渡良瀬&彦谷にて2018年05月15日

★ 今日の ”風景画”


★ キアシシギ(5/14、5/15 それぞれ2羽確認)












★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク

おっちゃんが、キアシシギを静かに観察していた時だ......
突然、けたたましい鳴き声と共に、二羽のイソシギが目の前の川原に乱入してきて、   壮絶なバトルが始まった。
両者、組み合ったまま瀬に突っ込んだり、ここまでやるかと思うくらいの激しい取っ 組み合いが目の前で執拗に繰り返されたので、さすがのおっちゃんも、キアシシギ の観察を一時中断して、事の成り行きを見守らざるを得なくなってしまったようで す...。
昨日は、ヒバリ達のいざこざに巻き込まれ、今日は今日で、イソシギの大げんかを目 の前で見せつけられ、おっちゃん、ここのところ ついてない日が続いているようで すね.....。









★ 今日の ”お花さん”

<ガマズミ>

<ナンテンハギ>

<サルトリイバラ>

<ハハコグサ+ニワゼキショウ>

<コヒルガオ>

<水面に落下したエゴノキの花>

★ 今日の ”トンボさん”

<ニホンカワトンボ(♀)>

<ハラビロトンボ>

<ダビドサナエ>

<ヤマサナエ>

<アオハダトンボ>

<トンボではないトンボ、”キバネノツノトンボ”>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメアカタテハ>

<クロヒカゲ>

<ダイミョウセセリ>

<コチャバネセセリ>

渡良瀬&梅田にて2018年05月16日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * キアシシギ(5/16 2羽確認)




      * イソシギ 二態



       * セッカ 三態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『わ〜!!すげえ!!.....』
『何だ、何だ、あの白い でっけえ花は!!?......』


『”でっけえ花”??.....』


『おお、ほんとだ!!.....』
『すっげえ!!.....』


『どこから見ても、ありゃ、”風車”だよ!!......』


『ほんとだ!!.....』
『”風車”にそっくりだ!!.....』
『おっちゃん、あの”風車”みたいな花は、何という花なの!!?......』
  おお、あの花のことか.....
  あれは”カザグルマ”という花じゃよ!!.....
『”カザグルマ”!!?.....』
『おっちゃん、からかわないでよ!!.....』
『いくら、”風車”に似ているからって、そのまんま言うことはないでしょ   う!!....』
  いや、本当なんじゃよ!!....
  あれは、本当に”カザグルマ”という花なんじゃ......
  じつはのう、あの植物は、群馬県では絶滅危惧Iに指定されているとても   貴重な植物なんじゃよ......
  お前さん、”テッセン”という名の植物のことを聞いた事があるじゃろう.....
  じつはのう、あの”テッセン”は”カザグルマ”と同じ仲間の植物なんじゃ    よ......
  属名では、Clematis(クレマチス)とよばれているものなんじゃがな.....
『ふ〜ん、そうなんだ.....』
『おっちゃん、そんな貴重な花を今日見つけたの?.....』
  いや、見つけたのは一昨年じゃよ......
  たまたま梅田地区の野鳥の調査を担当した時に、偶然見つけたんじゃが、   それがまだ同じ場所に生育していたということじゃよ.....
『環境が壊されていなくてよかったね!!.....』
  その通りじゃよ!!.....
  こんなすばらしい花が消えてなくなってしまったら、本当にもったいない   限りじゃものな.....
  何とか、この場所でこれからも生育し続けてほしいものじゃて.....
『ところで、おっちゃん、話はぜんぜん換わるけど、確か、館林に、おっちゃ んの好きな蕎麦屋さんで、”風車”というのがあったよね......』
  おお、あるぞ!!....
  わしは、あそこの”田舎蕎”が大好きでのう.....
  そろそろ、食べに行きたいと思っていたところじゃよ.....
  だけど、お前さん、何でそんなことまで知っておるんじゃ?.....
『だから、前にも言ったでしょうに!!.....』
『おっちゃんのことは、頭のてっぺんからつま先まで、な〜んでも知ってるっ てさあ!!......』
  はあ????......

