多々良沼、その他にて2020年10月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * ハジロカイツブリ 六態







※ ハジロカイツブリはカイツブリと違って、あまり岸辺には近づいてくれないのだが、今日はどういうわけか私のいる岸辺に向かって進んできた。

       * カワセミ 二態



      * ウズラシギ 二態



※ 休耕田の水が完全に干上がり、シギ類の観察の舞台は休耕田から多々良沼に移行する。ただ多々良沼はシギのいる場所までかなりの距離があるので写真撮影が難しい。

★ 今日の ”お花さん”

<ミゾソバ>

<アキノウナギツカミ>

<サデクサ>

<ヤノネグサ>
※ 上掲四種はどれも似たような花を咲かせる。
みな金平糖のような愛らしい花をつけるが、秋の野には欠かすことの出来ない面々である。

<ホソバオオアマナ>

<オニノゲシ>

<ギンミズヒキ>
※ ミズヒキ(赤)の白ヴァージョンをギンミズヒキ(銀水引)という。

<スズメウリ>
※ 花と果実が並んでいるところが面白い。
小さな花と小さな実......
カラスウリに比べると格段に小さい。だから”スズメ”なのだ。

<オオオナモミ>
※ 子どもの頃、この実を集めてよくぶつけっこをしたものだ。
子ども時代を思い起こさせる懐かしい果実である。

<ヤブミョウガ>
※ 本種はミョウガという名前が付いているので、ミョウガと同じ仲間と思われがちだが、さにあらず。ヤブミョウガはツユクサの仲間なのである。

<イシミカワ>

<ユウガギク>

<ノコンギク>
※ ユウガギク、ノコンギク、ヨメナなどを総称して”野菊”とよんでいる。
伊藤左千夫の小説”野菊の墓”の”野菊”は多分、ユウガギクかノコンギクであったであろう.....

<ガガブタ>

★ 今日のトンボさん

<アジアイトトンボ>

<クロイトトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アサマイチモンジ>
※ 翅は もう ボロボロである。
残りの命もあと僅かであろう。
しかし、チョウたちは不平不満は一切云わない。
死が訪れて動けなくなるまで、彼らは精一杯生きる。

<ウラナミシジミ>

<ヤマトシジミ>
※ カタバミの上をちらちら飛び交う小さなチョウに出会ったら、それは本種である。彼らの食草はカタバミなのでいつもカタバミの花と共に在る。

<ルリシジミ>

<ウラギンシジミ(♀)>
※ このチョウの翅裏は、♂も♀も銀色をしているので、翅を開いてくれないと ♂♀を見分けることは困難だ。

<キタテハ>

谷田川にて2020年10月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * カッコウ(幼鳥) 六態






           *


※ ツツドリの幼鳥か、はたまた カッコウの幼鳥か 判断に迷うところだが、後頭部に白班が確認できたので、一応カッコウの幼鳥と同定した。
野外でのトケン類の識別は非常に難しい。
今日は、同じ木で二羽確認したが、そのうちの一羽が上掲した写真である。
この木には毛虫がたくさんいたとみえ、小刻みに枝を移動しながら盛んに毛虫を捕食していた。

      * カワセミ 二態



★ 今日の ”お花さん”

<ハナミズキ>
※ 本種は花もきれいだが、果期の赤い実も見応えがある。

<キツネノマゴ>
※ キツネノマゴの”マゴ”の意味は諸説あるが、一般的には”しっぽ”と解釈しているものが多い。
花が咲き終わったあとの花穂をキツネのしっぽに見立てたものであろう。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

       * キタテハ 二題



※ 一年を通じて、厳寒期を除けばいつでも見られるごく普通のチョウである。秋は特に目立つ。

利根川にて2020年10月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * トビ 飛翔


※ 土手上から田んぼを見下ろせば、一面黄色く輝く稲穂の世界、そして
上を見上げれば大空を悠々と飛翔する二羽のトビ.....
まさに秋本番を迎えた利根川の今日この頃である。

     * ツツドリ(若鳥) 四態





※ 昨日はカッコウ、今日はツツドリ.....
サクラの花ではなく、サクラの木に付くケムシを食べ食べ徐々に南下をしていくトケン類である。今が渡りのピークであろうか.....

