TRAIL (NO.7272)2023年05月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * ヒレンジャク 十二題








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      * キレンジャク 七題






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※ 一昨日に続き、今日も我が家に飛来したヒレンジャクとキレンジャクである。
庭に出て、空を見上げると何とレンジャクの群れが我が家の上空に現れた。
群れは、そのまま自宅前の電線に一斉にパーっと止まった。
数えたら、何と総勢35羽!!.....
まさに”驚き桃の木....”であった。
一昨日は20羽程度の群れであったが、それより更に10羽以上も多い群れである。群れの大多数はヒレンジャクであったが、その中にいくつかキレンジャクも混じっていた。
その後、電線に止まった群れは長居はせずにすぐにばらけて、小さな群れをつくり、それぞれが三々五々お目当の餌場に向かって飛び立って行った。
レンジャクのお目当の場所の一つはもちろん”サクランボ”の木である。
赤く熟した果実は、よほどレンジャクの食欲を刺激するようである。上空を飛んでいると、このサクランボの赤い果実が真っ先に目につくのであろう。
レンジャクたちは何度も何度もこのサクランボの木を訪れては実を食し、また電線に戻り、様子を見てはまたサクランボの木を訪れるという行動を繰り返していた。
私は、この時季にこんな光景を目の当たりにすることになるとは夢にも思わなかった。それも、自宅の敷地から一歩も出ずにである。
今季、渡良瀬では、大きな群れは一度も観察することはできなかった。それが今になって、それも自宅で30羽以上のレンジャクの群れを観察することになるとは.....
大自然の営みは、おそらく私ごときのちっぽけな脳みそでは、到底理解できないレベルで日々進行しているのであろう。
いずれにしても、今回のレンジャクの飛来は私にとっては全くの想定外の出来事であったことは確かである。
それは、もしかしたら、今シーズンのフィナーレを飾るにふさわしいレンジャクたちの渡去前の最後のパフォーマンスだったのかもしれない。
そんなレンジャクたちの刺激的なパフォーマンスを幸運にも自宅にいながらにして見せてもらえたことを感謝する。

今日飛来したレンジャクたちは
サクランボの果実が残っている間は、明日以降もサクランボの木を訪れる可能性がある。もう少し様子を見守ってみたいと思う。

TRAIL (NO.7273)2023年05月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

  * 2023年春、レンジャク物語



※ 4/30以来、自宅でのレンジャク観察は今日で6日目(5/5現在)になる。今日は ついに前回の38羽を上回る41羽を数えるに至った。
確かな総数はわからないが、少なくとも41羽以上のレンジャクが”サクランボの木”を中心に終日自宅の周辺を飛び回っていたことは確かである。
この6日間、早朝から、あの物悲しそうなレンジャクの声が聞こえ出し、二階にある私の部屋の窓を開けると前の電線にすでに何羽ものレンジャクが止まっているという状態であった。
レンジャクはそこから飛び立ち、サクランボの木はもちろんのこと、屋敷内にあるサクラの大木や隣家のアラカシの木に飛び移ったりと、食べては休み、また食べては休むという行動を何度も何度も繰り返していた。また、時には、集団で周辺を大きく飛び回る光景もしばしば見られた。
サクランボの果実は、4/30現在では まだ相当数あり、緑の葉の中で赤い粒がまるでクリスマスツリーに飾られた幾つもの小さな赤い豆電球のように目立っていた。しかし、40羽以上のレンジャクやムクドリ、ヒヨドリによる連日の分刻みの飛来とともに果実はほとんど食い尽くされ、あんなに輝いていた
赤い豆電球の光もすっかり消え去り、今や緑の葉が残されるばかりとなってしまった。
6日間、毎日のように繰り広げられてきた華やかな”レンジャクショー”も、赤い豆電球の消灯とともに、本日を以っていよいよ終焉を迎えることになりそうである。
私にとっても、この6日間は前代未聞の体験であった。
部屋の窓を開ければ、そこから いつでもレンジャクを観察できるなどということはほとんど夢の世界の出来事で、レンジャク ファンの方々からすれば、”お前、何バカ言ってんの、夢でも見てたのと違う!!?.....”で一笑に付されて終わりになってしまう話かもしれない。しかし、それは夢でもなく、フィクションでもなく、間違いなく2023年の春に私の家で実際に起こったことなのである。
今、このブログを書いているのは5/6の朝であるが、今この瞬間も窓の外からヒ〜ヒ〜.....とレンジャクのもの哀しげな声が聞こえてきている.......
   ”もう、赤い豆電球の光は消えてしまった筈なのに.......”







