利根川にて2018年11月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * カンムリカイツブリ 五態






           *

<モズ>

<ジョウビタキ>

<ホオジロ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おっちゃん、あのススキ、陽を浴びて銀色に光ってるね!!...』
『なんてきれいなんでしょう!!.....』
  なに?....
  ”ススキが光ってる”って?.....
  あれは、ススキに似ているが、ススキではないわい!!.....
  ”オギ”じゃがな!!.....
『オギ!!?.....』
  そうじゃがな.....
『ふ〜ん、ススキにそっくりだね....』




『あれっ?......』
『あそこに咲いているのは、もしかして、タンポポとホトケノザ?....』
『そうだよ!!あれは間違いなくタンポポとホトケノザだよ!!.....』
『でも、あれって春の花だよね.....』
『もしかして、もう春がやって来たのかも......』
『そうだよ、きっと春がきたんだよ!!....』
『おっちゃん、春だよ!!春が来たよ!!....』
  はあ???.....
  お前さん、何寝惚けたこと言ってんだい!!.....
  そんな惚けたこと言ってると、わしと同じになっちまうぞ!!.....
  お前さん、まだ若いんだろう?......
  これから、冬になろうとしているのに何が春だよ!!.....
  バカ言ってんじゃないって!!.....
『だって、”冬来たりなば、春遠からじ”って言うじゃないか!!....』
  何じゃと!!????.....
  だ・か・ら!!...... 冬はまだ来てないって!!......





『クコの花に、クコの実か......』
『なかなか風情があっていいもんだな......』
『そういえば、ここのところ、”ばりきや”でラーメン食ってないけど、あそこ の”バナナアイス”は、まだ健在だろうか?......』
『あのアイスの上には可愛いクコの実が一つぶちょこんと乗っていたけど、今 もちゃんと乗っているかしら?.....』
『あ〜、ラーメンに あのアイス、食べたくなっちゃったなあ.......』
  なに? ”ばりきや”のラーメンだと?.....
  お前さん、ラーメンを食べたことがあるのかい?.....
『おっちゃん、何言ってるのよ!!.....』
『おらっち、昔からラーメンは大好物だよ!!.....』
『おっちゃんと おらっち、随分と長い付き合いなのに、今までそんなことも  しらなかったの!!?......』
『ああ、悲しい!!....』
『この世からラーメンが消えてしまったら、おらっち、生きて行けなくなっち ゃうよ!!.....』
  はあ??????......

  ☺︎ 笑う門には福来る、笑いは百薬の長なり!!.....

        皆様、今日も一日お疲れさまでした!!.....

多々良沼、その他にて2018年11月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オオジュリン 五態






     * ジョウビタキ 二態



      * オシドリ 五題






★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『”ヌルデ”の葉っぱが もう あんなに色づいて来たよ.....』
『秋だなあ.......』
『おっちゃん、”秋来りなば、冬遠からじ”だね......』
  はあ???....
  何じゃい、それ.....
  そんな文言聞いたことがねえぞ......



『うわあ!!おっちゃん、見て見て!!......』
『こっちのヌルデは真っ赤だよ!!.....』
  ヌルデ?.....
  おっとっとっと.....
  色が似てるからといって、どれもこれもヌルデにしちゃ困るなあ.....
  これは、ヌルデではなく、ヤマウルシじゃよ!!.....
『ヤマウルシ!!?......』
  そうじゃよ.....
『ヤマウルシって、もしかして、触ると皮膚がかぶれるやつじゃなかっ    た?......』
  おお、その通りじゃよ.....
  お前さん、よく知ってるじゃないか....
  ヌルデは触っても皮膚がかぶれることはないのだが、ヤマウルシはかぶれ  るから気をつけないとな....
『でも、ヌルデとヤマウルシはよく似ているので、いつもどっちがどっちだか 分からなくなってしまうんだよ....』
『おっちゃん、何かいい区別の仕方があったら教えてよ!!.....』
  そうじゃのう.....
  それじゃあ、一つポイントを教えてやるからしっかり覚えておけよ......
  先ず、どっちだか迷ったら、葉っぱの”軸”を見るのじゃよ...
  でな、その軸にヒレ(翼)のようなものが付いていたら、それはヌルデ、
  もし、ヒレが付いていなかったら、ヌルデではなくヤマウルシだから要注  意ということだ.....
  わかったかな?.....
『葉っぱの”軸”か.....』
『なるほどね......』


