板倉、その他にて2021年08月08日

★ 今日の ”風景画”

     * それぞれの夏






※ それぞれの場所で撮った夏の景色に間違いないが、光と空気は心なしか秋の気配を感じさせる今日この頃である。

★ 今日の”鳥さん”

      * ミサゴ 飛翔














※ と或る溜池でトンボを観察していると、上空に一羽のミサゴが現れた。
溜池上空で幾度となくホバリングを繰り返しながら獲物を探していたが、結局魚を捕獲することもなく立ち去った。

     * コチドリ 三態





※ たまたま通りかかったと或る休耕田で見かけたコチドリである。
5、6羽の小群だったが、その中にシギ類はまだ確認できなかった。
今月の下旬にはシギ類も飛来すると思うが、いつもの休耕田に今年はどんなシギ類が立ち寄ってくれるだろうか。今から楽しみである。
それにしても、季節の移り変わりは早いもので、もうそんな時節になってしまったのかと今更ながらに驚く.....

        * キジ 二題



※ 木陰で一休みしていると、水辺の草叢から二羽のキジが姿を現した。
雌の成鳥と雄の幼鳥だった。

           * 

<コゲラ>
※ これはコゲラの水浴シーンである。
一般に、キツツキ類の水浴シーンを見る機会は極めて稀である。
私もこれまでキツツキ類の水浴シーンを見たのは、アオゲラの一回だけである。従って、今回のコゲラの水浴シーンを見たのも初めてである。
かねてより本種の水浴現場を見たいと思っていたので、今回は非常にラッキーな出会いになった。

<オナガ>

<カイツブリ>

★ 今日の ”お花さん”

<スイレン>

<ハス>
※ ハスとスイレン......
比較をするのは野暮である。
どちらも あの世的な雰囲気を感じさせる優しく美しい花である。

<ヒメコウホネ>

<ガガブタ>

<タヌキモ>
※ これはと或る湿地で偶然見つけたものであるが、実はこの植物は水中の微生物を補虫嚢のいう袋状の網で捉え、それを消化して栄養にしている湿地性の食虫植物である。どこでも見られる植物ではないので貴重である。

<オグルマ>

<セリ>

<クズ>
※ 近くを通ると本種独特の甘い香りが漂ってくる。
秋の七草の一つである。

<コバギボウシ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アサマイチモンジ>

<コムラサキ>

<アカボシゴマダラ>

★ 今日のトンボさん

      * チョウトンボ 三題




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<ベニイトトンボ>

<キイトトンボ>

<アオモンイトトンボ>

      * ギンヤンマ 三題


※ 翅は疲弊して もう ぼろぼろである。
この個体は、もう、十分に今生を生き切ったのであろう。
限られた寿命を全うして、静かに死の訪れを待っているかのようにも見える。


※ 上の個体とは対照的である。
今、青春、真っただ中といった感じである。
体全体が初々しい。


※ これまでも、何回もブログに載せてきたギンヤンマの産卵シーンである。死を待つ個体もあれば、これから生まれてくる命もある。

     * ウチワヤンマ 二題



※ これは、ウチワヤンマの産卵シーンである。
ギンヤンマとは産卵形態が異なる。ギンヤンマは雄雌が連結した状態で産卵するが、本種はホバリングをしながら雌単独で産卵する。
           * 

<オオヤマトンボ>
※ 本種もウチワヤンマ同様、ホバリングをしながら雌単独で産卵する。
オオヤマトンボは比較的大きな池沼でよく観察されるが、ほとんど草木に止まることなく常に池沼の周りを巡回しながら飛んでいるので、写真に収めることが難しいトンボである。

<マユタテアカネ>

<コシアキトンボ>

<ハグロトンボ>

<コフキトンボ>

<ショウジョウトンボ>

渡良瀬、休耕田にて2021年08月24日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

<コサメビタキ>

<セッカ>

* セイタカシギ(成鳥、幼鳥)十一題







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           *






       * タシギ 二題



      * タカブシギ 二題



          * 


      * エリマキシギ 二題



※ 数少ない休耕田の一角にようやくシギ類が姿を見せ始めた。
種類的にはいつもの常連さんたちだが、この時季、彼らの姿を見つけると一年ぶりに旧友にあったような懐かしさを覚える。
さて、今秋は この休耕田に どんなシギたちが立ち寄ってくれるだろうか.....

