館林にて2017年03月01日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * アオジ 三態




     * ミヤマホオジロ 四題





       * クイナ 十態











      * アリスイ 六態







★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?......』
『あのアリスイさん、口から何かが垂れ下がっているみたい.....』


『ほんとだ!!.....』
『おらっちにはピンク色の細長いものに見えるけどなあ.....』
『もしかしたら、おらっちの好物のミミズかも!!?....』


『なんで、あれがミミズに見えるんだよ?.....』
『モズのやつ、自分が腹ペコだから、見る物見る物がみんな食い物に見えちゃ うのかもな....』
『可哀想に......』
『おら、モズに生まれてこなくて本当によかったよ!!.....』


『それにしても、あのピンク色の細い紐みたいな物は何でしょうね?.....』


『しかし、アリスイさんて変わった鳥だよなあ......』
『体の模様もそうだけど、首がくねくね動いたり、まるでヘビみたいじゃない か!!?.....』
『とても、おらっちと同じ種族とは思えないよ......』
『人間の世界にも”変人”という人種がいるけど、鳥の世界にも同じようなのが いるもんなんだなあ.....』


『ところで、おっちゃん、あのピンク色のミミズみたいなものはいったい何な の?.....』
『”ミミズ”じゃないのかい?.....』
  確かにミミズに似ているといえばそう思えなくもないが.....
  やっぱり、あれはミミズではないと思うぞ....
『じゃあ、何なのよ!!?.....』
  あれはのう.....
  確か、キツツキのところで、誰かが教えてくれた、彼の有名な”アリスイの   舌”ってやつじゃないかいのう?.....


『えっ?......』
『あれが、噂の体長の2/3も伸びるというアリスイの舌!!?......』
『うっひゃ〜!!....』
『まさに、化け物だね!!......』

★ 今日の ”おまけ”

      * フクロウ 四態





遊水地にて2017年03月02日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ベニマシコ 九態






           *





       * アトリ 二題



       * ノスリ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『お散歩中のところを邪魔して悪いんだけど、おらっちの宿題を手伝ってくれ ないかなあ?......』
  宿題じゃと!!?.....
『そうなんだよ......』
『今、学校から帰って来て、二人で宿題をやっていたんだけど、おらっち二人 ではどうにも解決ができなくてさ......』
『明日までに、この宿題をやっていかないと、先生に大目玉をくらってしまう のだよ.....』
  大目玉?....
『そうなんだよ!!......』
  お前さんとこの先生って、そんなに恐いのかい?......
『恐いの何のって......』
『おっちゃんの100倍恐いよ!!.....』
『ほら、おっちゃんも、”あの歌”知っているでしょ?.....』
  ”あの歌”?......
『そうだよ、”あの歌”だよ!!.....』
『スズメのがっこのせんせいは、む〜ちをふりふり ち〜ぱっぱの”あの歌”だ  よ....』
  おお、あの歌か.....
  懐かしいのう.....
  あの歌なら もちろん知ってるぞ!!.....
『おらっちの"がっこ"の先生は、”あの歌”の通りの先生なんだよ!!.....』
『だから、恐くて恐くて......』
  そいつは、大変じゃのう......
  ところで、宿題とやらは、どういう内容なんじゃ?.....
『それが結構難しい宿題で、鳥と人間の心拍数についてなんだよ.....』
  ”鳥と人間の心拍数”についてじゃと!!?.....
  お前さん達は、そんなハイレベルな勉強をしておるのか?.....
『ま、そうなんだけど....』
『それで、鳥のほうは何とか解決したんだけど、人間のことはぜんぜんわから なくてさ....』
『そんなこんなで、二人とも困り果てていたところに、ちょうどおっちゃんが 下を通りかかったわけなんだよ.....』
 なんじゃ、わしは”渡りに船”かい?.....
『そういうことになるかな.....』
『だから、おっちゃん、ちょっとだけでいいから脈を測らせてよ!!.....』
  ”ちょっとだけ脈を測らせてよ”って......
  脈を測らせるのは別に構わんが、それにしたって、お前さん、手がないの   にどうやって測るんじゃよ?......


『大丈夫、大丈夫!!.....』
『おらっち、耳がいいから、もう少しこっちに近づいてくれれば、おっちゃん の心臓の音をキャッチできるから.....』
  そうか.....
  それじゃ、もう少し近づくぞ......
  こんなもんでどうだ?......
『オッケー、オッケー!!.... よく聞こえるよ!!....』
『それじゃ、一分間ね......』
『用意、スタート!!.....』
『1、2、3、4、5、6.......69、70、71、72、73』
『おっちゃんの心拍数は73だ!!....』
『ということは、人間の心拍数は一分間にだいたい70前後ってことでいいか  しら.....』
  おお、そんなもんじゃろうのう......


