渡良瀬、その他にて ― 2022年05月02日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* コサメビタキ & その後のコサメビタキの巣
*
※ 前回、この巣を観察した時はまだ造り始めて間もなかったが、久しぶりに今日見に行ったら、巣は完璧に出来上がっていた。
巣の中には、尻をこちら側に向けて収っている親鳥が確認できたので、もしかしたら、もう抱卵しているのかもしれない。
途中事故等に遭うことなく、無事巣立ってほしいものである。
巣の中には、尻をこちら側に向けて収っている親鳥が確認できたので、もしかしたら、もう抱卵しているのかもしれない。
途中事故等に遭うことなく、無事巣立ってほしいものである。
*
<アカハラ>
※ 毎年、この時季になると一定の期間群れで滞在するが、渡良瀬の河畔林では繁殖することはないので、彼らはここで番いを形成した後、繁殖地に向かうのであろうか......
★ 今日の ”お花さん”
<ギンラン>
※ 今年もいつもの場所で無事見ることができた。
毎年、楽しみにしているので、いつまでも残ってほしいものである。
毎年、楽しみにしているので、いつまでも残ってほしいものである。
<アマドコロ>
*
<トチノキ>
※ トチノキの花は八日間ほど咲き続ける。そして、八日のうちの五日間は蜜を出し続け、六日目からは蜜を出さなくなる。
蜜を出し続ける五日目までの花弁の色は”黄色”で、蜜を出さなくなる六日目以降は”赤色”に変化する。
昆虫の中には、この”黄色”と”赤色”の意味を読み取ることのできるものがいる。それが、ミツバチとマルハナバチである。
<ツクバネウツギ>
※ ツクバネは羽根つきの”つき羽根”に似ているところから付けられた名前である。
<サワフタギ>
※ 久しぶりに出会ったサワフタギの花である。
名前の通り、沢筋や湿地に多い樹木である。
サワフタギは花も趣があるが、秋に色づく瑠璃色の実も非常に美しい。
サワフタギは花も趣があるが、秋に色づく瑠璃色の実も非常に美しい。
<ヤブデマリ>
※ 山間部の谷間や湿った日当たりのよい場所を好む樹木である。
白い花は、まるで白い蝶が群れて集まっているように見えるが、実はこれは本当の花ではなく、”装飾花”とよばれる雄しべも雌しべもない”飾りの花”なのである。本当の花は、”蝶たち”が囲っている真ん中の部分である。
白い花は、まるで白い蝶が群れて集まっているように見えるが、実はこれは本当の花ではなく、”装飾花”とよばれる雄しべも雌しべもない”飾りの花”なのである。本当の花は、”蝶たち”が囲っている真ん中の部分である。
★ 今日の ”トンボさん”
* コサナエ 二態
* ニホンカワトンボ 二題
(橙色翅型♂)
(無色翅型♀)
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* カラスアゲハ 二態
*
<コミスジ>
<コチャバネセセリ>
渡良瀬、その他にて ― 2022年05月11日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* オオヨシキリ 三態
※ ヨシ原がオオヨシキリの声で賑やかになってきた。
オオヨシキリのいないヨシ原は殺風景で味気ないが、ヨシキリが飛来すると途端に活気付いてくる。
今年もヨシ原はヨシキリの営巣とともに暑い夏を迎えようとしている。
オオヨシキリのいないヨシ原は殺風景で味気ないが、ヨシキリが飛来すると途端に活気付いてくる。
今年もヨシ原はヨシキリの営巣とともに暑い夏を迎えようとしている。
* キビタキ 三態
※ 渡良瀬の河畔林でまだ道草を食っているキビタキ.....
いつになったら、お山に登るのだろうか.....。
いつになったら、お山に登るのだろうか.....。
*
<オナガ>
※ 今年は我が家の敷地内にも営巣した。
カラスが少しでも巣の掛かっている木に近づくと威嚇して追い払う。
カラスが少しでも巣の掛かっている木に近づくと威嚇して追い払う。
<コサメビタキ>
※ その後、巣を覗いていないが、雛は無事に孵っただろうか......
<ガビチョウ>
※ 年々、騒々しさが増してきた春の河畔林.....