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    * キレンジャク 三題






TRAIL (NO.7274)2023年05月07日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オオルリ 六態








※ この時季、日本に飛来する夏鳥は色々いるが、なかでもオオルリとキビタキはバードウオッチャー間の人気度からいっても、夏鳥を代表する二大スターといっても良いだろう。
毎年のことだが、私も春の渡りの この時季になると、ミーハー的にどうしてもこの二大スターを写真に収めたくなって、年甲斐もなく ついつい その姿を追い求めてしまう。(笑)
大袈裟な言い方をすれば、この二大スターを渡良瀬で写真に収めないことには、気持ち的に春を迎入れた気分になれないのである。
しかし、オオルリを渡良瀬の河畔林で射止めるのはなかなか難しい。キビタキに比べるとチャンスははるかに少ないのである。
今回のこのオオルリの画像は、残念ながら渡良瀬産のものではないのだが、そこは一先ずスルーして、とりあえず今年も何とか両種の姿を写真に収めることができたということで、今季の”渡良瀬の春”に一区切りつけたいと思っている次第である。

      * コサメビタキ 三態




★ 今日の”お花さん”

      * ”ギンラン” 二題

<ギンラン>

<ササバギンラン>
※ 場所にもよるが、一般的にはギンランよりササバギンランの方が個体数は少ない。当所でも、ギンランは周辺を探せば比較的容易に見つけることができるが、”ササバ”はそうはいかない。今回確認できたのは この一株だけだった。

           * 

<トウゴクシソバタツナミ>

<コヒルガオ>
※ 今年も早くも可愛らしい姿を見せ始めてくれた。

<ホタルカズラ>
※ あんなにたくさん咲いていた花も、これが最後の一輪になってしまった...

<ニワゼキショウ(白花)>
※ 小さな花であるが、これでもれっきとしたアヤメの仲間である。

<レンゲソウ>
※ 最近は滅多に見られなくなってしまったレンゲ畑......
ほんのひと塊りだけだったが、田んぼの片隅で咲いていた。

<アメリカフウロ>
※ 高山に行くと、ハクサンフウロ、タチフウロ、グンナイフウロなどフウロソウの仲間はたくさんあり、高山植物として人間様からはちやほやされているが、本種だってれっきとしたフウロソウの一員である。しかし、この花に目を向ける人は限りなく少ない。
わざわざ高山に登らなくても、ちょっと、道端に目をやれば誰でもこの花を見つけることができるのに......

<ギンリョウソウ>
※ この植物には葉緑素がないので光合成をすることができない。
光合成ができなければ自ら栄養分をつくることができない。では、どうするか?....キノコ(菌)に寄生して、そこから全ての栄養分をもらって生きているのである。

<ヤマムグラ>
※ ちょっとマニアックな植物になってしまうが、目に留まったので.....