      * コサメビタキ 二態



      * エゾビタキ 二態



※ 岸辺に立つほんの小さな木々の塊であるが、こんな所にも立ち寄りながら
南下していくコサメやエゾがいる。

       * ノビタキ 一題


※ 利根川のように広々とした草原をもつ環境ならば、もう少し頻繁に観察されても良さそうなものだが、いがいと数は少なく、今日も確認できたのは一羽だけだった。

★ 今日の ”お花さん”

<ムクゲ>
※ 歩いている途中で目に留まった。
いつ見ても美しい花である。
この花が目に留まれば、やはりカメラを向けないわけにはいかなくなってしまう。

<ワルナスビ>
※ 本種の花は圧倒的に白花が多いが、今日は青い花をつけている株がいくつかあった。

<カジノキ>
※ 本種はもともと和紙の原料として利用されてきたものだが、熟した果実は鮮やかに赤色する。
じつは、この実は食べられるのだが、何となく不気味な感じがして未だに試食をしていない。

      * アレチウリ 二題



※ 花だけを見ると、とても可愛い感じのする花なのだが、本種は今や”可愛い花”で済まされるような単純な植物ではなくなっている。
今あちこちの河川の堤防沿いで大増殖をして強有害雑草となっているのである。
下の写真をごらん頂ければお分かりになると思うが、既存の植物の表面を本種が全部覆い尽くし その下にどんな植物があるのかさえもわからないほどにしてしまっている。
私は仕事の関係で月に一度 この場所を歩いているが、こんな酷い状況を目撃したのは今年が初めてである。
もしかしたら、昨年の大きな台風が影響していることも考えられるが、いずれにしても何とか早いうちに手を打たないと、この周辺に生育している既存の植物は全滅してしまう恐れがある。
本種は元々北アメリカから渡来した外来種であるが、今や植物の世界においても完全にアメリカに制圧されてしまいそうな勢いである。
このまま行くと本種が入り込んでいる地域は”再び”アメリカの”占領地”になってしまうかもしれない......
”アレチウリ、恐るべし!!....”である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コミスジ>

<ヤマトシジミ>

     * ジャコウアゲハ 二題



※ このチョウの食草は”ウマノスズクサ”であるが、ウマノスズクサには或る種の毒性分が含まれており、幼虫がこの草を食べると、その成分が体内に溜まりその毒により鳥などの天敵から身を守っていると云われている。
ただし、この毒は相手を殺すような強い毒ではないので、このチョウを鳥が食べたからと云って鳥が死ぬようなことはないということである。
ジャコウアゲハの腹が赤いのは、毒のあることを天敵に教えているサインである。

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>

やすらぎの池、その他にて2020年10月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * クサシギ 三態




       * バン 二態



★ 今日の ”お花さん”

      * 水性植物 三題

<アサザ>
※ 朝に花が開き、昼には閉じてしまう一日花である。

<トチカガミ>
※ トチとはスッポンのこと。
葉の形状や葉の光沢から付けられた名前らしい。
本種もアサザ同様、一日花である。

<スイレン>
           * 

<ミゾカクシ>
※ 別名をアゼムシロとも云う。
水田などの湿地を好む植物であるが、最近見る機会がめっきり減ってしまったように思う。
一つ一つの花は淡いピンク色の小さい花だが、群生すると華やかだ。

<オグルマ>

<アメリカイヌホオズキ>

<サクラタデ>
※ ”タデ食う虫も好きずき....”と云う諺があるが、タデにはいろいろな種類がある。そのなかでも、もっとも美しい花を咲かせるのが、このサクラタデである。

<キクイモ>
※ 本種は一般的には今が盛りの秋の花であるが、私のなかでは”夏の終りに咲く花”のイメージが強い。従って、この花を見るとどうしても夏の名残を感じてしまう.....

