TRAIL (NO.7284)2023年06月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * カワセミ 二態




      * カイツブリ 二態



※ 4羽が3羽になり、3羽が2羽になり、そして今日はついに2羽が1羽になってしまった。自然界で子孫を残すことの厳しさを改めて実感した。
最後の1羽が無事成鳥に育ってくれることを祈るばかりである。

★ 今日の”お花さん”

<ニワゼキショウ>
※ これはニワゼキショウの白花であるが、我が家に顔を見せるのは花の色が紫の普通種ばかりで、白花は一つも出ない。逆に、野外で白花が生育しているところでは、白花ばかりで紫の普通種は見られない傾向がある。
何れにしても、どちらも可愛い花であることには違いない。
私の好きな花の一つである。

<オカトラノオ>
※ いよいよ今年も”虎の尾っぽ”に花が咲き出した。(笑)

<スイカズラ>

<テイカカズラ>
※ カズラは”蔓”のことで、つる性の植物の総称である。
つまり、スイカズラもテイカカズラもそれぞれが属する科は違うがつる性の植物という点では共通している。両種とも芳香を発する。

<スイレン>
※ 本日の”モネ画”である。
そういえば、池の近くで写生をしているご老体がいたが、もしかして、”モネさん”だったかしら.....(笑)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ミドリシジミ 三題




           * 

<アカシジミ>

<ウラナミアカシジミ>

    * ミズイロオナガシジミ 二題



※ 六月の声を聞いたとたんに、一気に”ゼフ”が出現し出した。
相変わらず”アカ”の数が多かったが、”ウラナミアカ”の姿も結構見られた。
そして、今日は遂に”ミドリ”も姿を見せ始めた。今日は4頭確認できたが、何よりも嬉しかったのは4頭のうちの2頭が美しい表翅を見せてくれたことだ。
ミドリが翅を開いて”表の顔”を見せてくれる機会は非常に少ないので、今日は実に幸運な出会いとなった。
 
          * 

<ウラギンシジミ>

<ツバメシジミ>
※ 飛んでいるときは、この表翅の青がよく目立ち、思わず見とれてしまうほどだ。小さな蝶であるが可愛らしい美しい蝶である。

<トラフシジミ>

<ムラサキシジミ>
※ 残念ながら、この蝶も翅を開いてくれないと その美しさが伝わらない蝶である。蝶は、条件が揃わないと翅を開いてくれないところが難点である。

     * ”ヒカゲチョウ” 二題

<ヒカゲチョウ>

<クロヒカゲ>
※ 地味ながらも渋い翅のデザインはなかなか魅力的である。

    * ”イチモンジチョウ” 二題

<イチモンジチョウ>

<アサマイチモンジ>
※ 両種は双子といっても良いくらいのそっくりさんである。
慣れれば、識別も比較的容易であるが、不慣れな人が見ると見間違えてしまうかもしれない。

     * ”ゴマダラチョウ” 二題

<ゴマダラチョウ>

<アカボシゴマダラ>
※ 在来種と外来種の違いはあるが、どちらも大きくて見応えのある蝶である。今日の”アカボシ”は特に美しく見えた。

           * 

<コミスジ>

★ 今日のトンボさん

     * ”シオカラトンボ” 二題

<シオカラトンボ>

<オシオカラトンボ>
           * 

<ウチワヤンマ>
※ 今季お初である。
このトンボは、比較的大きな池沼出ないと見られない。
これと同じような環境に、本種と同じような大きさの”オオヤマトンボ”というトンボのがいるが、こちらは本種のように枝に止まらず、池の周りを絶えずぐるぐる回っている。従って、写真に収めるのは非常に難しい。
世の中には私と同じような”徘徊性”のあるトンボもいるのである。(笑)

<サラサヤンマ>
※ 嬉しいことに私のすぐそばで止まってくれたが、この時、既にすぐそばにミドリシジミがいたので、そっちに気を取られて何回もシャッターを切れなかった。自然歩きをしていると、時には 蝶とトンボに限らず、どっちをメインにするか選択に困ってしまう複数の生き物たちとの同時の出会いがあるのである。

