金山にて ― 2014年08月01日
★ 今日の景色......

★ 今日の野鳥......
一休みしながら、
ふと 足下の水辺に目をやると、何とカイツブリの幼鳥!!
6月の下旬に親子仲良く池に浮かんでいた
あの幼鳥だろうか.....
まだ頭部に幼鳥特有の縞模様を残しているものの随分と大きくなったもの だ。嘴もあの頃に比べると太くなり、
先端も尖って立派な
嘴に変化して いる。あの頃は、親が差し出した魚が大き過ぎて食べることさえできな かったほど小さく可愛らしい嘴だったのに......
幼鳥の近くには、もう親の姿は見られない。
すでに親離れしたのだろう......
幼鳥は水辺の茂みに身を隠しながら、時々水中に嘴を入れて餌を啄んでい た.....
この先、何事もなく無事成長してほしいものである。




★ 今日の植物......
* ヤマユリの華やかさに比べると、キキョウにはどうしても一抹の寂しさが 付きまとう......

キキョウ

ヤマユリ
* この花を目の当りにしたら、やはりカメラを向けないわけにはいきませ ん......


* 薄暗い夏の林のなかで、ひっそりと咲くムクゲの花......

* ヒヨドリバナにシラヤマギク......
なんとなく秋の気配が漂ってきました......

ヒヨドリバナ

シラヤマギク

ミソハギ
★ 今日のチョウ......

ゴイシシジミ

コミスジ

ウラギンシジミ
* アカタテハです......
あっちの葉っぱ、こっちの葉っぱと、いろいろと渡り歩きながらやっとお 目当ての葉っぱが見つかったようです.....
アカタテハの食草はイラクサ科の植物です。

アカタテハ

ヤマトシジミ
★ 今日のトンボ......
* ショウジョウトンボ 二題......
暑い日には、腹端を上に向け、少しでも光の当る面積を小さくして、暑さ を凌いでいるようです.......


* シオカラトンボ 二題......

(♂)

(♀)
* ハグロトンボ......

★ 今日の”おまけ”......

タマゴタケ
北金井にて ― 2014年08月03日
★ 今日の景色.....

★ 今日の植物.....
クサギの花が咲き始めました......
クサギの漢名は”臭木”で、文字通り臭い木という意味になります。
どこがそんなに臭いのかというと、葉をちぎって臭いを嗅いでみるとわか ります。葉は、クサギ特有の結構強い臭いを発するのです。
これを悪臭ととるか、芳香ととるかは、人それぞれで受けとめ方は異なる でしょう。
事実、この葉っぱを山菜として利用
している人もいるのです。私がかつて 山中で会った人は、このクサギの葉っぱが山菜の中で
最高だと語っていま した。残念ながら、私は未だ 試食をしていないので、味のほどは何とも言 えないのですが、好きな人にとっては、多分 臭いなどは全然問題にならな いのでしょう.......
ちなみに、花は葉と違い、美しくとてもいい香りを漂わせます。
また、花後に
つける実も”常山の実”とよばれ、布を美しい水色に染め上げ る染料としても利用されてきました。

クサギ

キンミズヒキ

ミソハギ

オトコエシ
★ 今日のトンボ.....

シオカラトンボ(♂)

シオカラトンボ(♀)
* クロイトトンボの産卵
風景です。水中の水草に卵を産みつけているところ です。

クロイトトンボ(前方♂後方♀)

オナガサナエ

アキアカネ
* マユタテアカネ 二題

マユタテアカネ(♀)

マユタテアカネ(♀翅斑型)
★ 今日のチョウ.....
* 国蝶”オオムラサキ” 二題

(♂)

(♀)

コジャノメ

ムラサキシジミ
* ウラミスジシジミ
翅が劣化してしまったが、このシジミチョウは、当地では初記録だ。
翅を開くと、翅表の紫模様が上掲のムラサキシジミによく似ている。

ウラミスジシジミ

ダイミョウセセリ

コミスジ

アカボシゴマダラ
松田〜名草にて ― 2014年08月04日
★ 今日の景色......

★ 今日の野鳥......
大雨で巣が水没してしまい、たった一羽だけヒナが残ったカイツブリの親 子の、その後です.......
久しぶりに様子を見に行ったところ、ヒナは無事に大きく育っていまし た。もう、親から口移しで餌をもらっている様子もなく、むしろ親といっ しょに水中に潜ったりしながら餌の採り方を
必死に学んでいるような光景 でした。
運良く、生き残った大切なヒナです。このまま逞しく育ってほしいと思い ます......



