渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第二号巣






朝、昼、晩と巣を覗いてみたが、結局、今日の巣立ちはなかった。
ということは、明日だ.....
明日は間違いなく巣を離れることになるだろう.....

        * 第三号巣




ハエやアブのような昆虫を盛んに運んでいた......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミズイロオナガシジミ>

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * 第二号巣 
  ( 最後の雛の巣立ちを見届ける!!.....)


夕方の4:15分くらいだったろうか....
巣を覗いたら、巣の中にはもはや1羽の雛しか残っていなかった。
雛はチッチ、チッチと盛んに鳴いていた.....
すると、間もなく親がやって来て雛に餌を与えた......


親が巣から去って間もなくだった......
突然、雛が巣の外に出た!!.....
”巣立ちだ!!.....”


雛は一旦は巣から遠ざかった.....


ここのまま巣から離れてしまうのかと思いきや雛は立ち止まってしまった.....


そして、今度は巣の方向に向けて歩き始めた......
 ”ありゃりゃ..... また巣に戻る気か!!?.....”


しかし、巣には戻らず、巣の側でまたもや立ち止まる.....


”どうしようかなあ....”と迷っている様子だった.....


しかし、雛は 迷ったあげく、名残惜しそうに巣を見つめながらも、決心を固めたようだった......
”さらば、愛しき我が家よ!!....”と別れを告げたかどうかは知らないが


雛は、次の瞬間に、ぱっと飛び立ち近くの枝に止まった......
雛が巣のある枝から完全に離れた瞬間だった.....
時は、午後4:37分......
4羽いた最後の雛の巣立ちが完了した.....


雛はその後、別の枝に飛び移り、巣の方を振り向くことはなかった。
そして、そこから更に葉の生い茂った木に向かって飛び去り私の視界から完全に消えてしまった,.....


残されたのは今や空き家となった主のいない”第二号巣”........
巣は雛達の重みと活発な動きにより歪みきっていた.......

※ 今日は、早朝観察で一番早く巣立った雛を見届けたのが6:47分だった。


それ以後、巣立ちは行われず、私は7;45分頃には、その場を立ち去った。
日中は、所用のため、二番目、三番目に巣立った雛達を観察することができなかったが、今夕、幸運にも最後の一羽の巣立ちに立ち会う機会に恵まれた。
卵から雛が孵って、今日で丁度14日目であった......。

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第三号巣



第二号巣の雛達をやっと送り出したばかりなのに、もう次は第三号巣の観察に入らねばならない.....
巣を見つけなければ、こんなことにはならなかったのだが、見つけてしまったからには無視することはできない。
二号巣同様、なんとか巣立ちまで頑張ってもらいたいものである。

     * コヨシキリ 二態



       * アオジ 二態



渡良瀬の河畔林で見つけたアオジの幼鳥もそうだったが、なぜ今、しかも平地のど真ん中にアオジがいるのか......
これから高原に出向くのか、それとも、山には行かずに平地で繁殖してしまうのか、ここのところ首を捻ってしまうことが多々続いている.....

★ 今日の ”お花さん”

<ヒメシャラ>

<オカトラノオ>

<セリ>

<ヒナギキョウ>

★ 今日のトンボさん

<ショウジョウトンボ>

<コオニヤンマ>

<ヤマサナエ>

<コシアキトンボ>

     * ベニイトトンボ 二題



早くも姿を見せ始めた。
今季はどのくらいの数が見られるだろうか.....
楽しみである。

    * アオモンイトトンボ 三題

(♂)
(♂+♀)
(♂+雄型♀)
(♂+雄型♀)

    * セスジイトトンボ 二題

(♂)
(♂+♀)

     * クロイトトンボ 一題

(♂+♀)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミズイロオナガシジミ>
アカシジミやウラナミアカシジミに比べると個体数はかなり少ないようだ。

<ウラナミアカシジミ>
ピーク時には、あんなに見られたのに、あっという間に数が減ってしまった。
今では、一頭見つけるのが容易なことではない。

<ヒカゲチョウ>
いつも翅を閉じているので、翅表を見る機会は少ない。

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第三号巣





夕方、ちょいと巣を覗いてみたら、雛は予想以上に大きくなっていた。
この調子だと、この3、4日のうちには巣立ってしまうだろう.....