『おっちゃん、ありがとう!!.....』
『これでおらっち達、明日は怒られずに済むよ.....』
  そうか、それはよかった!!.....
  ところで、参考までに聞かせてもらいたいのじゃが、お前さん達鳥さんの   心拍数ってどのくらいあるのじゃ?.....
『一応、ハトさんとカモさんとシジュウカラさんに協力してもらって測ったん だけど、ハトさんやカモさんの心拍数は150〜300、シジュウカラさんなど の小鳥類は500〜600という結果だったよ......』
  ふ〜ん......
  さすがは鳥さん達だね、人間とはぜんぜん心拍数が違うんじゃのう......
『そりゃあ、そうだよ.....』
『人間とは運動量が全然違うもの!!.....』
  そういうことになるのかのう......

利根川にて2017年03月04日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * アトリ 九題










     * ”菜の花モズ” 四題





      * ガビチョウ 三態




       * カモ類 二題

<キンクロハジロ>

<ヒドリガモ>

           *

<ホオジロ>

<カワラヒワ>

<カシラダカ>

<シジュウカラ>

<ベニマシコ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『今日は雪を被った日光の山々がよく見えるなあ!!.....』
『あれが男体だから、隣は日光白根か.......』
『おお、さすがに今日の赤城には雲一つかかってないぞ!!......』
『風も収まり、いい日和だ!!.....』


『あっ、グライダーだ!!.....』
『真っ青な大空のなかに機体を銀色に輝やかせながら、相変わらず気持ち良さ そうに飛んでるなあ!!......』


『ありゃあ!!.......』
『あの黄色いのは、もしかして......』
『そうだよ!!あれは菜の花だよ!!.....』
『土手には、もう あんなにたくさんの菜の花が咲き始めたんだ!!......』
『青空にはヒバリがさえずり、土手には一面の菜の花......』
『いよいよ春の到来か........』


『おっちゃん、残りの人生、最初の春がまた始まるね.......』
  ”残りの人生、最初の春”か.....
  お前さんも たまには 気の利いたことを言うもんじゃのう.....
  それにしても、今日は実に気持ちのいい土手歩きじゃよ......

多々良沼にて2017年03月05日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

     * ベニマシコ 九題










        * シメ 四態





★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『あれっ?......』
『あのハトさん、何やってんだろう?......』


『何だか奇妙なしぐさだなあ......』


『あれっ?.....』
『あのハトさん、今、頭を掻いたぞ!!?......』


『そうか、あのハトさん、頭を掻いていたのか!!?.....』
『おっさん、見て見て!!.....』
『ハトさんが頭を掻いてるよ!!......』
  何?.... ”頭を掻いてる”って?......
  あんれまあ、ほんとだ!!.....
  しかし、随分と器用に脚を使うもんじゃのう.....
『でも、あのハトさんのしぐさって、何となくどこか変だよなあ.....』
『あの頭の掻き方は、おらっちの頭の掻き方とちょいとやり方が違っている  よ....』
  ”やり方が違う”って、どうに違うのじゃ?......


『あんなあ、おらっちの頭の掻き方は”間接法”と言ってな、片脚を体と翼の間 から頭にもっていくやり方でな、これは結構疲れるんじゃよ.....』
『それに対して、今 ハトさんがやっているのは”直接法”と言ってな、これは片   脚をあげて直接頭にもっていく方法なんじゃよ......』
『ほれ、おっちゃん、見てみろや......』
『ハトさん、片脚を翼の間から出してないだろうが.......』
  あれ、ほんとじゃ!!......
『このように一口に頭を掻くと言っても、我々鳥族は種類によって、”直接   法”を使うか、”間接法”を使うか決まっているんだよ........』
  なるほどのう......
  こんなこと、お前さんに言われるまでは考えてみたこともなかったよ.....
  ”たかが頭掻き、されど頭掻き”か......
  鳥さんの世界も、なかなか奥が深いのう........

金山にて2017年03月06日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * ルリビタキ 二題



       * カケス 二態



        * ウソ 七題








      * オシドリ 四態





★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『あれっ?.......』
『おっちゃん、何やってるの?......』
  ”何やってるの?”って......
  お前さんのしっぽの動きを真似しておるんじゃがな......
  お前さんのしっぽの動きって、二拍子じゃのう.....