<ガマズミ>

<ヤブデマリ>
※ まるで、白い蝶が群がっているような花だが、これは本来の花ではなく、雄しべも雌しべもない、生殖能力のない”装飾花”である。
本当の花(両性花)は”装飾花”に囲まれた多数の小さな花々である。

<エゴノキ>

★ 今日のトンボさん

     * ニホンカワトンボ 二題

(橙色翅型♂)
(無色翅型♂)
           * 

<ヤマサナエ>
※ 今季、初認。

<シオヤトンボ>

<ハラビロトンボ>
※ 今季、初認。
そろそろ姿を見せ始めるかなと思っていた矢先の出現であった。

<ホソミイトトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカボシゴマダラ>
※ 今季、初認。

<クロヒカゲ>
※ 今季、初認。

<ツマグロヒョウモン>

<コチャバネセセリ>

TRAIL (NO.7275)2023年05月11日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * キビタキ 七題







           * 



※ 低山や平地林を訪れると、相変わらずよく囀っているが、姿を見つけるのはなかなか難しい。
囀りと云えば、今日は近くの低山で久しぶりにアオバトの鳴き声を聞いた。遠くまでよく通る声であるが、いつ聞いても、あの独特なユーモアのある節回しには思わず笑みがこぼれてしまう。

     * オオヨシキリ 二態



※ 今年も渡良瀬の川原から”ギョギョシ、ギョギョシ......”の賑やかな声が聞こえ出した。オオヨシキリの声だ。例年に比べると若干飛来が遅れたような気がするが、単に私との出会いのタイミングがずれただけかもしれない。
オオヨシキリの飛来とともに、今年もまた渡良瀬に暑い夏がやってくる。

      * コサメビタキ 二態



★ 今日の”お花さん”

       * ノイバラ 二題



※ ノイバラの花は通常は白であるが、たまに花弁がピンクがかった株に出会うことがある。ほんのりとした薄化粧が初々しい。

      * ハルジオン 二題



※ ハルジオンもノイバラ同様、時たま濃いピンク色に染まった花を持つ株に出会い、ハッとすることがある。
           * 

<ヤブヘビイチゴ>

<ノアザミ>

<テイカカズラ>
※ 本種はキョウチクトウの仲間なので、スクリュー型の花の形がキョウチクトウとよく似ているが、キョウチクトウとは花の”渦巻き”が逆向きである。

<スイカズラ>
※ 本種の花は咲き始めは白いが、時間の経過とともに黄色に変わる。このため、本種のことを”金銀花”ともよぶ。
一花摘んで、車内に入れておくと車の中は香水に似た芳香が漂う。

<カジノキ>
※ もうこんなにも大きくなった果実だが、これが熟すと赤っぽい色がつき
エキゾチックな様相を呈する。

<センダン>
※ センダンというと、すぐに”栴檀は双葉より芳し”の文言が思い起こされるが、実は”栴檀は双葉より芳し”の栴檀は本種のことではない。白檀(ビャクダン)という樹木のことである。
本種には白檀のような芳しさはないが、その代わり、この木の花と葉にはこの季節に程よくマッチした爽やかさが感じられる。私の好きな花木の一つである。

<ヤマウルシ>
※ 平地から低山にかけてヌルデというウルシ科の樹木があるが、これには毒性がない。一方、同じウルシ科のヤマウルシには毒性があるので注意が必要である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<サトキマダラヒカゲ>
※ 本種にそっくりな”ヤマキマダラヒカゲ”という種類のチョウがいるが、両者の見分けは極めて難しい。

<ヒメジャノメ>
※ 翅裏に白い線が入っているのはヒメジャノメ、一方青っぽい線が入っているものはコジャノメという。慣れないと、区別がなかなか難しい。
コジャノメの方が出現時期が若干早いような気がする。

<コミスジ>

★ 今日のトンボさん

      * コサナエ 二題

(♂)
(♂)
※ 毎年、この時季に出現するサナエトンボであるが、今年もやっと確認することができた。

     * アオハダトンボ 二題

(♂)
(♀)
※ この時季、渡良瀬ではよく見かける種類であるが、全県的にはそんなに多く見られるトンボではない。ハグロトンボとよく似ているが、出現時期はハグロトンボより早い。

      * ヤマサナエ 二題

(♂)
(♀)
※ ここのところ、出会いの頻度が多くなってきた。
本種はコサナエやダビドサナエに比べるとやや大きめのサナエトンボである。
ちなみにサナエトンボの中で一番大きいのはコオニヤンマであるが、今季はまだ出会っていない。

     * ミヤマカワトンボ 二題



※ 県内で見られるカワトンボ科のトンボの中では最大種である。
水中に潜って産卵することで知られているトンボでもある。

     * ニホンカワトンボ 二題

(♂)
(♂)
※ どちらも♂であるが、出会いの頻度は無色翅個体の方が多いような印象を受けるが.......