★ 今日の ”お花さん”

<ヤマボウシ>
英名を"Japanese strowberry tree"という。
秋になると果実が熟してイチゴのような実がなるからである。
この果実は食べられる。
味は 個人的にはイチゴというより、どちらかというとマンゴーに似た味がするのだが.....
美味である。

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

<シオヤトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

       * アゲハ 二態

(表)
(裏)
     * ”平地ゼフ” 三題

<ミズイロオナガシジミ>
     
<アカシジミ>

<ウラナミアカシジミ>
           *

<キマダラセセリ>

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第三号巣





これまで、巣の中に雛が何羽いるか把握出来なかったが、本日4羽いることが判明した。第二号巣と同じ雛の数である。
4羽とも順調に成長しているようだ。


★ 今日の ”お花さん”

      * スイレン 四題





      * ”シャラ” 二題

<ナツツバキ>
別名をシャラノキという。
ただし、インド原産の”沙羅双樹”は全くの別物である。

<ヒメシャラ>
花がシャラノキ(ナツツバキ)に似て、かつシャラノキの花より小さいので”ヒメシャラ”と名付けられた。
花そのものは、シャラノキによく似ている。

           *
<アカメガシワ>
雄花が咲き始めると、花からじつに甘い芳香が漂ってくる.....

<ニワトコ>
春一番に花を咲かせ、この時季にはもう実が熟す.....

<ビヨウヤナギ>

<イトハコベ>
群馬県では、絶滅危惧I類に指定されている希少種である。
末永く残したい植物の一つである。

<コウモリカズラ>
コウモリに似た葉をもつことで名付けられたネイミングである。
どこにでもある植物ではない。

<ジョウロウスゲ>
これも、群馬では絶滅危惧II類に指定されている希少種である。

★ 今日のトンボさん

       * コフキトンボ

(雄型♀)
(オビトンボ型♀)

     * ”シオカラトンボ” 二題

<シオカラトンボ(♀)>

<オオシオカラトンボ(♂)>

      * イトトンボ 二題

<アオモンイトトンボ>

<クロイトトンボ>
          *
<コシアキトンボ>

<チョウトンボ>
独特な翅をもつトンボである。
トンボのなかでもかなりの変わり種である。

<ウチワヤンマ>
”ヤンマ”と名が付いているが、実は”ヤンマ”の仲間ではなく、サナエトンボの仲間である。

<ヤマサナエ>
今季、行く先々で頻繁に出会っているトンボである。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミドリシジミ>
アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミに続く”平地ゼフ”第4弾である。
翅表はメタリックに輝く緑色をしていてとても美しい。写真でお見せ出来ないのが残念である。

<ミズイロオナガシジミ>

<ウラギンシジミ(♂)>

<アサマイチモンジ>
昨年もそうだったが、この場所で見られる”イチモンジ”はイチモンジチョウではなく ほとんどがアサマイチモンジである。
理由はわからない。
食草は、どちらもスイカズラで同じである。

<ヒオドシチョウ>

<ヒカゲチョウ>

<コジャノメ(春型♀)>

<ミドリヒョウモン>

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第三号巣





雛達は引き続き順調に成長しているようだ。
このぶんだと、巣立ちは土曜か日曜になる可能性が高い。
無事に離巣してほしいものである....

