TRAIL (NO.74.29) ― 2025年06月13日

* アオバズク 二態


※ 雌が近くの樹洞で抱卵中なのであろう。雄は相変わらず、近くの枝に止まり周囲を見張っている。もし、樹洞に近付く者があれば、雄雌共に攻撃を仕掛けてくるという。雛が孵化するのは約25日くらいと云われているが、無事孵ってもらいたいものである。









この花が、咲き出すと辺り一面に、まるで石鹸を水に溶かした時のような爽やかな香りが漂ってくる。
花も香りも果実も、そして名前までも魅力的な植物である。


※ このトンボの姿を見つけると、何だか急に夏が近づいてきたよう感じがする。この周辺に生息しているトンボの中でも、体色が最も赤いトンボといってもいいだろう。





※ 前回紹介したのは”モノサシトンボ”であるが、今回は”モノサシトンボ”より更に貴重な”オオモノサシトンボ”である。
この場所を訪れたのは、今季はこれで二度目であるが、前回は一頭も観察できなかったが、今回は辛うじて一頭だけ確認できた。
例年、こんなことはないのであるが、今回はどうしてもこれ以外の個体を見つけ出すことができなかった。
後で、もう一度訪れてみようと思うが、それでも観察できなければ、何か異変が起きている可能性もある。
ここは、本種が生息している、県内でもほとんど唯一の場所なので是非保全に力を入れてほしいものである。





※ 大規模改修工事により、ほとんど壊滅状態に陥ってしまった”ゼフ”の生息地を再び訪れてみた。
予想はしていたものの、残された一部の環境の中で、辛うじて本種を二頭だけ確認することができたはよかったが、それ以外のミドリシジミ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラキンシジミ、ウラミスジシジミなどのゼフ類は一つも確認できなかった。おそらく、今後この劣悪な環境下ではこれらのシジミ類を観察することはできなくなってしまうだろう。全く残念なことである。
改修後誕生した新たなエリアに水芭蕉やらショウブやらの水生植物を植え込む作業をしていたが、何十年も続いてきたであろう貴重な土着の生き物を犠牲にして、一般受け狙いの元々そこには生育もしていなかったような植物を持ち込み植え込んで、一体何の価値があるというのだろうか!!.....
全く、あっちもこっちも腹の立つことばかりである。
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