こいつの耳障りな声が聞こえなかった頃の渡良瀬が懐かしい。(笑)
こいつの耳障りな声が聞こえなかった頃の渡良瀬が懐かしい。(笑)
<イカルチドリ>
※ もう、河原の石ころの間に、産卵しているはずだ。
運が良ければ、卵を見つけることもできようが、やたら歩き回って間違って卵を踏みつけでもてしまったら、それこそ一大事。
繁殖期にはそっと、遠くから見守ってやるのが一番だ。
運が良ければ、卵を見つけることもできようが、やたら歩き回って間違って卵を踏みつけでもてしまったら、それこそ一大事。
繁殖期にはそっと、遠くから見守ってやるのが一番だ。
★ 今日の ”お花さん”
<ツルマンネングサ>
<ニワゼキショウ>
<コウゾリナ>
<マユミ>
<ウグイスカグラ>
<ノイバラ>
<クマイチゴ>
<アカバナユウゲショウ>
<マツバウンラン>
<ゼニバアオイ>
<キショウブ>
<オヘビイチゴ>
<アメリカフウロ>
<スイカズラ>
<ユリノキ>
※ 別名、”チューリップツリー”ともよばれているが、チューリップのようなこの花を見ると納得できる。
木は大木になる。
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* アカボシゴマダラ 二態
* アサマイチモンジ 二態
*
<ギンイチモンジセセリ>
<コジャノメ>
<コミスジ>
★ 今日の ”トンボさん”
* アオハダトンボ 二題
(♀)
(♂)
※ 今年も姿を見せ始めた。
ハグロトンボによく似ているが、ハグロトンボより出現時期が早い。
ハグロトンボによく似ているが、ハグロトンボより出現時期が早い。
* カワトンボ 二題
<ニホンカワトンボ(♀)>
<ミヤマカワトンボ(♂)>
*
<アジアイトトンボ>
渡良瀬、その他にて ― 2022年05月16日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* エナガ 四題
* キセキレイ 二題
※ とある山道を歩いていると、前方の路上に幼鳥らしきものが.......
それは、キセキレイの巣立ち雛であった。
私が近づいても、雛は逃げようとする気配もない。
尚もどんどん近づいていく.....
すると、幼鳥は私に気がついたのか、動き出し、今やっと飛べるようになったとしか思えないようなぎこちない羽ばたきで飛び立った。
一方、近くにいた親鳥たちと云えば、私を雛から遠ざけるべく懸命に鳴き立てている。私が移動してもしつこく追ってきて上空の枝からまるで私を威嚇するかのように鳴き続けている。
自分の子供を守るためならば、どんな相手にでも果敢に立ち向かって我が子を守ろうとする親の愛ほど強いものはない。
さすがに、カラスのように私に向かって攻撃を仕掛けてくるようなことはなかったが、小鳥と云えども少々怖さを感じた。
それは、キセキレイの巣立ち雛であった。
私が近づいても、雛は逃げようとする気配もない。
尚もどんどん近づいていく.....
すると、幼鳥は私に気がついたのか、動き出し、今やっと飛べるようになったとしか思えないようなぎこちない羽ばたきで飛び立った。
一方、近くにいた親鳥たちと云えば、私を雛から遠ざけるべく懸命に鳴き立てている。私が移動してもしつこく追ってきて上空の枝からまるで私を威嚇するかのように鳴き続けている。
自分の子供を守るためならば、どんな相手にでも果敢に立ち向かって我が子を守ろうとする親の愛ほど強いものはない。
さすがに、カラスのように私に向かって攻撃を仕掛けてくるようなことはなかったが、小鳥と云えども少々怖さを感じた。
*
<シメ>
※ 数羽の小群だったが、まだ河畔林に残っているようだ。
最近は、渡りをせずにこちらで繁殖している個体もいるそうだが、さてさて今日のシメさんたちはそのどちらなのだろうか......
最近は、渡りをせずにこちらで繁殖している個体もいるそうだが、さてさて今日のシメさんたちはそのどちらなのだろうか......
★ 今日の ”お花さん”
<ハナニガナ>
<キツネノボタン>
<フタリシズカ>
<ガマズミ>
<エゴノキ>
<ノイバラ>
<ジャケツイバラ>
* 木苺 二題
<ナワシロイチゴ>
<モミジイチゴ>
※ いよいよ実りの時期に入ってきたモミジイチゴであるが、試食の結果はイマイチであった。美味しく頂けるまでには、あとほんのちょっとの時間が必要かも......