★ 今日の ”お花さん”

<アカショウマ>

<オカトラノオ>
そうは見えないが、本種はれっきとしたサクラソウの仲間である。
そういえば、色は黄色だが本種の花に似ている”クサレダマ”もサクラソウ科の一員だったことを思い出した。この花も来月には咲き出す。

<スイレン>

★ 今日のトンボさん

     * キイトトンボ 四題





毎年、このトンボとの出会いを楽しみにしているのだが、今日は今季初めて観察することができた。まるで空中を浮かんでいるようなスピード感のない飛び方をするトンボで、それに独特の色、形態とが相まって何故かとても親しみを感じさせるトンボでもある。

    * アオモンイトトンボ 二題



     * クロイトトンボ 二題



           * 

<コフキトンボ(オビトンボ型♀)>

<ショウジョウトンボ>
トンボは気温が高い時に、よくこのポーズをとる。
太陽の方角に腹端を向けることで、光のあたる部分の面積を小さくすることができると思われる。

<ヨツボシトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ルリタテハ 二態



このチョウに出会うときは、そのほとんどが越冬個体で、色は褪せ、翅も結構傷んでいるケースが多いのだが、今日の個体は違っていた。
まだ、発生したばかりなのだろう、翅の表も裏も見事な色と模様を披瀝してくれた。

      * ”平地ゼフ” 三題

<アカシジミ>
16頭確認

<ウラナミアカシジミ>
17頭確認

<ミズイロオナガシジミ>
1頭確認
アカシジミ、ウラナミアカシジミ、両者とも今日は個体数が多かったが、気温の上昇に伴い強い日差しを避ける為に日陰に避難していた可能性がある。
           *

<ムラサキシジミ>

<ルリシジミ>
翅裏の色は地味だが、本種が飛んでいる時に見せる雄の翅表のブルーは本当に美しい......

<ツバメシジミ>

渡良瀬河川緑地、その他にて2019年06月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * 第三巣


残念ながら今回は巣立ちの現場に立ち会うことができなかった。
まさか、昨日離巣してしまったとは......
昨日は、朝から本降りの雨だったので、こんな雨の日に離巣することはないだろう、と高を括ったのがいけなかった。
”雨だから、巣立ちはないだろう.....”と考えるのは、あくまでも人間の都合で、鳥には雨も風もないのだろう....
雛達に巣立ちの時間が訪れれば、離巣せずにはいられない衝動にかられて、思わず巣から飛び出してしまうのが現実だろう....
たとえ、その日が雨であろうと、風であろうとも.....
なかには、悪条件に打ち勝つことができずに、そこで命を落としてしまう個体が出てくるに違いない。それはそれで仕方のないことである。
今回は、たまたま巣立ちの日と悪天候が重なってしまい運が悪かったというだけのことである。
その点、二号巣の雛達は運が良かった。彼らが巣立った日は好天に恵まれた。
このように、巣立ち一つとっても、運のいい雛達とそうでない雛とに別れてしまうところに自然の厳しさがある。
いずれにしても、雨の中を巣立っていった三号巣の雛達の生命力の強さに期待する以外はない。
そして、今回緑地公園を巣立っていった二号巣、三号巣のすべての雛達が無事に成鳥に育って来年もまたこの場所を訪れてくれることを期待したいものである。

     * サンコウチョウ 二態



★ 今日の ”お花さん”

<ムラシシキブ>
どこからか、石けんに似た爽やかな香りが漂ってきた......
ふと、振り向くとこの花が咲いていた......
ムラサキシキブとはなかなか粋な名前を付けたもんだと思うが、英名もなかなかふるっている....
本種の英名は、"Japanese beauty berry"である。
直訳すると”日本の美しい果実”ということになるが、”紫式部さん”て、私の記憶違いでなければ、確か、”not beautiful woman”ではなかったでしょうか......

★ 今日のトンボさん

   * ショウジョウトンボ 二題

(成虫)
(未成熟)
このトンボを見つけると成虫とは似ても似つかずの色合いをしているので、一瞬別種のトンボかと思ってしまう.....

<クロイトトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<シオヤトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミドリシジミ>
今季、2頭目の観察である。
アカシジミやウラナミアカシジミに比べると出会いの機会は遥かに少ない。
食樹がハンノキなので、ハンノキがある環境でよく見つかる。

<ミズイロオナガシジミ>

<ウラギンヒョウモン>
平地から高原までの広い範囲に分布するチョウである。
ヒョウモンの仲間は皆スミレ類を食草としている。

<ヒカゲチョウ>

<キマダラセセリ>

<ルリシジミ>

渡良瀬川,その他にて2019年06月13日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * カワセミ 一題


★ 今日の ”お花さん”

      * スイレン 二題



これは、どちらも園芸種のスイレンであるが、日本に自生しているスイレン属は尾瀬ケ原などの池沼に見られる”ヒツジグサ”、唯一種である。

          * 

<イチヤクソウ>
広い林の中に、たった一株だけの貴重な”一薬草”......
他には林のどこを探しても見つけることができなかった.....