『”始終空太郎”のやつ、わかったような顔してるけど、ほんとにわかったのか しらね.....』
『あやしいもんだよ......』



『ところで、おっちゃん、おっちゃんの説明を聞いて、ヌルデとヤマウルシの 違いはよくわかったんだけど、あたしは、頭の上にぶら下がっている あの豆 のようなものが、さっきから気になって気になって仕方がないの.....』
『あの豆のようなものって、一体何なの?......』
  おお、あれか....
  あれは、ヤマイモ(自然薯)の”むかご”じゃがな.....
『”むかご”?.....』
  そうじゃよ.....
  人間の世界では、あれをご飯といっしょに炊き込んで”むかご飯”とか称し  て食べておるんじゃよ.....
『えっ? ”あれ”って食べられるの!!?.....』
  おお、食べられるとも!!......
  ”生”でも食えるぞ!!.....
『”生”でも!!?....』
『では、せっかくだから、今日は塒入りする前に一つ試食をしてみようかし  ら......』
『もし、これを食べて腹が痛くなってしまったら、おっちゃん、すぐ救急車  をよんでね!!.....』
  何じゃと!!???......

西長岡にて2018年11月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * カシラダカ 六題







毎年、11月3日の文化の日までには、ほとんどの冬鳥が姿を見せるようになる といわれているが、個体数は別としても 今年も 現時点までにほとんどの種 類が飛来したようだ.....
今日は、当地でカシラダカ、タヒバリ、ツグミの三種を確認出来た。
昨日は、ベニマシコも観察したので、シロハラやカヤクグリ、ルリビなどが見 られるようになるのも時間の問題だろう.....
今年もいよいよ冬鳥達の本格的なシーズンが開幕というところか.....

       * カケス 五態






このカケス、左目が変だ.....
左目があるのか、ないのか、あるいはあったとしても先天的に異常なのか.....
仮に、片目だったとして、この厳しい自然界で鳥という生き物が果たして生き 続けて行くことができるのだろうか.....

        * モズ 四態





    * チョウゲンボウ 三題



           *


弱肉強食の世界では”食う、食われる”の関係にあるカワラヒワとチョウゲンボ ウが一本の電線上で、しかも至近距離で相対峙している.....
カワラヒワは一つ間違えれば、簡単にチョウゲンボウに食い殺されてしまう程 の弱い立場にある存在である。
その意味からしても、カワラヒワにとって、チョウゲンボウは絶対に近づきた くない恐ろしい天敵の筈である。
それが、どうしたことか、よりによって、まるで天敵であるチョウゲンボウを 逆にカワラヒワが威嚇しているかのような姿勢で”殺し屋”に対峙しているの である.....
一羽ではとても歯が立たないが、三羽で立ち向かえば、天敵とて恐くはないと いう集団心理がはたらいているのだろうか.....
 真相は分からないが、とにかく不思議な光景であった......

       * タヒバリ 二態



           * 

<キンクロハジロ>

<コガモ>

★ 今日の ”お花さん”

<マルバルコウ>

<コスミレ>

<ユウガギク>

<マルバアメリカアサガオ>

<ノゲシ>

<オニノゲシ>

<ニオイタデ>

<カラスウリ>

<ガマズミ>

<シロシキブ>

渡良瀬川、その他にて2018年11月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * コゲラ 十態











       * アオジ 四態





★ 今日の ”お花さん”

<シロバナタンポポ>
在来種であるが、単為生殖で増える。
西日本には、本種が多い。

<タカサゴユリ>
台湾原産の外来種。
外側に紫の模様が入っていれば、タカサゴユリで、
外側が白ければ、それは”テッポウユリ”である。

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
いよいよ数が少なくなってきたトンボたち.....
姿が見られるのも今月いっぱいか......