TRAIL (NO.7276)2023年05月13日

★  今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * オオヨシキリ 八態










※ ヨシ原のヨシの伸長に合わせて、オオヨシキリの数も一気に増してきたようだ。渡良瀬の川原はいよいよ賑やかになってきた。

★ 今日の”お花さん”

<ムラサキツメクサ(アカツメクサ)>

<ヤセウツボ>
※ この植物はギンリョウソウと同じように葉緑素を持っていないので光合成をして栄養を作り出すことができない。
従って、生きるためには他の植物から栄養をもらわなければならない。
つまり、他の植物に寄生をしなければならないということである。
寄生の相手は、ムラサキツメクサである。

<ブタナ>
※ タンポポに似ているので、この植物を知らない人はタンポポと間違えてしまうかもしれない。ヨーロッパ原産の帰化植物であるが、最初見つかったのは北海道の札幌で、そこから各地に広がっていったと云われている。
この周辺ではそんなに多く目にする植物ではない。
ちなみに、ブタナとはフランスの俗名である”Salade de pore(ブタのサラダ)”を直訳したものらしい。
もう少し、マシな名前をつけてやることはできなかったのだろうか、可哀想な植物である.....。

<ミヤコグサ>
※ 上のブタクサに比べて何と風情のある名前をつけたものだろうか.....
どうせ、名前をつけるなら、こうでなくちゃ......(笑)
ちなみに、”ミヤコ”とは、京都のことである。
昔、京都に多かったので、この名がついたと云われている。
尚、ミヤコグサには在来のものとヨーロッパ原産の外来のものがあるが、本種は外来種の”セイヨウミヤコグサ”とよばれている種である。

<イボタノキ>
※ 渡良瀬の河畔林には、数多くのイボタが生育している。
そして、このイボタには本種を食樹としているウラゴマダラシジミという蝶が産卵し、イボタの周辺にはもう間も無く成虫の姿が見られるようになる。
私は、毎年、このチョウを見るのが楽しみで、イボタのそばを通ると気が急いてついついチョウを探し求めてしまう。
ちなみにウラゴマダラシジミは、これから発生してくるアカシジミやミズイロオナガシジミなどと同族のミドリシジミの仲間で”平地ゼフ”の一種である。

<クワ>
※ もう、桑の実が熟す季節になってしまった。
桑の実は我々の年代の人間には、かつて誰でも一度は口にしたことのある懐かしい実であろう。私も子供の頃、唇や舌が紫色に染まるほどによく食べたものである。今から何十年も前の話である。あの頃の長閑な時代が懐かしい。
歳をとったものである.....

★ 今日のトンボさん

<アオハダトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメウラナミジャノメ>
※ 裏翅が”波模様”に見えるので”ウラナミ(裏波)である。

★ 今日の ”おまけ”

先日の”レンジャク・ショー” の余韻がまだ残っている今、改めてヒレンジャクの♂♀の違いに焦点を当ててみた。
これまで、レンジャクを見ても、ただ漫然とレンジャクを見ていただけで、♂♀を意識して観察することはほとんどなかった。というより、レンジャクの姿を確認し、写真に収めることだけで手一杯で、♂♀を区別する余裕などなかったといったほうが適切かもしれない。
今回は幸いなことに結構余裕で写真を撮ることができたので、♂♀の両方を見比べることができた。掲載した画像からレンジャクの♂♀の違いが伝わったら幸いである。
 

 

    * ヒレンジャク(♂と♀)


(♂)
(♀)
この二つが典型的な成鳥の♂♀である。

           * 

(♂)
※ 両方とも若い個体であろうか......
           * 

(♀)
            * 

(♀)
※ これも若い個体か.......