★ 今日の植物......
* ホオズキはホオズキでも、これは”ミゾホオズキ”という名のホオズキです
左側にみえる果実が何となくホオズキを連想させるところから付けられた 名前です。ホオズキとは縁もゆかりもありません。
下の画像が、正真正銘のホオズキです。

ミゾホオズキ

ホオズキ
* コナスビです。
花だけ見ていると、なぜ”ナス”なのか分からないでしょうが、下の写真を 見て頂くとおわかりになると思います。
要するに、上のミゾホオズキと同じように果実が小さな”ナス”に似ている のです。唯それだけの話です......

コナスビ

コナスビ(果実)
* クサアジサイです。
大きな花は、偽物.....
というより、”お飾り”の花と言った方がいいでしょう.....
では、本物の花は?......
下の画像にも写っている小さな花が本物の花なのです。
一般に、アジサイの仲間は、”本物”と”偽物”の二種類の花をもっています
いったい、何のために?......
そうですね〜...... それを語り始めるとかなり”植物学”に深入りしてしまう ことになります。興味のある方は、どうか御自分でお調べになって下さい ませませ。面白いことが、いっぱいわかりますよ......

クサアジサイ

クサアジサイ(本物とお飾り花)
* ソバナです。
山道で、この花に出会うと、なぜか心が和みます........

ソバナ

ミツモトソウ
* ”ヤマジノホトトギス”です。
たった一輪でしたが、もう咲き出しました。秋近し.....
そういえば、もう そろそろ立秋ですね.......

ヤマジノホトトギス
* ”ハエドクソウ”です。
五ミリ程度の小さな小さな花です。
根っこを煎じた液をハエ獲り紙に使ったとか.......

ハエドクソウ

タマアジサイ

マルバマンネングサ

イヌトウバナ

ヒメキンミズヒキ
*
”セリ”の花です。
先日、近くで花火大会がありましたが、セリ科の植物は ”花火”のような花 を咲かせるものがほとんどです.......

セリ

トチバニンジン(果実)
★ 今日のチョウ......
* サカハチチョウです。
このチョウは平地では見られません。
従って、どこかでこのチョウが見られたら、そこは”山”です。

サカハチチョウ

ヒメウラナミジャノメ

ウラギンシジミ

イチモンジセセリ
★ 今日のトンボ......

オオシオカラトンボ(♂)

オオシオカラトンボ(
♀)

アキアカネ(♂)

アキアカネ(♂)

アオイトトンボ

クロイトトンボ
遊水地にて ― 2014年08月05日
★ 今日の景色......
まるで北海道の根釧原野を彷彿とさせるような広大な遊水地のヨシ原......
その景観たるや、流石は日本一の遊水地です。


★ 今日の野鳥......
* ♀の親キジです。
4、5羽の幼鳥がすべて道路を渡り切ったのを見届けて、先ずは一安心とい うところです......
この後、♀親も草叢の中に消えて行きました。

* オオヨシキリの幼鳥です。
ヨシ原で あんなに騒がしく鳴いていたヨシキリたち......
この時季になると、ぴたりと鳴くのを止めてしまいます。
繁殖行動も終焉を迎えたのでしょう.....
この幼鳥が
成鳥に育つころには、広大なヨシ原からヨシキリの姿はほとん ど消えてしまうことでしょう......

★ 今日の植物......
* 水面が
”ヒシ”の葉で覆われた遊水地の
と或る沼です。
水面近くをたくさんの”チョウトンボ”が飛び交っていました......

ヒシの群落

ヒシの花

オミナエシ
* ガガイモの花です。
この花は、外見的には大変やさしい表情をしていますが、花のつくりは結 構複雑な構造をしています。

ガガイモ
★ 今日のチョウ......
* ヤナギの幹に止まった正真正銘の”ゴマダラチョウ”です。
ここのところ、外来種のアカボシゴマダラが急激に増えてきて、本家本元 の”ゴマダラチョウ”
に出会う機会が少なくなってい
ました。
今日は久しぶりの出会いでした.......

ゴマダラチョウ
★ 今日のトンボ......
* チョウトンボ 二題
このチョウトンボが飛び交う光景は、夏の沼の風物詩といってもよいで しょう。
もし、夏の沼で この”チョウ”が飛び交う姿が見られなくなってしまった ら、どんなにつまらない景色になってしまうことだろうか......


* ”コフキトンボ”です。
”コフキトンボ”を漢名で表すと、”粉吹蜻蛉”となります。
”コフキ”とは”粉吹”で、粉を吹くということなのです。
画像をご覧下さい。
体が白っぽく、まるで粉を吹いているように
みえるでしょう.....

コフキトンボ
茂林寺沼湿原にて ― 2014年08月06日
★ 今日の景色......
猛暑に加えて、木道を歩けないほどにヨシ
が生い繁った今日の茂林寺沼湿 原でした.......

