TRAIL (NO.74.03) ― 2025年02月06日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* ルリビタキ 三態



※ 久しぶりに出会った見事な瑠璃色の衣装を纏った成熟♂である。
一般に、ルリビタキの♂の羽が美しい青色を発現するようになるには3年以上はかかると云われている。
ということは、この個体もすでに最低でも2〜3年以上は生き延びてきたということになる。
ルリビタキに限らず多くの小鳥たちの自然界での寿命は決して永くはない。
おそらく、ルリビの♂も、その多くは上の画像のように美しい青い羽を発現できるようになるまでに事故等様々な理由により命を落としてしまうことだろう。
そんな中で運の強い♂だけが一定の年数を経て文字通りルリ色をした”ルリビタキ”になれるのである。
一般に、ルリビタキの♂の羽が美しい青色を発現するようになるには3年以上はかかると云われている。
ということは、この個体もすでに最低でも2〜3年以上は生き延びてきたということになる。
ルリビタキに限らず多くの小鳥たちの自然界での寿命は決して永くはない。
おそらく、ルリビの♂も、その多くは上の画像のように美しい青い羽を発現できるようになるまでに事故等様々な理由により命を落としてしまうことだろう。
そんな中で運の強い♂だけが一定の年数を経て文字通りルリ色をした”ルリビタキ”になれるのである。
自然は確かに様々な美を創出するが、それは同時に自然の厳しさに耐え、かつ厳しさをくぐり抜けてきたところに現れる美でもあるのだろう.....
* ジョウビタキ 三態



* シロハラ 二態


* カワセミ 五題


*

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※ カワセミの羽色は構造色といって、羽毛に当たる光の角度によって、全く違う”カワセミブルー”に変化してしまう。
ちなみに、私の好きな”カワセミブルー”はコバルトよりエメラルドブルーである。
* アオジ 三題



* ノスリ 三題

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* アオゲラ 一題

* イカルチドリ 一題

* ミコアイサ 四態




※ たったの一羽だったが、久しぶりに飛来してくれた”パンダガモ”である。
やはり、♂の白い衣装は遠くからでもよく目立つ。他のカモ類と一緒でも一目でパンダとわかる。
やはり、♂の白い衣装は遠くからでもよく目立つ。他のカモ類と一緒でも一目でパンダとわかる。
なかなか愛嬌のあるカモである。
* オシドリ 四題




※ オシドリといえば、ほとんどの人が水面に浮かんでいるオシドリを思い浮かべることだろう。ところが実際は、オシドリは水面だけではなく結構木に止まることも多いカモなのである。
TRAIL (NO.74.04) ― 2025年02月10日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* イカル 九題









※ 20羽近くの群れがエノキの枝に止まり、パキパキと音を立てながら盛んに果実をついばんでいた。
* ルリビタキ 二態


※ 前回の♂に比べると、若干薄めの瑠璃色だが、これはこれでなかなか魅力的な個体である。
* カヤクグリ 四題
* カヤクグリ 四題




※ 久しぶりに松田ダムまで足を伸ばしてみた。
年々減少傾向にある松田のカヤクグリだが、今日は あの懐かしいヒリヒリヒリ...という か細い声とともに、4羽の小群に出会った。
今季はこれが最初で最期の出会いということにならなければよいが.....
*
年々減少傾向にある松田のカヤクグリだが、今日は あの懐かしいヒリヒリヒリ...という か細い声とともに、4羽の小群に出会った。
今季はこれが最初で最期の出会いということにならなければよいが.....
*

<ヒガラ>

<カケス>

<ジョウビタキ>

<シメ>
※ 今季はシメ、ツグミ、共に数が少ないが、今日はついにツグミの姿を一度も見なかった。こんなことは私の長い鳥見経験の中で一度もなかったことだ。やはり、ツグミの世界で何か異変が生じたのだろうか.....

<ビンズイ>

<エナガ>
※ 今年も、エナガの巣造りが始まった。
造巣場所も決まったのだろう。巣材を口いっぱいに咥え、忙しそうに動き回っていた。
造巣場所も決まったのだろう。巣材を口いっぱいに咥え、忙しそうに動き回っていた。

<コジュケイ>
TRAIL (NO.74.05) ― 2025年02月13日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* ミソサザイ 四態




※ 撮ろうと思って撮れる鳥ではないので、出会いのタイミングが全てである。今日は比較的いい距離で出会えた。
* オナガ 二態


※ ここのところ、同じ場所でよく観察される。
多分、餌の関係だろうと思われるが、何を啄んでいるのだろうか......
多分、餌の関係だろうと思われるが、何を啄んでいるのだろうか......
* トラツグミ 二態


※ 距離がちょいと遠過ぎたので、ピンがうまく合わずボケた絵になってしまったが、トラさんとの出会いもお久しぶりなのでとりあえず画面上にお出まし頂いた。
*
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<エナガ>