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメアカタテハ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『”ナンキンハゼ”の紅葉って、いつ見ても本当にきれいだわ.....』
『あたい、毎年、秋になると、あの木の紅葉を見るのがスゴク楽しみなの.....』
『なんていうかな、あたいにとって、とても優しい、温かみのある紅葉なのよ ね.....』
  そうじゃのう、わしも、あの木の紅葉はとっても好きじゃよ.....



”メジ子”の言う通りだな......』
『でも、ナンキンハゼは 紅葉はもちろんだけど、それだけじゃなく、春は春  で、新緑が秋の紅葉とはまた一味違った爽やかさがあるし、初冬の落葉後に 目立つ白い実だって まるで枯れ枝に白い花を咲かせたようで、とっても風情 があるんだから.....』
『それに、この白い実は、けっこう鳥さんたちにも人気になっていて、この実 を求めてしょっちゅう鳥さんたちがやって来ているよ....』
  なるほどのう.....
  お前さんも、一年の季節の移ろいをよく観察しておるよのう.....
『そりゃあ、そうでしょう!!.....』
『ここは、おらっちのホームだもの!!.....』
『第一、穴の開いた長靴なんぞを年がら年中履いてうろついているどこぞのお っちゃんとはキャリアが違うぜ.....』
  おお、そうかい、そうかい.....
  ”穴の開いた長靴”で悪かったのう.....
  今度、金が貯まったら、新品の長靴を一つ調達しておくことにするから    よ!!....



『うわあ〜、真っ赤!!......
『おっちゃん、あれはニシキギだね!!......』
  と、思うだろうが、さにあらず!!.....
  あれは、ニシキギではなく、”コマユミ”じゃ!!......
『コマユミ?......』
  そうじゃ.....
  まあ、ほとんど同じ種類のようなもんじゃが、ニシキギの枝には翼(ひ   れ)のようなものが付いておるが、コマユミには翼はないのじゃよ.....
『ふ〜ん、そうなんだ.....』
『あたい、今度出会ったら、枝も気をつけて見てみるよね.....』



『おやっ?.....』
『あっちの赤い葉っぱは、ツタかな?.....』
  おお、そうじゃ、そうじゃ.....
  彼の有名な正真正銘の”蔦”じゃよ.....
     ”秋の夕日に照る山もみじ.......”
  懐かしいなあ、紅葉したツタの葉っぱを見ると、ついつい この歌を口ずさ  んでしまいたくなるよのう.....
  今も学校では、この曲を歌っているのだろうか?.....
  お前さん、子どものころ、学校で この歌を習ったことがあるかい?.....
『子どもの頃?.....』
『おっちゃん、嫌だなあ!!....』
『おらっち、今だって子どもだよ!!.....』
  何じゃと???.....



『あれっ?......』
『あの青々とした葉っぱ.......』
『あれも もしかしたらツタじゃなかったかしら?.....』
  おお、その通りじゃよ!!.....
  でもな、あれはツタはツタでも”キヅタ”とよばれているツタなんじゃよ....
  年中 常緑なので、別名”冬ヅタ”ともよばれておるがのう.....
  それにしても、お前さん、頭の中が”始終 空っぽ”も割には、よくこの植物   のことを知っていたのう.....
『だってさ、毎年春先になると ここにレンジャクさんがやって来て、いつもこ の木の実を啄んでいるもの......』
  そうか、それで知っていたんだね..... 



『ややっ?......』
『あれは、まさしく自衛隊のヘリ.......』
『輸送ヘリかな?.....』
『どこに向かっているんだろう?......』
『まさか、ここに降りるつもりじゃないだろうあ?.......』
『そういえば、渡良瀬によく飛んで来て、救助訓練をしていたヘリがあったけ ど、あのヘリは今どうしているだろうね?......』
  おお、”榛名”号のことか.....
  あれは、最近、どこぞの山中で墜落してしまったがな.....
  可哀想なことに、乗組員、9人が全員亡くなってしまったよな.....
  わしも、ここで”榛名”の姿はよく見かけていたので、墜落のニュースを知   った時は何だか複雑な思いを抱いたもんだよ....
『墜落!!?......』
『そういえば、”榛名”号のことをよく知っていたヒヨドリが、いつかそんな話 をしていたっけ......』
『ここで、救助訓練をいている時は、まったくうるせえ奴らだと思っていたけ ど、存在が消えてしまうと、逆に淋しさが募るもんだね.....』
  ああ、まったくじゃのう.....
  人間も、親しい人が亡くなったりすると、生きている時は あまり その人  の存在を意識していなくても、亡くなったことにより、存在感が2倍、3倍  に増してくるもんじゃて......

