北部運動公園にて2017年12月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:19種>

      * キツツキ 九題








          *



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『何だか、雲行きが怪しくなってきたなあ......』
『今日はこれから雨になるのだろうか....』



『あれっ?.....』
『あんな所に赤い実があるぞ!!.....』
『あの赤い実は確か.....』
『そうだ、思い出した!!.....』
『あれは”マンリョウ”だ!!.....』



『おやっ?.....』
『こっちにも赤い実があるぞ!!.....』
『あれもマンリョウか?......』


『いやっ、あれはマンリョウではない!!....』
『”センリョウ”だよ!!.....』


『”マンリョウ”?... ”センリョウ”?....』
『いったいどこが違うのさ!!?.....』
『おらっちには、両方とも完璧に同じに見えるけどなあ.....』
『おっちゃん、教えてよ!!.....』
  マンリョウとセンリョウか?.....
  そうじゃのう......
  両者の一番の違いは、なんといってもお値段の違いかのう.....
  マンリョウは”万両”で、センリョウは”千両”じゃからのう......
『はあ?.....』
『そうじゃなくってさ!!.....』
『マンリョウとセンリョウの見分け方だよ!!.....』
  おお、見分け方か?.....
  それは、簡単じゃよ.....
  赤い実が下向きに付いていれば、”マンリョウ”....
  赤い実が上向きに付いていれば、それは”センリョウ”じゃよ!!.....
『ふ〜ん、なるほどね......』



『ありゃりゃ???.....』
『今度は向こうに青い実がなってるぞ!!?....』
『あの実は何の実だろうか?....』
『今日は、赤い実だの、青い実だの、”実”がよく目に付く日だなあ....』
『おっちゃん、ついでだから、あの青い実のことも教えてくれないかな    あ?......』
  青い実?.....
  おお、あれのことか.....
  あれは、”ジャノヒゲ”の実じゃがな.....
『ジャノヒゲ?.....』
  そうじゃ....
『おっちゃん、”ジャ”というのはヘビのことでしょう....』
  おお、そうじゃよ.....
『ヘビって、髭が生えていたかしら?......』
『髭が生えているのはヘビではなくリュウ(龍)じゃなかったかしら?.....』
  はあ?....



『ところでさあ.....』
『オレにとっては赤い実も青い実もどうでもいいことで、オレはそれよりも下 に生えている あの青々とした草が気になるんだけど......』
『もう、周りの草木はみんな枯れてしまったというのに、あいつだけは青々と していて元気溌剌そのものじゃないか!!....』
『いったい、あいつは何者なんだよ!!?.....』
『おっちゃん、あいつのことを教えてよ!!.....』
  おお、あれか....
  あれはのう、彼の有名な”ヒガンバナ”じゃがな!!.....
『ヒガンバナ!!?....』
  そうじゃよ.....
  あの植物は花も見事だけど、わしはあの植物の”生き方”が好きじゃ.....
『生き方?.....』
  そうじゃ.....
  あのヒガンバナという植物は、周りに邪魔者のいない冬の間、ああやって   青々と葉を繁らせて、一生懸命に養分を貯め込むのじゃよ....
  そして、春になって周りの植物が目覚めてざわめきだってくると、自分   はもはや働くのを止めて地下に潜ってお休みモードに切り替えてしまう    のさ.....
  こうすれば、他の植物と光の奪い合いをしなくても済むし、争いも避けら   れるだろう.....
  じつに賢い”生き方”を選びとったもんじゃよ......
  わしは冬、青々としたあのヒガンバナの姿を見るといつも感心してしまう   のじゃよ.....
  きっと、ヒガンバナはその昔、他の植物と争わないで生きるには どんな   生き方をすればいいのか、必死に哲学をしたんじゃろうのう....
  そして、ついに見いだしたのが、この”ヒガンバナ的生き方”ってやつさ.....

     ”人類が争わずに平和に暮らすにはどうしたらいいか....”
  人間は未だにこの命題の答えを出し得ていないが、もしかしたら、その答   えのヒントになるものがこのヒガンバナの”生き方”のなかにあるかもし   れないよのう......

   ☺︎ 笑う門には福来る、笑いは百薬の長なり!!.....

         皆様、今日も一日お疲れさまでした!!.....