TRAIL (NO.74.32)2025年06月23日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ゴイサギ 二題


(成鳥)

(幼鳥)

※ 近年、ゴイサギに出会う機会がめっきり少なくなった。
ゴイサギはもともと夜行性のサギなので、夜間に川や池などに出向いて魚やザリガニなどを漁る習性がある。このため、かつては夜間に外出すると飛びながら発するゴエーゴエーという、あのゴイサギ独特の鳴き声が空からよく聞こえて来たものであるが、最近はその声もほとんど聞くことがなくなってしまった。原因はいろいろとあるだろうが、ゴイサギの個体数そのものが減少していることは間違いないだろう。実際、ゴイサギだけではなく、コサギやアマサギなどの小型のサギ類も近年の調査で数が減少していることがわかっている。
ゴイサギの声は決して快いものではないが、その声を聞くと何故か懐かしさを感じるとともに、昔の長閑な田園風景が思い出されてくるのである。

           * 

<オオヨシキリ>

※ 赤い大きな口を開けてさえずるパフォーマンスこそが、まさにオオヨシキリを象徴する姿であると言っても過言ではないだろう。この画像を眺めているだけでも、あのオオヨシキリ独特の”仰々しい”鳴き声が聞こえてくるようだ。
ちなみに、オオヨシキリの口の中は赤味を帯びているが、コヨシキリの口の中は黄色味を帯びているので、口の中の色の違いからもオオヨシキリとコヨシキリを識別することができる。

<セッカ>

<サンコウチョウ>

※ ここのところサンコウチョウにはよく出会うが、このサンコウチョウは前回の営巣中の個体とは別の場所で撮った個体である。

★ 今日の”お花さん”

<アメリカオニアザミ>
※ 最近、時々見かけるようになってきたアザミの一種であるが、これはヨーロッパ原産の外来種のアザミである。
大きな株からはいくつもの花茎が伸び、葉の棘は、まさに鬼を連想させるには十分な鋭さをもっている。

<ママコノシリヌグイ>
※ 数ある植物の和名のなかでも、最悪の名前と言ってもいいほどの残酷な名前である。こんなにも可愛い花を咲かせるのに、全く気の毒としか言いようがない。

<ヒルガオ>
     * ネムノキ 二題



※ 同じネムノキの花でありながら、こんなにも色合いが違っている。
ここが自然の面白いところでもあるのだが、さてさて、眠気を誘うのはどちらの色の”おネム”だろうか.......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

   * ”ヒカゲチョウ” 二題

<ヒカゲチョウ>

<クロヒカゲ>

   * ”キマダラヒカゲ” 二題

<サトキマダラヒカゲ>

<ヤマキマダラヒカゲ>
※ 似た者同士というか、全く紛らわしい二種のチョウである。
上の二つの画像は、比較的それぞれの特徴がよく出ているので見分けやすいが、なかにはどっちとも言えない個体にも度々遭遇する。
識別は確かに難しい。しかし、その難しいところがまた自然観察の面白いところでもあるのである。

           * 

<ウラナミアカシジミ>
※ 今季出会うのは本種ばかりで、新鮮なアカシジミにはほとんど出会っていない。今季は個体数が少ないのだろうか、それとも観察の時季を失してしまったのだろうか.....

<クロコノマチョウ>
※ 本種は下のツマグロヒョウモン同様、もともと暖地性のチョウであるが、近年の温暖化の影響であろうか、両種とも生息域がどんどん北に延びているようだ。この近辺ではこの両者の生息環境は違うものの、もはや普通種と言ってもいいほどのチョウになっているような気がする。

<ツマグロヒョウモン>

<ヒメジャノメ>

<ヤマトシジミ>

     * ”セセリチョウ” 二題

<オオチャバネセセリ>

<キマダラセセリ>

★ 今日のトンボさん

     * ハラビロトンボ 二題



※ 両方とも♂の画像であるが、歳を取ってくると下の画像のようにどんどん黒味が増してくる。

<コフキトンボ>

<コシアキトンボ>

<アキアカネ>

<ショウジョウトンボ(未成熟)>

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