渡良瀬にて2021年05月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ”キビタキ”づくし













※ 五月に入った途端、河畔林のあちこちでキビタキのさえずりが聞こえ出した。やはり、春は静まり返った河畔林より、新緑の中からキビタキの声が聞こえてくる賑やかな河畔林の方がずっと楽しい。
今日は最低でも三個体はいたように思う。

★ 今日の ”お花さん”

<カマツカ>
※ カマツカは”鎌柄”である。材質が丈夫で折れにくいところから、鎌の柄などに利用されたために”鎌柄(カマツカ)”の名が付いたらしい。
本種はバラ科なので、花は小さいが何となくノイバラの花を連想させる。

<トチノキ>
※ 花序がシャンデリアを連想させるところから、別名”シャンデリアツリー”の異名をもつ。なかなかゴージャスな花である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメウラナミジャノメ>

渡良瀬、その他にて2021年05月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * コサメビタキ 三題





※ 複数の個体が賑やかにさえずりながらクヌギの大木の枝から枝へと活発に飛び回っていた。繁殖期特有の行動と思われる。
もしかしたら今年は一昨年のように何箇所かのクヌギの枝上に巣を造るかもしれない。
さて、そうなったら最初に巣を見つけるのはどこのどなたになるでしょうか.....(笑)

      * エゾムシクイ 三態




※ 絶対撮れないと思っていたエゾムシクイの姿をピンボケながら何とか写真に収めることができた。
この時季、センダイムシクイやエゾムシクイなどのムシクイ類を写真に収めるのは至難の技だ。
しかし、難しいからと云って、諦めてしまったのでは永遠に写真に収めることはできない。
できてもできなくても先ずは挑戦してみることが大事である。
ムシクイ類を写真に収めるためには、先ず第一に、葉の生い茂った林内で、彼らの声をキャッチすることから始めなければならない。
しかし、云うは易しで これが案外難しいのである。
同じムシクイ類でもセンダイムシクイは特徴あるよく聞こえる音質でさえずるので誰でもキャッチし易いが、エゾムシクイはそう簡単にはいかない。
エゾムシクイはセンダイムシクイと違い、音質の周波数が高い上にか細い声で鳴くので、もしかしたら聞き取れない人もいるかもしれないのである。
もし、あなたがそのうちの一人であったら、残念だがエゾムシクイとは縁がなかったものとして探すことを諦める他はない。
エゾムシクイはあなたにとっては存在しない鳥だったのである。(笑)
さて、さえずりをキャッチできたら、次は姿探しである。これが、また大変なのだ。葉が生い茂った林中のどこを探しても”声はすれども姿が見えない”のである。探しても探しても見つからない。おまけに声の出どころも次々に変わっていく。今左で鳴いていたと思っていたら、次の瞬間いはいつの間にか右の方角に移動している。こうなると、もう万事休すで、手も足も出ない。写真に収めるどころではなく、ただ力なく溜息をついて探索を断念するより仕方がなくなってしまうのである。
では、成功、不成功の境目はどこにあるのだろうか.....
要因を探し出せばいくらでもあるだろうが、要するに、写真を取れるか取れないかは運次第ということなのだ。
その日運のいい奴は取れるが運のない奴は取れない、たったそれだけのことである。
その日運のいい奴の前には鳥が現れるが、運の無い奴の前にはどんなに頑張っても姿を現してくれないのである。
ただし、前述したように さえずりが聞こえない人には運もへったくれもないので論外だということは頭に入れておいて頂きたい。(笑)
と云うことで、今日は私は少しだけ運が良かったと云うわけである。

        * アトリ 三態




※ 先日写真に収めた個体と同じ個体のようである。この個体、何か翅のある昆虫を捕らえたようだが、カワゲラの成虫(亜成虫)だろうか.....

