西長岡、松田にて2018年12月14日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * チョウゲンボウ 二態



       * カケス 二態



       * シメ 二題



      * ベニマシコ 二題



       * オシドリ 一題


★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あの実は確か..... 』
『名前の最初の一文字が”へ”だったと思ったけどなあ.......』
『へ、へ、へ、へ........』
『だめだ、”へ”の次がでてこない......』
『おっちゃん!!.....』
『”へ”の次は何だったっけ!!?......』
  ”屁”の次!!?.....
  ”屁”の次は”ブっ”に決まっておるじゃろうが!!.....
『はあ???......』
『おっちゃん、なに言ってんだよ!!?.....』
  ”なに言ってんだよ”って、お前こそ何云ってんだよ!!?.....
  お前が薮から棒に”屁の次は何?”って聞くから、わしは”ブっ”と答えたま   でじゃが.....
『まったく、おっちゃんて下品なんだから!!.....』
『そんなだから、女性にもてないんだよ!!....』
  女性にもてない?......
  そういうお前さん、もしかして”♀”だったかいのう?......
『............』
『胸を見てよ!!.....』
  胸?......
  特に、胸は膨らんでおらんがのう......
『う〜ん、まったく!!......』
『おっちゃんのバ〜カ!!.....』
『そうじゃないでしょうに!!.....』
『胸の黒い線よ!!.....』
『胸の黒い線が太ければ、♂!!.....』
『胸の黒い線が細ければ、♀!!.....』
『そんなの常識中の常識でしょうに!!.....』
『おっちゃん、一体何年”鳥見”をしてきたのよ!!?.....』
  そうじゃ、そうじゃ、そうじゃったのう.......
  胸の黒い線じゃったよ......
  お前さん、やはり”♂”だったよのう.....
『はあ????.....』
『もう、おっちゃんなんか、大嫌い!!.....』

おやおや、大変なことになってしまいました。
これでは、本日は とても”へ”の次まで話が進んでいきそうにありません。
でも、このままでは、”へ”の次の話を知りたい読者の皆様は欲求不満で睡眠障 害を起こしてしまうでしょうから、この話の続きは”おっちゃん”に代って第 三者の”私”が解説をしたいと思います。
じつは、この実は”ヘクソカズラ”という植物の果実なのです。
”ヘクソカズラ”は漢名では”屁糞葛”と表記します。
”屁”だけでも威力十分だと思うのですが、それに加えて更に”糞”ですから、も う 何をか言わんやですね!!.....
全く凄い名前です。
では、一体 なぜ こんな名前がついたのでしょうか?......
それは、この植物体が発する"臭い"です。
この植物を傷つけると、まさに”屁糞”の臭いに匹敵するほどの悪臭を放つので す。そして、この悪臭の正体は”メルカプタン”というガスです。
でも..... 
この植物、無闇やたらに”メルカプタン”を発生させるわけではないのです。
ヘクソカズラが”メルカプタン”を放出する時は、それなりの理由があるので  す。
その理由とは、ヒントは上記の説明のなかの”植物を傷つけると”という言葉の なかにあります。そうです、ヘクソカズラは自分の体が傷つけられなけれ  ば”メルカプタン”を発生させることはないです。
では、自分の体が傷つけられる時とは、どのような時でしょうか?.....
それは、昆虫や動物や人間から植物体に攻撃を仕掛けられた時です。
つまり、ヘクソカズラは敵からの食害などの攻撃に対して、自分の身を守るた めに反撃用の武器として この”メルカプタン”というガスを使っているという ことなのです。
従って、逆に言えば、敵から攻撃を受けない限りは、悪臭を発しないというこ とになるわけです。
人間の世界には”誰でもいいから殺したかった”という所謂”理由なき殺人”とい う言葉がありますが、植物の世界では理由のない現象は絶対に起こりませ  ん.....

以上、ヘクソカズラの一側面についての”第三者”から解説でした。
出しゃばったことをしてしまいましたが、”始終 空子”とおっちゃんとの仲が元 に戻ることを心より願いつつ、これにて拙文を閉じたいと思います。
皆様、最後までお読み頂き有り難うございました。