<コシアキトンボ>

      * ”カワトンボ” 二題

(♂)
(♀)

TRAIL (NO.7286)2023年06月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * コジュケイ 四題






※ キジやコジュケイの雛は卵から孵るとすぐに歩き始めるが、この番いの近くで雛が一羽も確認できなかったので、この番はまだ営巣の段階には入っていないようだ。

★ 今日の”お花さん”

<テリハノイバラ>
※ ”ノイバラ”の花は既に咲き終わってしまったが、”テリハ”の方は今が花の盛りだ。”テリハ”は”ノイバラ”に比べると花が大きく香りも強い。
何れにしても、どちらのバラも園芸種の華やかさにはかなわないが、野薔薇には野薔薇の良さがあることも事実である。
私は園芸種のバラも好きだが野薔薇も好きだ。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ミドリシジミ 三態




※ 今日も目の前で翅を広げてくれた。
この蝶の翅の色はカワセミ同様、光量や光を受けるアングルによって微妙に変化する。
今日は私の好きなエメラルドグリーンの装いで私の前に現れてくれた。
宝石のような美しい翅の輝きに思わず見とれてしまった。

           * 

<アカシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>

<ウラナミアカシジミ> 
※ 昨日あたりから、ゼフの仲間が一気に増え始めた。
今日も林内のそこかしこで、”アカ”や”ウラナミ”が頻繁に観察された。

    * ウラギンヒョウモン 三題




※ 珍しい種類ではないが、この近辺ではそう頻繁に見られるヒョウモンではない。翅裏の銀色の斑紋がアザミのピンク色に染まり、あたかも”桃色ヒョウモン”に変身してしまったかのようだ。(笑)
 
          * 

<ゴイシシジミ>
※ 久しぶりに出会ったゴイシシジミ.......
昨年はとうとう一度も観察することができなかったが、今年は今の時点でとりあえず一頭は観察することができた。今年はこの後どうなるかわからないが、年々数が減って来ていることだけは確かである。


<ムラサキシジミ>

<ルリシジミ>

★ 今日のトンボさん

<サラサヤンマ>
※ サラサヤンマは、これで今季三度めの撮影であるが、今日は産卵中のメスの撮影に成功した。撮ろうと思って撮れるシーンではないので、今日は運が良かったという他ない。

<コオニヤンマ>

TRAIL (NO.7287)2023年06月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * オオヨシキリ 二態




      * コサメビタキ 二態



     * カイツブリ(幼鳥) 二態



      * バン(幼鳥) 七態








※ 林内を散策していると、新緑の葉に覆われた木々の上部からエナガやシジュウカラ、ヤマガラなどの巣立ち雛の声が賑やかに聞こえてくる。
一方、池や沼を覗くと、カイツブリやバンの巣立ち雛が親鳥の後を追いかけるように蓮や睡蓮が繁茂している水面を忙しく動き回っている姿が目に入ってくる。六月のこの時季は、親鳥にとっては 巣立ち雛たちが自立できるようになるための力を身につけさせる大切な期間なのである。


★ 今日の”お花さん”

<ハンゲショウ>
※ 夏至から11日めに当たる半夏生の頃に花が咲くので、名付けられた名前だと云われているが、私には暑い夏を迎えるために施こされた日除けのためのお”化粧”のようにも見えるのだが......(笑)
ちなみに、ハンゲショウは”半夏生”とも”半化粧”とも記述することがある。

<ノアザミ>
※ 春先の野原を優しく彩ってくれたノアザミの花も夏の到来を目前に控えていよいよその役目を終わろうとしている......
野原には残り少なくなったノアザミの花がぽつんぽつんと咲いていた。

<コモチマンネングサ>
※ 星屑を地面に書き散らしたような小さな花であるが、均整のよくとれた可愛い花である。同属の”ツルマンネングサ”もよく見られるマンネングサの一種である。