*
<コアジサイ>
<コゴメウツギ>
<ヤブデマリ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* 花と蝶 二題
<ツマグロヒョウモン>
<アゲハ>
※ 花はナヨクサフジというヨローッパ原産の外来種である。
近年、渡良瀬の土手にはかつては見られなかったほどに増殖している。
*
近年、渡良瀬の土手にはかつては見られなかったほどに増殖している。
*
<ダイミョウセセリ>
<コミスジ>
★ 今日の ”トンボさん”
* シオカラトンボ 二題
(♂)
(♀)
* カワトンボ 三題
<ニホンカワトンボ 橙色翅型(♂)>
<ニホンカワトンボ 無色翅型(♀)>
<ミヤマカワトンボ>
* サナエトンボ 三題
<ヤマサナエ>
<ダビドサナエ>
利根川にて ― 2022年05月18日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* シジュウカラ 五態
※ この五枚の画像に写っているシジュウカラの視線は、どれも と或る一点に向かっている。
実は、これは利根川の岸辺に沿って続いている散策道脇のと或る人家の塀際で撮った写真なのだが、この塀の下には背の低いサツキの植え込みがあって、シジュウカラの視線はこの植え込みに向けられていたのである。
シジュウカラは、この植え込みが気になって気になって仕方がない様子であった。おそらく、植え込みの中にはシジュウカラにとって、とても大事なものがあったのだろう。それは、巣かもしれないし、巣立ち雛かもしれなかった。
私は植え込みからはそんなに遠くない場所から観察していたのだが、植え込みの中の様子は外側からは何もわからない。シジュウカラが植え込みに入った時に様子を確認するために少し近づいてみたのだが、シジュウカラはすぐに私に気づき、また元の塀に戻ってしがみついてしまった。
そんなことを何回か繰り返していたのだが、シジュウカラはその場から一向に離れる気配がなかった。私がいなければすぐにでもこの植え込みの中に飛び込みたいのに、私の存在が目障りでそれもできないという感じであった。
シジュウカラが、もし喋ったら、おそらく、こんなふうに言ったに違いない。
”おい、お前、そこにいられると目障りで目障りで仕様がないんだよ、用がないならさっさと向こうへ行っちまえよ!!.....”と。
そんなことを妄想しているうちに、私もいつしか観察しているのが、なんだか悪いような気持ちになってしまい、観察するのをやめることにした。
思い切って植え込みの中を覗いてしまえば、ことの仔細はすぐに判明できることはわかっていたが、それをすることはシジュウカラにも植え込みの中の大切なものにも残酷な仕打ちをするように思えて、それも敢えてしないことにし、静かにその場を去ることにしたのである。
実は、これは利根川の岸辺に沿って続いている散策道脇のと或る人家の塀際で撮った写真なのだが、この塀の下には背の低いサツキの植え込みがあって、シジュウカラの視線はこの植え込みに向けられていたのである。
シジュウカラは、この植え込みが気になって気になって仕方がない様子であった。おそらく、植え込みの中にはシジュウカラにとって、とても大事なものがあったのだろう。それは、巣かもしれないし、巣立ち雛かもしれなかった。
私は植え込みからはそんなに遠くない場所から観察していたのだが、植え込みの中の様子は外側からは何もわからない。シジュウカラが植え込みに入った時に様子を確認するために少し近づいてみたのだが、シジュウカラはすぐに私に気づき、また元の塀に戻ってしがみついてしまった。
そんなことを何回か繰り返していたのだが、シジュウカラはその場から一向に離れる気配がなかった。私がいなければすぐにでもこの植え込みの中に飛び込みたいのに、私の存在が目障りでそれもできないという感じであった。
シジュウカラが、もし喋ったら、おそらく、こんなふうに言ったに違いない。
”おい、お前、そこにいられると目障りで目障りで仕様がないんだよ、用がないならさっさと向こうへ行っちまえよ!!.....”と。
そんなことを妄想しているうちに、私もいつしか観察しているのが、なんだか悪いような気持ちになってしまい、観察するのをやめることにした。
思い切って植え込みの中を覗いてしまえば、ことの仔細はすぐに判明できることはわかっていたが、それをすることはシジュウカラにも植え込みの中の大切なものにも残酷な仕打ちをするように思えて、それも敢えてしないことにし、静かにその場を去ることにしたのである。