           * 

<ツグミ>
※ このツグミ、ハチジョウツグミとツグミの中間個体のように見えるがどうだろうか.....
ハチジョウ(八畳)になりきれずに”四畳半”止まりというところか....(笑)

<クロジ(♀)>
※ 今年は例年になくクロジが多いように思われる。
この時季、林内で頻繁に目撃されている。

<アカハラ>
※ この個体、一応アカハラとしておいたが、マミチャジナイの可能性がある。白い眉斑と雨覆先端のバフ白色の斑がポイントである。

<ケリ>
※ 繁殖期に入ったのだろうか。盛んに鋭い鳴き声を発していた。

★ 今日の ”お花さん”

        * ”群生” 四題

<アカバナユウゲショウ>

<オヘビイチゴ>

<ナヨクサフジ>

<コヒルガオ>
           * 

<ノアザミ>
※ 春咲のアザミは本種だけである。

<キンラン>
※ かつて金さん、銀さんという長寿で有名なおばあちゃんがいたが、植物の世界にも金蘭、銀蘭という欄が存在している。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカタテハ>

★ 今日のトンボさん

    * アオモンイトトンボ 三題

(♂)

(未成熟)

(♀)
           * 

<セスジイトトンボ>

<シオカラトンボ>

<ハラビロトンボ(未成熟)>

渡良瀬にて2021年05月03日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * サンショウクイ 四態






※ この時季、サンショウクイは 空高く、”ピリピリ、ピリピリ.....”と鳴きながら河畔林の上空を通過していくことはあるが、河畔林に舞い降りることは滅多にない。
その”滅多にない”ことが今日は起きたのだ。
と云うことは、昨日のブログの流れで言えば、私は
今日は運が良かったということになる。(笑)

       * キビタキ 三態




※ 今日も河畔林の一角で覗き見的に姿を確認することができた。
キビタキとの出会いが、たとえ それが覗き見的であろうが何であろうが出会いがあるのは嬉しいことだ。

       * ダイサギ 二態



※ このサギが捕まえた獲物は大きなナマズのようなものだった。
大き過ぎて、なかなか飲み込むことができず、何回も何回も咥え直してはトライしていたが、最後にやっと飲み込むことに成功した。
しかし、成功したのはいいが、あんなデカいものを飲み込んで苦しくならないのだろうか、と返って眺めているこちらが心配になってしまった。(笑)
下の画像がナマズを飲み込んだ直後のものだが、喉の中頃が太く膨らんでいるのがお分り頂けると思う。

           * 

<チョウゲンボウ>

<カワセミ>

<ツグミ>
※ ここのところ、ぐっと数が減ってきてほとんど姿を見かけなくなった。
このツグミもここ数日の間に河畔林から姿を消すことになるだろう。
このツグミ、私にはまるで別れの挨拶をしているように見えたのだが、私の思い違いだろうか......


<アカハラ>
※ 朝の清々しい空気と光の中で、
林の中から聞こえてくる”キョロン、キョロン.......”のアカハラのさえずりが実に心地良い。

<クロジ(♀)>

★ 今日の ”お花さん”

<ニセアカシア>

<コマツヨイグサ>
※ 土手の両サイドにはほぼ満開のニセアカシアの白い花.....
土手の上には黄色の可愛いマツヨイグサ.....
どちらも渡良瀬にはよく似合う花だ。
今、新緑の渡良瀬の河畔林は一年で一番美しい顔を見せている。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コミスジ>

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

渡良瀬、その他にて2021年05月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * キビタキ 三態




※ 今日もキビタキである。
珍しいことに、今日はキビタキの方から私に近づいてきてくれた。
お陰様で、今日は木々の葉の間から”覗き見”という苦労をして探さなくても済んだ。
Thanks,Narcissus Flycatcher!!.....である。

      * アカハラ 三題

(1)
(2)
(3)
           * 

(4)
※ (1),(2),(3)はアカハラでいいと思うが、(4)はマミチャジナイの♀である可能性が高い。残念なことにこの個体を撮影した時の条件が悪くピンボケの写真しか撮れなかったことが悔やまれる。
シャッターも一回しか切らせてもらえなかった。