<ムラサキシキブ>
※ 林の中を歩いていると、どこからか香ばしい石鹸に似た香りが漂って来る.... ムラシシキブの花が開花して芳香を放ち始めたのだ。
立ち止まって思わず深呼吸をしたくなるような優しい香りである。

<オニグルミ>
※ いつの間にか、こんなにも大きくなってしまったクルミの実.....
人間が見てくれても見てくれなくても自然は1秒たりとも歩みを止めることはない。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * オオミドリシジミ 三態




※ 当地では本種はミドリシジミに比べると個体数ははるかに少ない。事実昨年は一度も本種を観察する機会がなかった。また、本種は翅を開いてくれないと、裏翅はミドリシジミとそっくりなので、見慣れていない人には たとえ本種と出会う機会が持てたとしても”ミドリ”と見間違えてしまうかもしない。
そんな本種に今日はタイミング良く出会うことができたわけだが、幸運であった。
           * 

<アカシジミ>

<ウラゴマダラシジミ>

<ウラナミアカシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>
※ 当地で比較的よく見られる平地ゼフの揃い踏みである。
欲を言えば、出会いたい種類があと二種類いるのだが、今年はどうだろうか.....
昨年は、運よくこの二種に出会えたのだが、数が少ないので保証の限りではない。今年も出会いを果したいゼフ二種である。
ちなみに、その二種とはウラキンシジミとウラミスジシジミのことである。

     * ミドリシジミ 十一題






           * 



           * 



           * 



※ ミドリシジミが翅を開いて美しい姿を見せてくれる機会はそう多くはない。

           * 

<イチモンジチョウ>

<ヒオドシチョウ>
※ 前回この蝶と出会ったのはいつだっただろうか.....
それほどに この蝶との出会いは、久しぶりだった。

<キマダラセセリ>

<サトキマダラヒカゲ>

<ヒメジャノメ>

<ヒカゲチョウ>

     * ムラサキシジミ 四態





※ この蝶はゼフの仲間ではないが、翅を開くとゼフに負けず劣らずの美しい青紫色の姿を披露してくれる。
ただ難点は、他のゼフと同じように条件が揃わないとなかなか翅を開いてくれないことだ。
これまでも、この蝶を見つけても翅を閉じている時の方が圧倒的に多かった。要するに、いつでもこの”青紫”との出会いがあるわけではないということである。
それにしても、この青紫は見事だ。

★ 今日のトンボさん

<コシアキトンボ>

<シオヤトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<コオニヤンマ>

<ニホンカワトンボ>

TRAIL (NO.7288)2023年06月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オナガ 五態







※ 繁殖期以外は集団で行動している鳥であるが、この鳥の個体数は一体増えているのか減っているのかよくわからない。
関東や長野辺りではごく普通に見られる鳥であるが、九州など西の地域には生息していない。また、世界的な視点で眺めても日本などの東の地域とスペインやポルトガルなどの西の地域に隔離分布して生息しているだけで他の地域には生息していない特異な鳥でもある。
我が家のゴミ捨て場などにもよく訪れ色々のものを食する雑食性の鳥であるが姿形は清楚で非常に美しい。ただ、難点はその鳴き声である。カラスの仲間だからしょうがないと言われればそれまでであるが、あの鳴き声さえ何とかなればもっともっと人間から愛される鳥になれるのにと思うと少し残念である。
 ”尾長鶏、鳴かずば天使のごとき清楚な鳥になりにけり” 字余り(大笑)

      * カワセミ 十態











       * 幼鳥 二題

<ツバメ>

<カイツブリ>

★ 今日の”お花さん”

<オオキンケイギク>

<ヤブジラミ>
※ こんなにも可愛らしい花を咲かせるのにヤブジラミ(藪虱)とは......
実は、ヤブジラミの名前の所以は、花ではなく果実にある。
この花の果実は所謂”くっ付き虫”とよばれている類の果実で、この果実が熟すとこの果実に触れた人や動物にくっついてしまうという形態的性質を持っている。それを人間は”虱”に見立ててヤブジラミという名前を付けたらしいのであるが、全く可哀想な名前を付けられてしまったものだ。
まさか名付け親は、朝ドラ”らんまん”の主人公ではないだろうな......(笑)

