茂林寺沼湿原にて ― 2017年02月01日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* オオタカ 一題

* オオジュリン 二態


* ミコアイサ 二態


* ジョウビタキ 二態


* アオジ 二態


* シメ 二態


★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”


『あれっ?......』
『あんな所に”フクロウさん”の置物が置いてあるよ......』
『おっちゃん、あの”フクロウさん”の置物は、誰が置いたんだろうね....』
何?”フクロウさん”の置物じゃと!!?....
バカを言うではない!!.....
あれは、本物じゃよ!!.....
本物のコミミズクさんじゃないか!!......

『えっ?.....』
『あれって、本物の”フクロウさん”なの!!?.....』
『ちっとも動かないから、あたい、てっきり置物だと思ったわ!!.....』

『それにしても、”フクロウさん”の首ってよく回るもんよね......』
『体は前を向いているのに、顔は真後ろを向いているよ!!....』
『ということは、”フクロウさん”は首を180°回すことができるってことかし ら!!?.....』
『ヒェ〜!!なんて器用なんでしょう!!.....』
『あたいには、とても真似ができないわ!!.....』
『”フクロウさん”って、本当に芸達者なのねえ!!.....』

『ところで、”フクロウさん”って、眼がとってもいいらしいよね....』
『この間も、”フクロウさん”の視力のことがどこかのブログで話題になってい たけど、”フクロウさん”の夜間視力って人間の約100倍はあるそうよ......』

『おっちゃん、聞いたかい!!?.....』
『夜間視力が人間の約100倍だって!!.....』
おお、凄いのう!!.....
それって、人間が開発した暗視カメラ級の視力じゃがな!!.....
わしなんぞ、年々視力が衰えてきているので羨ましい限りじゃよ......

『ああ、それから ついでなんだけど、”フクロウさん”て 眼だけじゃなくて聴 力もずば抜けているみたいよ.....』
『聞くところによると、”フクロウさん”は顔幅が広いから左右の耳はかなり離 れて付いているし、おまけに左右の耳は上下に少しずれているって話よ....』
で、それがどうかしたのかい?.....
『”どうかしたのかい?”って......』
『それって、大変なことじゃない!!?.....』
どうに大変なんじゃ?......
『????.....』
『まったく、おっちゃんて何て鈍いのでしょう!!.....』
『いつから、そんなに惚けちゃったのかしら?......』
『おっちゃんが、いつの間にか こんなに惚けちゃったなんて、あたい ちっと もしらなかったわ!!悲しい!!.....』
『あのねえ、おっちゃん、よく聞いて!!.....』
『左右の耳の間に距離があったり、上下にずれていたりすれば、ネズミなどが 動いて音を出した時、その音が右耳に到達する時間と左耳に到達する時間に は微妙に差が生じるわけでしょう....』
『すると、音を立体的に把握出来るわけだから、音源つまりネズミのいる所を 一発で特定できるってことなのよ.....』
ふ〜ん、そういうことか......
わしも、そこまでは知らんかったのう......
要するに、”フクロウさん”は、目も耳も わしよりもずっとずっと優れてい るということになるわけじゃのう....
『そういうことよ!!.....』
で、頭の方はどうなんじゃろう?......
わしと”フクロウさん”とではどっちが頭がいいのじゃろうか?....
『はあ???.....』
『おっちゃんさあ、さっき”惚けてきたね”って、言ったばかりじゃない の!!....』
『もう、忘れちゃったの?......』
?????......
★ 今日の ”おまけ”
* コミミズク 九態









注:これは本日撮影したものですが、
撮影場所は茂林寺沼湿原でも遊水地でもありません。
遊水地にて ― 2017年02月04日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”















★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”


『おっちゃん、見て見て!!.....』
『アトリさん達が一生懸命、餌をついばんでいるよ....』
『いったい何を食べているのかしらね?......』
『おっちゃん、アトリさん達が食べてる物って、何だかわかる?......』
アトリさん達が食べてる物?.....
そうじゃのう、多分 あれはアキニレという木の果実じゃと思うぞ.....
『アキニレ?.....』
そうじゃ.....
ほれ、すぐそばに大きな木があるじゃろう......
あれが、アキニレの木じゃよ.....
きっと、あの木から落ちた果実を見つけて食べておるんじゃよ......
『ふ〜ん.....』
『みんな、美味しそうに食べてるね......』
”美味しそうに”じゃと?......
あれっ?、鳥さんて、食べ物の味はわかるんだったかいのう?.....
わしが昔聞いた話によれば、鳥は餌を丸呑みにして食べるので、味覚は発 達してないということだったのだが......
何でも、人間は味覚の感覚器である”味蕾”が舌に約9000個あるのに対し 鳥は100個にも満たないそうじゃがな....
ということは、鳥はほとんど味を感じることはないってことだよのう....