<カワウ>

<オオバン>
★ 今日の”お花さん”
* 梅 二題


※ この時季 梅の花を見ると、何となく春が近づいて来た感じがするものである。
★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラギンシジミ>
※ 仮死状態で越冬中のウラギンシジミ(♀)であるが、どこからか風で飛ばされて来たのだろう。
最後に越冬に入った場所がどんな環境であるかによって、その個体が生き残れるかどうかが決まってしまう。
風や雨などの影響をあまり受けない暖かな場所で運良く越冬状態に入った個体ならば過酷な冬を上手く乗り切ることができるだろうが、そうでない個体は、春を待つことなくそのまま死に絶えてしまうだろう。
最後に越冬に入った場所がどんな環境であるかによって、その個体が生き残れるかどうかが決まってしまう。
風や雨などの影響をあまり受けない暖かな場所で運良く越冬状態に入った個体ならば過酷な冬を上手く乗り切ることができるだろうが、そうでない個体は、春を待つことなくそのまま死に絶えてしまうだろう。
実際のところ厳しい自然界のもとでは、春を待つことなく淘汰されてしまう個体の方が生き残れる個体よりはるかに多いと思われる。
さて画面上のこの個体は悪条件を乗り越えて春まで命をつなげることができるだろうか....
このチョウの行く末は神のみぞ知る、である。
このチョウの行く末は神のみぞ知る、である。
TRAIL (NO.74.06) ― 2025年02月15日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* オオタカ 二態


※ それは、と或る河畔林の一角だった。
木々が水面に覆い被さった岸辺の縁に立ち、足元直下の川面を覗いた瞬間だった.......
突然、バタバタバタ.....と大きな羽音を立てながら、足元の水面から5、6羽のカワアイサが飛び立った。
一瞬、ビクッとしたが、次の瞬間、”あれっ???”と思った。いつもなら、はるか遠方から早々に私の存在に気づき、とっくの昔に逃げ去っている筈のカワアイサが どうしたことか 今回は私が至近距離に近づくまで水面から飛び立たなかったのである。
通例ならあり得ないことである。
そんなカワアイサのいつもとは違った行動に違和感を覚えながらも私は林の中の小径を歩き始めた。
そんなカワアイサのいつもとは違った行動に違和感を覚えながらも私は林の中の小径を歩き始めた。
その直後だった。頭上を飛ぶ一羽の猛禽類の影が目に入った。その影は右手前方の高木の枝に止まった。オオタカだ!!....
この近辺にオオタカがいたのだ。
これで、今回のカワアイサの異例の行動の謎が解けた。
これで、今回のカワアイサの異例の行動の謎が解けた。
オオタカの存在に気づいたカワアイサたちは、飛び立たずに岸辺近くの水面の一角に身を隠し、オオタカが立ち去るのをじっと待っていたのである。
シギ類やカモ類などの水鳥たちはこのような時、下手に水面から飛び上がればオオタカの餌食になってしまうことを本能的に知っている。
今回は、私がカワアイサに近づいたことで、不本意ながらも水面から飛び上がってしまったが、私が近づかなければ岸辺近くの水面で、安全確認ができるまで身を潜めていた筈である。
シギ類やカモ類などの水鳥たちはこのような時、下手に水面から飛び上がればオオタカの餌食になってしまうことを本能的に知っている。
今回は、私がカワアイサに近づいたことで、不本意ながらも水面から飛び上がってしまったが、私が近づかなければ岸辺近くの水面で、安全確認ができるまで身を潜めていた筈である。
(別の日には、この近くの場所でオシドリがこのような行動をとったのを目撃している。)
オオタカとカワアイサは捕食者と被捕食者の関係である。
今日は、そんなオオタカとカワアイサという捕食者と被捕食者の関係が織りなす自然界の緊迫したドラマが展開されている最中に私という一個の人間が介在してしまったということになるのだろうか.....
* ノスリ 二態


* ベニマシコ 八題








※ 河畔林の一角にイノコズチの果実を見つけたのであろう。二羽のベニマシコがイノコズチの枝に止まり、残り少なくなった果実を盛んに啄んでいた。
* アトリ 三態



※ この日、河畔林の一角で見つけたアトリは単独だった。
この時季、場所によっては、大きな群れで行動しているアトリだが、これまで渡良瀬では、アトリの大きな群れは観察した記憶がない。
この時季、場所によっては、大きな群れで行動しているアトリだが、これまで渡良瀬では、アトリの大きな群れは観察した記憶がない。
* カワセミ 四態