* カワラヒワ 六態
※ 住宅街にある と或る空き地の前を通り過ぎようとした時である。
空き地の一角で草の果実らしきものを食している一羽のカワラヒワに出会った。そのカワラヒワは私との距離がかなり近かったにもかかわらず逃げようともせずに盛んに草の果実を啄んでいた。
もしかしたら、このカワラヒワは育雛中の親鳥かもしれない。
自分のためではなく雛に餌をやるために一生懸命に嗉嚢に餌を溜め込んでいた可能性がある。カワラヒワは完全植物食であるので、一般の小鳥のように昆虫の幼虫などを捕らえて、それを雛に与えるようなことはしない。
親鳥の嗉嚢に貯えられた植物質の餌を吐き戻すような形で与えるのである。
それは、ハトの子育てによく似ている。
まあ、これは私の単なる推測に過ぎないのだが、目の前の食餌中のカワラヒワを見て、そんなふうに思ったのである。
今、世の鳥たちは子育ての真っ最中である。
空き地の一角で草の果実らしきものを食している一羽のカワラヒワに出会った。そのカワラヒワは私との距離がかなり近かったにもかかわらず逃げようともせずに盛んに草の果実を啄んでいた。
もしかしたら、このカワラヒワは育雛中の親鳥かもしれない。
自分のためではなく雛に餌をやるために一生懸命に嗉嚢に餌を溜め込んでいた可能性がある。カワラヒワは完全植物食であるので、一般の小鳥のように昆虫の幼虫などを捕らえて、それを雛に与えるようなことはしない。
親鳥の嗉嚢に貯えられた植物質の餌を吐き戻すような形で与えるのである。
それは、ハトの子育てによく似ている。
まあ、これは私の単なる推測に過ぎないのだが、目の前の食餌中のカワラヒワを見て、そんなふうに思ったのである。
今、世の鳥たちは子育ての真っ最中である。
★ 今日の ”お花さん”
* ヒルガオ 二題
<ヒルガオ>
<コヒルガオ>
* センダン 二態
※ 今、あちこちで花が満開である。
葉と花の取り合わせが実に爽やかで優しい印象を与える。
私の好きな花木の一つである。
葉と花の取り合わせが実に爽やかで優しい印象を与える。
私の好きな花木の一つである。
*
<スイカズラ>
※ 別名、”金銀花”ともよばれている。
花の咲き始めは白く、時間の経過とともに黄色に変色するところから付けられた名前である。
花の咲き始めは白く、時間の経過とともに黄色に変色するところから付けられた名前である。
<ハコネウツギ>
※ この花も白から赤へと変色をする。
と或る山中にて ― 2022年05月19日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* ミソサザイ(成鳥) 四態
* ミソサザイ(幼鳥) 八題
※ 谷沿いの林道を歩いて帰る途中だった......
ちょうど中間地点辺りに差し掛かった時だった。右側の沢から耳慣れない鳥の声が聞こえてきた。今までにあまり耳にしたことのない声であった。
セキレイ類の声にも似ているがそうでもないようだし.......
私はその声の主を確かめるべく沢の中を覗き込んだ。沢は水は少ししか流れていなかったが、両サイドがかなり深く切れ込んだ薄暗い感じの谷であった。鳥の声はその谷底の方から聞こえているのである。私は、その薄暗い谷間をあちこち探し回った。しかし、いくら探しても鳥らしきものは見つからない。
声はすれども姿は見えずである。
尚も探し続けた。すると、谷底の石の間に小さな影が一瞬動いたのがわかった。”ミソサザイだ!!.....”
これで、やっと声の主を特定することができた。声の主はミソサザイだったのだ。
それにしても、今日のミソサザイはいつもの聞き慣れたミソサザイの鳴き方と違っていた。地鳴きの声でもなければ、もちろんさえずりの声でもなかったのである。
ちょうど中間地点辺りに差し掛かった時だった。右側の沢から耳慣れない鳥の声が聞こえてきた。今までにあまり耳にしたことのない声であった。
セキレイ類の声にも似ているがそうでもないようだし.......
私はその声の主を確かめるべく沢の中を覗き込んだ。沢は水は少ししか流れていなかったが、両サイドがかなり深く切れ込んだ薄暗い感じの谷であった。鳥の声はその谷底の方から聞こえているのである。私は、その薄暗い谷間をあちこち探し回った。しかし、いくら探しても鳥らしきものは見つからない。
声はすれども姿は見えずである。
尚も探し続けた。すると、谷底の石の間に小さな影が一瞬動いたのがわかった。”ミソサザイだ!!.....”
