TRAIL (NO.73.25)2024年03月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

 * リュウキュウサンショウクイ 八態










※ 早春の野草をカメラに収め終わって、ふと顔を上方に向けた時だった。
前方の杉の小枝に止まっている小鳥の黒いシルエットが目に入った。しかし、この時は全くの逆光だったので瞬時に種類を識別することが出来なかったのだが、その後すぐにシルエットの体型のスマートさと長めの尾羽から”サンショウクイ”であることを直感した。
間もなく、そのシルエットは別の枝に小移動し、体色も識別できるようになった。”あっ、やっぱりサンショウクイだ!!.....”
私の直感が正しかったことが証明された瞬間だった。とは云え、なぜこの時季に”サンショウクイ”がいるのか!!?....すぐさまこの疑問が頭をよぎった。”サンショウクイは夏鳥である。その夏鳥が、ウグイスがやっとさえずりだしたばかりの3月初旬のこの時季になぜいるのだ?......”
”いくら早い渡りと言ってもツバメの渡来情報も聞いていないこの時季の渡りはいくらなんでも早過ぎるだろうに!!.....”
そんな疑問を抱えながら、家路に着いたのだが、この鳥がただの”サンショウクイ”ではなく”リュウキュウサンショウクイ”であることが判明したのは写真をパソコンに落とし込んでいる正にその最中であった。
これで、なぜ、この時季にサンショウクイが観察されたのか明らかになった。
サンショウクイは夏鳥だが、”リュウキュウサンショウクイ”は留鳥なのだ。
留鳥ならば、この時季に観察されたとしてもおかしくはないのである。
”リュウキュウサンショウクイ”はもともとは、沖縄や九州南部に生息していた南方系のサンショウクイであるが、近年は北上を続けて現在は関東辺りまで飛来しているらしいのである。
今日、そのことが改めて実証されたわけである。
”リュウキュウサンショウクイ”は少なくとも、群馬県の太田市まで北上してきたと......

          *


<カワセミ>

<アカゲラ>

     * カワアイサ 十一題













※ 警戒心の強いオシドリ同様、このカワアイサもオシドリに負けず劣らずの警戒心の強さである。遠方にその存在を確認しても、いくらか近寄っただけですぐに察知されて逃げられてしまう。
”この距離感で、もう逃げるのかあ!!?.....”と、これまで何回ぼやきを入れてきたことか.....
そんなカワアイサであるが、他のカモ類同様そろそろお帰りの時季が近づいてきた。渡良瀬を去る前に、あと少しばりカメラの被写体になって欲しいものである。

    * カンムリカイツブリ 二態



※ すっかり夏羽に換わってきたカンムリカイツブリである。
近年、国内各地から繁殖情報が聞こえてくるようになってきたが、おそらくこの近辺でも繁殖していることはほぼ間違いないだろう。
毎年、渡良瀬でも2、3羽の越冬個体が観察されるようになっているが、これの個体がどこで繁殖活動に入るのか確かめてみたい気がする。

           * 

<オオバン>

★ 今日の”お花さん”