★ 今日の ”お花さん”

<コゴメウツギ>

<オドリコソウ>

<クワガタソウ>

<フタリシズカ>

<コアジサイ>

<ミヤマウグイスカグラ>

★ 今日の ”トンボさん”

     * ハラビロトンボ 二題

(♂)
(♀)

    * ニホンカワトンボ 二題

(♂)
(♂)
         *

<ダビドサナエ>

<ヤマサナエ>

<キバネノツノトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コミスジ>

<ヒメキマダラセセリ>

<アゲハ>

<キタテハ>

渡良瀬&彦谷にて2018年05月17日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * キアシシギ(5/17 7羽確認) 










     * オオルリ(♀)二態



        * キジ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?......』
『あの白い花は、もしかして”ニセアカシア”?......』


『そうだよ!!あれは間違いなく”ニセアカシア”だよ!!.....』
『まだ、咲いていたんだ.......』
『きっと、これが渡良瀬で見られる今年最後の花になるだろうな......』


『それにしても、盛りの時は見事だったよなあ.......』
『河畔林にあるニセアカシアの木という木にまるで雪が降り積もったようだっ たもんな.....』
『それが、もう過去の出来事になってしまったなんて、夢のようだね.....』


『光陰矢の如し!!.... 少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべから  ず、未だ覚めず池塘春草の夢、階前の桐葉はすでに秋声!!......』


『はあ???....』
『あいつ、なに訳の分からんこと言ってるんだべ?.....』
『あいつ、時々、頭が狂うからなあ....』
『そういえば、今日は真夏のような暑さだったから、そのせいか?.....』

『それにしても、河川敷にはニセアカシアが多いよなあ.....』
『あんな栄養の少ない土地に、どうしてあんなによく育つのだろう?.....』
『おっちゃん、どうしてなの?.....』
  それはのう、ニセアカシアの根っこには、根粒という丸い豆粒のようなも   のがたくさんついていてのう、その中に根粒菌という菌が棲みついてお   るんじゃよ.......
  でな、その根粒菌という菌が植物の三大栄養素の一つである窒素を空気中   から取り込んでくれているのじゃよ......
『そして、その根粒菌が取り込んでくれた窒素をニセアカシアが頂いているっ てわけ?.....』
  その通りじゃよ.....
  だから、ニセアカシアは栄養の少ない砂地でも立派に生育できるってわけ   じゃがな....
『ふ〜ん、なるほどねえ......』
『でも、ニセアカシアはなぜ自分で窒素を取り込まないのだろう?.....』
  おお、なかなかいい質問じゃ.....
  それはのう、一般に、植物は空気中から直接窒素を取り込む事はできない   からじゃよ.....
『そうなんだ.....』
『といことは、植物ができないことを根粒菌という菌がやってくれてるってわ け?.....』
  その通りじゃがな.....
『ふ〜ん、根粒菌て凄いやつなんだね!!......』
  そうじゃ、凄いのじゃ!!.....

★ 今日の ”お花さん”

<ガマズミ>

<ウツギ>

<ニワウルシ>

<クララ>

<テイカカズラ>

<スイカズラ>

<ナワシロイチゴ>

<エゾタチカタバミ>

<ノアザミ>

<ヤマハタザオ>

<エビネ> 群馬県:絶滅危惧I

★ 今日の ”トンボさん”

<シオカラトンボ>

<コオニヤンマ>

<ヤマサナエ>

<ダビドサナエ>

<ホソミオツネントンボ>

     * ミヤマカワトンボ 二題

(♂)
(♀)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメキマダラセセリ>

<コチャバネセセリ>

<テングチョウ>

<コミスジ>

<イチモンジチョウ>

<クロヒカゲ>

<コジャノメ>

<クモガタヒョウモン>

<ツマグロヒョウモン>

渡良瀬にて2018年05月18日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * キアシシギ(5/18 8羽確認)




      * セッカ 三態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?......』
『あの白っぽいチョウは、おっちゃんが ここんところ ずっとマークしていた チョウじゃないの?.....』
『きっと、そうだよ!!......』


『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『おっちゃんが、探していたチョウが葉っぱの上に止まってるよ〜!!.....』
  なに?....
  チョウだと?......
  どこじゃ、どこじゃ?......


『ほら、あそこだよ!!.....』
  どこじゃ?.....
『あそこだよ!!.....』
  おお、ほんとじゃ!!....
  いた、いた!!......
  今年も、やっと、お出ましになってくれたのう!!.....