これで、やっと声の主を特定することができた。声の主はミソサザイだったのだ。
それにしても、今日のミソサザイはいつもの聞き慣れたミソサザイの鳴き方と違っていた。地鳴きの声でもなければ、もちろんさえずりの声でもなかったのである。
いつもの声で鳴いてくれれば、すぐにミソサザイということがわかり、それを念頭に置いて探せば、もっと容易に探し出せたかもしれない。
それほどに今日のミソサザイの鳴き声はいつものミソサザイの声とは異質のものだったのである。
それほどに今日のミソサザイの鳴き声はいつものミソサザイの声とは異質のものだったのである。
まあ、何はともあれ 声の主がミソサザイと判明したことで、一応スッキリはしたのだが、このミソサザイ、鳴き方がおかしいだけではなく、行動も変だということに気がついた。どうも、いつも動きと違うのである。いつもなら、さっさとその場を去って他に移動してしまうのに、今日に限って逃げないのである。同じ石に何回も止まったりしながら行きつ戻りつの小移動を繰り返しているのである。変だなあ、と思いながら尚も観察を続けていると、突然、石の間にうずくまっていたミソサザイの幼鳥の姿が私の目に飛び込んできた。
私は、その瞬間 ”これだ!!....” と思った。
これで、なぜミソサザイの声と行動がいつもと違っていたのか、その理由が理解できた。
この声は、他の成鳥に対してではなく、近くに散らばっている巣立ち雛たちに向けて発せられていた声だったのである。雛たちとコミュニケーションを図るための親鳥の子供たちに対する特別な声だったのである。
これで、なぜミソサザイの声と行動がいつもと違っていたのか、その理由が理解できた。
この声は、他の成鳥に対してではなく、近くに散らばっている巣立ち雛たちに向けて発せられていた声だったのである。雛たちとコミュニケーションを図るための親鳥の子供たちに対する特別な声だったのである。
これは、私にとっては新鮮な発見であった。
私は、こんな形でミソサザイの声を聞いたり、巣立ち雛を見たのは初めてである。そんな意味からも今回のミソサザイとの出会いは繁殖期の この時季でなければできない貴重な体験になった。
*
<イカル>
★ 今日の ”お花さん”
* カザグルマ 二題
* ニガナ 二題
<ニガナ>
<ハナニガナ>
*
<ヒトツバテンナンショウ>
<クワガタソウ>
<ガマズミ>
★ 今日の ”トンボさん”
<ニホンカワトンボ>
<ミヤマカワトンボ>
<ヤマサナエ>
<コサナエ>
<シオカラトンボ>
<オオシオカラトンボ(♂未成熟)>
<シオヤトンボ>
<ハラビロトンボ>
<ホソミイトトンボ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<トラフシジミ>
<コミスジ>
<ダイミョウセセリ>
<クロヒカゲ>
<イチモンジチョウ>
<コチャバネセセリ>
と或る山里にて ― 2022年05月20日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* コサメビタキ 三態
※ 林の中で、コサメを観察している時だった.....
突然、ガビチョウがコサメに追いかけ回され近くの藪の中に逃げ込んだ。
コサメの何倍もの大きさのガビチョウをこんな小さなコサメが追いかけ回して藪に追いやったのだ。一瞬、私はあっけに取られてポカンとしてしまったが、ガビチョウがコサメを追いかけ回したのではなく、間違いなく、小さなコサメが大きなガビチョウを追いやったのだ。
突然、ガビチョウがコサメに追いかけ回され近くの藪の中に逃げ込んだ。
コサメの何倍もの大きさのガビチョウをこんな小さなコサメが追いかけ回して藪に追いやったのだ。一瞬、私はあっけに取られてポカンとしてしまったが、ガビチョウがコサメを追いかけ回したのではなく、間違いなく、小さなコサメが大きなガビチョウを追いやったのだ。
通常ならあり得ないことだ。
おそらく、繁殖中の巣にガビが近づき過ぎてしまい、それを見つけたコサメの親鳥がガビに猛反撃を加えて巣の近くから追い出そうとしたに違いない。
前回も少し触れたが、子供を守ろうとする時の親鳥は強い。子供を守るためなら自分が相手より小さいことなどものともせずに相手に立ち向かっていく。
上の写真を眺めていると、あんな優しそうな可愛い目をした小鳥の一体どこにそんな凄いパワーが秘められているのかと驚くばかりである。
おそらく、繁殖中の巣にガビが近づき過ぎてしまい、それを見つけたコサメの親鳥がガビに猛反撃を加えて巣の近くから追い出そうとしたに違いない。