『はあ?......』
『どういうこと?....』
  あんなあ、お前さんのしっぽの動きは、指揮棒に例えると、まるで二拍子   の振り方にそっくりだと言っておるんじゃよ!!......


『おらっちのしっぽの動きが二拍子?......』
  そうじゃよ......
  かつて、小沢征爾が指揮法を学んでいた頃、恩師の斉藤秀雄さんから、こ   の二拍子の振り方を”しゃくり”という表現で教わったらしい......
『”しゃっくり”?.....』
  ”しゃっくり”ではない!!”しゃくり”じゃ!!......
  たぶん、”しゃくり上げる”の”しゃくり”じゃと思うのだが、確かに この二    拍子の動きを見ていると、そんな感じがして言い得て妙だと感心したも   のじゃよ......
  斉藤秀雄さんは、指揮法を教えるにあたって、西洋で学んだ指揮法をその   まま教えるのではなく、いろいろと自分なりに工夫して小沢征爾をはじ    め、日本の学生達に教えていたらしい.....
  その一つが、この”しゃくり法”というやつじゃよ.....
  小沢征爾はこの”しゃくり”を徹底してやらされたという話じゃよ....
  お前さんのしっぽの動きを見ているとは、わしの頭のなかでは まさに 指  揮の”しゃくり”と重なってしまうのじゃよ.....


『おっちゃん、悪いけど、おっちゃんの言ってること、何だかよくわかんねえ よ......』
『おっちゃん、今日はいったい何しに来たの?.....』
『よくわかんねえ指揮法の話をするためにに来たんかい?....』
  ”指揮法”の話?......
  ????.....
  いや、そうじゃなくってさあ.......
  じつは、鳥さん達のしっぽの尾羽は何枚あるのか、そのことを聞きたかっ   たのじゃよ......
『尾羽の枚数?.....』
  そうじゃよ.....
  わしが日頃お前さん達を観察している限りでは、尾羽の枚数は4、5枚ぐら   いにしか見えんのじゃが、本当のところ、お前さん達のしっぽって、尾   羽の数はどれくらいあるのかと思ってのう?.......
『う〜ん......』
『これは、鳥の種類によって違うのだけど、大部分の鳥が10枚か12枚のどっ ちかだと思うよ......』
  10枚か12枚!!?......
  尾羽って、そんなにあったのか!!?.....
  やっぱり、見た目と実際とでは違うもんじゃのう.....
  これだから、真実は確かめてみないとわからんということじゃよ.....
『あら、おっちゃん、急にどうしたの?......』
  ”しゃっくり”が.....
『えっ?......』
『おっちゃんも”しゃくり”の練習を始めたの?......』
  ”しゃくり”じゃない!!......
  ”しゃっくり”が出て止まらなくなっちまったのじゃよ!!.....
『はあ????......』

松田にて2017年03月07日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

        * ウソ 三態




      * アカウソ 二題



      * カヤクグリ 二態



      * ルリビタキ 三態





      * ベニマシコ 二態



      * ミソサザイ 六態







      * オシドリ 二題



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『ありゃあ!!?......』
『また、行き会ってしまった!!.....』
『ここんところ、ず〜っとだで!!......』
『おらっち、今日は逃げるぞ!!.....』


『もしかして、あの人!!?......』


『そうだよ!!.....』
『あの”質問魔”だよ!!....』
『きっと、今日も聞いてくるぞ!!......』
  お〜い、ジョビ男〜!!.....
『ほら、始まった!!.....』
『おらっちも、今日は逃げるぞ!!.....』
『あとは、ガラさんにお任せ!!.....』
『ガラさん、頼んだよ!!.....』