★ 今日の野鳥......
オナガです。
親が幼鳥に餌を与えているのかな..... と思ったら、幼鳥同士のじゃれ合い でした.....
それにしても、館林は暑い!!.....
どうやら、暑くて暑くて堪らないのは人間様だけではないようです....


★ 今日の植物......
秋の七草の一つである、クズの花が目立ち始めました。
葛湯や葛根湯で
よく知られているクズですが、花は甘い香りを放ち、天ぷ らなどで食べると、これまた結構美味しいのです......

コバギボウシ

ヤブミョウガ

クズ

ヌマトラノオ

ヘクソカズラ
★ 今日のトンボ......
今日は、ナツアカネが結構頻繁に観察されました。♂は赤味が増してきて
文字通りの”赤トンボ”です。これから、もっともっと赤くなります......

ナツアカネ(♂)

ナツアカネ(♀)

ウスバキトンボ

カトリヤンマ(未成熟)

ノシメトンボ
★ 今日のチョウ......
今日は久しぶりにアサマイチモンジに出会った。
うっかりすると、イチモンジチョウと間違えてしまうので、このチョウに 出会ったら細心の注意が必要だ......

アサマイチモンジ

ウラギンシジミ

ツマグロヒョウモン
北部運動公園〜唐沢山 ― 2014年08月09日
★ 今日の景色......
正面に見える小さな山は私がまだ幼い頃よく遊んだ通称”やくしゃま”
(薬師山)とよばれている山です。
幼い頃は、とても高く感じたものですが、大人になるに従い高度がどんど ん低くなって
くるから不思議です。
手作りのそりで”やくしゃま”の斜面を一気にすべり
降りた時のスリル感は 今でもはっきりと思い出すことができます。
遠い昔の懐かしい想い出です........

★ 今日の野鳥......
今にも雨が降り出しそうな空に向かって、独りさえずり続けている”ホオジ ロ”さんでした......

★ 今日の植物......
アカバナユウゲショウもメマツヨイグサも本来は夜咲きの花ですが、今日 は曇り空で暗かったせいか、昼間でも開花したままの本来の花姿を見せて くれました。
それにしても、”赤花夕化粧”といい”雌待宵草”といい、如何にも夜を生業 としている妖艶な名前ですね.......

アカバナユウゲショウ

メマツヨイグサ

クズ

マルバルコウ

ベニバナボロギク(花と果実)

キツネノカカミソリ

ウド(花)

ヘクソカズラ

マムシグサ(果実)
★ 今日のチョウ......
今日のチョウは、どちらかというと林の中の比較的暗い場所に生息してい るチョウです。
翅の模様は、色彩的にはどれも皆地味な色合いをしていますが、よく見る と結構味のあるデザインをしていることがわかります。

ヤマキマダラヒカゲ

コジャノメ

ヒカゲチョウ
★ 今日のトンボ......
トンボには、止まる時に翅を広げて止まるグループと、翅を閉じて止ま るグループの二種類
があります。前者を”不均翅目”、後者を”均翅目
とい います。

アオイトトンボ

オオシオカラトンボ

ハグロトンボ
桐生菱町にて ― 2014年08月11日
★ 今日の景色......
ここ二回ばかりの集中豪雨による土石流によって、ズタズタに破壊されて しまった林道の風景です。
この林道は、私が20年以上も前から通い続けて来た山道だ。
春になると、谷沿いにニリンソウ、カタクリ、エイザンスミレなどの早春 植物がいち早く姿を現し、私に春の訪れを実感させてくれる、そんな贅沢 な場所でもあった。
それが、今日久しぶりに訪れてみると、こんなにも悲惨な状況に成り果て ていた。
残念である.......
思えば、このエリアは今年に入ってから、災難に次ぐ災難の連続であった.
最初は近年稀に見る大雪、続いて大規模山林火災、そして今回の集中豪雨 による土石流.....
山に対する 短期間の これ以上の惨い仕打ちは先ずないだろう.....
今後、この山が元通りに回復するまでにどれほどの時間がかかるのか見当 もつかないが自然の復元力を期待するより他はない......
この土地で、再び、ニリンソウやカタクリが見られるようになるのはいつ の春だろうか.......

★ 今日の植物......
* <イワタバコ 三題>

イワタバコ

イワタバコ

イワタバコ

キツネノカミソリ

ゲンノショウコ

ミゾホオズキ

ノリウツギ

ヤブデマリ(果実)
★ 今日のトンボ......
* <ヒメサナエ 二態>

ヒメサナエ

ヒメサナエ
* <ナツアカネ 二題>

ナツアカネ(♂)

ナツアカネ(♀)
★ 今日のチョウ......