前回も少し触れたが、子供を守ろうとする時の親鳥は強い。子供を守るためなら自分が相手より小さいことなどものともせずに相手に立ち向かっていく。
上の写真を眺めていると、あんな優しそうな可愛い目をした小鳥の一体どこにそんな凄いパワーが秘められているのかと驚くばかりである。
*
<メジロ>
* カイツブリ 二態
★ 今日の ”お花さん”
* ノアザミ 二題
※ アザミといえば、一般的には秋をイメージする。事実、アザミは夏から秋にかけて花開く。ところが、アザミの中で一種類だけ春に花を咲かせるものがある。それが、ノアザミだ。
私は、春、草はらで他の花たちに混じって咲いているノアザミの姿を眺めるのが好きだ。
しかし、このノアザミは決して珍しい植物ではないのだが、そうかと言って、どこにでも見られる植物でもない。
私の家の周辺では、私の知っている限りでは、現在のところ、二箇所だけである。かつては、三箇所あったが、一つは人為的な手が入り消滅してしまった。
春になり、このアザミが見られなくなったら、やはり寂しくなるに違いない。
いつまでも残ってほしい植物の一つである。
私は、春、草はらで他の花たちに混じって咲いているノアザミの姿を眺めるのが好きだ。
しかし、このノアザミは決して珍しい植物ではないのだが、そうかと言って、どこにでも見られる植物でもない。
私の家の周辺では、私の知っている限りでは、現在のところ、二箇所だけである。かつては、三箇所あったが、一つは人為的な手が入り消滅してしまった。
春になり、このアザミが見られなくなったら、やはり寂しくなるに違いない。
いつまでも残ってほしい植物の一つである。
* アヤメ科 二題
<カキツバタ>
<キショウブ>
*
<ニワゼキショウ>
※ 北アメリカ原産の小さな花である。
しかし、これも実は上のカキツバタやショウブと同じアヤメ科の植物なのである。花だけではわからないが、葉を見てみれば なるほどと頷ける。葉のつくりや形がアヤメやショウブにそっくりなのだ。まるで、アヤメのミニチュア版を見ているようだ。とにかく、可愛い花です。
しかし、これも実は上のカキツバタやショウブと同じアヤメ科の植物なのである。花だけではわからないが、葉を見てみれば なるほどと頷ける。葉のつくりや形がアヤメやショウブにそっくりなのだ。まるで、アヤメのミニチュア版を見ているようだ。とにかく、可愛い花です。
* スイレン 二題
※ また、スイレンの花開く季節になってきた。
これから、また何度となく、このブログに姿を見せることになるでしょう.....
これから、また何度となく、このブログに姿を見せることになるでしょう.....
*
<ミゾコウジュ>
※ やがては消えてしまうのでないかと思われているほど数が激減しているシソ科の植物である。
<ムシトリナデシコ>
※ この植物の名前を教えてやると、”虫を獲るのですか...”と聞き返される。
”虫は獲りません....”というと、怪訝そうな顔をされる。
”虫は獲らなくても、虫獲りナデシコなのです!!.......”(笑)
”虫は獲りません....”というと、怪訝そうな顔をされる。
”虫は獲らなくても、虫獲りナデシコなのです!!.......”(笑)
<ウワミズザクラ(果実)>
<ベニウツギ>
※ 主に太平洋側の山野に自生するヤブウツギの園芸品種である。
日本海側の気候の地域には、タニウツギという種類がある。
ピンク色のやさしい花を咲かせる私の大好きな花である。
日本海側の気候の地域には、タニウツギという種類がある。
ピンク色のやさしい花を咲かせる私の大好きな花である。
群馬では、玉原や谷川まで行くとお目にかかれるのだが、もうしばらく出向いていない。近頃、また会いたくなってきた。
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<アカシジミ>
※ 今季、お初である。
もうそろそろ.....と思っていた矢先である。
やっと、一頭確認することができた。
これから、下旬にかけて出現が本格化するが、楽しみである。
もうそろそろ.....と思っていた矢先である。
やっと、一頭確認することができた。
これから、下旬にかけて出現が本格化するが、楽しみである。
<クロコノマチョウ>
<アカボシゴマダラ>
<イチモンジチョウ>
<コチャバネセセリ>
<テングチョウ>
★ 今日の ”トンボさん”
* シオカラトンボ 二題
(♂)
(♀)
* シオヤトンボ 二題
(♂)
(♀)
*