       * キレンジャク

(♀)
※ 若い個体と思われる。

TRAIL (NO.7277)2023年05月17日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * カワセミ 二態




     * カワセミ(ホバリング)







※ 私は普段連写の撮影はしないのだが、そうかと言って鳥の飛翔姿を単写で撮るのは流石に難しい。今日は偶然にもホバリング姿がファインダーの中に入ってくれたので運良く撮れたのだが.......。

      * オオヨシキリ 三態




★ 今日の”お花さん”

<ミゾコウジュ>
※ 今や”準絶滅危惧種”に指定されるほどの貴重な植物になってしまった。

<ナンテンハギ>

<ヤマタツナミソウ>

<キキョウソウ>
※ 北アメリカ原産の外来種であるが、なかなか風情のある花だ。
キキョウソウ(桔梗草)のネーミングが素晴らしい。

<ガマズミ>

<ヤブデマリ>
※ あんなに咲いていた花も、これが最後の一輪になってしまった。
この次、この花と出会うのは一年後の五月だ.....

      * エゴノキ 二題



※ 谷の流れに落ちて、水面を漂うエゴの花びら......
なかなか風情のある光景であった。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラゴマダラシジミ>
※ 今季、お初である。
今日は一頭だけだったが、やっと見つけることができた。
”平地ゼフ”の第一号である。

<サトキマダラヒカゲ>

<コミスジ>

<テングチョウ>
※ 冬場に多く見られるテングチョウもこの時季になると翅の色が美しくなる。

<イチモンジチョウ>

★ 今日のトンボさん

     * ホソミイトトンボ 四題


           * 



           * 


※ 一ヶ月前の4/20にも相当数の個体が観察されたが、今回もそれと同等くらいの個体数であった。

   * ホソミオツネントンボ 二題

(♂)
(♀)
※ ホソミイトトンボに比べると、数はずっと少なかったが、それでも今日は4〜5頭は観察できた。

     * ハラビロトンボ 二態



※ 毎年、観察している場所だが、今季もいよいよ数が増えてきた。
♀は見られなかったが、♂同士の”陣取り合戦”が活発に行われていた。
 
          * 

<ニホンカワトンボ>

<ヤマサナエ>

TRAIL (NO.7278)2023年05月18日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * カイツブリ 三題





※ 前回訪れた時は、まだ抱卵中だったが、今日行ったらすでに雛が巣立っていた。雛の数は全部で三羽だった。可愛らしい三羽の雛が親の後を懸命に追いかけながら時々親から餌をもらっている光景が微笑ましかった。

★ 今日の”お花さん”

<コナスビ>
※ 名前に”ナス”がついているが、食用のナスとは何の関係もない。
本種はナスの仲間ではなく、サクラソウの仲間なのである。
本種の果実がちょいとナスの形に見えたので、”ナス”の名前を拝借しただけの話である。

<キショウブ>
※ この花を見ると、つい日本産かなと思ってしまうが、実は日本産ではなく
ヨーロッパ原産の外来種なのである。明治に渡来したのが始まりで、その後日本各地に広がり、今では至る所で野生化している。

<スイレン>
※ 今年もまた私の好きな”モネの季節”がやってきた。
これから、何回となく、本ブログ上に”モネの絵”を飾ることになるだろう......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * アカシジミ 二題



※ 昨日、今季初めて”平地ゼフ”の一つであるウラゴマダラシジミを確認したので、もしかしら”アカ”もと、淡い期待を抱いていつもの多産地を訪れてみたら、何と、もう 林内のあちこにオレンジ色の姿が見られるではないか.....
今日は、ほんの30〜40分の間に何と19頭もの個体を確認できた。
今季もいよいよ平地ゼフの”追っかけ”開始である。