渡良瀬川にて2018年11月10日

★ 今日の ”風景画”

        * 慕  情





★ 今日の”鳥さん”

      * キセキレイ 七態








      * ジョウビタキ 六態







       * アオゲラ 六態







西長岡、渡良瀬、その他にて2018年11月12日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * シメ 八態








       * タシギ 二態



       * エナガ 三態




        * クロジ 四態





       * アオジ 二態



      * ベニマシコ 一題


      * オシドリ 二題



           *

<ホシハジロ>

<キンクロハジロ>

★ 今日の ”お花さん”

<カラスウリ>

<シロダモ>

<ガマズミ>

<ヤマガシュウ>

<ノブドウ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラナミシジミ>

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おやっ?......』
『あの紫色のものは、なんだろう?......』
『虫ではないことは確かだが.......』
『もしかして、あれは、人間どもが”スミレ”とよんでいる花じゃないかな?..』
『そうだよ!!きっとスミレだよ!!.....』
『でもなあ..... あの花は確か春に咲く筈なんだけどなあ....』
『今は、春ではなく、完全に秋だもんな......』

『お〜い、そこのぼーっとしている人間さん!!......』
  ”ぼーっとしている人間さん”?....
  おい、それって もしかして、わしのことかい?.....
『そうだよ!!そこの”貴様”だよ!!......』
  ”そこの貴様”だと?......
『あのさあ、ちょっと聞きたいんだけどさあ、おっさんの足元に咲いている、 その紫色の花は、”スミレ”という花じゃないのかい?....』
  ああ、そうじゃが.....
  ”コスミレ”という種類のスミレじゃがな.....
  この前、来た時にも咲いていたが、まだ咲いておるよのう.....
  スミレは一般的には春の花じゃが、秋は気温的にも春に似ておるので、も  しかしたら、閉鎖花でできた種が発芽して咲いたのかもしれんのう.....
『閉鎖花?......』
『”閉鎖花”って何さ?......』
  ”何さ”って言われてもなあ、ここで、そんなもん説明してたら日が暮れて  しまうがな!!.....
  どうしても知りたかったら、館林の美園辺りに”井野愚痴”という専門家が  住んでいるから、そこに行って、聞いてごらん....
  きっと、親切に教えてくれると思うよ......
『”井野愚痴”さんね.....』
『覚えておくよ....』
  ところで、お前さんは、確か 肉食系の鳥だったよのう.....
  それなのに、どうして 植物のことなんかに興味をもっているんだい?....
『何だって!!?.....』
『おっさん、あんまり、オレのことを馬鹿にすんなよな!!....』
『おっさん、”人はパンのみに生きるに非ず”という彼の有名な言葉を知らない のかい?......』
  はあ???.....
  ”人は....”って、お前さん、いつから鳥から人になったんだい?.....
『そんなこと、どうだっていいんだよ!!....』
『大切なことは、いくら食うものをたらふく食えたって、頭がパーじゃどうし ょもねえだろう!!......』
『だからよ、人間が生きていくには 腹を満たすだけではなく、”食”に関係ない 精神的糧になるようなものにも関心を向ける必要があるってことよ!!....』
  はあ???.....
  意味不明!!.....
  それにさあ!!....
  お前さんは、人間じゃなくて、鳥だろうが!!......
『そう言う”貴様”は?.....』
  はあ?????????????.......

渡良瀬河川緑地にて2018年11月13日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * トビとアオサギ




      * アオゲラ 一題


★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『ありゃりゃ???......』
『あれは、もしかして、鳥の死骸?.....』
『そうだよ、間違いない、死骸だよ!!.....』
『ハトさんだろうか?.......』
『またしても、殺し屋のオオタカに襲われてしまったのだろうか?.....』



『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『こっちに来て〜!!.....』
『また、ハトさんがオオタカに襲われたよ〜!!.....』
  何じゃと?.....