<ニホンカワトンボ(♂)>
<ハラビロトンボ>
<クロイトトンボ>
渡良瀬、その他にて ― 2022年05月24日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* キビタキ 二態
※ 綺麗な鳴き声が林の中から聞こえてくる..... キビタキだ。
林の中に入って追いかけてもどうせ見つからないだろう、と思いながらもこの声を聞いていると、どうしても声のする方向へと自然と引き寄せられてしまう。そして、林の中に入ってしまえば、もう姿を探さないわけにはいかない。
左を向いたり、右の方を向いたりと、何とか姿を見つけようとこっちも必死になってしまう。しかし、いくら頑張っても暗い林の中でじっと動かずに枝に止まっているキビタキを見つけるのは至難の技だ。それでもどうしても姿をキャッチしたかったら、小さな黒い影が枝から枝へと動く瞬間を待つ他はない。
動けば、いる場所を特定できるのである。
そんなふうにして、キビタキの姿を探し出すのであるが、それでも姿を確認できれば、それはまだ運のいい方で、キビタキが大きな移動をしてしまえば、もう万事休すで諦めるより仕方がないのである。実際はこのケースの方が圧倒的に多いのだが......。
また、運よく姿を確認できたとしても、林内は暗く、カメラを向けても焦点は合わないし、撮った画像はほとんどピント外れの不鮮明な写真に終わってしまう。
結局、この時季には写真を撮ろうとせずに、声だけを楽しむことに専念した方がより賢明だということになるだろう。
林の中に入って追いかけてもどうせ見つからないだろう、と思いながらもこの声を聞いていると、どうしても声のする方向へと自然と引き寄せられてしまう。そして、林の中に入ってしまえば、もう姿を探さないわけにはいかない。
左を向いたり、右の方を向いたりと、何とか姿を見つけようとこっちも必死になってしまう。しかし、いくら頑張っても暗い林の中でじっと動かずに枝に止まっているキビタキを見つけるのは至難の技だ。それでもどうしても姿をキャッチしたかったら、小さな黒い影が枝から枝へと動く瞬間を待つ他はない。
動けば、いる場所を特定できるのである。
そんなふうにして、キビタキの姿を探し出すのであるが、それでも姿を確認できれば、それはまだ運のいい方で、キビタキが大きな移動をしてしまえば、もう万事休すで諦めるより仕方がないのである。実際はこのケースの方が圧倒的に多いのだが......。
また、運よく姿を確認できたとしても、林内は暗く、カメラを向けても焦点は合わないし、撮った画像はほとんどピント外れの不鮮明な写真に終わってしまう。
結局、この時季には写真を撮ろうとせずに、声だけを楽しむことに専念した方がより賢明だということになるだろう。
★ 今日の ”お花さん”
<コマツヨイグサ>
<シソバタツナミ>
<ギンリョウソウ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* ウラゴマダラシジミ 三態
※ 今季、お初である。
時季的に、もう出現してもいいだろう、と思いながらもこれまで一頭も確認できなかったが、今日やっと二頭見つけることができた。
毎年のことではあるが、やはり、そのシーズン初めての出会いは嬉しいものである。
時季的に、もう出現してもいいだろう、と思いながらもこれまで一頭も確認できなかったが、今日やっと二頭見つけることができた。
毎年のことではあるが、やはり、そのシーズン初めての出会いは嬉しいものである。
*
<トラフシジミ>
<アカシジミ>
※ 今季三頭めの出会いである。
<コミスジ>
<コチャバネセセリ>
<ヒメウラナミジャノメ>
<アオスジアゲハ>
★ 今日の ”トンボさん”
* アオハダトンボ 二題
(♂)
(♀)
*
<ハラビロトンボ>
<シオカラトンボ>
こどもの国、その他にて ― 2022年05月26日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* シジュウカラ 九題
※ 親鳥が巣立ち雛に餌をやる光景はいつ見ても微笑ましいものである。
とは云うものの、親鳥からすれば、あちこちに散らばった子供達を追いかけ、それらに餌をやるのだから、こんな大変なこともなかろう......
一日も早く雛たちが自力で餌を捕れるようになることを願うばかりである。
とは云うものの、親鳥からすれば、あちこちに散らばった子供達を追いかけ、それらに餌をやるのだから、こんな大変なこともなかろう......
