TRAIL (NO.7173)2022年08月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * アマサギ 四題






※ 久しぶりに出会ったアマサギの小群である。
今季は、これまでに二回ほどアマサギを観察したが、いずれも単独だった。
アマサギはかつてはこの時季になると必ず複数で水田で見られたものだが、最近ではめっきり数が減ってしまい簡単には観察できなくなってしまった。
原因は色々と考えられると思うが、大きな要因はやはり餌になる小魚やその他の水生の小動物類の極度の減少にあるように思われる。
かつては、水田にはドジョウ、フナなどの小魚をはじめ、エビなどの甲殻類、水生の昆虫類が数多く生息していたのでサギ類が餌に困ることはなかった。
しかし、その後の水田に於ける農薬使用の増加とともにそこに生息していた生き物の多くが姿を消してしまうこととなった。
いかに空間的に美しい水田が広がろうともそこに餌がなければ鳥はやってくることはないのである。
最近コウノトリの人工繁殖がいくつかの場所で試みられているが、今後数が増えていくかどうかはやはり餌の確保がポイントになるだろう。コウノトリが容易に餌を採れる環境を整備できるかどうかそれが鍵である。

       * クサシギ 二態



※ 猛暑の続く毎日であるが、暦は今日から八月である。
八月といえば、北地で繁殖を終えたシギチドリ類が南に向かって移動を活発化し始める月でもある。
私は、毎年 この時季のシギ類の観察を楽しみにしているのであるが、気候や休耕田との兼ね合いもあるのでなかなか思うような観察はできない。
特に、今年は猛暑が続いているので、この暑さがシギたちの繁殖活動
に少なからず影響を与えたのではないかと思っているのであるが、どうであろうか....。
何れにしても、今季はどんなシギ類が立ち寄ってくれるか、楽しみではある。

★ 今日の ”お花さん”

<オグルマ>

<ミソハギ>

<スイレン>

<ガガブタ>

★ 今日のトンボさん

<チョウトンボ>

<ショウジョウトンボ>

<ウチワヤンマ>

<キイトトンボ>

<アジアイトトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカボシゴマダラ>

<ヒメジャノメ>

<イチモンジセセリ>

TRAIL (NO.7174)2022年08月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * イカル(幼鳥) 二態




    * コサメビタキ(幼鳥) 三態




※ 今、あちこちで幼鳥を見かけるが、どれも成鳥に比べると今一つ見栄えがしない。これは、当然といえば当然なことなので仕方がないのであるが、むしろここまで生長してきたそのことを褒めてやらなければならないだろう。
実際のところ、一組の番が自然の中で、造巣、産卵、育雛の各段階を経て無事雛たちを巣立たさせ親離れさせるまでの行程は我々が考えている以上に厳しいものがあるに違いない。
実際、我々の前には数としては表れてこないが、営巣の途中に自然災害や天敵による捕食に遭遇して巣を破壊されたり命を落としたりして繁殖に失敗しているケースは想像以上に多いものと思われる。
従って、今私の目の前に姿を見せている幼鳥たちはどれも繁殖に成功した運のいい幼鳥たちなのである。とは云え、完全に成鳥になり切るまで、幼鳥たちの試練はまだまだ続く。
どうか、来年は立派な成鳥になって、是非私のカメラの前で美しい姿と声を披露してほしいものである。

           * 

<イソシギ>

★ 今日の ”お花さん”

<キツネノカミソリ>

<キンミズヒキ>

<タマアジサイ>

<イワタバコ>

<クサギ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * アカボシゴマダラ 二題

(産卵中)

(卵)
※ アカボシゴマダラの幼虫の食樹はエノキである。
この時季、成虫のメスはエノキに産卵するためにエノキを求めてあちこちを飛び回る。そして、運よくエノキに辿り着いたメスは葉の一角に産卵する。
今日は運よく産卵場面に立ち会うことができた。写真の卵はメス親が去った後のまさに産みたての卵である。