       * コジュケイ 二態



★ 今日の ”お花さん”

<ノイバラ>

<キンラン>
※ このキンランは私の親愛なる相棒がと或る場所で毎年大事に大事に見守り続けている個体である。最近は花を見つけるとすぐに盗掘する不届き者がいるので、相棒はこれらの馬鹿者共からこの個体を守るために、花の時季になると花を笹で隠したりと涙ぐましい努力をして守っているのである。
私も、毎年この時季になると彼と共にこの場所でこの花を見るのが楽しみなのである。
”あっ、今年もあった!!良かった、良かった!!....”これが二人の合言葉になっている。

<キショウブ>
※ 在来種のように見えるが、原産はヨーロッパである。
明治時代に渡来したものが、現在では各地で野生化している。

<カキツバタ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ジャコウアゲハ(♂)>
※ ジャコウアゲハの食草はウマノスズクサである。従って、♀の産卵場所はウマノスズクサが生育しているところである。この時季、♀はウマノスズクサを求めて飛び交う。そして、悲しいかな、そんな♀を♂が追いかけて交尾を迫るのが♂の”仕事”である。人間も亦然り。(涙)
 
<アゲハ>

<コミスジ>

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

渡良瀬、その他2021年05月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * モズ(高原型)二態




※ 道を歩いていると突然キキキキっとモズの鋭い声.....
立ち止まって声のする方をみると小木の枝にモズが一羽止まっていた。
せっかくだから、一応写真に収めておこうか..... そう思ってファインダーを覗いたら、
『あれっ?.... あのモズ、いつものモズとちょっと違うな.... はて?....』
てなことで、よくよく見ると、高原型とよばれているタイプのモズだった。

          *


<アカハラ>
※ 一見、マミチャジナイと思ってしまいそうなアカハラである。
これで、喉元に細い黒っぽい縦斑が確認されれば間違いなくマミチャジナイなんだが.....

<キビタキ(♀)>
※ ここのところ♂ばかりに気を取られていたので、♀の存在をすっかり忘れていた。

★ 今日の ”お花さん”

<イチハツ>

<コウゾリナ>

<ニワゼキショウ(白花)>

<ニガナ>

<オッタチカタバミ>
※ 北アメリカ原産のカタバミである。
それにしても、オッタチ(おっ立ち)カタバミとは、ふざけた名前を付けたもんだ。

<キンポウゲ>

<コゴメウツギ>

★ 今日のトンボさん

      * ヤマサナエ 二題

(♂)
(♀)
※ 今季、初認である。
           *

<アオハダトンボ>
※ これも今季、お初である。
本種に似ているトンボでハグロトンボというトンボがいるが、それより早く出現するのがアオハダトンボである。
アオハダトンボは、全国的には数が減少しているトンボで、現在 環境省の評価では準絶滅危惧種に指定されている。

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ツマグロヒョウモン>

<モンキアゲハ>

渡良瀬、その他にて2021年05月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * メジロ 二題




        * シメ 二題



※ 緑地公園から遂にツグミの姿が消えた。
   ”シメさん、あなたはいつまでがんばるつもりですか?....
    それとも、今年は帰らずにここで子育てですか?.....”

       * カワセミ 二態



★ 今日の ”お花さん”

<カキツバタ>
※ 外花被片(花弁)の”白線”が本種のトレードマークだ。

<ミゾホオズキ>
※ 本物のホオズキとは何も関係ないのだが、本種の果実がホオズキを連想させるところからホオズキの名前がついた。

<ネコノメソウ>
※ 果実がネコの目の瞳孔を連想させるところか付いた名前だと云われている。

<ニワゼキショウ(白花)>
※ こんな小さな花だが、本種はカキツバタと同じアヤメ科の植物である。

<ノアザミ>
※ 一般にアザミの仲間は秋咲きがほとんどであるが、本種のように春咲いてくれるアザミがあるのは有難い。他の野草たちと混じって春の長閑な景色を作り上げてくれる。