『悔しいが、下でおっさんが喋っていることは本当だな....』
『でもよ、おらっち鳥族が人間並に味覚が発達していて あれは”うんめえ”、こ れは”まじい”などと我が儘を言い出したら、鳥族はあっという間に絶滅して しまうだろうな.....』
『”うんめえ”、”まじい”を言う前に、先ず食える物があるってことが、もうそ れだけで、どれだけ有り難いことなのか......』
『だから、おらっち鳥たちは、味なんぞどうでもいいんだよ。生き続けるため に、その日、その日に食えるものをひたすら探して唯食う、それだけだ よ.....』
『おらっち鳥にとっては味わうことよりも、食える物を腹に入れることの方が よっぽど大事だってことなんだよ!!.....』
利根川にて ― 2017年02月05日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* アカゲラ 五態





* アトリ 八題








* カンムリカイツブリ 四態




★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”


『あれっ?......』
『あんな所にキツツキさんが止まってるよ!!....』

『おっちゃん、川岸のヤナギの木を見て!!.....』
ヤナギの木じゃと?.....
ヤナギの木がどうしたんじゃ?......
『ほら、あの木にキツツキさんが止まってるよ!!.....』
キツツキじゃと?.....
あれ、ほんとだ!!.....
木の中に虫でも見つけたんじゃろうかのう?.....

『虫?......』
『いいなあ.....』
『あたいも食べたいよ!!....』
『だって、今日は朝から まだ ミミズを一匹しか食べていないんだもの.....』
『あたいはキツツキさんが羨ましいわ.....』
どうしてじゃ?.....

『だってさあ、キツツキさんはノミのようなあの強力な嘴で木を突っついて、 中から虫をほじくり返して捕まえることができるんだもの.....』
『鳥仲間のなかでは あたいの嘴だって かなり鋭い方なんだけど、あたいの嘴 じゃ、とてもキツツキさんみたいなわけにはいかないもんね....』
『それに、キツツキさんは嘴だけではなく、舌も特殊な構造をしているって話 だよ....』
舌も特殊な構造?.....
『聞いたところによるとね、キツツキさんの舌って相当伸び縮みができて、し かも先端は矢じりのような構造になっているんだって......』
”矢じりのような構造”!!?.....
そうか、それでわかったよ!!......
キツツキは虫を見つけると或る所までは強力な嘴で木をほじくって、あと は矢じりのような舌をシュっと伸ばして虫をキャッチしてしまうって寸 法なんじゃろう.....
『どうも、そうらしいわ.....』
『ちなみに、キツツキさんのお仲間のアリスイさんなんか、舌の長さが体長の 2/3にも達するそうだよ.....』
体長の2/3だって!!?.....
ヒェ〜!!凄い舌じゃのう!!.....
わしも、そんな舌があったらほしいもんじゃよ......
そんな舌をもっていたらさぞかし便利じゃろうのう.....

『便利!!?.....』
『?????......』
『おっちゃん、やめて!!.....』
『おっちゃんの口から、長い舌がベロ〜ンと垂れ下がっている姿なんて、もう 想像するだけでもゾっとするから、おっちゃん、頼むからそんなこと言うの は止めてよ!!.....』
『おっちゃんは、わざわざそんな長い舌をもたなくても、今のままで十分変人 なんだから、今のまんまでいいんだよ!!......』
北金井にて ― 2017年02月06日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”






*




*



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”


『おっちゃん、見て見て!!.....』
『ほら、紅梅だよ!!.....紅梅が満開だよ!!.....』
おお、ほんとじゃ、ほんとじゃ、きれいじゃのう!!.....
『おっちゃん、梅って、ほんとにいい香りがするねえ〜......』
”いい香りがするねえ〜”って......
お前さん、匂いがわかるのかい?........
『...........』
わしは、昔、”スズメやムクドリなどの一般鳥類の鼻は匂いを嗅ぐためで はなく、主として呼吸をするために使われている”と聞いたことがあるんじ ゃが、本当のところ、どうなんじゃろうのう?......
『おっちゃん、あんまりお堅いことを言わないでよ!!.....』
『梅は香りが命なんだからさあ、こういう場合はやっぱり”いい香りがするね え〜”って言わなきゃ、梅の雰囲気が伝わらないでしょうに!!......』
はあ????.......


『あら、こっちには蝶々さんがいるわ!!.....』
『あれは”キタテハ”だわ!!.....』
『気温がいくらか高くなったので、思わず動き出してしまったみたいね.....』

『でも、花や蝶を見ると、なんだか、春が来たような気分になって、気持ちが なんとなく明るくなるよね.....』
『ところで、今日のおっちゃん、何だか不満そうだね.....』
『もしかして、”鳥の鼻”のことがひっかかっているのかしら?.....』
『もし、そうなら、”鳥の鼻”に関しては、また次の機会にいろいろ教えてあげ るからさあ、今日はそんなことは忘れて目の前の満開の紅梅を思いっきり楽 しみなさいよ......』
『その方が精神衛生上絶対いいって!!.....』
そうかのう.....
それでは、”鳥の鼻”に関しては、また次回教えてもらうということにし て、今日のところはとりあえず目の前の紅梅を愛でることにしようかの う......
ところで、花見用の酒は用意してあるじゃろうか?......
『はあ????.......』
北部運動公園にて ― 2017年02月07日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* アトリ 七題