<ホタルブクロ>
この花の中にホタルを入れて遊んだというが、ホントかどうか.....
でも、試しにやってみたら、案外風情があって面白いかも.....
いずれにしても、そろそろホタルの時節が近づいてきたことは確かだ.....

<テイカカズラ>
キョウチクトウの仲間なので、花の形がよく似ているが、本種の花はキョウチクトウとは逆回転の花びらをもつ....

<キンシバイ>

<ヤマボウシ>
果実が、もう こんなに大きくなってきた.....
これが秋になると熟してマンゴーに似た味になる.....

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
アキアカネが姿を見せ始めた.....
これから、彼らは夏の暑さを避ける為に気温の低い標高の高い山に登る.....
そして、暑さが一段落した秋に再び里に戻ってきて産卵する....

<シオヤトンボ>

<コオニヤンマ>
ここにきて、急に個体数が増え始めた.....
”ヤンマ”とあるが、本種はサナエトンボの仲間である。
サナエの仲間では最大種である。

<ヤマサナエ>

<アオハダトンボ>
本種は”ハグロトンボ”によく似ているが、本種の方が出現時期が早い。
個体数が少なく、貴重なトンボである。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * ツバメシジミ 二題

(翅裏)
(翅表)
ルリシジミの♂の翅表も美しいが、本種はそれに負けず劣らずの美しいブルーの翅色をもっている。
どちらもマメ科の植物を食草にしているが、ルリシジミは樹木を好むのに対して、本種は草本を好む。

           *

<ミドリヒョウモン>

<ルリタテハ>

<キマダラセセリ>

<アカシジミ>

<ウラナミアカシジミ>
今日は久しぶりに晴れたせいか、”アカ”が4頭、”ウラナミ”が1頭、姿を見せてくれた。

と或る山間地にて2019年06月14日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

<モズ>

★ 今日の ”お花さん”

      * クサタチバナ 二題



          *

<ヤマオダマキ>

<キバナウツギ>

<サワフタギ>

<ナナカマド>

★ 今日のトンボさん

      * ホンサナエ 五題

(♂)
(♂)
(♂)
(♂)
(♀)
腹端に付いているオレンジいろの半円形の塊は”卵塊”である。
♀は岸辺に静止して”卵塊”をつくる。そして、”卵塊”が大きくなると、水面上を飛行しながら打水放卵をする。

※ 本種は群馬県内ではほとんど見ることのできない希少種である。
     そのため、群馬県では絶滅危惧II類に指定されている。


    * オオトラフトンボ 四題


オオトラフトンボの幼虫(ヤゴ)であるが観察中には羽化しなかった。




上三つは羽化して間もない個体である。

※ 本種もホンサナエ同様、県内では希なトンボで、生息している場所は限定  されている。このため、群馬県では本種も絶滅危惧II類に指定されている。
  いずれにしても、ホンサナエもオオトラフトンボも群馬県内では、簡単に  には見ることのできない かなり”お値段の高い”トンボであると云うことが  できる。


★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカタテハ>

<ヤマキマダラヒカゲ>

菅塩沼、その他にて2019年06月16日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の ”お花さん”


<イチヤクソウ>

★ 今日のトンボさん

      * コオニヤンマ 二題


(スジグロシロチョウを捕食する♂)

    * オオシオカラトンボ 二題

(♂)
(♀)
          *

<シオヤトンボ>

<コシアキトンボ>

<ショウジョウトンボ>

<ニホンカワトンボ(無色翅型♂)>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * ミドリシジミ 二題


(本日の確認個体数:2頭)
           * 

<アカシジミ>
(本日の確認個体数:2頭)

<ヒカゲチョウ>