板倉、その他にて2021年06月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ケリ 二題




※ 繁殖期を迎えたのであろう、二羽の個体が離れたところからキリ、キリっとシャープな声を出して鳴き合っていた。

     * オオヨシキリ 二態



※ 飛来してから、随分と時間は経過しているが、写真に収めたのは今回が初めてだ。口の中が赤いのはオオヨシキリの特徴だ。コヨシキリは黄色い。

★ 今日の ”お花さん”

<ノアザミ>

<テリハノイバラ>

<ギンリョウソウ>

<イチヤクソウ>
※ 今はまだ蕾、花はこれからだ。

<ミクリ>

<スイレン>

★ 今日のトンボさん

     * ベニイトトンボ 二題



※ 今や、県内では限られたところでしか見られなくなってしまった貴重なイトトンボである。今日は、まだ早いかなと思ったが、早いどころか四頭も確認できた。

    * アオモンイトトンボ 二題



    * セスジイトトンボ 二題



     * クロイトトンボ 二題



           * 

<シオヤトンボ>

<シオカラトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<コオニヤンマ>

<ショウジョウトンボ>

<コフキトンボ>

<ハラビロトンボ>

<コシアキトンボ>
※ 六月に入り、一気に種類が増えだし、トンボの世界もいよいよ賑やかになってきた。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<イチモンジチョウ>

<アサマイチモンジ>

<ウラギンシジミ>

<ルリシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>

<ヒカゲチョウ>

<クロヒカゲ>

<ヒメジャノメ>

<ヒオドシチョウ>

<コミスジ>

<ダイミョウセセリ>

館林にて2021年06月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * コアジサシ 七題









※ オスがメスに魚をプレゼント......
コアジサシの求愛給餌である。こうして、コアジサシは番いの絆を深め合っていくのである。
今、コアジサシは繁殖のシーズンを迎えているが、私は繁殖期のコアジサシを見ると必ず思い出す場面がある。
それは、随分と昔のことであるが、或る時、利根川の水際の砂利地で複数のコアジサシの行動をぼんやりと眺めていた時のことだった。
突然、一羽のコアジサシが舞い降り私の目の前でうずくまり、動かなくなってしまったのだ。瞬間、私は何が起きたのかわからなかったが、間もなく、その行動の意味が理解できた。そのコアジサシは眼を閉じ苦しそうに下を向いて必死に何かに耐えているように見えた。
そうです、そのコアジサシは私の目の前で産気づいてしまったのです!!.....
その時のコアジサシは、もう、私の存在など眼中になく、只々卵を産み落とすことだけに全神経を集中しているように思えた。私が近づいても逃げようともしなかった。私が手を伸ばせば掴めるほどの近距離である。
しばらくすると、コアジサシは腰を上げて何事もなかったかのように飛び去ったが、後には今産み落としたばかりの卵が一個残されていた。
私は、その卵をどうすることもできず、再びコアジサシが戻って来てそこに産卵するのではないかという思いも生じ、急いでその場を立ち去ったのだが、
その時の光景は今でも強烈に脳裏に焼き付いている。
自然界では、滅多に起こり得ないことであるが、時にはそんな希少な場面に立ち会うこともあるのである。

★ 今日の ”お花さん”

<ジョウロウスゲ>

<ナツツバキ>

<スイレン>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キタテハ>

<コムラサキ>

<サトキマダラヒカゲ>

<イチモンジチョウ>

★ 今日のトンボさん

<コシアキトンボ>

<ハラビロトンボ>

<コフキトンボ>

と或る園地にて2021年06月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * コゲラ 二態




★ 今日の ”お花さん”

<ホタルブクロ>
※ ”ホタルブクロ”の名前の由来は諸説あるが、私は、” 昔子どもたちがホタルを捕まえてこの花の中に入れて遊んだところから.... ”という説が一番好きだ。  
 ”子どもたちがホタルを捕まえてこの花の中に入れて遊んだ....”
本当か嘘かは別にして 文面を想像するだけでも在りし日の
郷愁を誘うような懐かしい情景が思い出されて とっても幸せな気分になれるのである。

<シモツケ>
※ ”シモツケ”はその名の通り下野(栃木)で最初に発見されたところから付けられた名前だと云われている。
ちなみに私が住んでいる群馬は”カミツケ(上毛)”だが、未だ”カミツケ”という植物名は聞いたことがない。(笑い)
また、”シモツケ”に似た花で”シモツケソウ”という植物があるが、こちらは木ではなく草本である。どちらも私の好きな花の一つである。

