渡良瀬川にて2018年11月28日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * ノスリ 三態




       * イカル 二態



       * ツグミ 二態



        * シメ 二題



     * ミソサザイ 二態



     * カワアイサ 二題



★ 今日のトンボさん

<ミヤマアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ツマグロヒョウモン(交尾)>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク




『あれっ?.....』
『あの黄色い花はタンポポだよ!!......』


『ホントだ!!......』
『タンポポだ!!.....』
『でも、何でタンポポが今頃咲いているのだろう?......』


『おっちゃん、どうなの?.....』
『おらっちも、今まで、タンポポは春の花だと思っていたんだけど......』
『おっちゃん、今は晩秋だよね.....』
『だのに、今、花が咲いてる...... これって、やっぱり変でしょう?.....』
  そうじゃのう.....
  確かに、タンポポは、一般的には、春咲いているものが多いよのう......
  でもな、わしから見ると、春以外に咲いているものがあっても、特別に不  思議でも変でもないのじゃよ.....
『えっ?どういうこと?......』
  じつはのう.....
  タンポポには、春咲きのものと、そうでないものと両方あるんじゃよ.....
  春咲きのものとは、一般的には在来種(ニホンタンポポ)がほとんどじゃ.
  それに対して、春以外の季節にも花を咲かせるものものは、一部の在来種  を除いて、外来種(セイヨウタンポポ)ということになるんじゃよ.....
『ふ〜ん、そういうことか.....』
『でも、なぜ、在来種は春咲きで、外来種は春以外でも花を咲かせるの?....』
  う〜ん、それはじゃのう.....
  ちょいと、難しいのじゃが、在来種のほとんどの種は、有性生殖をするの   で、花粉の媒介者として、昆虫がどうしても必要なんじゃよ.....
  それに対して、外来種は単為生殖(無融合種子形成)といって、卵細胞が   独自に分裂を繰り返して種子を作ってしまうことができるんじゃよ....
  要するに、外来種は、種子を作るのに、精細胞を必要としないということ   じゃ.....
『ということは、外来種は昆虫に花粉を運んでもらわなくてもいいってことに なるの?.....』
  その通りじゃよ!!......
  だから、外来種は昆虫がいなくなった晩秋でも条件が整えば、いくらでも  花を咲かせることができるというわけじゃ......
『そんじゃ、そこに咲いているタンポポは、外来種のセイヨウタンポってわけ か?.....』
  その通り!!......
『ふ〜ん、そういうことだっかたのか......』
『たかがタンポポ、されどトンポポ.....』
『自然て、本当に奥が深いね.....』
  まったく、その通りじゃのう......
『ところで、おっちゃん......』
『話は、ぜんぜん変るのだけど、沖縄には”たんぽぽおじさん”と呼ばれている 人がいて、タンポポとお話ができるんだって.....』
『おっちゃん、その人のこと、知っていた?......』
  いや、初めて聞いたよ.....
『でね、そのおっちゃんは、タンポポといろいろな話ができて、タンポポに質 問すると何でも答えてくれるんだって.....』
  へえ〜、凄いね!!......
  世の中には、凡人の頭で到底理解出来ないような特別な能力を持った人が  いるもんだね.....
『ところで、”こっちのおっちゃん”は、植物とは話はできないの?......』
  ”こっちのおっちゃん”って、わしのことか?.....
『そうだよ.....』
  わしは、鳥とは話ができるが、植物とはできんわい......
『えっ?....』
『おっちゃんて、鳥と話ができるんだ!!?......』
『おらっち、ちっとも知らなかったよ!!.....』