『ところで、おっちゃん!!......』
『あのチョウは何という名前なの?......』
  名前?.....
  おお、そうじゃったのう.....
  あれは、”ウラゴマダラシジミ”というチョウだよ.....
『”ウラゴマダラ死んじまえ”!!?.....』
  はあ????.....
  何を言ってるのだ、お前さんは!!.....
  そんな惚け方をしていると、そのうち わしと同じになっちまうぞ!!......
     ”死んじまえ”じゃなくて、シジミじゃ、シ・ジ・ミ!!.....
『そうか、”シジミ汁”か.....』
  ”汁”は余分じゃ!!....
  シジミじゃ、シジミ!!.....
『おらっちも”死んじまえ”じゃ、どうも、変だと思ったよ!!.....』
  あったりまえじゃろうが!!.....
『ところで、このチョウの幼虫って、何を食べてるの?.....』
  ”イボタノキ”の葉っぱじゃよ!!.....
『”イボタノキ”?.....』
  そうじゃ......
  渡良瀬の河川敷には、この”イボタノキ”がいっぱいあってのう、今が花盛   りじゃよ.....
『ふ〜ん.....』
『で、どれが”イボタノキ”なの?.....』
  ほれっ、あれじゃがな!!....
  白い小さな花がいっぱい付いている木があるじゃろう.....
  あれが、”イボタノキ”の花じゃよ!!.....


  成虫は、この木の茎部に卵を産みつけ、春になると孵化して、幼虫がこ   の葉っぱを食べて生長し、やがて成虫になってこの花の周辺を飛び交    う....
  それが、今の時季というわけじゃがな......
『ふ〜ん、おっちゃんは、それを待っていたのか?......』
  その通りじゃ......
  お陰様で、今日は成虫を10頭近く確認出来たよ......
  ところで、話が変わるけど、最近、お前さん、ブログのなかでよく喋って   いるのう.....
  ちょいと、喋り過ぎではないかい?......


『何だって!!?......』
『まったく、よく言うよ!!......』
『自分で、勝手に喋らせているくせに!!......』

★ 今日の ”お花さん”

<センダン>

<クララ>

<ウマノアシガタ(キンポウゲ)>

<ツルニチニチソウ>

<オオカワジシャ>(特定外来種)

<スミレ(mandshurica)>

<マツバウンラン>

★ 今日の ”トンボさん”

    * ニホンカワトンボ 二題

(♀)

      * サラサヤンマ 二態


(群馬県:準絶滅危惧
           *

<ヤマサナエ>
    * アオハダトンボ 二題

(♂)
(♀)
           *

<ハラビロトンボ>

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * テングチョウ 三題

(♂)
(♀)
(♂)
     * アカボシゴマダラ 二態



           *

<ツマグロヒョウモン>

<アゲハ>

<コチャバネセセリ>

<モンキチョウ>

<ベニシジミ>

<ダイミョウセセリ>

渡良瀬&松田、彦谷にて(5/21、5/22)2018年05月21日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

* キアシシギ(5/21、1羽 5/22、2羽)







       * イソシギ 九態










       * セッカ 三態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『おっちゃん、今日もキアシのシギさん、姿を見せてくれたね......』
  おお、そうじゃのう.....
  数は二羽と大分少なくなっているが、5月9日の初認以来、今日でかれ     これ12日間の滞在ということになるよのう......
『ふ〜ん、そうなんだ......』
『もうそんなに長く滞在しているのか......』
『でも、こんなに遅くまで日本にいて子育てに間に合うのかしら?.....』
  ま、それは心配しなくとも大丈夫じゃよ.....
  鳥は人間みたいなヘマはしないからのう......
  その時期が来れば、ちゃんと飛び去っていくさ....
『それなら いいんだけど......』
『ところで、おっちゃん、シギさん達はいったいどこから日本にやって来てい るの?.....』
  そうじゃのう.....
  わしも詳しい事はよくわからんが、何でもインドネシアとかフィリピン方   面から飛来しているという話じゃよ......
『インドネシアとかフィリピン!!?......』
  そうじゃ.....
『で、日本を去ったあとはどこに向かうの?......』
  これも、よくわからんが、シベリアのツンドラ地帯まで行って、繁殖をす   るらしいぞ.....
『シベリアのツンドラ地帯!!?.....』
『そんじゃ、熱帯から寒帯までの大移動ということになってしまうがね!!』
  その通りじゃよ!!.....
『まさに、ギョギョギョだね!!......』
  それで、繁殖が終わって秋になれば、また元来たルートを何千キロもの旅   をしてインドネシアやフィリピンに戻るのじゃから、まったく凄いもん   じゃてのう.....
『シギさんて、ほんとに凄いね!!.....』
『それで、帰りには、また日本に寄るの?.....』
  そうじゃよ......
  所々に立ち寄り、旅の疲れを癒したり、栄養補給をしなければならないか   らのう......
『それじゃ、今 渡良瀬で見ているシギさん達に秋になると また 会えるかもし れないんだね?......』
  ま、渡良瀬で再会できるかどうかはわからんが、日本のどこかに立ち寄る   ことは確かじゃろうのう......
『秋も是非会いたいね!!そして できたら あちらでの子育ての様子なども是 非聞いてみたいよ.....』
  わしもじゃよ......