    * ヒヨドリジョウゴ 二題



※ 花も可愛いし 実も美味しそう.....
でも、食べてはいけません!!.....
この植物には毒があります。
          * 

<ボケ>
※ ここのところ私も相当に”ボケ”が進行してきたが、人間もこのボケの花のように美しく、そして 可愛らしく”ボケ”られたら、どんなにかすばらしいでしょうにね......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメジャノメ>

渡良瀬、その他にて2020年10月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * キビタキ 一題


※ ただでさえ暗い林内に加えて、今日は曇天ときているのだから、いくら色鮮やかなキビタキでもどうにもならない。
第一、我が安カメラは大事なチャンスにピントさえ合わせてくれないのだ。

       * ノビタキ 七題








※ やっと渡良瀬のノビタキに出会うことが出来た。
毎年、秋は9月の下旬頃からぽつぽつと姿を見せ始め、10/3、4あたりにピークを迎えるのだが、今季は九月中には姿を確認できなかった。
下草刈りの時期がいつもより遅れたせいで草が十分に伸長していなかったことが原因かもしれない。
いずれにしても、今年も渡良瀬の”秋ノビ”を見送ることができてほっとしているところである。
ちなみに、今日は、4、5羽を確認できた。

       * タシギ 三態




★ 今日の ”お花さん”

    * シロバナサクラタデ 二題



※ サクラタデに比べると花数は多いが、一つ一つの花は小さい。
見映えは、やはりサクラタデの方が上だ。

       * 似たもの同士

<コメナモミ>

<メナモミ>
※ 同じような植物だが、メナモミの方が開出毛が目立つ。

       * ”タデ” 三題

<イヌタデ>
※ 別名”アカマンマ”とよばれ、昔から親しまれてきたタデである。

<ヤナギタデ>
※ ”本タデ”ともいわれ、葉を噛むとけっこう辛い。
昔から刺身のつまやタデ酢として利用されてきた。

<ニオイタデ>
※ 名前の通り、茎や葉から芳香が漂う。

     * 赤い実 , 白い実

<ガマズミ>
※ 熟した実は甘酸っぱく生食もできるが果実酒やジュースとして利用されることが多い。

<コムラサキ(白花)>
※ 別名、シロシキブともよばれている。 
尚、これは余談になるが、蝶の世界には本種と同姓同名の”コムラサキ”という蝶がいる。こちらはオオムラサキに似てサイズが小さいところから名付けられたネーミングであるが、なかなか味わい深い衣装を身に纏っている。
           * 

<ノコンギク>

<マルバルコウ>
※ 今畦道を歩くと、いたるところで見られる。
派手な出立ちなのでよく目立つ。

<ノハラアザミ>

<マルバアメリカアサガオ>

★ 今日のトンボさん

<マユタテアカネ>
※ ここのところ、本種に限らず他の種類のトンボの数もめっきり減った。
今年のトンボの観察もそろそろ終りに近づいてきたようだ......

と或る公園にて2020年10月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * カッコウ 四態





※ 所用で出かけたついでにふと立ち寄った小さな公園で出会ったカッコウの幼鳥である。ここのところ、何度かトケン類(ツツドリ、カッコウ)を観察する機会があったが、そのほとんどが幼鳥であった。
この時季になるとツツドリよりカッコウの幼鳥を目にする機会が多いように思われるのだが実態はどうなのだろう....
ツツドリよりカッコウの方が渡りの時期が遅いのだろうか.......

