利根川にて2020年10月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * トビ 飛翔


※ 土手上から田んぼを見下ろせば、一面黄色く輝く稲穂の世界、そして
上を見上げれば大空を悠々と飛翔する二羽のトビ.....
まさに秋本番を迎えた利根川の今日この頃である。

     * ツツドリ(若鳥) 四態





※ 昨日はカッコウ、今日はツツドリ.....
サクラの花ではなく、サクラの木に付くケムシを食べ食べ徐々に南下をしていくトケン類である。今が渡りのピークであろうか.....

      * コサメビタキ 二態



      * エゾビタキ 二態



※ 岸辺に立つほんの小さな木々の塊であるが、こんな所にも立ち寄りながら
南下していくコサメやエゾがいる。

       * ノビタキ 一題


※ 利根川のように広々とした草原をもつ環境ならば、もう少し頻繁に観察されても良さそうなものだが、いがいと数は少なく、今日も確認できたのは一羽だけだった。

★ 今日の ”お花さん”

<ムクゲ>
※ 歩いている途中で目に留まった。
いつ見ても美しい花である。
この花が目に留まれば、やはりカメラを向けないわけにはいかなくなってしまう。

<ワルナスビ>
※ 本種の花は圧倒的に白花が多いが、今日は青い花をつけている株がいくつかあった。

<カジノキ>
※ 本種はもともと和紙の原料として利用されてきたものだが、熟した果実は鮮やかに赤色する。
じつは、この実は食べられるのだが、何となく不気味な感じがして未だに試食をしていない。

      * アレチウリ 二題



※ 花だけを見ると、とても可愛い感じのする花なのだが、本種は今や”可愛い花”で済まされるような単純な植物ではなくなっている。
今あちこちの河川の堤防沿いで大増殖をして強有害雑草となっているのである。
下の写真をごらん頂ければお分かりになると思うが、既存の植物の表面を本種が全部覆い尽くし その下にどんな植物があるのかさえもわからないほどにしてしまっている。
私は仕事の関係で月に一度 この場所を歩いているが、こんな酷い状況を目撃したのは今年が初めてである。
もしかしたら、昨年の大きな台風が影響していることも考えられるが、いずれにしても何とか早いうちに手を打たないと、この周辺に生育している既存の植物は全滅してしまう恐れがある。
本種は元々北アメリカから渡来した外来種であるが、今や植物の世界においても完全にアメリカに制圧されてしまいそうな勢いである。
このまま行くと本種が入り込んでいる地域は”再び”アメリカの”占領地”になってしまうかもしれない......
”アレチウリ、恐るべし!!....”である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コミスジ>

<ヤマトシジミ>

     * ジャコウアゲハ 二題



※ このチョウの食草は”ウマノスズクサ”であるが、ウマノスズクサには或る種の毒性分が含まれており、幼虫がこの草を食べると、その成分が体内に溜まりその毒により鳥などの天敵から身を守っていると云われている。
ただし、この毒は相手を殺すような強い毒ではないので、このチョウを鳥が食べたからと云って鳥が死ぬようなことはないということである。
ジャコウアゲハの腹が赤いのは、毒のあることを天敵に教えているサインである。

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>