   * イチモンジチョウ 二態



★ 今日のトンボさん

       * ”アカネ” 四題

<ナツアカネ>

<アキアカネ>

<ミヤマアカネ>

<マユタテアカネ>
※ ここのところ、アカネたちの♂が徐々に赤みを帯びてきた。
彼らが文字通りの”赤とんぼ”になる日も近い。
           * 

<オニヤンマ>
※ ヤンマ類はこの写真のようにぶら下がるようにして止まる。
一方、コオニヤンマなどのサナエトンボの仲間は、背を上に向けるようにして水平に止まる。この止まり方だけでもヤンマ類とサナエトンボ類を区別することができる。

<ハグロトンボ>

<シオカラトンボ>

TRAIL (NO.7175)2022年08月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * コチドリ(幼鳥) 三題





※ この時季 休耕田などで見られるコチドリは幼鳥が多い。
コチドリは他のシギ類に比べると体が小さく足も短いので、水深が浅く半ば地面が露出しているような休耕田でないと採餌できない。
歩いては立ち止まり、また歩いては立ち止まりしながらの採餌姿がなんとも可愛らしい。

       * イソシギ 五態






※ 一般に、大多数のシギ類はそのほとんどがが渡り鳥(旅鳥)で、渡りの途中に一時的に日本に立ち寄るだけの一過性の鳥であるが、イソシギは一年を通して見られる留鳥である。
渡良瀬など大小の河川の岸辺でよく観察されるが、鳴きながら独特の羽ばたきで水面すれすれを飛ぶ様はなかなか趣がある。

★ 今日の ”お花さん”

<オオキンケイギク>
※ 道路の法面や土手一面に群生する本種は、元々は緑化目的で人為的に播種されたものであるが、今や増殖しすぎて特定外来種に指定され駆除の対象になってしまった草本である。駆除の名目は一応、本種と同じような環境に生育する在来種に悪影響を与える恐れがあるからということになっているようだが確かではない。
人間のご都合主義によって増やされたり、駆除されたりと、植物にとっては全く迷惑なことだろう。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ツバメシジミ>

<キタキチョウ>

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
※ 気温がいくらか下がったためだろうか。今日は平地で姿を見かけた。
これで、また気温が上昇すれば、すぐに気温の低い山間部に移動してしまうのであろうが、それにしても温度変化を微妙に感知できる彼らのセンサー機能は大したものである。

<シオカラトンボ>

TRAIL (NO.7176)2022年08月09日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オオタカ 九態






           *






※ まるで脳天から爪先までの体の全てが溶けてしまうのではないかと思うくらいの強烈な日差しを浴びながら、やっとの思いで川原の水際近くまで辿り着いた。
私はその場にしばし立ち止まりぼーっとしながら広々とした水面を眺めていた。すると、上流から一羽のカワウが下流に向けて飛んでいくのが見えた。
全身が汗だくで脳みそが今にも沸騰しそうな私にとって、水面すれすれに飛んでいくカワウは水で冷えた空気を全身に受けて飛んでいるようでいかにも涼しそうに見えた。
『ああ、私もカワウのように飛べたらなあ.....』(笑)

しばらくすると、再び上流から黒い影が......
『カラス?.....』と思った瞬間だった。
黒い影はちらっと白い腹を見せて私の前方約30〜40メートルの水際に舞い降りた。『オオタカだ!!......』
オオタカは私という存在にあまり気にならなかったようだ。
オオタカは浅瀬に立つとしばらく周囲の様子を見ているようだったがやがて水を飲み始めた。
オオタカはよほど喉が渇いていたのだろう。その後もその場を動く様子もなく水を飲む仕草を繰り返していたが、やがて水飲みが一段落したらしく次の行動に移った。水浴だ。
オオタカの水浴場面に遭遇したのは、今季はこれが二度目であるが、前回は山間部の谷間だった。この時は、水浴が終わって水場を飛び立った後だったので水浴シーンを実際に見ることはできなかった。
しかし、今日は違った。私の目の前で、それもかなり近い距離で水浴シーンを目の当たりにしたのである。
さすがのオオタカも今日の暑さには相当参っていたのだろう。私が近くに居たにもかかわらず、水浴パフォーマンスは派手に繰り広げられた。
それはオオタカが獲物に襲いかかる時に見せる迫力とはまた一味違った愛嬌のある迫力でもあった。
いずれにしても猛禽類の水浴場面に立ち会う機会はそうそうあるものではない。
その意味では今日は実に運が良かったといえる。
それにしても、今年の夏の暑さは普通ではない。このまま更に猛暑が続いたら今年の夏が終わるまでに私の脳みそは全て蒸発してしまい頭の中が空っぽになってしまうのではないかと心配である。(笑)