           * 

<イチモンジチョウ>
※ ここのところ急に姿が目立ち始めた。数が増えてきた証であろう。

<アカボシゴマダラ>

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<シオヤトンボ(♂)>

<シオヤトンボ(♀)>

TRAIL (NO.7279)2023年05月19日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ノスリ 六態








※ 一目見てノスリであることはすぐに分かったが、最初に目に飛び込んできた印象は”白さ”だった。とにかく、今まで見てきた普通種に比べると体色が明らかに淡いというか白っぽさが強く目立つ個体だった。
中国大陸には、褐色型(普通種)と淡褐色型と暗褐色型の3パターンのノスリが生息していると云われているが、今回観察したノスリは、そのうちの淡褐色型で、しかもその幼鳥である可能性が極めて高い。(淡褐色型・大陸型幼鳥)

       * カワセミ 二態



           * 

<コゲラ>

<マガモ>
※ 最初、合鴨かなと思ったが、よく見るとマガモだった。
なぜ、今、しかも1羽だけマガモが残っているのか?.....
そう疑問に思っていると、たまたま隣にきた人が、あのカモ、羽を怪我して飛べなくなっていたんだよ、と教えてくれた。
その話を聞いて全て納得できた。

★ 今日の”お花さん”

<ニワゼキショウ>

<オオキンケイギク>

<シソバタツナミ>

<ヤマボウシ>

<コアジサイ>

<スイレン>
※ 本日の”モネの絵”は白花の睡蓮である。これから、ここを訪れるたびに見ることになる花だが、次にブログに飾られる絵はどんな姿の睡蓮になるだろうか.....

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * アカシジミ 二題



※ 昨日今季初めてアカシジミが観察されたので、今日は別のポイントを訪れてみた。ここも一昨年大量に本種が観察された場所だが、昨年はタイミングが合わず一つも確認できずにシーズンを終えてしまった。
今日は、天候も悪く、おそらくダメだろうと思ったが、運よく3頭確認することができた。今後が楽しみである。

           * 

<イチモンジチョウ>

<コジャノメ>

<ダイミョウセセリ>

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

<ヤマサナエ>

TRAIL (NO.7280)2023年05月23日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * キビタキ 三態





※ 河畔林脇の小径を歩いていたら、林の中からキビタキの歌声......
どうせ姿は見つからないだろうと思いつつも林の中をしばし覗き込む.....
案の定、姿は見つからない。それでもしつこく辺りを見回す.....
すると、暗いアラカシの枝に、ちらっと小さな黄色い影が.....
”いた!!.....”
暗いが、急いでカメラを向ける.....

   * 子育て(カイツブリ) 三題




     * 子育て(ツバメ) 二題



※ あっちでも、こっちでも子育てに余念のない鳥の親たちである。

★ 今日の”お花さん”

    * アカバナユウゲショウ 二題



※ 下は”赤花夕化粧”の白花であるが、たまに白い株に出会うことがある。
こちらは、さしずめ、”白花夕化粧”といったところか.....(笑)
           * 

<コウゾリナ>

<ムシトリナデシコ>
※ この名前を聞くと、知らない人は ”えっ?、これって虫を捕るんですか!!?”と聞き返す。
確かに”ムシトリ”の名前がつけられているが、本種は食虫植物ではない。

<コマツナギ>
※ ”駒”とは”馬”のことで、馬でもつなげるほど丈夫な茎や枝を持っている、いう意味。
周りを見渡してみても、花が咲いていたのはこの株一つだけだった。
もしかして、この”駒”は先行逃げ切りの”早馬”だったのか!!?.....(笑)

<ナワシロイチゴ>
※ 一般にキイチゴの花は白色のものが多いが、本種はピンク色をしており
キイチゴのなかでは異色の存在である。
 
<クララ>
※ この植物の根茎は物凄く苦く、その苦さたるや一口食べるとくらくらっと目眩がしてしまうほどであるとか.....
そこから、”くらくら”が転じて”クララ”という名前になったとか.....
思わず”うっそ〜!!....”と言いたくなるような俄かには信じ難いお話である。(笑)