<ニガナ>

<アイノコハナニガナ>
※ 上のニガナとの違いがお分かりですか?.....
違いは花弁の数です。ニガナの花弁は5枚で、本種は6枚です。
ニガナとハナニガナの雑種だと云われている。

       * 花木 六題

<キリ>

<カマツカ>

<エノキ(果実)>
※ もうこんなもに果実がついてしまった。
この実を鳥が啄んで、フンと一緒にばらまくので、意外な場所でエノキの幼木を見つけることがある。

<ヒトツバタゴ>
※ 別名は、かの有名な”ナンジャモンジャ”である。

<コゴメウツギ>

<ノイバラ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アオスジアゲハ>

<アゲハ>

<カラスアゲハ>

<コチャバネセセリ>

★ 今日のトンボさん

<ヤマサナエ>

<ハラビロトンボ(♀)>

     * シオヤトンボ 二題

(♂)

(♂未成熟)

と或る山間部にて2021年05月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * サンコウチョウ 三態





※ オオルリが来て、キビタキが来て、遂にサンコウチョウも飛来した。
そういえば、今日はサンコウチョウの他、クロツグミとヤブサメの声も聞いたので、今季の夏鳥はほとんど出揃った感がある。
山間部ではいよいよ夏鳥たちが繁殖期を迎える時節になったのだ。
ところで、今日出会ったサンコウチョウだが、彼が止まっている二股の枝は、どうも巣の造り始めのようにも見えるがどうだろうか.......
サンコウチョウはよく二股の部分に巣を造るので もしかしたら巣の可能性がある。二股の枝の開き具合も過去において見てきた巣と同じ位の角度で枝が開いている。希望がもてるかもしれない。また、後日確認して見たいと思う。
今季最初の出会いが造巣中のサンコウチョウだとしたら、こんなラッキーなことはない。

★ 今日の ”お花さん”

<ハナニガナ>

<ニガナ>
※ 花弁が5枚はニガナ。
  花弁が6〜7枚だったら、アイノコハナニガナ。
  花弁が8枚以上あったら、それはハナニガナである。

<ケキツネノボタン>

<コヒルガオ>

<シラン>

<スイカズラ>
※ 花は咲き始めは白く、次の日には黄色く変わるので、別名、キンギンバナ(金銀花)ともよばれている。顔を近づけるとほんのりとした芳香が漂ってくる。

        * 花木 二題

<ユリノキ>
※ 和名はユリノキだが、英名はチューリップツリーである。元々が北アメリカ原産の樹木なので、欧米人はこの花を見て、ユリではなくチューリップの花を連想したのであろう。生長すると大木になる。 

<ヤブデマリ>

★ 今日のトンボさん

     * ニホンカワトンボ 二題

(♂)
(♂)
           * 

<コサナエ>

<ヤマサナエ>

<サラサヤンマ(飛翔中)>
※ 瞬間的にホバリング状態になることがあり、空中にピタリと静止する。
トンボの飛行能力は本当に驚異的である。

<シオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカボシゴマダラ(春型)>

<クロコノマチョウ>

<ウラギンシジミ>

<クロヒカゲ>

<クモガタヒョウモン>

<コチャバネセセリ>

<コミスジ>

と或る山あいにて2021年05月11日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * オオルリ 五態







※ まるでオオルリとキビタキとクロツグミが競い合ってさえずっているようだった。そして、その合間を縫って、ヤブサメがシシシシシ......とあたかも虫が鳴いているかのようなか細い声でささやく。春たけなわの と或る山中である。

★ 今日の ”お花さん”