★ 今日の ”お花さん”

      * ヒルガオ科 三種

<マメアサガオ>

<マルバルコウ>

<ホシアサガオ>
※ 上掲三種は、この時季 野原を歩くと至る所で目にすることのできる可愛らしい花たちである。
どれもアサガオの仲間であるが、分類学的にはヒルガオ科に属する外来種である。
マメアサガオとホシアサガオは北アメリカ原産で、マルバルコウは熱帯アメリカの原産である。最近頻繁に目にするのはマルバルコウで、次がマメアサガオ
である。ホシアサガオは前二種に比べると出会いの機会は少ない。

<キキョウ>
※ キキョウは秋の七草の一つである。
なんとなく物悲しい感じのする花だが私は好きだ。
七草とは『萩、尾花、葛花、撫子、女郎花、藤袴、朝貌』の七種である。
このなかで、諸説あるが "朝貌(あさがお)"が桔梗であるとする説が有力だ。
いずれにしても、春の七草は食用の野草が主になっているのに対し、秋の七草は観賞用のものが主体になっている。

<シュウメイギク(秋明菊)>
※ キクと名が付いているが、本種はキクの仲間ではなく、キンポウゲ科に属する植物である。何となく菊の花を想わせるところから付けられた名前であろう。
本種は もともとは”秋明菊”ではなく”秋冥菊”であったという。
”秋冥菊”とは”黄泉の国の秋に咲く菊”という意味だ。
そう云われてみれば、なんとなくそんな気にもなってくる不思議な花だ。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アオスジアゲハ>
※ いつ見ても青と緑でデザインされた爽やかな”いでたち”が印象に残る。

渡良瀬川にて2020年10月07日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * イカル 一題


       * クロツグミ 一題


※ 今日はクロツグミが10羽程度の群れで飛来していた。
河畔林の一角を占める と或る薮に近づいたところ、その近辺で地上採餌していたと思われるクロツグミが次々と薮から飛び出し 近くのムクノキの大木のある林に逃げ込んだ。林は高木が密集していて暗い上に葉が二重三重に重なり合っているので下からではどう頑張っても姿を認めることができなかったが、
辛うじて一瞬だけ見えた時にシャッターを切った一枚がこれである。
全く見映えのしない画像であるが、一応10/7に河畔林に飛来した記録ということで掲げておいた。
クロツグミが群れで渡良瀬に飛来したのは初めてである。

★ 今日の ”お花さん”

<クコ>
※ クコの赤い実は知っていても、花となると案外知らない人が多いかもしれない。なかなか趣きのある可愛い花である。

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>

<ナツアカネ>
※ ”アキ”かと思ったら”ナツ”だった。
今、盛んに飛び交っているのはアキアカネとウスバキトンボであるが、ナツアカネはほとんど見られなくなっている。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キタキチョウ>

<ウラナミシジミ>

<ツバメシジミ>

<イチモンジセセリ>

<ウラギンシジミ>
※ ♀であるが、翅は随分と色褪せてしまった。

渡良瀬川にて2020年10月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * エゾビタキ 一題


※ 背中の白班は幼鳥であることを示している。

       * ノビタキ 三題




※ 3羽確認できた。

※ 今日は一日中雨で外出もできず、家で悶々としていたのだが、夕方になりやっと雨が止んだので運動目的でほんの少しだけ歩いて来た。
私は犬と同じなので、一日一度は野外のお散歩に連れ出さないと唯でさえイカれている頭が更に重症化してしまう恐れがあるのである。(笑)
幸いなことに我が家は渡良瀬まで車でほんの5、6分の距離なので、十分に時間がとれない時でもさっと目的地に到着できるのが何より嬉しい。
渡良瀬に着くと、今にも再び雨が降り出しそうな空模様で、とても写真を撮れるような明るさではなかったのだが、最近は写真が撮れても撮れなくても一応カメラを持参して歩くように心がけているので鳥が現れれば一応シャッターを押せる準備は整っている。
しかし、雨が止んだばかりのドン曇りの夕方の渡良瀬はさすがに暗かった。
そんな暗い条件のなかで撮ったピンぼけのエゾとノビタキであった。

渡良瀬川にて2020年10月11日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ノビタキ 九題










※ 今日は昨日のリベンジと云うことでもないが、昨日よりは幾分早めに歩いて来た。昨日は3羽しか確認できなかったが、今日はそれより多く、5、6羽はいたように思う。10/5の初認以来すでに一週間が経過した。今季はいつまで姿を見せてくれるだろうか......