       * 睡蓮 二題



※ 白も良し、赤も亦良し。
いつ見ても、どこで見ても心惹かれる花である。

★ 今日のトンボさん

<クロスジギンヤンマ(産卵)>
※ 本種の産卵場面はこれで今季二回目である。
シーズンを通して一度見られるか見られないかのクロスジギンヤンマの産卵場面であるが、今年はすでに二回目。運がいい。

<ヤマサナエ>
※ ここのところ、よく観察されている”サナエトンボ”である。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アカシジミ>

<ミズイロオナガシジミ>
※ 今日はアカシジミが三頭、ミズイロオナガシジミが二頭の 合計五頭のゼフを確認することができた。今年は、ミズイロオナガシジミの数が多いように思うが実際のところどうなんだろう.....。

多々良沼、その他にて2021年06月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * カルガモ(親子) 四題






※ ヒナが たったの二羽??.......
普通ならあり得ない数である。
何故なら カルガモは通常10〜12個の卵を産むからだ。
私もこれまでカルガモの親子を何回となく見てきたが、ほとんどのケースで 親は10羽前後のヒナを引き連れていた。
それがたったの2羽とは明らかにおかしい。
きっと卵の段階か、あるいはヒナが孵った段階で何らかの異変が生じたに違いない。カラスやイタチなどの小動物に襲われたのだろうか......
それとも、卵自体に異常がありヒナが孵らなかったのだろうか......
原因は色々と考えられるが、それにしても、10羽近くのヒナが消えてしまうのは只事ではない。
やはり自然は厳しいのである。
こうなった以上は残った2羽のヒナが無事成長することを祈るばかりである。

★ 今日の ”お花さん”

<ドクダミ>
※ 今、ドクダミが至る所で花を咲かせている。
”この
4枚の白い花弁が.....”と言いたいところだが、実はこの白い花弁状のものは花びらではなく、植物学的には”苞”とよばれている花を保護するための器官なのである。
では、花はどこにあるかといえば、真ん中の円柱状のものがドクダミの花なのである。(正確には黄色の部分)

<コモチマンネングサ>
※ 本種は葉腋にムカゴとよばれているものがつくのだが、これが地上に落下すると発芽して新しい株をつくるのである。
このムカゴのことを”子供”と見なしたことによる命名である。

<コヒルガオ>

<ハナショウブ>

<カワジシャ>
※ かつては、カワジシャといえば、本種だけだったのだが、近年繁殖力の強い外来種のオオカワジシャという種類が入り込んで、あちこちの河川で勢力を強めている。カワジシャは在来種であるが、オオカワジシャと生育環境が同じであるため、今やカワジシャの生育場所を奪われてしまう危険性に晒されている。オオカワジシャは花が大きくきれいだが、外来種が繁茂するとそれだけでは済まない問題が生じてくるのである。

<スイレン>

<ヒメコウホネ>

★ 今日のトンボさん

    * オオモノサシトンボ 二題

(♂)
(♀ 未成熟)
      * キイトトンボ 二題

(♂)
(♀)
※ ”オオモノサシ”も”キイト”もまだ時期的には早いかなと思ったが、今年も早々に両種に出会うことができた。”キイト”はさすがに数は少なかったが、”オオモノサシ”は6頭見つけることができた。

      * コフキトンボ 三題

(♂)
(♀ オス型)
(♀ オビトンボ型)

    * ショウジョウトンボ 二題

(♂)
(♀)
           * 

<シオカラトンボ>

<コシアキトンボ>

<ハラビロトンボ>

<アオモンイトトンボ>

<クロイトトンボ>

<アジアイトトンボ♀(未成熟)>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ヒメジャノメ>

<ダイミョウセセリ>

<サトキマダラヒカゲ>

<ヤマキマダラヒカゲ>
※ ”サト”と”ヤマ”は非常によく似ていて識別が難しい。
人間で云えば、一卵性双生児のようなものである。

と或る山里にて2021年06月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

   * カワセミ(幼鳥) 四態






※ 山際を流れている暗い谷間の枝に止まり、親が餌を運んで来てくれるのをじっと待っている様子だった。

     * ハクセキレイ 三態




※ いつもはほとんど気にも止めない鳥だが、今日は白黒のデザインが実に新鮮かつ美しく感じられて思わずカメラを向けてしまった。

       * ゴイサギ 一題


※ かつてはどこにでもいた鳥だが、最近は姿を見かける機会がめっきり減ってしまった。昔に比べると明らかに個体数が少なくなっているように思える。ゴサイサギが昼間休息できる環境が少なくなってしまったことや化学薬品の使用などにより彼らの餌である田んぼや湿地に生息している生き物の種類や数が減少してしまっことが繁殖に影響を与えているのかもしれない。
かつては、夜になると上空をグワー、グワーと鳴きながら群れで飛んでいく姿をよく見かけたものだが、最近はその鳴き声も滅多に聞くことができなくなってしまった。寂しい限りである。