     * ジャケツイバラ 二題



※ この時季、緑と黄色の二色効果で、いやがうえにもよく目立つ。
花は美しいが、つる性の幹には鋭く尖った棘がいっぱい生えている。
いつだったか、この花のアップ写真が撮りたくて藪の中に入ってしまったら、棘だらけの枝に絡まれて酷い目にあったことがある。
”美しい花には棘がある...” まさにその代表格が本種である。

      * ヤブデマリ 二題



※ 今、ヤブデマリが満開だ。花のない時季には木の存在には気づかなかったが、花が咲いて見ると、周囲に結構たくさんあることに驚かされる。
真ん中の小さな花たちの周りにまるで無数の白い蝶が群がっているようだ。
蝶のデコイを用意して本物の蝶を誘っているのだろうか.......

      * 小さき花たち 二題

<ツボスミレ>

<ミヤマハコベ>
※ 両種とも小さくて愛らしい花である。
こんな山道で、私以外に誰か見てくれる人がいるのだろうか......

★ 今日のトンボさん

<ニホンカワトンボ(♀)>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コジャノメ>

と或る山里にて2021年05月12日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * モズ(高原型)三題


(♂)

(幼鳥)
※ 前回観察した個体と同じ個体であろう。
前回は、”このモズ、ここで繁殖するのかなあ....”ぐらいにしか考えていなかったが とんでもなかった。雛はすでに巣立ち、もう こんなにも大きく生長していた。
     * サンコウチョウ 一題


※ 前回の”巣らしきもの”を再度確認してきたが、その後は造巣活動が行われていないようだった。ということは、残念だが あの二股は巣ではなかったということになる。

★ 今日の ”お花さん”

<コウゾリナ>

<エゴノキ>

★ 今日のトンボさん

      * ヤマサナエ 二題

(♂)
(♀)

    * ニホンカワトンボ 二題

(♀)
(♂)

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<コミスジ>

<サトキマダラヒカゲ>

<クロヒカゲ>

<ダイミョウセセリ>

<コチャバネセセリ>

渡良瀬、その他にて2021年05月26日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * カイツブリ(親子) 五題








★ 今日の ”お花さん”

<ヤマタツナミソウ>

<シソバタツナミ>

<ギンリョウソウ>

<アカショウマ>

<キショウブ>

<スイレン>

<コアジサイ>

<ガマズミ>

<スイカズラ>

★ 今日のトンボさん

  * クロスジギンヤンマ(産卵) 三態




※ 黄緑色の美しいトンボ......
一瞬、ギンヤンマの産卵かと思ったが、ギンヤンマの産卵にしては時期が少々早いし、それに当処はギンヤンマの生息する環境とは違う。
ギンヤンマは開放的な池沼を好むのに対して本種は樹林に囲まれた池沼を好む。また、産卵スタイルもギンヤンマとは違っている。
ギンヤンマは♂♀の連結産卵をするが、本種は♀が単独で産卵する。
♂は山間部の溜池などでよく見かけるが、ほとんど草木に止まることがない。

     * アオハダトンボ 二題

(♀)
(未成熟)
           *

<シオヤトンボ>

<ヤマサナエ>

<コオニヤンマ>

<ハラビロトンボ>

<コサナエ>

<クロイトトンボ>

★ 今日のトンボさん

       * ”ゼフ” 二題

<ミズイロオナガシジミ>

<ウラゴマダラシジミ>
※ ”ゼフ”とはゼフィルスの略で、ミドリシジミを中心とした蝶の一群の愛称である。ゼフはどれも皆小さいが美しい輝きを持つ魅力的な蝶たちばかりである。渡良瀬の河畔林では、この時季になると主にアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、そして運が良ければミドリシジミの5種が見られる。
私も毎年この時季、河畔林でこれらのゼフたちと出会うことを楽しみにしている。

           *

<コミスジ>

<イチモンジチョウ>

<アカボシゴマダラ(春型♀)>

<ヤマキマダラヒカゲ>

<テングチョウ>

<モンキチョウ>

<ジャコウアゲハ>