<ネジバナ>
※ 今年も芝生の中にこの花が目につくようになってきた。
一つ一つの花はこんなに小さくても、本種はれっきとしたランの仲間なのである。
芝生の中によく見られるのは、この花と芝生に棲み着いているラン菌との相性が良いからだと云われている。
ちなみに、ランは土中のラン菌の力を借りないと”独り”では発芽できないのである。

<ヘラオオバコ>
※ 私はこの花を見ると、つい夜空に打ち上げられた花火を連想してしまう。
確かこんなふうに開く花火があったような気がするのだが、私の思い違いだろうか........
それにしても愛嬌のある花である。


<ツルマンネングサ>

★ 今日のトンボさん

      * アキアカネ 二態



※ アキアカネが姿を見せ始めた..... と云っても、今 平地で見られるのはこの時期だけであり、常時平地で観察できるようになるのは夏の終わりから秋にかけてである。理由は、アキアカネは高温に弱いので、これから暑くなる夏場は気温の冷涼な山間部に避暑に出かけてしまうのである。夏が終わり、気温が下がって落ち着いて来ると”赤とんぼ”となって産卵のため里に下りて来る。
  
         * 

<ショウジョウトンボ>
※ 今季初めての”赤とんぼ”である。と、云ってもこの”赤とんぼ”はアキアカネやナツアカネなどの”赤とんぼ”とは同属ではない。
従って、アキアカネのように夏の間避暑のために山間部に移動することもなく、真夏の暑い盛りにもそこかしこの池沼で観察することができる。

<サラサヤンマ>
※ ここのところ、このトンボとよく出会っている。
もともと、このトンボの生息場所は林内のどちらかというと薄暗い場所なので、開けた池や沼では見ることはほとんどない。
今日も私が林内の小径を歩いていると、その小径を行ったり来たりしていた。
そのうち、どこかに止まるだろうと、じっとトンボの行方を見つめていたら、何と私が杖代わりに常用している竹の細棒に止まった。このトンボはあまり人を恐れないので、よく私のすぐ近くでホバリングをしたりするのであるが、まさか私の杖に止まるとは なんとも人懐こい可愛いトンボである。

<コオニヤンマ>
※ トンボという昆虫は、見た目以上に獰猛な生き物である。
捕まえた獲物は、すぐにムシャムシャ食べ出すし、時には飛んでいる蝶はもちろんだが同じ仲間であるトンボさえ捕らえて食してしまうことがある。
昨日はこオニヤンマが同種のコオニヤンマをくわえて飛んでいる姿も目撃した。トンボにとっては、自分以外の生き物は、全て”食材”ということだろうか......

<コシアキトンボ>

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ツバメシジミ 二態



      * ヤマトシジミ 二態



※ どちらも小さな蝶である。カタバミやシロツメクサなどの花の近くをちまちまと飛び交っている蝶がいたら、多分”ヤマト”か”ツバメ”であろう。
あまり、人間にはチヤホヤされることのない蝶だが、その気になって観察すると、それはそれで可愛い蝶である。

TRAIL (NO.7289)2023年06月12日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ホトトギス 五態







※ ”トッキョキョカキョク、トッキョキョカキョク.........”
今、あちこちの平地林や山林から聞こえてくるヒステリックなあの独特の鳴き声.....
誰しも一度は聞いたことがある声であろう。
彼の有名なホトトギスである。
しかし、この鳥の姿を見るのはそう簡単ではない。声はすれども姿は見えずで声のする方向をいくら探してもなかなか姿を見つけることができない。
今日は運が良かった。かなり距離はあったが、高木の枝先に止まってくれたのだ。お陰様で、どうにか"証拠の写真"
は残すことができた。
何れにしても、オスはあの狂ったような鳴き声でメスを誘い交尾して受精をさせた後、今度はメスはウグイスの巣を見つけてその巣の中に産卵しなければならないのだから大変だ。巣も造らず子育てもせず、ひたすら他人任せの繁殖方法は一見楽そうに見えるが、返って大変ではないかと思うのだが、それは人間の浅はかな見解に過ぎないのだろうか.......