★ 今日の ”お花さん”

<サワグルミ>
※ 本種もクルミの木であることは間違いないが、オニグルミやテウチグルミのように食用にできる大きな果実はできない。

<ミコシガヤ>

★ 今日のトンボさん

<シオカラトンボ>

<オオシオカラトンボ>

<コオニヤンマ>

<コシアキトンボ>

<ハラビロトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ルリシジミ>
※ いつも翅を閉じた状態で止まっているので、翅表の、どちらかというと水色に近い爽やかな青をお見せできないのが残念である。飛んでいる時は、翅表の青がよく目立ち実に美しい。

<ベニシジミ>

<ツバメシジミ>
※ 写真では大きく見えるが、実際は小さな小さなチョウである。

利根川にて2021年06月07日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * モズ(幼鳥)五題







           * 



※ 巣立ち雛を心配そうに見つめる親モズ.......
今、色々な鳥が巣立ちを迎えている。
しかし、巣立ったのはいいが、まだ、自力で餌を採れない、あちこちに散らばった子供達の世話をするのもなかなか大変だ。
子供達は、それぞれの場所で親に餌を催促し、親はそれに応ずる。
こんなことを何回となく繰り返して、子供達はやっと自力で餌が採れるようになるのだが、子育ての大変さは人間界だけではなく、鳥の世界も同じらしい。

★ 今日の ”お花さん”

<ワルナスビ>

<キキョウソウ>
※ 北アメリカ原産の外来種である。花が段状につくところから別名、”段々桔梗(ダンダンギキョウ)”ともよばれている。桔梗の花を小さくしたようで可愛らしい。

<ヤセウツボ>
※ この植物には葉緑素がない。
ということは、光合成ができないので、自分で栄養をつくり出すことができない。では、どうするか?.....
他の植物に寄生して、その植物から栄養分をぶん取るのである。
寄生の相手は、マメ科、キク科、セリ科などの植物である。
利根川では、アカツメクサに寄生しているヤセウツボがほとんどである。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”


    * ジャコウアゲハ 二態




※ メスは産卵のために食草であるウマノスズクサを探しながら草の間を飛び交っているケースがほとんどであるが、時々自分自身の栄養補給もしなければならい。そんな時は、写真のように花に止まって吸蜜をする。
本種の腹が赤いのは、天敵に対して毒のあることを知らせるメッセージであると云われている。

     * コムラサキ 三態




※ 国蝶であるオオムラサキはあまりにも有名であるが、コムラサキはオオムラサキの影に隠れた感じであまり話題にはのぼらない。
本種はヤナギ類が食樹なので、よくヤナギの木の上部を飛び交っている姿を見かける。大きさ、色合いはオオムラサキには敵わないが、コムラサキもこれはこれでなかなか趣のあるチョウである。

     * キマダラセセリ 二態



     * ヒメアカタテハ 二態



渡良瀬にて2021年06月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * セッカ 四態






※ 毎年、この時季になると この場所でセッカの巣造り(繁殖)が始まる。
周囲がよく見渡せる場所からセッカの動きを観察していると、コツをつかめば案外容易に巣を見つけることができるものである。
巣はクモの糸を使って、ススキやチガヤの葉を編むようにして縦長の楕円形の壷状の巣に仕上げる。出来上がった巣は見事という他はないほどに秀逸である。ちなみに、巣を造るのはオスの仕事である。
オスが造った巣をどこからかやって来たメスが気に入ってくれれば、そこで婚姻が成立して交尾、産卵というプロセスを辿る。これはセッカ独特の婚姻様式である。メスは、巣の中に8個前後の卵を産み込む。あんな小さい体で、よくもまあ、そんなにたくさんの卵を産むものと感心する。
孵ったヒナは、メス一羽で育て上げる。オスは子育てに一切関わりをもたないのである。オスの仕事は巣造りと交尾だけである。
オスは特定のメスとの交尾が終わると、また別のメスのための巣作りを始める。これが、繁殖期が終わるまで続くのである。
いったい、繁殖期のオスとメス、どちらが大変だろうか......

