西長岡にて2018年12月22日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * ノスリ 六題







       * ハイタカ 二態



    * チョウゲンボウ 一題


       * シギ 二題

<タシギ>

<クサシギ>
          *

<タヒバリ>

<コゲラ>

<ジョウビタキ>

<キンクロハジロ>

<ハシビロガモ>

<ホシハジロ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?.....』
『あの花は、もしかして......』
『そうだよ!!.....』
『あれは、間違いなく”ホトケノザ”だよ!!.....』


『でも、待てよ......』
あれが本当にホトケノザということであれば、あの花は確か春の花だった筈 だけど.....』
『今は12月だよね......』
『ということは、12月はもう春ということ?.......』
『何だか、最近、季節がわかんなくなっちゃったよ......』


『ところで、おっちゃん.....』
『おらっち、あの花を見ると、いつも不思議に思うのだけど、真ん中にある
 蕾みたいな深紅の”ぽっちん”......』
『あれって、一体何なの?.....』
『蕾なの?.....』
  いや、あれは蕾に見えるけど蕾ではないのじゃよ.....
『蕾ではない?.....』
  そうじゃ.....
『そんじゃ、何なの?.....』
  あれは、”花”じゃがな!!....
『”花”って.......』
『普通に考えると、花と言えば ”ぽっちん”の隣の細長いやつでしょう     に!!.....』
  そうじゃ......
『????.....』
『意味、わっかんねえ!!......』
  じつはのう、両方とも”花”なんじゃよ.....
『両方とも”花”!!?.....』
  そうじゃ.....
  ま、お前さんには分からないと思うが、蕾みたいなやつを業界用語では
  ”閉鎖花”、隣の細長いやつを”開放花”と云っておるんじゃよ.....
『”閉鎖花”?.....』
『”開放花”?.....』
  そうじゃ....
  じつはのう、一般に花とよばれているものには、”閉鎖花”と”開放花”とい  う二種類があるんじゃよ....
  ”閉鎖花”というのは、なかなか聞き慣れない言葉だと思うが、簡単にいう  と”成熟しても花冠が開かない花”のことをいうのじゃ.....
  でな、それに対して、”開放花”というのは、”成熟すると花冠が開く花”の  ことじゃがな.....
  普通一般に、”花”とよばれているものは、この”開放花”のことじゃよ.....
『ふ〜ん......』
『”閉鎖花”って、花冠が開かないんだ.......』
『そんな花がこの世の中に存在したとは、さすがのおらっちも全然知らなかっ たよ.....』
『でも せっかく ”花”として生まれてきたのに、”花を咲かせず”終わってしまう なんて、
”閉鎖花”って、何だか可哀想だね.....』
『まるでおっちゃんみたいじゃないか.....』
  どういう意味じゃ?......
『だってさ、おっちゃんは せっかく 人間としてこの世に生まれてきたのに、 何十年かの人生のなかで 一花も咲かせずに、もう直き人生が終わりになっ てしまうのでしょ......』
『だったら、おっちゃんも”閉鎖花”といっしょじゃない!!.....』
  何じゃと!!?.....
  一花咲かせようが、咲かせまいが、大きなお世話じゃよ!!.....
  わしは、わしなりにわしの人生を歩いてきたのじゃから、それで満足じゃ  がな......

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kneko.asablo.jp/blog/2018/12/22/9015926/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。