★ 今日の ”お花さん”

<ミヤマガマズミ>

<コアジサイ>

<ウツギ>

<アワブキ>

<ヨツバムグラ>

<ゴウソ>

<モミジイチゴ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ゼフィルス 四題

<アカシジミ>

<ウラナミアカシジミ>

<ウラゴマダラシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>
 注:ゼフィルスとは、樹上性のシジミチョウ類の総称である

           *

<イチモンジチョウ>

<ヒメキマダラセセリ>

<テングチョウ>

<ダイミョウセセリ>

★ 今日の ”トンボさん”

<ダビドサナエ>

<ニホンカワトンボ>

<アオハダトンボ>

<シオカラトンボ>

<ミヤマカワトンボ>

<コオニヤンマ>

<コシアキトンボ>

迫間湿地、中野沼、その他にて2018年05月29日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * アオバズク 二態



      * アオサギ 二題



       * ササゴイ 二態



       * カルガモ 一題


      * カワセミ 一題


★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?......』
『あの赤い実と黒い実は確か........』


『そうだよ!!....』
『あれは、間違いなくクワの実だよ!!......』
『懐かしいのう......』
  ”懐かしいのう....”って、そいつはわしの言う台詞じゃろうが!!......
『昔は、唇を真っ青に染めて、よく食べたもんじゃよのう.......』
  はあ???.....
  そいつも、わしの台詞じゃろうが!!.......


『あら、そうでしたかしら?........』
『こりゃ、また 失礼を致しました!!......』

  ところで、お前さん、お蚕さん(カイコガの幼虫)は、クワの葉っぱを食   べて生長するという事は知っておったかいのう.....
『そんなの常識でしょうが!!.....』
  そうじゃよのう.....
  では、なぜ、お蚕さんはクワの葉っぱを食べるのか知っておるかい?.....
『そりゃあ、クワの葉っぱが美味しいからでしょうが......』
  ま、そうじゃが.....
  じつはのう、一般に植物は害虫からの食害を防ぐ為に自分の植物体に何ら   かの化学物質を保持しておるもんなんじゃが、このクワの葉っぱには、   昆虫が忌み嫌うような化学物質は一切含まれていないのじゃよ......
『ふ〜ん、そうなんだ.....』
『だから、お蚕さんは、クワの葉っぱを食べるってわけなの?....』
  その通りじゃよ.....
  お蚕さんは、なぜだかわからないけど忌避物質が含まれている植物は一切   食べられないのじゃよ......
『ふ〜ん....』
『ということは、クワを除いた他のほとんどの植物はお蚕さんの餌にはなり得 ないということ?.....』
  その通りじゃよ!!......
  だから、昔のお百姓さんはお蚕さんの為にわざわざ畑にクワを植え育てて   きたわけじゃがな.....
『なるほどねえ.....』
『そういうことだったのか.......』
  ちなみに、お蚕さんの餌になる”マグワ”はお前さんと同じ中国原産じゃ    ぞ....
『えっ、そうなの!!?.....』
  そうじゃ.....

★ 今日の ”お花さん”

<クロガネモチ>

<オオバアサガラ>

<コアジサイ>

<オオカナダモ>

★ 今日の ”トンボさん”

<コオニヤンマ>

<コフキトンボ>

<ギンヤンマ>

<コシアキトンボ>

<シオカラトンボ>

      * セスジイトトンボ 二題



   * オオモノサシトンボ 二題

(♂)
(♀)

<シオヤトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<ショウジョウトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミズイロオナガシジミ>

<ヤマトシジミ>

<ヒカゲチョウ>

★ 今日の ”おまけ” <谷川(天神平)にて>


<ナエバキスミレ>

<ミヤマスミレ>

<ショウジョウバカマ>

<ミズバショウ>

<シラネアオイ>

<タムシバ>

<タニウツギ>

阿左美沼&渡良瀬にて2018年05月30日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ダイサギ 二題