★ 今日の ”お花さん”

     * コバギボウシ 二題



           * 

<ヒルガオ>

<ヘクソカズラ>

<キクイモ>

<クズ>

<セリ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * セセリチョウ 二題

<イチモンジセセリ>

<キマダラセセリ>

     * シジミチョウ 二題

<ベニシジミ>

<ヤマトシジミ>
           * 

<キタテハ>

<アゲハ>

★ 今日のトンボさん

      * ”赤とんぼ” 二題

<アキアカネ>

<ミヤマアカネ>
           *

<シオカラトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<ハグロトンボ>

TRAIL (NO.7177)2022年08月15日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * タカブシギ 十態












※ まだまだ猛暑続きの毎日だが、渡りのシギたちの間で徐々に動きが出てきたようだ。今日はたった一羽だったが、数少ない休耕田の一角で一年ぶりの懐かしい姿を確認することができた。

★ 今日の ”お花さん”

<ヤブマオ>

★ 今日のトンボさん

<チョウトンボ>

<ギンヤンマ>

<ショウジョウトンボ(♂未成熟)>

<コフキトンボ>

<ウスバキトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん

<イチモンジセセリ>

TRAIL (NO.7178)2022年08月21日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * トウネン 十題





           *




           *





      * オジロトウネン 三態




※ 今日は運よく と或る休耕田で12羽の小群を観察することができた。
トウネンやオジロトウネンは体が小さく足も短いので、舞い降りて採餌できる休耕田は餌が豊富で且つ短い足でも立って歩ける程度の浅い水深でなければならない。
従って、トウネンを観察できる場所は上の条件を満たすことのできる休耕田ということになる。
例年、トウネンはもう少し後になってから観察されるのであるが、今季はやや早い感じがする。
オジロトウネンはトウネンの群れに混じっての観察であったが、トウネンは12羽も観察されたのにオジロトウネンはたったの1羽だけだった。採餌行動もトウネンとは少し距離を置いた場所で行っていた。


★ 今日の ”お花さん”

<ワルナスビ>

<ヤブラン>

★ 今日のトンボさん

      * ミヤマアカネ 二題

(♂)
(♀)
           *
      
<リスアカネ(♂)>
※ 今季もちらほらと姿を見かけるようになってきた。
当地ではこれまでにアカネ属を七種確認しているが、それぞれの種によって生息環境が微妙に異なっていることが面白い。
リスアカネはこれまで観察される機会が少なかったが、ここ1、2年個体数が増加しているように思える。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * セセリチョウ 四題

<イチモンジセセリ>

<ギンイチモンジセセリ>

<キマダラセセリ>

<オオチャバネセセリ>

TRAIL (NO.7179)2022年08月22日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ムナグロ 六題








※ 毎年夏の終わり頃になるとシギチの先陣を切って飛来するのがムナグロである。例年、30、40羽の群れを観察するが、今季はまだ時季が早いのか、確認できたのは7羽の小群だった。今後、まだ数は増えると思うが、ムナグロ好みの休耕田の数との兼ね合いもあるので何とも言えない。

★ 今日の ”お花さん”

<キクイモ>
※ 夏の終わり頃になるとよく見かける花である。
夏を惜しんで精一杯咲いているようにも思える.....

<ママコノシリヌグイ>
※ 恐ろしい名前のついた蔓植物である。葉を除いた茎から葉柄まで棘だらけである。こんなのに、尻を拭われたら......
ああ、想像しただけでも空恐ろしい。
この花を見るといつも思うのだが、一体誰がこんな名前を付けたのだろうか.....