       * ゴイサギ 七態








※ 前回のブログで、オナガに対して”尾長鶏、鳴かずんば天使のごとき清楚な鳥になりにけり” と云ったが、その文言はこのゴイサギという鳥にもしっかりと当てはまる。あの”ゴエー、ゴエー.....”という耳障りな声さえ発しなければ、姿は本当は清楚で美しい鳥なのである。オナガ同様鳴き声で損をしている鳥といえよう。それにしても、近年個体数が減ってきていることが非常に気になる......

★ 今日の”お花さん”

<ママコノシリヌグイ>
※ こんな可愛らしい花を咲かせる植物に、”継子の尻ぬぐい”とは、一体この名前をつけた人間は何を考えているのか!!?.....
全く、可哀想な花だこと!!.....
まさか、これも朝ドラ”らんまん”の主人公の仕業じゃないだろうな.....(笑)

<ツユクサ>

<ハンゲショウ>
※ 見るたびに、”半化粧”から”全化粧”に向かって変化しているようだ。(笑)

<マルバルコウ>
※ 今年もこの花が咲き出した。ということは、また暑い夏がやって来るということか.......

<ハエドクソウ>
※ 直径が5〜6ミリ程度の小さな小さな花である。

<ムラサキシキブ>
※ この近辺にはかなりの数の本種が生育している。
今日は風がなかったので、辺り一面に芳香が漂っていた。

<ヒメコウゾ>
※ 美味そうだが、食べてはいけない果実である。
毒ではないが、食後に口の中に毛が絡んで、ヤバいことになるのである。(笑)

<スイレン>
※ 本日も素晴らしい”モネさんの絵”でした。

★ 今日のトンボさん

<コシアキトンボ>

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”おまけ”

➊<セスジイトトンボ>(群馬県産)

➋ <オオイトトンボ>(新潟県産)

➌ <エゾイトトンボ>(新潟県産)

➍ <ムスジイトトンボ>(H氏提供・栃木県産)
※ ➍を除いて、➊➋➌はそれぞれの個体が生息している場所で私自身が撮影したものであるが、どの種類も酷似しており同定が非常に難しい。

TRAIL (NO.7290)2023年06月15日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * オオバン(親子) 四題






★ 今日の”お花さん”

<ブタナ>

<イヌゴマ>

<ジョウロウスゲ>

<ヒルガオ>

<ナツツバキ>

<プラタナス>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * カラスアゲハ 三態





          *


<ベニシジミ>

<ヒメジャノメ>

<ヒカゲチョウ>

<コムラサキ>
※ ヤナギの樹液を吸いに集まった昆虫たちである。
コムラサキの幼虫の食樹はヤナギ類であるので、コムラサキはヤナギの木があるところでよく観察される。

<ヤマトシジミ>

<キマダラセセリ>

★ 今日のトンボさん

    * モノサシトンボ 二題




※ かつては、近辺で何箇所か本種を観察できるポイントがあったのだが、環境の変化等によってその多くが消失してしまった。現在辛うじて毎年観察できる場所は当所だけになってしまった。今日、今季初めて当所を訪れたが、複数の個体が確認できて一安心したところである。しかし、この池にはブラックバスやブルーギルなどの外来種が増えており本種の幼虫たちが捕食される心配がある。来年以降も本種の観察が継続できることを祈るばかりである。

    * オオモノサシトンボ 二題

(♂)
(♀未成熟)
(♀未成熟)

※ こちらは前種に比べると更に希少な種になっている。本種が生息している場所は前種とはまた別の場所である。全国レベルでみても生息域はほとんど当所を中心とした一部の地域だけと言っても良いだろう。
今日確認に訪れた場所も、私が毎年観察しているポイントであるが、上に掲載したモノサシトンボ同様複数の個体を確認することができた。
モノサシトンボと酷似しているので識別は難しいが、大まかな目安として先端部分の白班の大きさに着目して区別するのが良いかもしれない。一般的には白班部分が大きければ(腹端9節10節)"モノサシ"で、白班部分が小さければ(腹端10節)"オオ"
である。