      * ゴイサギ 三題




      * オオバン 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『こうやって、沼の上からじっくり眺めてみると、やっぱりスイレンの花っ  て、本当に素敵だわ!!......』
『この花におっちゃんが魅了される気持ちが少しは分かるような気がするみた い....』
『おっちゃんて、バラの花も好きだけど、このスイレンの花も大好きなんだよ ね.....』
『スイレンの花とバラの花って、何か共通しているものがあるのかしら?...』
『ところで、スイレンといえば、すぐに思い出すのが、画家のモネだよね....』
『そういえば、おっちゃんは、いつか、モネが好きだとも言っていたわ......』
『モネが好きだから、スイレンが好きになったのか、それともスイレンが好き だからモネが好きになったのか、どっちなんだろう?......』
『今度、おっちゃんに会ったら聞いてみよう!!....』
『ところで、話は換わるけど、これも以前におっちゃんから聞いた話なんだけ ど、日本に自生しているスイレンの仲間は、ヒツジグサとエゾベニヒツジグ サいう名のスイレンだけで、あとはみんな園芸種なんだって.....』
『ヒツジグサは尾瀬ケ原に行くとすぐに見られるらしいけど、あたいはまだ尾 瀬には一度も行ったことがないのでヒツジグサは見たことがないの......』
『今度、おっちゃんのお供をして、あたいも是非ヒツジグサを見てきたい   わ!!....』
『おっちゃん、あたいを連れて行ってくれるかしら?......』
『ところで、これも いつかおっちゃんから聞いた話なんだけど、ヒツジグサの 花って、未の刻(午後2時頃)に全開になるので、ヒツジグサという名前が 付いたらしいよ.....』
『誰が名付けたのか知らないけど、何となく風情があって素敵な名前だこ   と!!....』




★ 今日の ”お花さん”

<オカトラノオ>

<ヒメコウゾ>

★ 今日の ”トンボさん”

<シオカラトンボ(♂)>

<シオカラトンボ(♀)>

<アオハダトンボ>

<コオニヤンマ>

<ハラビロトンボ>

<コフキトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ウラゴマダラシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>

<ムラサキシジミ>

<コミスジ>

<コジャノメ>

<ヒカゲチョウ>

北部運動公園&菅塩沼にて2018年05月31日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * オオヨシキリ 二態



           *

<アオサギ>

<カルガモ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?......』
『あんなところに毛虫が止まってるぞ.....』
『餌にしたいところだけど、何だか不気味な毛虫だなあ.....』
『食べても大丈夫だろうか?.....』

  いや、食べるのは止めたほうがいい!!.....


『あれっ、その声はおっちゃんじゃないか!!.....』
『おっちゃん、いつから、そこにいたの?.....』
  お前さんが、その枝に止まる少し前からじゃよ......
『そうなんだ.....』
『おらっち、ぜんぜん、気が付かなかったよ!!......』
『ところで、おっちゃん、今、”食べるのは止めたほうがいい!!”と言ったけ ど、何故なの?......』
  それはのう.....
  あの毛虫には毒があるからじゃよ.....
『えっ、毒!!?......』
  そうじゃ......
  と言っても、お前さんを殺すほどの強力な毒ではないがのう.....
  じつはのう、あの毛虫は、ジャコウアゲハという蝶の幼虫なんじゃよ......
  でな、あの幼虫が今摑まっている植物をウマノスズクサというのじゃが、   ウマノスズクサには或る種の毒が含まれておるのじゃよ.....
  ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉を食べて生長するのじゃが、   その時、毒もいっしょに体内に取り込んで、幼虫はその毒が発する香気   をボディガード代わりにしてお前さんみたいな敵から自分の身を守って   おるわけじゃがな......
『ひぇ〜!!.....』
『たかが毛虫、されど毛虫、毛虫と言えども、なかなかやるもんだねえ.....』
  ちなみに、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉しか食べないのじ   ゃが、そのような単食性の生き物を”業界用語”では”Spescialist”とよ    び、お前さんみたいに、植物であろうが昆虫であろうが何でも食べる雑   食性の生き物を”Generalist”とよんでおるのじゃよ.....
『ふ〜ん、なるほどねえ.....』
『ということは、おっちゃんも、おらっちと同じ”Generalist”というわけだ  ね.....』
  ま、そういうことになるわいのう......
  
★ 今日の ”お花さん”

<アサザ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

     * クロアゲハ 二態



★ 今日の ”トンボさん”

<コシアキトンボ>

<シオヤトンボ>

<ショウジョウトンボ>

<クロイトトンボ>