利根川、その他にて2019年07月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * オオヨシキリ 二態



      * 一触即発の”二人”



★ 今日の ”お花さん”

<アカツメクサ(ムラサキツメクサ)>


これは、”シロツメクサ”ではありません。
アカツメクサの白花です。
アカツメクサもシロツメクサも共に、ヨーロッパ原産の帰化植物である。

      * ネジバナ 二題

(1)
(2)
(1)と(2)の写真見て(1)と(2)の花序は逆の捩じれ方をしていることにお気付きだろうか.....
”えっ?ほんと?....”なんて寝ぼけた顔をしている奴は、きっとチコちゃんに
”ぼーっと見てんじゃねえよ!!.....”って、大目玉を食らうことでしょうな....
実はネジバナには、よく見ると花序が右巻きのものと左巻きのものがあるのです!!....
私は、かつてネジバナ100本について、右巻きと左巻きの割合を調べたことがあるが、その時は右巻きと左巻きの数には大差はなく、ほぼ半分半分だったように記憶している。
           *

<ハルシャギク>
別名、ジャノメギクともいう。
ジャノメとは文字通り”蛇の目”で、花の模様をヘビの目にたとえたものである。チョウにもジャノメチョウという種類がいるが、これも同じで、翅に蛇の目模様があるために付けられた名前である。
この時季 川原に行くと、土手などにオオキンケイギクという植物が繁茂しているのをよく見かける。実はこのオオキンケイギクもジャノメギクと同じハルシャギク属の植物である。
しかし、今やオオキンケイギクは特定外来生物に指定され一部の人間から目の敵にされているのに対し、オオキンケイギクと同属のジャノメギクは要注意外来生物にすら入っていない。
両者とも同じ属に属する植物でありながら どうしてこうも扱いが違うのか.....
確かに量的には、オオキンケイギクのほうが遥かに数が多いようにみえるが、オオキンケイギクを排除する理由は単にそれだけではない筈だ。となれば、あとは原風景が壊されるとか、在来種を駆逐する恐れがあるとか、あるいは生態系が破壊されるとか、そんな理由付けになると思うのだが、私はまだそんな実害を聞いたことがない。第一、土手にいったいどれほどの貴重な在来種があるというのだろうか.......


★ 今日の ”ちょうちょうさん”

       * 花と蝶 二題

<アカツメクサとヒメアカタテハ>

<オカトラノオとオオチャバネセセリ>

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この写真の下に<キチョウ>というネーミングを与えなければ、もしかしたら
これがチョウであることがわからない人がいるかもしれない。
逆に言えば、<キチョウ>というネーミングを与えることで、初めてこの二つの”黄色い形”がチョウになる、という言い方も出来るかもしれない......
そういう意味で、抽象画やディフォルメされた絵画にはタイトルが見る側にとってはかなり重要な意味をもってくるように思える。
鑑賞者は、タイトルによって自分なりのイメージをつくり、それを作品に投影することで作品を自分なりに理解することになるのだろう.....
ディフォルメされた熊谷守一の或る種の作品に通じるものがあるような気がする.....