★ 今日の ”お花さん”

<ヤブラン>
※ 河畔林の林床一面に広がるヤブランの群生......
この実が黒く熟す頃、渡良瀬にレンジャクが飛来する。
今年も、”緋色”と”黄色”のレンジャクは姿を見せてくれるだろうか.....

<ノブドウ>
※ 水彩画のモチーフにはもってこいの色合いだが、食べられないのが残念だ

★ 今日のトンボさん

<カトリヤンマ>
※ 日中は林の中で小枝にじっと止まっているが、黄昏時になると餌を求めて活発に活動する。
青や緑でデザインされた美しいトンボである。

<ミヤマアカネ>
※ 体色が赤みを帯びてきて、”赤とんぼ”らしくなってきた。

<マユタテアカネ>

<ハグロトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ジャノメチョウ(♀)>
※ 国蝶のオオムラサキ同様、本種もメス個体の方がオスより大きい。

<ギンイチモンジセセリ>

<ウラナミシジミ>
※ この蝶が姿を見せ始めたということは、渡良瀬に秋の気配が漂ってきたということだ。夏もそろそろ終わろうとしているこの時季、爽やかな秋風と共にコロナウイルスも宇宙の彼方に飛び去ってほしいものである......

休耕田にて2021年08月25日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ムナグロ 六題








※ 今日のお目当は本種に出会うことであったが、運よく今年も30羽近くの群れを観察することができた。ムナグロは他のシギたちとは違い、同じ休耕田でも水の少ない田畑を好む。
不思議なもので、当地では毎年同じ休耕田で観察されることが多い。
なぜ、そこの休耕田がいいのか人間である私には理解不能だが、ムナグロたちにとって、そこは餌の有る無し、安全性、その他の面で条件が満たされている場所なのだろう。
何れにしても、今年もムナグロの群れに出会うことができた。喜ばしい限りである。私はムナグロの群れが緑の水田地帯上空を鳴きながら移動していく光景を眺めるのが好きだ。

     * セイタカシギ 六題







※ 当地には、これで、少なくとも3日間は滞在していることになる。
今日は、前回とは違う休耕田での撮影になったが、このシギはどこで見ても本当に絵になる美しいシギである。

<コチドリ>

<カワセミ>

<セッカ>

※ 近くにあったフェンスの一角に止まったセッカである。
こんな所に止まったセッカは初めて見たが、こんな体勢でもしっかりとフェンスの棒を握っていられる足指の柔軟性には改めて感心させられる。
彼らの足指は、恐らく 草原の背丈の低い茎に縦に止まることの多いセッカならではの特別の構造になっているのだろう。

★ 今日の ”お花さん”

<トチカガミ>

★ 今日のトンボさん

<コフキトンボ>

と或る休耕田にて2021年08月29日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * タカブシギ 五態







※ 休耕田の数が少ないので、当然と言えば当然なのだが、やはり今季はシギチの数が少ないようだ。唯一エリマキやタシギが見られた休耕田も今や繁茂した草が水田のほとんどを覆い尽くしてしまい今後のシギ類の飛来はほとんど期待できない状態になってしまった。
つい2、3日前まで観察されていたセイタカシギもどこかに姿を消してしまったようだ。例年なら、これからが本番を迎えるシギ類の観察だが、どうも今季は不作の年になりそうだ。


★ 今日の ”お花さん”

<ニラ>

★ 今日のトンボさん

<ミヤマアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヤマトシジミ>

と或る休耕田にて2021年08月31日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ハマシギ 五態







※ 一瞬、ヒバリシギと期待したが、”ヒバリ”にしては嘴が長すぎる.....
では何か?.....
アメリカウズラにも似ているが、下腹部が黒っぽ過ぎる。アメリカウズラの下腹部は白い。それに嘴もよく似ているが、アメリカウズラに比べるとこちらの方が若干太くて長い。
では、では?.....
よくよく本種を観察してみると、この太く長めの嘴は、ハマシギの嘴そのものだ。
そう考えると、下腹部の黒っぽさも納得できる。まだ、ハマシギ本来の黒さに達していないが黒くなりかけている個体と考えれば問題ない。
要するに、この個体はハマシギの幼鳥なのだ。
シギ類の同定は難しい。
でも、それもシギの魅力のうちの一つである。

       * イソシギ 三題




      * タカブシギ 二態



    * タカブシギ & イソシギ



      * コチドリ 一題



       * ヒバリ 一題


★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アゲハチョウ>