TRAIL (NO.7275)2023年05月11日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * キビタキ 七題







           * 



※ 低山や平地林を訪れると、相変わらずよく囀っているが、姿を見つけるのはなかなか難しい。
囀りと云えば、今日は近くの低山で久しぶりにアオバトの鳴き声を聞いた。遠くまでよく通る声であるが、いつ聞いても、あの独特なユーモアのある節回しには思わず笑みがこぼれてしまう。

     * オオヨシキリ 二態



※ 今年も渡良瀬の川原から”ギョギョシ、ギョギョシ......”の賑やかな声が聞こえ出した。オオヨシキリの声だ。例年に比べると若干飛来が遅れたような気がするが、単に私との出会いのタイミングがずれただけかもしれない。
オオヨシキリの飛来とともに、今年もまた渡良瀬に暑い夏がやってくる。

      * コサメビタキ 二態



★ 今日の”お花さん”

       * ノイバラ 二題



※ ノイバラの花は通常は白であるが、たまに花弁がピンクがかった株に出会うことがある。ほんのりとした薄化粧が初々しい。

      * ハルジオン 二題



※ ハルジオンもノイバラ同様、時たま濃いピンク色に染まった花を持つ株に出会い、ハッとすることがある。
           * 

<ヤブヘビイチゴ>

<ノアザミ>

<テイカカズラ>
※ 本種はキョウチクトウの仲間なので、スクリュー型の花の形がキョウチクトウとよく似ているが、キョウチクトウとは花の”渦巻き”が逆向きである。

<スイカズラ>
※ 本種の花は咲き始めは白いが、時間の経過とともに黄色に変わる。このため、本種のことを”金銀花”ともよぶ。
一花摘んで、車内に入れておくと車の中は香水に似た芳香が漂う。

<カジノキ>
※ もうこんなにも大きくなった果実だが、これが熟すと赤っぽい色がつき
エキゾチックな様相を呈する。

<センダン>
※ センダンというと、すぐに”栴檀は双葉より芳し”の文言が思い起こされるが、実は”栴檀は双葉より芳し”の栴檀は本種のことではない。白檀(ビャクダン)という樹木のことである。
本種には白檀のような芳しさはないが、その代わり、この木の花と葉にはこの季節に程よくマッチした爽やかさが感じられる。私の好きな花木の一つである。

<ヤマウルシ>
※ 平地から低山にかけてヌルデというウルシ科の樹木があるが、これには毒性がない。一方、同じウルシ科のヤマウルシには毒性があるので注意が必要である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<サトキマダラヒカゲ>
※ 本種にそっくりな”ヤマキマダラヒカゲ”という種類のチョウがいるが、両者の見分けは極めて難しい。

<ヒメジャノメ>
※ 翅裏に白い線が入っているのはヒメジャノメ、一方青っぽい線が入っているものはコジャノメという。慣れないと、区別がなかなか難しい。
コジャノメの方が出現時期が若干早いような気がする。

<コミスジ>

★ 今日のトンボさん

      * コサナエ 二題

(♂)
(♂)
※ 毎年、この時季に出現するサナエトンボであるが、今年もやっと確認することができた。

     * アオハダトンボ 二題

(♂)
(♀)
※ この時季、渡良瀬ではよく見かける種類であるが、全県的にはそんなに多く見られるトンボではない。ハグロトンボとよく似ているが、出現時期はハグロトンボより早い。

      * ヤマサナエ 二題

(♂)
(♀)
※ ここのところ、出会いの頻度が多くなってきた。
本種はコサナエやダビドサナエに比べるとやや大きめのサナエトンボである。
ちなみにサナエトンボの中で一番大きいのはコオニヤンマであるが、今季はまだ出会っていない。

     * ミヤマカワトンボ 二題



※ 県内で見られるカワトンボ科のトンボの中では最大種である。
水中に潜って産卵することで知られているトンボでもある。

     * ニホンカワトンボ 二題

(♂)
(♂)
※ どちらも♂であるが、出会いの頻度は無色翅個体の方が多いような印象を受けるが.......

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