TRAIL (NO.72.117)2023年11月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * アカゲラ 九態





           *




           * 




       * アオゲラ 二態



※ ここのところ、アカゲラもアオゲラも河畔林で頻繁に目につくようになった。

     * メボソムシクイ 四態





※ あまりの暖かさで、帰るのを忘れてしまったのだろうか.....
まだ、渡良瀬くんだりで道草を食っているメボソがいた。

      * ベニマシコ 三態




※ 渡良瀬にあの懐かしい声が帰って来た。
今季初撮りである。

       * カシラダカ 二態



※ カシラダカの姿も確認でき、これで、冬の常連さんたちが全て揃ったことになる。これから、河畔林で一冬のお付き合いが始まる。

           * 

<クサシギ>
※ ここのところ、いつもの場所に時々顔を見せるようになったが、相変わらず警戒心が強く、近寄らせてくれない。

<シメ>
※ この時季、エノキの果実を好んで啄んでいる姿をよく目にする。
今年は、個体数が多いように感じるが、実際はどうだろうか........

<ハイタカ>

★ 今日の”お花さん”

<センブリ>
※ 毎年、ほんの数株しか確認できない場所だが、運よく今年も愛らしい花姿を観察することができた。

<ヤクシソウ>

<コウヤボウキ>
※ コウヤボウキは、本種以外にナガバノコウヤボウキという種類があるが、本種は茎の先端に花を一個付けることで”ナガバ”と区別ができる。

<コウゾリナ>

<クコ>

<アキノキリンソウ>

<ムラサキシキブ>

★ 今日のトンボさん

<オオアオイトトンボ>

<マユタテアカネ>

<リスアカネ>

<ミヤマアカネ>
※ ”赤とんぼ”とアオイトトンボ以外には、ほとんど姿を見かけることがなくなった最近のトンボ類であるが、この中で一番長生きをするのは、多分ミヤマアカネであろう。とは言っても、どんなに頑張ってもせいぜい来月の初旬までの話であるが......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<モンキチョウ>
※ 小春日和の青空の中を三頭のモンキチョウが舞う姿は、なんとも長閑な光景であった。

<ベニシジミ>

<クロコノマチョウ>

TRAIL (NO.72.118)2023年11月20日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * アトリ 五題







※ 強風に煽られ右に左に大きく揺れるケヤキの細枝.....
そんな悪条件の中でも、必死に枝にしがみ付き、ケヤキの果実を見つけては啄むアトリ.....
そんなアトリの姿は風に舞う枯葉とともに、目前に迫って来た冬の訪れを強く意識させる指標の一つでもある。

★ 今日の”お花さん”

<センニンソウ>
※ センニンソウの花期は、一般的には8月から9月である。
そのセンニンソウの花が、そろそろ11月も終わろうとしている現在もまだ咲いている。これも、温暖化の影響と言えるだろうか......

<リュウノウギク>
※ 11月は菊の季節である。
この時季、低山ではどこでもというわけではないが、時々本種を見かけることがある。花弁が白く、遠くからでもよく目立ち、清々しさを感じさせるキクである。葉を潰すと樟脳に似た芳香を放つ。

<コウヤボウキ>
※ まるで手作りの造花のような印象を与える花である。
これは、一個の花ではなく、たくさんの小花が集まってできている集合花である。

<ムラサキシキブ>
※ そろそろ終わりに近づいて来たムラサキシキブの果実であるが、山中の薄暗い林の中で、日に当たった果実は表面が紫色に輝き実に美しい。
今年も幾度となく私の目を楽しませてくれた果実である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ムラサキシジミ>
※ なかなか翅を開いて、翅表を見せてくれないチョウであるが、周囲の気温が低くなってくると変温動物であるチョウは体を温める必要が生じ、自動的に翅を開くことになる。

<ルリタテハ>
※ 多くのチョウは卵や蛹で冬を越すが、本種は、成虫のままで冬を越す。
おそらくこの個体もこれから気温が下がってくると、仮死状態になり、そのまま越冬態勢に入るのであろう......

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
※ ここのところ、一段と数が少なくなってきたアキアカネであるが、今日はそれでもオスメス合せて4頭の個体を確認することができた。

<オオアオイトトンボ>
※ アオイトトンボは他のトンボ類に比べて寒さに強い。
今日も、連結個体、単体を含めてかなりの数が飛び交っていた。

TRAIL (NO.72.119)2023年11月22日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * メジロ 三態





※ あまりの可愛らしさに、ついついシャッターを切ってしまった.....

      * ”セキレイ” 三種

<ハクセキレイ>
※ 憂いを帯びた視線の先には何があるのだろうか......

<キセキレイ>
※ この周辺で普通に見られるセキレイの仲間は四種ほどだが、その中でも特に鮮やかな出立ちをしているのが本種である。
今日は複数の個体が鳴き交わしながら飛び交っていた。
 
<ビンズイ>
※ セキレイの仲間はどれも地面をよく歩き回るが、本種は林の中が好きである。
  
         *

<コゲラ>

<カワラヒワ>

<アオジ>

<カシラダカ>
   * 渡良瀬の今季お初の鳥さん二題

<ルリビタキ>

<オシドリ>
※ どちらも今日が渡良瀬での初撮りである。
距離、光、共に条件が悪く、いい絵にはならなかったが、今季お初ということで、とりあえずお知らせがてら載せることにした。
オシドリに関しては、昨年は、この場所をオオタカに知られてしまい、それ以後オシドリを含むカモ類の姿が全く見られなくなってしまったので、今年はそのような事態にならないことを祈るのみである。

★ 今日の”お花さん”

<キチジョウソウ>

<リュウノウギク>

<シロヨメナ>

<センボンヤリ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * ムラサキシジミ 二題



※ いつもは一頭でもなかなか翅表を見せてくれないのに、よりによって今日は二頭揃っての”ご開帳”である。こんなことは、滅多にないことである。

★ 今日のトンボさん

      * ”赤とんぼ” 三題

<アキアカネ>

<リスアカネ>

<マユタテアカネ>
※ もうほとんどの個体がボロボロである。寿命が尽きるのは時間の問題である。それでもトンボたちは、そんなことにはお構いなく命ある限りは飛び続ける。
暖冬と云われている今年の冬だが、今季はいつまで赤トンボの姿を目にすることができるのだろうか......

