粟谷にて2016年01月19日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * 雪の日のルリビタキ 







    * その他の今日の鳥さん達.....

<アオジ>

<シロハラ>

<カシラダカ>

<ベニマシコ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おっさん、そこのテイカカズラ、随分と葉っぱが赤いけど どうしたん?...』
  ほんとだ、随分と赤いのう.......
  誰かが、ペンキでも塗っていたずらをしたんじゃろうよ!!.....
『ペンキ?......』
『いったい誰がペンキなんか塗ったんだろう?......』
  おいおい、冗談、冗談!!......
  本気にするなって!!.....
『まったく、おっさんたら意地が悪いんだから!!....』
  ごめん、ごめん!!.....
  ちょっとからかってみただけだよ......
  実はな、テイカカズラの葉っぱが赤いのは、葉っぱにアントシアニンとい   う色素が含まれておるからなんじゃよ.....
『アントシアニン?.....』
  そうじゃ.....
  お前さんもブルーベリーの中に含まれていることで、名前は聞いたことが   あるじゃろうて.....
  でな、アントシアニンという色素には紫外線から葉緑体を守るというはた  らきがあるのじゃよ.....
  葉緑体は、お前さんも知っているように、光合成という植物にとっては一   番大切な活動が行われている場所じゃよ....
  植物は、ここでタンパク質など生育に必要な物質のほとんどを造り出して   いるわけじゃがな....
  しかし、あまりたくさんの紫外線を受け過ぎると、葉緑体が破壊されてし   まうのじゃよ....
  そうなったら、植物にとっては一大事だ...
  そこで、そうならないように紫外線を除去しているのがアントシアニンと   いう色素というわけじゃがな....
『ふ〜ん......』
  人間の世界でいえば、言わばサングラスみたいなもんじゃな.....
  じつはな、わしの目には白内障が入っておるのじゃが、この白内障の原因   も紫外線じゃといわれておるのじゃ.....
  要するに、紫外線は動物にとっても植物にとっても有害なんじゃよ......
  紫外線という敵から、どうやって身を守るか、これは植物にとっても大昔   から大きなテーマだったに違いない.....
  幸いにして植物は進化の過程で運良くアントシアニンという色素を手に入   れることができたので、紫外線に殺されることなく今日まで生き延びる   ことができたというわけじゃよ.....
『なるほどねえ.... ペンキではなく、アントシアニンか.....』
『今度あたしも体にアントシアニンを塗ろうっと!!......』
  何じゃと!!?......

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