『おっちゃん、見て見て!!.....』
『ハトさんの この無惨な姿!!.....』
『可哀想に!!....』

  ?????.....

  ややっ!!??......
  こいつは、ハトではないぞ!!.....
『えっ?.....』
『ハトさんじゃないの!!?.....』
  海鳥だ!!.....
『海鳥!!?.....』


この羽の形と色、嘴.....


羽裏の模様....


それに、足の水かき!!.....
これは、まさしく海鳥だよ!!....
これは、海鳥の”オオミズナギドリ”じゃよ!!.....
間違いない!!.....


『海鳥のオオミズナギドリ!!?.......』
『何で、そんなもんの死骸が海無し県の群馬県の、しかも太田市の渡良瀬緑地 公園のど真ん中の芝の上に落ちてるのよ!!?.....』
『おらっち、まったく理解できないよ!!......』
『オオタカが海からくわえて運んで来たとでも言うの!!?......』
  いや、いくら何でも、そんなことはあり得んよ!!.....
『そんじゃ、どうに考えればいいのよ!!?......』
  わしもよくわからんが、ごくごく普通に考えれば、海にいたオオミズナギ  ドリが何らかの理由で海から川沿いに上ってきてしまい、ここまで来たと  ころでオオタカに見つかり、襲われてしまったと解釈するのが一番無理の  ない捉え方だと思うが.....
  台風などに巻き込まれて、風で内陸に流されて普段はいる筈のないところ  で見つかったという話はきいたことがあるが、現在のところ日本近辺には  大きな台風は発生してないしのう.....
『そうなると、おっちゃん、まさにミステリーだね!!......』
  そうじゃのう.....
  自然界では、時には我々の考えも及ばないようなことが実際に起こること  があるもんじゃてのう....

     ( 注:襲った相手は、ハヤブサの可能性もある )

渡良瀬川にて2018年11月15日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * オオタカ 五態






        * シメ 五題






       * メジロ 二題



      * アオジ 二態



          *

<カシラダカ>

<モズ>

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>

<ミヤマアカネ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメウラナミジャノメ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『ピンク色の美味しそうな実だなあ......』
『おっちゃん、そのピンク色の実って、何の実なの?.....』
  ピンク色の実?......
  おお、それか....
  それは、”マユミ”という木の果実じゃよ....
『マユミか.....』
『ちょうどお腹もすいてきたところだし、一粒つまんでみようかな?......』
  おっとっとっと......
  いくら、お前さんが腹が減っていても、そいつは食べてはいけない      ぞ!!.....
  その実には、けっこう強い毒があるからな.....
『えっ?......』
『この実って、毒なの!!?....』
  そうじゃよ....
  昔っから、”きれいな実には毒がある...”って云われているじゃないか....
『?????.....』
  この実は、特に種を食べると吐き気、下痢......
  大量に食べれば、筋肉の痙攣まで引き起こしてしまうぞ!!.....
『筋肉の痙攣!!?....』
『お〜、こわ!!.....』
『食べる前に、おっちゃんに聞いてよかったよ!!....』
『おっちゃん、おらっちの命の恩人だね!!....』
  命の恩人?......
  何を今更、大袈裟な......
  ま、この時季にはいろんな実が熟しているから、”みてくれ”だけで判断し  ないようにな.....