『おいおい、いくら何でも、そりゃあねえだろう!!?.....』
『あっ、来ちゃったよ!!.....』
  お〜い、ガラ君!!.....
  今、ここにジョビ男がいたと思ったが、どうしたんじゃ?.....
『今日は、用事があるとかで帰ったよ......』
  ふ〜ん、そうか.....
  そんじゃ、お前さんでもいいや.....
  ちょっと尋ねたいことがあるんじゃが、聞いてもいいかのう?......
『あちゃ〜、きた〜!!....』
  うん??....
  今、何か言ったかいのう?.....
『言わない、言わない.......』
  そうか、わしの気のせいか......
『ところで、おっちゃん、聞きたいことって何?.......』
  あんなあ、鳥さんて、飛んでいる時、何で前に進むことができるのじ     ゃ?.....
『はあ????......』
  あんなあ、飛行機はプロペラを回転させることによって、推進力が生じ    て、前に進むことができるんじゃが、鳥さん達はプロペラもないのにど   うして前進できるのか、と聞いておるんじゃよ!!......
『????.....』
『あのねえ、おっちゃん、おらっちは航空力学を専攻したわけじゃないので専 門的なことはわかんないけど、鳥の場合は、飛行機のプロペラに相当する初 列風切羽というのがあってさ、これが推進力を生み出しているんだよ.....』
  ”初列風切羽”?.....
『そうだよ....』
『鳥が空中で羽ばたくことによって、初列風切羽がねじれて推進力を生み出す 仕組になっているんだよ.....』
『だから、この初列風切羽がなかったら、鳥は前に進むことができないのだ  よ....』
  なるほどのう......
  ”初列風切羽”か......
  そんじゃあ、もしも片側の翼の”初列風切羽”とやらを切ってしまったらど   うなるのじゃ?.....
『さすがは、おっちゃん!!.....』
『”変人”と言われているだけのことはあるよね.....』
『こんな残酷な発想は、ふつうの人にはとてもできないもんね......』
  で、どうなんじゃよ?......
『”どうなんじゃよ?”って......』
『そりゃあ、片側の翼だけに推進力がはたらくから、空中でぐるぐる旋回をし ているだけになっちゃうでしょうね!!.....』
  ”空中でぐるぐる旋回”か......
  おお、それで長年抱えていた謎が一つ解けたぞ!!......
  これは 昔 聞いた話なんじゃが、昔の動物園では大きな鳥を飼育する場合   は、その鳥の片側の翼の初列風切羽を切っておったんじゃと......
  その時は、何故そんなことをするのかわからなかったんじゃが、今、お前   さんの話を聞いて、やっと納得がいったわい.....
  片側の翼の初列風切羽を切ってしまえば、もしも その鳥が動物園から逃げ   出したとしても その鳥は動物園の上空をぐるぐる旋回するだけで遠くに   飛んで行くことはないじゃろうからのう......
『????....』
『なんて残酷な!!.....』
『人間て、本当に自分勝手な生き物だよね!!......』
『”初列風切羽”を切られた鳥さんの気持ちなんて、ぜんぜん考えてもいないの だから!!.....』
  ま、そんなに怒るなって!!....
  それは昔の話で、たぶん今の動物園では、そんな残酷なことは行われてい   ないと思うぞ.....
『どうだかねえ?.......』
『是非そうあってほしいけど、人間て ぜんぜん信用できないからね......』
『ま、おっちゃんに怒っても仕方がないことなんだけどさ.....』
『でね、また初列風切羽の話に戻るけど、初列風切羽は鳥の種類によって、羽 の数が決まっているのだよ.....』
  何?... ”羽の数が決まっている”じゃと!!?.....
『そうなんだよ.....』
『ススメ目の場合は9枚、カイツブリ類は11枚、その他の種類はみんな10枚な んだよ.....』
  ふ〜ん、初列風切羽って、そういうもんかいのう......
  わしは、でっかい団扇でも作ってバタバタ動かせば、空を飛べると思って   いたが、そんな単純な話ではないんじゃのう......
『そんなの、あったり前でしょうが!!......』
『おっちゃんの頭は”単純”でも、空を飛ぶということは筋肉・羽・神経系など 相当に”複雑”なシステムが必要なんだよ!!...』
『ああ、疲れた.......』

北部運動公園にて2017年03月08日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

<ウグイス>

<アカゲラ>

<カワラヒワ>

<ジョウビタキ>

<カシラダカ>

<シメ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あっ、出たあ!!.....』
  どうした、どうした!!?.....
  小便、漏らしたか!!?......
『????.....』
『おっちゃんて、どうして、いつも こう下品なのかしら!!?......』
『このブログは、気品ある感性豊かなご婦人達がいっぱい見てるのよ!!....』
『知らないの?....』
  あれまあ、そうなの?......
『”あれまあ、そうなの?”じゃないでしょうに!!?.....』
『まったく、バカなんだから!!.....』


『あ〜あ〜.... おっちゃんも”変人”から”狂人”、そして、今日は遂に”バカ”にな ってしまったか....』
『ご愁傷様です....』
『南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏......』


『おっちゃん、みんなが言いたい放題だけど、あれでいいの?......』
  ”あれでいいの?”って、言われてものう.......
  ”変人””狂人””バカ”は事実だから、何と言われても仕方がないじゃろう.....
『へえ〜?... 自他共に”変人””狂人””バカ”であることを認めるんだ!!?....』
  まあな.....
『バッカじゃないの!!?.....』
  だから、さっきから”バカ”だと言ってるじゃないか!!.....
  あんまり”バカ、バカ”って、まるで馬が走っているかのような言い方をし   ないでおくれよ!!.....
  もう、いい加減”バカ”はわかったからさあ、何が出たのか教えておくれ    な.....