<ウツギ>

<イボタノキ>

<スイレン>
※ 本日”モネさん”がモチーフに選んだのはほんのりと頰をピンク色に染めた優しい睡蓮でした。(笑)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ゴマダラチョウ>
※ 近年頻繁に見られるようになった”アカボシゴマダラチョウ”は中国原産の外来種であるが、本種は在来種である。橙色の複眼と黄色の口吻が特徴である。食樹は国蝶のオオムラサキと同じエノキである。

<テングチョウ>
※ 頭部先端の突起物を見ると、いかにも”天狗の鼻”という印象だが、実際にはこれは鼻ではなくパルピとよばれている器官で、鼻というよりは口の一部分であると云われている。

<ウラゴマダラシジミ>
※ まだ数は少なく、本格的な出現はこれからである。

<サトキマダラヒカゲ>

<クロヒカゲ>

★ 今日のトンボさん

      * サラサヤンマ 二題


(ホバリング)
※ 本種は群馬県では準絶滅危惧種に指定されているトンボである。
雑木林などのジメジメした場所でよく見られる。幼虫は湿った落ち葉の下で過ごしていることが判明している。ホバリングをよくする美しいトンボである。

     * アオハダトンボ 二題



      * シオヤトンボ 二題



           * 

<ヤマサナエ>

<シオカラトンボ>

<オオシオカラトンボ>

TRAIL (NO.7281)2023年05月24日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ミサゴ 四態






※ 換羽が始まっているミサゴである。
今日はいつもの川原上空を強風に乗って一気に川下方向に飛び去って行った。

★ 今日の”お花さん”

<ヒメジョオン>
※ つい最近まで本種によく似た”ハルジオン”が咲いていたが、もうその姿は見られなくなり、代わりにヒメジョオンの花が一斉に咲き出した。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * 平地ゼフ 三題


<ウラゴマダラシジミ>

<アカシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>
※ 渡良瀬に三種の”平地ゼフ”が勢ぞろいした。アカシジミとミズイロオナガシジミは今日がお初で、それぞれ一頭づつの確認だったが、ウラゴマダラシジミは八頭確認できた。これからが楽しみである。


      * ”蝶と薊” 二題


<アゲハ>

<モンキチョウ>
※ 今咲いているアザミは”ノアザミ”であるが、蝶と薊はお似合いの取り合わせである。さて、引き立て役はどちらでしょうか.....(笑)

          *


<イチモンジチョウ>
※ ”アサマイチモンジ”だと思ったら、ただのイチモンジチョウだった。
アサマイチモンジとイチモンジチョウは”双子の蝶”と言っても良いくらいよく似ているので、しっかりポイントを抑えて観察しないと間違えてしまう。

<テングチョウ>
※ この時季のテングチョウは冬季の個体に比べると、翅の模様が色鮮やかである。

<コミスジ>

<キタテハ>

  * ジャコウアゲハ(成虫・卵・幼虫)





※ 幼虫はウマノスズクサの葉を食べて成長するが、幼虫はこの時、ウマノスズクサに含まれている毒も体内に取り込む。
こうして、成虫になった個体はその毒により天敵から身を守る。

★ 今日のトンボさん

    * アオハダトンボ 二題




※ 普段は黒く見えるだけの翅も、時には置かれた条件によって、こんなにも美しい輝きの一瞬をかい間見せることがある。

      * コオニヤンマ 三題

(♂)
(♂)
(♀)
※ 今季お初である。
”オニヤンマ”の名が付いているだけあって、他のサナエトンボ類に比較するとやはりデカい。
ちなみに、コオニヤンマは日本産のサナエトンボの中では最大種である。

           * 

<ヤマサナエ>

<ホソミイトトンボ>
※ 今季、これまでに渡良瀬や山間部で出会ってきたイトトンボは、そのほとんどが本種である。今年は多産の年なのだろうか.....

<シオカラトンボ>