつけて、実に美味しいキイチゴじゃよ.....
   わしも実の時季になると毎年つまみ食いをしているが、この辺に生育    しているキイチゴのなかでは、多分、これが一番美味じゃろうよ!!




『おっさん、目の前の葉っぱ、何だか変だね......』
『まるで、傘が全部破れてしまったみたい!!......』
  おお、その通りじゃよ!!......
  だから、この植物はヤブレガサという名前がついたのじゃ!!......
『ヤブレガサ!!?...... な〜んだ、そのまんまじゃない!!......』
『でも、わかりやすくていいね!!......』



『あれっ?.......』
『あの植物、きのう出てきたやつに似ているいるなあ?.......』
『もしかして、ウラシマソウ!!?......』
   そうじゃな、ちょっと見ると、確かにウラシマソウに似ているな.....
   でも、違うのじゃ!!......
   これは、ウラシマソウではなく、マムシグサという植物じゃがな!!.....
『マムシ!!?......』
『何で、植物にマムシの名前がついているんだよ!!?......』
   それはじゃな、この植物の茎を見てみればわかるぞ!!.....
『茎!!?.......』


 
『ほんとだ!!.....』
『納得だ!!.......』
『茎の模様が、マムシの体表の模様にそっくりだ!!......』
『でも、何だか少し不気味だね.....』
   実は、ウラシマソウもマムシグサもサトイモ科のテンナンショウ属の一   員なので、形態も性質もよく似ておるのじゃよ.....
   ほら、きのう話した”性転換”..... 覚えているかな?.....
   ♂が♀になったり、♀が♂になったりするやつじゃがな.....
   実は、このマムシグサも”性転換”をすることで知られている植物なのじ   ゃよ....
   ウラシマソウと同じで、地下茎が小さい時は♂で、地下茎が大きくなる   と♀になるのじゃよ....
『なるほどなあ......』
『植物って、本当に奥が深いね.......』



『おっさん、下の方では、ジュウニヒトエも咲き出したね!!.......』
『何だか、あっという間に春が進んでしまったね!!......』
『おっさんも寝ぼけていると、あっという間に春が過ぎ去ってしまうよ!!.』
   そうじゃのう...... 
   そう言えば、今日、途中でヤブサメの鳴き声を聞いたぞ!!.....
   いつものように、か細い声でシシシシシシ......と一年ぶりに聞く懐かし   い声じゃったよ.....
   いよいよ、夏鳥さんたちもやって来たようじゃな.....
   お前さんも、そろそろ高い所に引っ越す準備を始めた方がいいのでない   かい?......
『そうだね......』



『おっさん、あの花、あんまり見かけない花だけど、何という植物なの?...』
   ホントだ!!.....
   小さい花がいっぱいだね.....
   あれは、グミの花じゃな.......
   多分、アキグミという種類だと思うが.....
   秋になると、赤い実をいっぱいつけるが、実は渋みがあってお世辞にも   美味いもんじゃないな....

★ 笑う門には福来る、笑いは百薬の長なり!!.....

   皆様、今日も一日お疲れさまでした!!.....

谷津干潟にて2015年04月20日

★ 今日の”鳥さん”(4/19)

    * オオソリハシシギ 四題





     * セイタカシギ 三題




      * ダイゼン 二題



     * メダイチドリ 四題





      * オバシギ 三題




      * ハマシギ 三題