一日も早く雛たちが自力で餌を捕れるようになることを願うばかりである。
★ 今日の ”お花さん”
* スイレン 三題
※ 今日初めて花開いたのだろうか.....
全く汚れのない美しいスイレンたちである。
スイレンはいつ見ても心惹かれるものがある。
全く汚れのない美しいスイレンたちである。
スイレンはいつ見ても心惹かれるものがある。
* シモツケ 二題
※ シモツケソウは草本であるが、シモツケは木本である。
どちらも優しい花を咲かせる。
どちらも優しい花を咲かせる。
*
<ネジキ>
<ガマズミ>
<コアジサイ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<アカシジミ>
※ 今季5頭目の確認である。
今季はシーズンオフまでにトータルで何頭観察できるかカウントしてみたいと思う。
今季はシーズンオフまでにトータルで何頭観察できるかカウントしてみたいと思う。
★ 今日の ”トンボさん”
<ハラビロトンボ>
★ 今日の ”おまけ”
* 井戸湿原の主な植物
*
<シロヤシオ>
<ナナカマド>
<ホソバテンナンショウ>
<フデリンドウ>
<ユキザサ>
<ギンリョウソウ>
<マイヅルソウ>
<コンロンソウ>
※ 前回ここを訪れたのは、もう20年以上も前である。
規模は小さいが、散策をするには気持ちの良い湿地帯である。
規模は小さいが、散策をするには気持ちの良い湿地帯である。
渡良瀬、その他にて ― 2022年05月30日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* エナガ 三題
* キビタキ 一題
※ 渡良瀬の河畔林で、まだ鳴き続けている♂がいる。
まさか、ここで繁殖などということはないだろうが、動向が気になるところではある。
まさか、ここで繁殖などということはないだろうが、動向が気になるところではある。
★ 今日の ”お花さん”
<ウツギ>
※ この近辺の野山では、ヒメウツギ、マルバウツギ、ウツギの順で花が咲いていく。最後のウツギが咲いたことで、今年の春も終わりを迎えることになる。
<ノアザミ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* テングチョウ 二題
(♀)
(♂)
※ 頭の先が前に突き出ているところから、”天狗”の名をいただいたようだが、このチョウは化石に出てくるくらい大昔から地球上に生息していると云われている。そう云われてみれば、確かに他のチョウ類に比べて形態的にも原始的な姿をしているようにも思える。
*
*
<ウラゴマダラシジミ>
※ 5/28には10頭ほど観察できたが、今日はたったの一頭だった。
ピークはまだ過ぎていないと思うが、その日、その日で波があるようだ。
(累計:11頭)
ピークはまだ過ぎていないと思うが、その日、その日で波があるようだ。
(累計:11頭)
<アカシジミ>
※ 梅雨の季節を前に樹上性のシジミ類の出現が本格化してきたようだ。
ここのところ、あちこちの雑木林で姿が見られるようになってきた。
そういえば、今日は我が家の庭先にも一頭アカシジミが飛来した。こんなことはかつてなかったことだが、風に乗ってどこぞの雑木林から飛んできたようだ。(累計:11頭)
ここのところ、あちこちの雑木林で姿が見られるようになってきた。
そういえば、今日は我が家の庭先にも一頭アカシジミが飛来した。こんなことはかつてなかったことだが、風に乗ってどこぞの雑木林から飛んできたようだ。(累計:11頭)
<ヒメアカタテハ>
<コムラサキ>
<ダイミョウセセリ>
★ 今日の ”トンボさん”
* サラサヤンマ 三態
(ホバリングの最中)
※ 今季は、これまでも、雑木林に出向くたびに度々観察されてきたのだが、何せ、やっこさん、飛びっぱなしで一向に草木に止まってくれない。
今日は、やっと近場で止まってくれたので写真に収めることができた。
テリトリー内を行ったり来たりして常にパトロールをしているのであるが、あまり人は気にしない様子で、すぐ側まできてホバリングをすることがある。
今日は、やっと近場で止まってくれたので写真に収めることができた。
テリトリー内を行ったり来たりして常にパトロールをしているのであるが、あまり人は気にしない様子で、すぐ側まできてホバリングをすることがある。
なかなか愛嬌のあるトンボだ。
*
<コシアキトンボ>
<シオヤトンボ>
<アオハダトンボ>
<ハラビロトンボ>
<ヤマサナエ>
<クロイトトンボ>
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