       * ヒバリ 四態



※ ”空で鳴いているヒバリ”については誰でもよく知っていると思うが、”地面に降りているヒバリ”の姿は案外知られていないのではないだろうか。
もしかしたら、今の時代、空から聞こえてくる鳴き声はわかるが、姿は見たことがないという人が案外たくさんいるのかもしれない......

★ 今日の ”お花さん”

<コマツナギ>

<ギンリョウソウ>
※ これはギンリョウソウの果実である。
ついこの間まで、花が見られていたが、今日はもう果実になっていた。
この後、茎が倒れると球形の果実が潰れて種子を撒き散らす。
季節は、一瞬も止まることなくどんどん進んでいく。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

    * ミドリヒョウモン 二態



    * トラフシジミ(夏型) 一題


※ 春型、夏型があり、春型は翅の帯状の斑紋が白っぽい。

★ 今日のトンボさん

<コオニヤンマ>

と或る山あいにて2021年06月09日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * サンコウチョウ 二態




※ サンコウチョウとの出会いはいつでも枝の混み合った暗〜い林の中.....
従って、撮れた写真は これまた いつでも証拠写真の域を出ないものばかり。
ま、私のポンコツカメラと寝ぼけたジジイの腕では仕方がないと諦める。
それにしても、オスの飾り羽は長い。しかし、この長い飾り羽も子育てが終わり、南方に渡る頃になると抜け落ちてしまう。
全く、よくできているものである。
ところで、今日のこのサンコウチョウ、繁殖の方は上手くいっているのだろうか。そっちの方が気になるところである。

★ 今日の ”お花さん”

<ムラサキシキブ>
※ 風に乗ってどこからか石鹸に似た芳香が漂って来た。
もしかしてと思い、周辺を見渡してみると、やはり咲いていた。ムラサキシキブの花である。今年もムラサキシキブの花が咲く季節になったのだ。

<イチヤクソウ>

<ギンリョウソウ>

★ 今日のトンボさん

<サラサヤンマ>
※ 今季初めての撮影である。
毎年、1、2回は写真に収めているが、個体数の少ない貴重なトンボである。

<コオニヤンマ>
※ 両方とも”ヤンマ”の名が付いているので、同じ仲間のトンボと思ってしまうかもしれないが、実は違うのである。
サラサヤンマは文字通り、”ヤンマ”の仲間であるが、コオニヤンマはヤンマの名が付いているが、ヤンマの仲間ではなく、実は”サナエトンボ”の仲間なのである。
”ヤンマ”と”サナエ”の違いの一つは止まり方である。
”ヤンマ”の仲間は枝などにぶら下がるように止まるのに対し、”サナエ”の仲間は地面や枝に覆いかぶさるようにして止まる。
このように、止まり方一つをとっても両グループの違いが出るので、種名がわからなくてもどのグループに属するトンボかは判断できるのである。

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<ミドリシジミ>
※ 今年も、何とかミドリシジミをカメラに収めることができた。
これで、今季の平地性のゼフとの出会いはだいたい果たせたように思う。
このシジミ類は期間限定の今だけの出会いなのでのんびりと探しているわけにはいかないのである。

<アカシジミ>

と或る山あいにて2021年06月17日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

* コサメビタキ(巣立ち雛と、その親)





           *


※ この場所に生育しているクヌギの大木の周辺でオスとメスが追いつ追われつの繁殖行動をとっていたのはいつだったろうか......
あれから、どのくらいの時間が経過したのか定かでないが、その後、あの二羽のコサメは番いを形成したようだ。
そして、番いはクヌギのどこかの枝に巣を造り、産卵をし、ヒナを育て、今、最後の仕上げであるヒナたちの巣立ちの時を迎えているようだ。
ヒナたちは大分生長しているように見えるが、 餌は自分で採れるようになったのだろうか......
それとも、まだ親に餌を運んでもらっているのだろうか......
何れにしても、コサメの親は あちこちに散らばったヒナたちを追いかけ、ヒナたちの安全を必死に見守っているように見えた。

★ 今日の ”お花さん”

<オカトラノオ>

<オオバジャノヒゲ>

<ハンゲショウ>
※ ハンゲショウは”半夏生”と”半化粧”の二つの説があり、それぞれの意味があるが、私は単純でわかりやすい半化粧説をとりたい。
葉を見れば一目瞭然で、白粉を塗ったような白い葉は”お化粧”そのものではないか。
今年も、ハンゲショウの花咲く暑い夏が近づいてきた。

<ヤマタツナミソウ>
※ 最後の最後に残った花二輪.....
この二輪の花が散ってしまえば、今年はこれで見納めとなる。
来年もまた会えるだろうか......