『おっさん、足元を見てみなよ!!.....』
『ほれ、何かいるだろう!!.....』
  足元じゃと?......
  おお!!?... あれはミ、ミ、ミヤマじゃないか!!?.....
  里山で春一番の蝶、ミヤマセセリだよ!!.....
  ばんざ〜い!!.....
  今年もついに里山に春がやって来たんだ!!.....


『まったく!!....』
『蝶を見つけたぐらいで、あんなに喜んで、まるで子どもみてえだな....』
『ところで、おっちゃんのやつ、”里山に春がやって来た”と言っていたが、
 ミヤマセセリが春を連れて来たんだろうか?それとも春がミヤマセセリを連 れて来たんだろうか? that is the question!!....』
『”学者”になると、ついついこのようなことにこだわってしまうところが辛い ところだよなあ......』
  はあ??......
  "学者"じゃと!!?.....

粟谷・金山にて2017年03月09日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * ノスリ 一題


       * ヒガラ 二題



      * コゲラ 四態





      * シロハラ 三題




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『あれっ?.....』
『あそこに咲いている小さな花はもしかして、”ユリワサビ”かしら?.....』


『なに?”ユリワサビ”だと!1?......』
『あんれまあ、ほんとだ!!.....』


『ユリワサビって、山の谷沿いに咲く春一番の花なのよね......』
『今年も咲いてくれたのね.....』
『嬉しいわ!!....』


『それにしても、小さくて可愛い花だこと!!.....』
『いかにも早春の花って感じがして、何となく気持ちも明るくなるよな....』


『ところで、おっちゃん!!......』
『”ユリワサビ”ってさあ、ふつうの”ワサビ”と同じように辛いのかい?.....』
  いや、”ワサビ”と同じような香りはするが、辛さはないよのう.....
『ふ〜ん、そうなんだ....』
『おっちゃん、”ワサビ”って、どうして辛いのかなあ?.....』
  ”どうして辛いの?”って、そりゃあ、辛いから辛いんじゃろうて.....
『おっちゃんの意地悪!!.....』
『おっちゃん、それじゃあ説明になってないでしょうが!!....』
『こっちは真面目に聞いているんだから、おっちゃんも真面目に答えて    よ!!....』
  おお、そうか、そうか、悪かったのう.....
  そんじゃ、真面目に説明するよ.....
  あんなあ、”ワサビ”に含まれている辛みの成分は”グリシン”という物質で   な、これ自体には辛みはないのじゃが、かじったり、磨り潰したりする   と細胞が破壊され、酵素によって”グリシン”が”アリルからし油”という   辛み成分に変わるのじゃよ......
  それで、食べると辛さを感じるってわけさ.....
  ”ワサビ”の場合、かじると辛くなるってところが”味噌”なんじゃよ....
  これは”ワサビ”からすれば、食害を与えた敵に対する一種の対抗手段なん   んじゃろうのう.....
『なるほどね、そういうことだったのか.....』
  ”ワサビ”の話が出たついでだから、もう一つお前さんに教えてやろうかい   のう?....
『どんなこと?.....』
  ”ワサビ”の辛さを増す方法じゃよ!!....
『辛さを増す方法!!?.....』
『そんなことができるの?.....』
  それが、できるんじゃよのう.....
  まず、根茎をすりおろす前に、すり下し板に砂糖をかけるんじゃよ.....
   そして、すり下ろすと、もう それだけで辛さが増すのじゃよ....
『えっ、どうして、どうして!!?.....』
  それはのう、原理は簡単で、砂糖の甘さで苦みが消され、辛さだけが引き   立つことになるからじゃよ!!...
『なるほどね〜......』
『”ワサビ”って、案外おもしろいね.....』
『おっちゃんてさ、鳥さんのことはな〜んにも知らないくせに、こういうこと だけは良く知っているんだね.....』
『鳥さんのことも、もう少し勉強すればいいのにね!!.....』
  何じゃと!!?.....