           *

<オオアオイトトンボ>

TRAIL (NO.72.120)2023年11月27日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オシドリ 九題











※ 溜池に徐々に近づく私の存在に気がつきながらも飛び立たなかった今日のオシドリ、いくらか人慣れしてきたのだろうか......
とは云うものの、警戒心の強さは相変わらずである。薄暗い薮陰に隠れたまま、決して開けた水面には出てこようとはしない。

          *


<マガモ>

<オオバン>

<キンクロハジロ(♂)>

<キンクロハジロ(♀)>

<オナガガモ>
※ この溜池にも徐々にカモ類の数が増えて来た。
例年、一度はミコアイサも姿を見せるのだが、今季はまだ飛来していないようだ。
      * クサシギ 二態



※ いつもの場所での観察である。
ここのところ、よく姿は見せてくれるようになったのだが、なかなか近寄らせてもらえないのが難点である。
だいたい、いつもと同じ距離まで接近すると必ず逃げられてしまう。

           * 

<ホオジロ>

<エナガ>

<カシラダカ>

<アオジ>

<ツグミ>

<シメ>

      * 猛禽飛翔 二題

<ノスリ>

<ミサゴ>

★ 今日の”お花さん”

        * ”春” 四題

<ヒメジョオン>

<オオイヌホオズキ>

<ホトケノザ>

<ハキダメギク>
※ 花だけ見ていると、思わず、”今は春?.....”と呟きたくなってしまうような、長閑な花景色である。

 
       * ”秋” 二題

<コマユミ>

<カラウスリ>
※ 下を向き、野の草花を眺めていると季節は”春”、転じて視線を上に向けるとそこには”秋”がある。
あと三、四日もすれば暦は師走に換わるが、果たして暦通りに”冬”は来るのだろうか......

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
※ 昨日のように気温が下がると、さすがに活動できなくなるが、気温が上昇すると再び飛ぶ姿が見られるようになる。
外気温の変化に翻弄されながら生きねばならないところが変温動物の悲しいところである。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラナミシジミ>

TRAIL (NO.72.121)2023年11月28日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * アカゲラ 四題






※ 紅葉が進む落葉樹の中を二羽のオス同士が追いつ追われつのせめぎ合い.....
一般にアカゲラは直径約200メートルくらいの広い縄張りを持つと云われている。今日は、一方のアカゲラの縄張りに、もう一方のオスが侵入したようだ。
どちらが、どっちを追いかけていたのかわからないが、幹を挟んで両側で睨み合いをしている光景が面白かった。

           * 

<ルリビタキ>
※ 姿は見えないが林中の左右両側の薮の中からルリビの地鳴きが聞こえてくる。
どうやら、二羽の個体が場所を巡ってお互い牽制しあっているようだ。
鳴き声を頼りに、姿を確認しようとするが、何としても姿を認めることができない。それでも、頑張って見続けていると、やっと一羽が姿を現し枝に止まってくれた。しかし、その止まった場所は残念ながら逆光そのもの。
そして、かろうじて撮ったのがこの写真である。ルリビのルリ色が一つも出ていないルリビになってしまったのが残念である。

★ 今日の”お花さん”

<リュウノウギク>

<コウヤボウキ>

<トキリマメ>
※ 赤い鞘と黒い種子のコントラストが美しい。

<ヤブコウジ>
※ 万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)の次に来るのが十両(ヤブコウジ)である。
かつて、粋な日本人は、植物をこんな風な遊びにして楽しんだと云うことである。
ちなみに、一両は(アリドウシ)という植物である。
どれも、みな赤い実をつける。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * ムラサキシジミ 三題

(♂)
           * 


(♀)
※ 一般にチョウの翅はオスの方が色彩が鮮やかなことが多いが、本種はオスよりメスの方がより鮮やかな青色をしているようだ。
今日も日だまりに四、五頭の個体が集まっていたが、いくつかの個体が観察をしている最中に翅表を見せてくれた。
此の時季、地表の枯葉の中に、此の青はよく映える。
   
       * 

<キタテハ>

★ 今日のトンボさん

<オオアオイトトンボ>

<オツネントンボ>

TRAIL (NO.72.122)2023年11月29日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * 猛禽 三題



<ミサゴ>

          *



<ノスリ>

          *


<トビ>
※ 獲物を求めて雲一つない青空の中を悠然と舞う猛禽たち.......
それに比べて諸々の鎖にがんじがらめに縛られて自力では地上から1メートルも飛び出すことのできない人間ども......
いったい生き物として、どちらがより幸せなのだろうか......
猛禽たちが大空を舞う様子をじっと眺めていたら、ふっとそんな問いが頭をかすめた。

      * カシラダカ 三態





       * アオジ 二態



      * ベニマシコ 二態



★ 今日の”お花さん”

<キチジョウソウ>

★ 今日のトンボさん

<マユタテアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ムラサキシジミ>