渡良瀬川にて2020年04月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * アカゲラ 五態






       * アオゲラ 二態



       * メジロ 二態



           * 

<アオジ>

<シロハラ>

<ビンズイ>

<ツグミ>

★ 今日の ”お花さん”

<カテンソウ>
※ 本種は、花といっても、ほとんど目立たないくらいの小さな小さな雄花と雌花があるだけの植物である。従って植物に興味のない方には、そばを歩いてもほとんど目に留ることのない花といってもいいかもしれない。
カテンソウとはそんな植物です。
しかし、この植物、よく観察すると面白いところもあるのです。
この植物は、もともと 風媒花なので花が咲く頃になると、雄花から花粉を飛ば
すことになるわけだが、その花粉の飛ばし方が独特なのだ。
葯(花粉袋)を支えている支柱(花糸)が、まるで しならせた竹が手を放した瞬間にもとに戻ろうとするかのような運動をして、花粉を一気に飛ばしてしまうのである。その時、人の目には、瞬間的にパッと煙がでたように見えるのである。そんなのがあっちでパッ、こっちでパッと見られると結構面白い観察になるのである。興味のある方は是非一度ご自分の目でお確かめ下さい。

<スミレ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ルリタテハ>

<アカタテハ>

<クロコノマチョウ>

※ ルリタテハ、アカタテハ、クロコノマチョウの三種はいずれも成虫越冬のチョウである。つまり、夏あるいは秋に羽化した個体が そのまま冬を越して春に目覚めるというわけである。成虫で一冬を過ごしたチョウたちは、春になり気温が上昇して活発に動けるようになると、それぞれの幼虫の食樹、食草を探し求めて辺りを飛び交うようになる。
今日も、アカタテハを見つけたので、写真に収めようと思ってどこかに止まるのをじっと待ったが、やっこさん、あちこちを飛び回っているだけで、なかなか止まってくれない。それでも辛抱強く待っていたらやっと何かに止まった。急いで、その場所に近づいて確認すると、それは やはり アカタテハの食草の一つであるカラムシという植物の葉であった。アカタテハがそこに産卵したかどうかはわからなかったが、アカタテハに限らず成虫越冬のチョウたちはそれぞれの食草を見つけて産卵し終わると一生を終えるのである。 
それにしても、チョウがあれだけたくさんある植物のなかから自分の食草を見つけ出す能力たるや謎というしかない。彼らは一体どんな精巧なセンサーを搭載しているのだろうか.....。

★ 今日の”一句”のコーナー


            渡良瀬の 菜花の土手に 雉ぞ鳴く

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