★ 今日のトンボさん

     * マユタテアカネ 三題

(♂)
(♂未成熟)
(♀翅斑型)
※ 一般にトンボは、♂の未成熟は♀に非常によく似ているので、うっかりすると♀と間違えてしまう。また、本種では♂型の♀という個体もいるので、これまた同定には注意を要する。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * シジミチョウ 三題 

<ウラギンシジミ>

<ムラサキシジミ>

<ツバメシジミ>
※ 写真ではどのシジミも皆同じ大きさに見えるが、実際の大きさはかなり違う。この三種の中で一番大きいのはウラギンで、次がムラサキ、そして一番小さいのがツバメシジミである。
ツバメシジミは他の二種に比べるとかなり小さい。

TRAIL (NO.7180)2022年08月23日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * タシギ 六態








※ タシギの嘴は長い。タシギはこの長い嘴を水中の泥中に差し込んで、主に泥の中に潜んでいるミミズなどの小型の軟体動物を捕食する。
一般にシギ類の嘴には先端に感覚器官が付いていて、これにより嘴に触れたものが餌であるかそうでないかを瞬時に判断できるようだ。その”感じ”たるや人間である私には全く想像することさえ困難であるが、鳥の嘴がもっている多様な機能には驚くばかりである。
私はかつて、キジバトが営巣のための巣材を集めている場面に遭遇したことがある。キジバトは地上を歩き回りながら盛んに小枝を探していた。
小枝を見つけると素早く嘴でくわえ、それが巣材として適切かどうかを瞬時に判断しているようだった。人間のように頭で考えて選ぶのではなく、くわえた瞬間に長さ、太さなどが適切かどうか全てが理解できているようだった。
不適切な小枝はくわえた瞬間に捨て去り、また新たな枝を見つけて咥え直すという具合だった。本能の為せる技と言ってしまえばそれまでであるが、全く恐るべき能力である。
おそらく、鳥には 人間に理解できない能力がまだまだ数多く存在するのだろう....。

★ 今日の ”お花さん”

<クズ>
※ 猛暑続きの今年の夏もそろそろ終わりを告げ、秋を迎えようとしている今日この頃であるが、クズの花は秋の七草の一つでもある。
独特な香りを周囲に撒き散らしながら、その”心”は既に秋の中にあるようだ。

★ 今日のトンボさん

     * ハグロトンボ 二題


(♂)
(♀)

          *


<カトリヤンマ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<イチモンジチョウ>

<キタキチョウ>

TRAIL (NO.7181)2022年08月24日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * タカブシギ 七態









★ 今日の ”お花さん”

<メハジキ>

<アメリカイヌホオズキ>

★ 今日のトンボさん

      * マイコアカネ 二態



※ これは大ヒットである。
これまで、このアカネをずっと探してきたが、この近辺ではどうしても見つけることができなかった。それが、本日、事もあろうに私のフィールドである渡良瀬川で見つかった。全くもって思いがけない出会いであった。
私としては嬉しい限りである。
マイコアカネは漢名では”舞妓茜蜻蛉”と表記する。そうです、マイコは”舞妓はん”の舞妓なのです!!.....
本種の顔面がお化粧をした舞妓さんのように青白く美しいところから付けられた名前なのです。誰が付けた名前か知る由もないが何とも魅力的な名前を付けたものです。
ところで、このトンボは、一体どこから飛来したのだろうか.......
本種は群馬県でも絶滅危惧I類に指定されているほど数が減少しているトンボである。現在県内で辛うじて観察できる場所はほんの数カ所である。
そんなトンボであるから、この近辺で繁殖しているとは到底考えられない。
では、どこから......
まさか渡良瀬のどこかで.....
いやいや、そんなことはない。では、どこから....
謎は深まる.....

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ダイミョウセセリ>

<ウラギンシジミ>

TRAIL (NO.7182)2022年08月27日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * エリマキシギ 十九題





                            *















          *





※ いよいよ渡りが本格化してきたようだ。
さて、今季はこの後、どんなシギが立ち寄ってくれるだろうか。
楽しみである。

★ 今日の ”お花さん”

<キツネノカミソリ>

★ 今日のトンボさん

<マユタテアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ダイミョウセセリ>