※ 今日のカワセミは”カワセミブルー”というより”カワセミオレンジ”と云った方が良いくらい腹のオレンジ色が鮮やかだった。
* ルリビタキ 二態


* シジュウカラ 二態


※ ここのところ、シジュウカラのさえずりを時々聞くようになった。
とは云え、さえずりというにはあまりにもお粗末な声であるが、これから”発声練習”を日々繰り返すことで徐々に本来のさえずりに近づいていくのだろう。
そう云えば、今日はホオジロも囀っていた。シジュウカラと比較すると、ホオジロのさえずりの方が大分マシだったような気がしたが......
とは云え、さえずりというにはあまりにもお粗末な声であるが、これから”発声練習”を日々繰り返すことで徐々に本来のさえずりに近づいていくのだろう。
そう云えば、今日はホオジロも囀っていた。シジュウカラと比較すると、ホオジロのさえずりの方が大分マシだったような気がしたが......
★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キタテハ>
※ まだまだチョウが飛び交う季節ではないのだが、越冬中の個体がたまたま陽だまりで気温が上がって思わず動き出してしまったようだ。
TRAIL (NO.74.07) ― 2025年02月23日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* イカル 十九題



















* コイカル 八態








※ 例によって、緑地公園内のエノキに飛来した30〜40羽のイカルの群れだったが、その中に一羽だけコイカルを確認することができた。
コイカルは、この周辺ではなかなか観察することのできない種なので、今季、二度も確認できたことは幸運だった。
コイカルは、この周辺ではなかなか観察することのできない種なので、今季、二度も確認できたことは幸運だった。
TRAIL (NO.74.08) ― 2025年02月24日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* ルリビタキ 七題

(♀)
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(♀)
※ なんとも愛くるしい表情であるが、この可愛らしさはルリビタキだけではなくヒタキ類に共通した魅力だ。また、ルリビタキは他の小鳥に比べて人をあまり恐れないところがあり、これも他の小鳥以上に親しみを感じさせる所以であろう。
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(♂の成熟個体)
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(♂の若い個体)
※ 同じ♂でも、成熟個体と若い個体とでは、体色(青さ)に これだけの違いが出てしまう。

<イカル>

<カシラダカ>

<カケス>

<アオジ>

<トラツグミ>

<ゴイサギ>

<コジュケイ>

<イカルチドリ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ムラサキシジミ>

<キタテハ>

<アカタテハ>
※ チョウが飛び始める気温はだいたい14°〜15°だ。
2月の末とは云えまだまだ気温の低い日が続いている昨今だが、場所よっては日当たりも良く、風も当たらないところもあり、そんな条件のもとでは気温がチョウが活動を始めてしまう14°、15°に達してしまうことがある。
2月の末とは云えまだまだ気温の低い日が続いている昨今だが、場所よっては日当たりも良く、風も当たらないところもあり、そんな条件のもとでは気温がチョウが活動を始めてしまう14°、15°に達してしまうことがある。
もしも、偶然にも、そんな場所で越冬していた個体がいたら、外気温に合わせてチョウ自身の体温も上がってしまい、チョウは自分の意思とは無関係に自動的に翅を動かし始めてしまうのである。
★ 今日の ”おまけ”

※ こんなツララを見るのは久しぶりだ。
懐かしさのあまり思わずカメラを向けてしまった。
懐かしさのあまり思わずカメラを向けてしまった。
TRAIL (NO.74.09) ― 2025年02月25日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* オシドリ 三題



* トモエガモ 八題








※ 先日はイカルの群れの中に一羽のコイカル、今日は今日でオシドリの群れに混じってトモエが三羽、イカルとコイカル、オシドリとトモエ、個体数は別として、どちらもよくある組み合わせではある。
今季はトモエが色々な場所で観察されているようだが、飛来数が多かったのだろうか......
今季はトモエが色々な場所で観察されているようだが、飛来数が多かったのだろうか......
* ノスリ 二題


* ミソサザイ 二態


*

<カシラダカ>

<ベニマシコ>

<ツグミ>
※ 今日は最近では珍しく、四個体を確認できた。
また、久しぶりにツグミ独特の、冬の寒空を切り裂くような鋭い鳴き声も聞くことができ、何となく懐かしい気持ちになった。
また、久しぶりにツグミ独特の、冬の寒空を切り裂くような鋭い鳴き声も聞くことができ、何となく懐かしい気持ちになった。
これから渡去までの1、2ヶ月の間に、いくらかでも出会いの機会が増えてくるのだろうか......

<シロハラ>

<チョウゲンボウ>

<スズメ>
※ スズメは、これまでは、身近な場所のどこにでも見られ、誰もが知っているごく普通の小鳥だったが、最近は個体数の減少率が著しく、その減り方は絶滅危惧種のレベルだと云われている。
日本の近年の住環境の激変が、このような結果を招いている一因と考えられるが、将来的にどうなっていくか予断を許さない状況にある。
日本の近年の住環境の激変が、このような結果を招いている一因と考えられるが、将来的にどうなっていくか予断を許さない状況にある。
★ 今日の”お花さん”


★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<テングチョウ>
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