      * キイトトンボ 二題



※ 今年も早々と姿を見せてくれた。
私の好きなイトトンボの一つである。このイトトンボも、生息場所が以前に比べるとどんどん少なくなって来ているように思える。
現在のところ毎年確実に観察できているところが当所であるが、今後環境に大きな変化が生じれば、本種もここから姿を消してしまうことになるだろう。
そのような事態が訪れないことを願うばかりである。

    * アオモンイトトンボ 二題



     * クロイトトンボ 一題


           * 

<コシアキトンボ>

<シオヤトンボ>

<ウチワヤンマ>

<ヤマサナエ>

     * コフキトンボ 二題

(♀)

(♀オビトンボ型)
※ 生物の世界では、同じ種類のメスでありながら、このように形態的な違いが見られるケースがある。蝶ではモンキチョウのメスに白色型と黄色型があることが知られている。

TRAIL (NO.7291)2023年06月16日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * アマサギ 五題







※ 昨年は当所で1羽確認できたのみであったが、今年は6羽も飛来してくれた。近年、当地では全く姿が見られなくなっていただけに、昨年、今年と姿を確認できて嬉しい限りである。また、昔のように田植え後の水田に定期的に姿を見せてくれるようになってほしいものである。
アマサギは英名では"Cattle Egret"という。
これは、この鳥が牛のような家畜や大型の草食動物について歩く習性をもち、それらの動物にたかるハエなどの虫や動物が歩くときに飛び出すバッタなどの昆虫を捕らえて食べるところから付けられた名前である。
私もかつて、利根川の河川敷に放牧されていた牛の背に本種が乗って牛と共に移動している場面を見たことがある。

       * ゴイサギ 二題



※ 今年もまた昨年と同じ水田に姿を見せてくれた。

       * カワセミ 四態





       * カイツブリ 三題




※ 1羽になってしまったと思っていたが、2羽ともしっかりと生き残っていたようである。今日は2羽の幼鳥が親から餌をもらったりしながら池の水面を元気に動き回っている姿が確認できて何よりであった。
このまま何事もなく無事に成鳥に育ってほしいものである。

★ 今日の”お花さん”

<オカトラノオ>

<ムラサキカタバミ>
※ 南アメリカ原産の帰化植物であるが、最近あちこちでこの花を目にしている。日本には江戸時代に渡来し、現在は各地に野生化しているようである。

<スイレン>
※ 本日の”モネ画”である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * ジャコウアゲハ 三態




※ まだ羽化して間もない初々しい姿のオス個体である。
ジャコウアゲハは通常、年3回発生する。この個体はその鮮度から見て第2回目の発生個体であると思える。
 
          * 

<ジャコウアゲハ(蛹)>
※ これはジャコウアゲハの蛹であるが、この蛹は昔から”お菊虫”とよばれて来た。お菊とは江戸時代に無実の罪で手討ちにされたという女性の名前だという。この蛹をこのアングルから眺めると、ちょうど人間が後ろ手に縛られているように見えるところから、お菊さんの処刑場面と重ね合わされて、”お菊虫”とよばれるようになったようである。
そう云われて、この蛹をじっと見ていると、髪の毛を背中に長く垂らして後ろ手を縛られている何だか悲しそうな”お菊さん”が見えてきてしまうから不思議である。
たかが蝶の蛹であるが、その形態を見て一つの物語を作り上げてしまう人間の想像力、妄想力というものは大したものである。

★ 今日のトンボさん

<ショウジョウトンボ>
※ ここのところ徐々に数が増えて来たようである。見かける頻度が多くなって来た。このトンボが池沼の水面近くを頻繁に飛び交うようになると、夏もいよいよ本番を迎えることになる。

<コオニヤンマ>

<ウチワヤンマ>