      * エゾビタキ 二題



      * コサメビタキ 二題



      * キビタキ 一題


 林内にはまだエゾやコサメ、キビタキが飛び交っている。
この河畔林は規模が小さいが、彼らにとってはお気に入りの林になっているのだろう。

       * ミサゴ 三態




※ 最近、よく姿を見かけるが、今日は珍しいことに獲物を掴んだまま飛翔していた。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アサマイチモンジ>

<ウラナミシジミ>

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>

<ミヤマアカネ>
※ どのトンボも翅に潤いがなくなり皆老化が進んできたようだ。
トンボの姿を観察できるのもせいぜい今月いっぱいで、来月になると、数も激減してしまうだろう。

渡良瀬、その他にて2020年10月14日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * セッカ 四態





※ 今季は運悪く繁殖期の大事な時に草刈りが実施された。その為 例年ここで繁殖活動を展開しているセッカの多くは営巣ができなかったと思われる。
従って、個体数も例年に比べて極端に少なく、写真撮影の機会もほとんど巡ってこなかった。そんな渡良瀬の今季のセッカであるが、今日は久々に写真に収めることができた。

       * ノビタキ 二態



      * ウグイス 一題


★ 今日の ”お花さん”

<イヌタデ>

<ヤブタデ(ハナタデ)>
※ 上掲のイヌタデの華やかさに比べると、それとは対照的にいかにも寂しい感じのするタデである。しかし、タデであることには変わりはない。
”タデ食う虫も好き好き”で、こんなタデを愛おしく思う物好きな御仁も世の中には一人くらいはいるかもしれない。

<ノブドウ>
※ ブドウと名前が付いているが、本種は”食えないブドウ”である。
毒性があるわけではないが、食べても全然美味しくない。
本種は どちらかといえば、絵画や生け花の世界で重宝がられる"観賞用のブドウ"
と云った方がよいかもしれない。

<イシミカワ>

<アキノノゲシ>
※ 夏の終りにこの花を見つけると、秋の到来を予感するが、今この花を見ると秋の終りを感じてしまう.....。

<ヒイラギ>
※ 今が満開であるが、木に近づくと何とも云えない芳香が漂ってくる。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * シロチョウ科 三題

<キタキチョウ>

<モンキチョウ>

<モンシロチョウ>

※ 翅色は違ってもどれもシロチョウ科に属する面々である。
上の二種は 出会えばカメラを向ける気になるが、”モンシロ”にはカメラを向ける気は起こらない。スズメ同様、”モンシロ”があまりにもありきたりのチョウであるからだろうか.....。
そんなことをぼんやり考えていると、どこからか ふと 誰かの声が聞こえたような気がした。
『そう云うお前は、一体スズメの、モンシロチョウの、どれだけのことがわか っているのか!!?.....
私は、思わずはっとした。

      * ”アカタテハ” 二題

<アカタテハ>

<ヒメアカタテハ>
※ 上掲二種は出立ちがよく似ているが、”ヒメ”に比べると本家本元のアカタテはやはり色も鮮やかだし、第一貫禄が違う。
しかし、こんなによく似ている両者であるが、幼虫の食草は夫々違うのである。アカタテハがカラムシなどのイラクサ科の植物であるのに対し”ヒメ”はハハコグサなどのキク科の植物である。

     * シジミチョウ 四題

<ベニシジミ>

<ヤマトシジミ>

<ウラナミシジミ>

<ウラギンシジミ>

※ シジミチョウは翅の形がシジミ貝に似ているところから”シジミ”の名前が与えられた。
一般にシジミチョウの多くは小さいものが多いが、なかにはウラギンシジミのようにけっこう大型のシジミもいる。

          * 

<コミスジ>

<キタテハ>

<ツマグロヒョウモン(♂)>
※ チョウや鳥の出立ちは、一般的には♂の方が♀より派手であるが、本種は逆である。♀の方が♂より派手なのである。
鳥でいえば、タマシギのようなものである。

<イチモンジセセリ>

★ 今日のトンボさん

<マユタテアカネ>