『あれっ?......』
『こっちの実はさっきのマユミとは、ずいぶん感じが違うよね......』
『おっちゃん、これは何の実なの?.....』
  おお、これは”ツルウメモドキ”の実じゃがな.....
『ツルウメモドキ?.....』
『これって、そういう名前の実だったんだ.....』
『おらっち、名前は知らなかったけど、これまで随分とたくさん食べてきた  よ....』
  この実は 見た目がとてもきれいでお洒落な出で立ちなので、人間の世界で  も花材とか お飾り用としてとても重宝されておるんじゃよ.....
『ふ〜ん、そうだったんだ.....』
『それで、おらっち理解出来たよ!!.....』
『これまで、 この時季になると、なぜ人間さん達が河畔林にやってきて、この 蔓を切って持ち去ってしまうのか、ず〜っとわからなかったんだよ.....』
『要するに、この”蔓”植物は、心無い人達の まさに金”ヅル”になっていたとい うことだったんだね.....』
『理由は、そういうことだったんだね.....』
『今、やっとわかったよ!!.....』
『でもさ、この実は、おらっち鳥たちには、この時季とっても大事な食料にな っているんだよ.....』
『だからさ、正直なところ この実がなくなるとおらっち鳥達はとっても困るん だよな....』
『人間って、そういうことをちっとも分かっていないんだから!!.....』
『人は、おらっちのことを”始終 空太郎”なんて名前を付けてバカにしているけ ど、人間の頭のほうが、よっぽど空っぽでしょうに!!.....』
『そうでしょう、おっちゃん!!.....』
  う〜ん........
『まったく、人間て、自分の欲得を満たすことなら何でもしちゃうんだか   ら!!.....』
『たとえばさ、おらっち達の写真を撮るにしたって、自分の思うような写真を 撮りたい一心で平気で餌付けまでしちゃったりとか、もう人間の身勝手とし か言いようのないことを平気でやってしまう連中もいるわけだよ.....』
『本当に最悪だよね!!....』
『この地球上で、欲深き且つ節操のない度し難い生き物は、まさに人間だけだ よね!!.....』
  う〜ん.......
『”う〜ん、う〜ん....”て、おっちゃん、さっきから 他には言葉はない     の!!?.....』
『そんなに唸りたいなら、さっさとトイレにでも行けば!!......』
  はあ????......



ところで、おっちゃん.....』
『おっちゃんの足元に また スミレが咲いてるね....』
  何?.... スミレ?.....
  あれまあ、ほんとだ!!....
  これは、この前のスミレとはちょいと種類が違うのう......
  この前のは、コスミレという種類だったが、これは"mandshurica"じゃよ
『"mandshurica"?.....』
『何、それ?.....』
『そのアルファベットの羅列、おらっちには、”まんじゅう食うか”って読める んだけど、おっちゃん、もしかして、おらっちに”まんじゅう”買って来てく れたの?.....』
  はあ????.....
  バカを言うでない!!.....
  これは、”まんじゅう食うか”ではなく、”マンジュリカ”と読むんじゃ    よ!!.....
『”マンジュリカ”?.....』
『な〜んだ、つまんないの!!.....』
『せっかく、”まんじゅう”が食えるかと思ったのに!!.....』
  お前さんなあ、そういうことを言ってるから、”始終 空太郎”なんぞの名前  を付けられてしまうのじゃよ.....
  少しは反省というものをしなさいって!!.....
  あんなあ、"mandshurica"というのは、
”まんじゅう食うか”ではなく、
  学名で”スミレ”ということなんじゃよ!!......
『スミレ!!?.....』
『やっぱり!!....』
  ”やっぱり”とはどういう意味じゃ?.....
『おらっちも最初は、"mandshurica"は”スミレ”じゃないかなあと思っていた んだよ、でもさ、最初っから正解を言ってしまうと、おっちゃんのお株を奪 ってしまうようで、おっちゃんが可哀想だからさ、わざと阿呆なこと言って みたんだよ.....』
  何じゃと!!.....

西長岡、と或る水場にて2018年11月16日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * ノスリ 三態




      * コジュケイ 七題








        * シメ 三態




           * 

<エナガ>

<ウグイス>

<マガモ>

<コガモ>

<キンクロハジロ>

<ホシハジロ>

★ 今日の ”お花さん”