★ 今日の ”お花さん”

     * オウレン 五題







★ 今日の ”ちょうちょうさん”

      * ミヤマセセリ 一題


西長岡にて2017年03月10日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

      * タゲリ 七態








      * キセキレイ 三態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『今日のおっちゃん、何だか寒そうだね......』
『顔色もあんまり良くないみたい.....』
『また、熱でも出たんじゃないかしら?.......』


『何?熱!!?......』
『”変人””奇人”の類いも たまには熱なんぞを出すこともあるんかい!!?....』


『おい、シメさん!! いくら何でも、”年老いた”おっちゃんに対して そんな 冷たい言い方はないだろうに!!.....』
『せっかく、ヒヨさんが心配して ああ言ってるんだから、お前さんも、せめて  優しい言葉の一つくらいかけてやったらどうなんだ!!......』


『そうよ、そうよ!!.....』
『ここんところ、みんなで寄ってたかって、おっちゃんのことを"変人"だの"狂 人"だの"バカ"だのと言いたい放題だったので、そのことでおっちゃんは落ち 込んでしまい、とうとう熱まで出しちゃったのよ.....』
『そうよ!!そうに違いないわ!!....』
『おっちゃん、可哀想!!.....』
『でもね、おっちゃん、他の誰が何と言おうと あたいだけは、いつでもおっち   ゃんの味方だからね!!.....』
  おお、何と優しいエナちゃんだろう!!....
  おっちゃん、涙がでそうじゃよ.....
  ありがとさんよ.....
  でもな、おっちゃんは、落ち込んでもいないし、今日は熱も出てないから   安心しておくれ......
  今日は鼻水が少し出ているが、これは花粉症の症状だから別に心配はいら   ないよ....
  ところで、”熱”のことで思い出したんじゃが、お前さん達の体温て、いっ   たい、どのくらいあるんじゃ?.....


『体温か?......』
『そうねえ.....』
『体温計で計ったわけじゃないけど、わたし達鳥は通常で41°くらいあっ   て、場合によっては44°くらいまで上がることがあるわよ.....』
  何?44°じゃと!!?.....
  ひぇ〜!!.....
  もし、わしが44°も熱を出してしまったら、とても”変人””狂人””バカ”どこ   ろの騒ぎじゃないわいのう.....
  間違いなく、”あの世行き”じゃよ!!.....
  しかし、鳥さんて、どうしてそんなに体温が高いのじゃろうか?.....


『それはね、おっちゃん.....』
『おらっち鳥達は、羽ばたきという激しい運動がいつでもできなければならな いのだよ.....』
『敵がすぐそこまで来ているのに、”ちょっと待っててね、今、羽ばたきのウオ ーミングアップをするから”なんてわけにはいかないでしょう!!....』
『そんな悠長ことを言っていたら、あっという間に敵の餌食にされてしまうも のね.....』
『だから、いつでも素早く羽ばたいて すぐ逃げられるように大胸筋などの筋肉 を常にアイドリング状態にしておく必要があるんだよ....』
  ふ〜ん、なるほどなあ.....
『でも、おっちゃんさあ、40°以上の体温を維持するためには、おらっち、絶 えず食べていなければならいんだよね......』
『これが、結構大変でさ.....』
『だって、年がら年中餌探しをしてなきゃならないんだものね......』
  なるほどのう....
  人間も鳥さんも、生きるということは それなりに なかなか大変なことじ   ゃよのう.......
『おっちゃん、一度、人間さんと鳥を取り換えっこしてみない?....』
『おらっちが人間になるから、おっちゃん、鳥になってよ!!.....』
  何じゃと!!?......

西長岡にて(その2)2017年03月11日

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * クイナ 四態






       * タゲリ 三態




★ と或る水場にて......
(午後2時40分から3時半までの間に13種の鳥が水飲みや水浴に訪れた....)

      * ウグイス 五題






       * シメ 二題



      * カケス 三態




       * シロハラ 二態



       * メジロ 三態




   * カオジロガビチョウ 二態



      * アトリ 三題




     * シジュウカラ 二態



       * エナガ 三態




       * ツグミ 一題


       * アオジ 三題




      * ヒヨドリ 二題



      * カシラダカ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク



『おやっ、電車が来るぞ!!.....』


『あれは、”りょうもう号”だ!!.....』


『おれも、一度でいいから”りょうもう号”に乗って 東京という所さ行ってみた いなあ......』


『あなたが行くなら、あたしも一緒に連れてって!!.....』