<スイレン>
※ 出会いがあれば、何度でもシャッターを切ってしまうスイレンの花である。
そういえば、私がこの花を後にした直後に、山から降りてきた と或る老人が、池の縁に咲いていたこのスイレンの花をしみじみと眺めていた。
彼も私と同じく、スイレンを愛する"変人"の一人だったのだろうか.....

<ムラサキシキブ>
※ 英名は、"Japanese beauty berry"である。誰が名付けたか知らないが、なかなか粋な名前をつけたもんだと感心する。
”beauty berry"とあるのだから、本種は、やはり花より実の方に人気があるのだろう。
私は、実だけではなく、この時季の花とその香りにも捨て難い魅力があると思うのだがいかがであろうか.....

<クマイチゴ>

★ 今日のトンボさん

<コオニヤンマ>
※ 私の見ている目の前で、一瞬のうちにショウジョウトンボのメスが捕獲されてしまった。コオニヤンマはやはり、トンボ界の”オオタカ”である。

<ニホンカワトンボ>

<ショウジョウトンボ>

<コシアキトンボ>

<シオヤトンボ>

<オオシオカラトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<キマダラセセリ>

<ヤマトシジミ>

と或る山中にて2021年06月21日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

    * サンコウチョウ 四態





           *


※ 例によって、いつもの”ピンボケサンコウチョウ”画像であるが、今日は抱卵中のサンコウチョウという超高価な画像のおまけ付きだ。(笑)
巣の発見は全くの偶然だった。
いつものように林中で♂のサンコウチョウを見つけたので、何とかして写真に収めようと追っかけているうちに途中で♀に出会い、♀の止まった枝にカメラを向けたところ、偶然この巣に行き当たってしまったというわけである。
まさか、こんなところの枝に、と思えるような場所なのだが、やはり人間が考えて安全だと思う場所と鳥が考える場所はかなり違うということを改めて認識させられた。
この巣は、今、抱卵中なのか、ヒナが孵っているのかわからないが、せっかく見つけた巣なので、何とか巣立ちまで頑張ってもらいたいと思っている。

★ 今日の ”お花さん”

       * 木苺 三題

<エビガライチゴ>

<ニガイチゴ>

<ナワシロイチゴ>
※ どのイチゴも皆美味そうに見えるが、実際に食べてみるとやはり甘さが足りず、イチゴとしては味はイマイチである。

          *


※ これも、見かけは木苺のように見えるが、残念ながらこれはイチゴの仲間ではなく、クワの仲間のヒメコウゾという木の果実である。
甘みがあって、食べられることは食べられるのだが後が恐ろしい。
食べた後、口の中に毛が残ってしまって大変なことになるのである。
それでも、食べてみたいという人がありましたら、お止めはしませんので、どうぞご試食なさってみて下さい。
何事も経験は大事ですからね。(笑)

    * 似た者同士(その1)

<アキノタムラソウ>

<ミヤマタムラソウ>

     * 似た者同士(その2)

<ヤマアジサイ>

<ノリウツギ>
           * 

<ムラサキシキブ>

<コマツナギ>

<テイカカズラ>

<テリハノイバラ>

<オオアオカモメヅル>

<ホタルブクロ>

<オカトラノオ>

<ニガナ>

<ジャノヒゲ>

★ 今日のトンボさん

<アキアカネ>
※ ついに今年もアキアカネさんがご登場する季節になりました。
アキアカネはこの後、低地の水辺を去り、気温の低い高地に移動することになる。そして、一夏を避暑地で過ごした秋に再び低地に戻って来て産卵するのである。その頃になると、名前の通り、♂の体は赤みを帯びて文字通りの”赤トンボ”になっている。

     * サナエトンボ 三種

<オジロサナエ>
※ かつては、この谷筋でよく観察されていたのだが、2、3年前の大増水の後、急激に姿を消してしまった。従って、ここのところ、しばらく本種を確認できていなかったのだが、今日は、久しぶりに観察することができた。

<ダビドサナエ>
 
<コオニヤンマ>
※ ”ヤンマ”の名前がついているが、サナエの仲間である。
日本産のサナエトンボの中では最強かつ最大種である。

     * ミヤマカワトンボ 二題

(♂)
(♀)
           * 

<コシアキトンボ>

★ 今日の ”ちょうちょうさん”

<アゲハ>

<テングチョウ>

<イチモンジセセリ>