<サザンカ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラギンシジミ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?....』
『あの白い花、どこかで見たような気がするけど.......』
『え〜と、え〜と......』
『おっちゃん!!......』
『あの白い花って、何だったっけ?.....』
  白い花?....
  おお、あれか....
  あれは、ほれ、”お茶”だよ....
『お茶?......』
  お茶の木、”チャノキ”じゃがな!!.....
『あっ、そうだ、やっと思い出したよ!!.....』
『あれは、お茶の花だ!!.....』
『ところで、おっちゃん、おっちゃんに一つ質問なんだけど、お茶と一口に言 っても、あたいが知ってるだけでも、緑茶でしょ、ウーロン茶でしょ、それ から紅茶でしょ.......』
『お茶の種類っていくつかあるよね......』
『これらのお茶って、それぞれ別々のお茶の木から作られるの?.....』
  ”別々のお茶の木”?.....
  いや、そんなことはないよ.....
  確かに、緑茶、ウーロン茶、紅茶と並べられると、それぞれのお茶の木が  あるような気がするけど、実際はみんな同じ種類の葉っぱを使っておるん  じゃよ.....
  違うところといえば、そうじゃのう、発酵程度の違いかな.....
『”発酵程度の違い”?....』
  そうじゃよ.....
  緑茶は”不発酵茶”であるのに対して、ウーロン茶は”半発酵茶”、
  そして紅茶は”発酵茶”であるということじゃ.....
『ふ〜ん、そういうことだったのね....』
『要するに、使用する葉っぱはみな同じだけど、作り方が違うということなん だ.....』
  その通りじゃよ.....
  お前さん、案外と物わかりがいいのう......
  ”始終 空太郎”とかいう奴とは随分と出来が違うよなあ......




『ところで、おっちゃん.....』
『お茶のことは、よくわかったんだけど、あのチャノキの隣にある、髭みたい なモジャモジャは何なの?.....』
”髭みたいなモジャモジャ”?......
  おお、あれか....
  あれは、まさしく”仙人の髭”じゃがな......
『”仙人の髭”!!?.....』
  そうじゃ、”仙人の髭”じゃ!!.....
『ほんと!!?......』
  と言うのは、噓じゃが、そう言われてみれば何となく”仙人の髭”を連想す  るじゃろうが......
  じつはな、そこから”センニンソウ”という名前が付けられたのじゃよ.....
  ”髭みたいなモジャモジャ”の正体は、じつは”センニンソウ”という植物の  果実に付いている付属体だったというわけじゃがな.....


『ふ〜ん、そうだったのか.....』
『随分と変わった実だこと!!.....』
『あたい、センニンソウの花はよく知っていたんだけど、まさか、あのモジャ モジャがセンニンソウの果実の一部だったとはねえ......』
『まったく、どこの世界にも、変わり者はいるもんだわ....』
『ねえ、おっちゃん.....』
  ”ねえ、おっちゃん.....”て、お前さん、もしかして、わしのことを変人とか  思ってないよな......
『思ってない、思ってない!!......』
『おっちゃんは変人どころか、とても立派な奇人です!!......』
  何じゃと!!?......

渡良瀬川にて2018年11月17日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * イカル 六態







      * ルリビタキ 三態




      * カワアイサ 六題







★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『あれっ?......』
『今の声は確か.......』
『もしかして、ルリビ?......』


『おっちゃん、今の声聞いた!!?......』
  今の声?.....
『ほら、また さえずった!!......』
  ????.....
  おお、あれは、ルリビじゃよ!!......
  ルリビのさえずりじゃがな!!.....
『やっぱし!!.....』
  あれっ?.....
  今度は右の林から聞こえてきたぞ!!.....
  さっきとは反対側だ....
  もしかして、二羽?.....
  あっ、いた!!.....
  あれっ?.....
  あっちにも姿が!!.....
  やっぱり、二羽いたのだ!!.....
  あのさえずりは、お互いが牽制しあって、その鳴き声だったんだよ.....
『おっちゃん、それにしても、ルリビっていい声でさえずるんだね.....』
『おらっちの声とは、まるで違う美声だ....』
  ま、自分で言ってるのだから、間違いなかろう......
  それにしても、この時季の渡良瀬で、ルリビのさえずりを聞くことになる  とは、まったく嬉しい誤算じゃよ......
  ああ、それから、今日はカワアイサも初顔を見せてくれたわいのう.....
  これで、また川原を覗く楽しみが一つ増えたというわけじゃ.....
  ところで、今の今まで、ここで喋っていたヒヨの姿が見えなくなってしま  ったのだが、一体どこに消えてしまったのだろうか?.....
『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『こっちだよ、こっち〜!!.....』
  ああん??......
  あっちゃ〜!!.....
  あいつ、風呂に入ってるよ!!.....


『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『いい湯加減だよ〜!!.....』
『どう、いっしょに入らない!!?......』
  何じゃと!!??......