ヒメキマダラセセリ
★ 今日の”おまけ
”......

ヒグラシ

タゴガエル
渡良瀬川にて ― 2014年08月17日
★ 今日の景色.....
盆中の忙しさ
から解放され、やっといつもの生活のリズムが
戻って来 た。天気は相変わらず不安定な
ままだが、とにかく歩かないことには体脂 肪は減らせない......(涙)

★ 今日の野鳥.....
このポジションは、どうもこの御仁の指定席のようだ。以前もこのアング ルから撮ったような気がするが........

アオサギ
★ 今日の植物.....
ヒルガオの花の期間も随分と長いが、その花期が終わらないうちに今度 はマルバアメリカアサガオが咲き始める。
いつもと変わらない渡良瀬の夏の風景である.......

ヒルガオ

マルバアメリカアサガオ
* <ナツズイセン
二題>
この花はヒガンバナと同じ仲間である。
共に、花の季節には葉が
無く、葉の季節には花が咲かない。
ナツズイセンはお盆に花を咲かせ、ヒガンバナは来月の彼岸に花開く。
まるで、”二人”で手分けをして死者の御霊を
出迎えているようだ.......

ナツズイセン

ナツズイセン

ガガイモ

キクイモ

ワルナスビ
★ 今日のチョウ.....
* <セセリ 四題>
セセリの仲間はどれも皆小さいので、葉に止まっていても見逃してしまう ことが多い。
よく見ると、皆 個性的な衣装を身に纏っているのだが、セセリの仲間に共 通していることは、体の割に
目が大きく、可愛いということだろうか......

キマダラセセリ(♂)

キマダラセセリ(♀)

ミヤマチャバネセセリ

ギンイチモンジセセリ

ヤマトシジミ

ウラギンシジミ
(♀)
★ 今日のトンボ.....
お盆が過ぎて、ミヤマアカネも やっと本来の”夕焼け小焼けの赤トンボ”に なってきたようです.....

ミヤマアカネ(♂)

ミヤマアカネ(♀)

コオニヤンマ

ハグロトンボ

ウスバキトンボ
利根川(赤岩)にて ― 2014年08月18日
★ 今日の景色......

★ 今日の野鳥......
* <セッカ........”生”と”死”>
”生きたセッカ”を撮影するのはなかなか難しい.....
”死んだ
セッカ”を撮影するのはもっと難しい.....
”生きたセッカ”と”死んだ
セッカ”の両方をその日のうちに撮影するのは もっともっと難しい.....
奇遇でした。




* 緑の中の
白...... 何と美しい”取り(鳥)合わせ”でしょう!!......

ダイサギ
* あまりの暑さに”開いた口が塞がらない”とはこのことでしょう......

カワウ
★ 今日の植物......

クサネム

アベリア

ムラサキツメクサ
★ 今日のチョウ......

アゲハ
★ 今日のトンボ......

シオカラトンボ(♀)
金山にて ― 2014年08月21日
★ 今日の景色......
今日も”激暑”の一日であった。
こんな日に山歩きをするには
かなりの”バカ勇気”を要する。
実際、汗の量、疲労度たるや大変なものである。
全身、水を被ったようにびっしょりだ。
喉の乾きも半端じゃなく、歩き終わった時点で、軽くペットボトル2本、 缶コーヒー1個が空になっていた。

★ 今日の野鳥......
* <カワセミ 四態>
カワセミの撮影は久しぶりだ。この”激暑”のなかでも、”ブルーの宝石”は 相変わらず健在であった.....




* <エナガ 二態>



ヤマガラ

サンコウチョウ
★ 今日の
植物......
つい、この間まで真っ白な苞を一杯に広げ、木全体が白くなるくらいに花 を咲かせていたヤマボウシがもう実をつけてしまった。
美味しそうな果実はまるで
苺のようだ。
実際、西洋人はこの木を"Japanese Strowberry Tree"とよんでいる。
味は、苺よりマンゴーに
近い。美味である。

シラヤマギク

キキョウ

ツリガネニンジン

テッポウユリ

コバギボウシ

オトコエシ

ヤマボウシ(果実)
★ 今日のチョウ......
セセリの仲間には、いろいろな種類がいるが、今日出あったチャバネセセ リは、他のセセリ類に比べると、個体数が少ない。

ムラサキシジミ

コミスジ

チャバネセセリ

ゴイシシジミ
★ 今日のトンボ......

オオシオカラトンボ(♂)

オオシオカラトンボ(♀)

シオカラトンボ(♂)

マユタテアカネ(♀)

ハグロトンボ(♀)
最近のコメント