*

<ジョウビタキ>

<アカゲラ>

<シメ>
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”


『あっ、梅の花だ!!.....』

『きのうは紅梅、今日は白梅か.......』

『ところで、おっちゃん......』
『梅の木って、もともと日本にあった木なの?......』
いや、梅は中国が原産じゃよ.....
日本では、花木の代表といえば桜じゃが、中国では梅だったのじゃ.....
梅は、日本では 奈良時代に栽培されていたというが、この頃は日本でも中 国同様 桜より梅が花木の代表だったようじゃのう......
ちなみに、梅は中国の国花じゃよ.....

『ふ〜ん、梅は日本の木じゃなかったんだ.......』
『しらなかったなあ......』
『ところで、おっちゃん.......』
『どうして、”ウメ”という名前が付いたの?......』
ウメの名前の由来か?......
う〜ん、わしも詳しいことは知らんが、何でも中国語から来ているらしい ぞ.......
『中国語!!?......』
そうじゃ.....
中国語では、梅のことを”Mei(メイ)”と発音するそうじゃ.....
その”Mei(メイ)”が転訛して、いつの間にやら”uMe(ウメ)”という言葉にな ったらしいのじゃよ.....

『”Mei(メイ)”から”uMe(ウメ)”か.....』
『おもしろいね.....』
『そう言われてみれば、何となく似ているわね.....』
『”Mei(メイ)”の前に”u”が入れば、”uMei(ウメイ)”で、”uMei(ウメイ)”の
”i”がなくなってしまえば、文字通り”uMe(ウメ)”になるものね.....』

『なるほどね〜.......』
『もしかしたら、昔の日本人には 中国人の”梅”の発音が”Mei(メイ)”ではな く”uMei(ウメイ)”と聞こえたのかもしれないね......』


『ところで......』
『おやっ?........』
『日溜まりの斜面に咲いている、あの可愛い花は、もしかして......』
『そうだよ!! あれはホトケノザだよ!! ホトケノザに間違いない よ!!......』
『おっちゃん!! 梅だけではなく ホトケノザも咲き出したんだね!!....』
『何だか、あのピンクの可愛い花を見ていると嬉しくなっちゃうね!!....』
おお、ほんとだ、ほんとだ!!ホトケノザだよ!!.....
早春というには、まだまだ早過ぎるかもしれないが、こうやって梅の花や 下に咲いているホトケノザを眺めていると、今年も春が少しずつ近づいて 来ている感じがするよのう......
『おっちゃんの頭も早く春になるといいね......』
何じゃと!!?.....
そりゃ、どういう意味じゃ!!?.....
伊勢崎にて ― 2017年02月09日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* アカガシラサギ 八態








*

<ハシビロガモ>

<ヒドリガモ>

<オナガガモ>

<カルガモ>

<バン>

<オオバン>
* カワセミ 三態



* ルリビタキ 六題(金山にて)






★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『おやっ?......』
『あの喋り声は何となく聞き覚えのある声だけど.....』
『はて、誰だったかなあ?......』

『え〜と?、え〜と?.......』

『そうだ、思い出したぞ!!.....』
『あれは、間違いなくおっちゃんの声だよ!!.....』
『でも、どっちの方角から聞こえてくるのかわからないなあ......』

『おらっち一般鳥類は、だいたい人間と同じ周波数の範囲で、音を聞くことが できるんだけど、人間と違って、その音のする方向を正確に捉えることが苦 手なんだよなあ....』
『なあ、ジョビ男、何でだと思う?.....』

『そうだねえ.......』
『それには、多分、オレ的には二つぐらい原因があると思うのだけど.......』
『一つは、両方の耳に、人間みたいに耳殻がないということ......』
『そして 二つ目は、左右の耳の穴が非常に接近しているので、音が左右の耳に 届く時、時間差が生じないということ.....』
『多分、この二つの要因が音のする方向を正確に捉えることを困難にしている と思うのだけど、どうだろう?.....』

『ジョビ男、凄いじゃないか!!.....』
『オレは、お前さんを見直したよ!!...』
『オレもお前さんの考えにまったく同感だね!!.....』
『オレ達も、もしも人間のように耳殻があったり、左耳と右耳の間がもう少し 離れていたりすれば、おっちゃんの声がどっちの方角から聞こえてくるの か、迷うことなく正確に判断出来るのにな!!.....』
『その点、フクロウさんは羨ましいよ......』
『顔幅が広い上に、耳の構造が特殊なしくみになっているので、音のする方向 と距離を正確に捉えることができるんだものな.....』

『あら、誰かと思ったら、シロハラさんじゃないの!!.....』
『シロハラさんがおらっちの考えを支持してくれるなんて、ほんと嬉しい よ.....』
『二人とも産まれが北国ということで、お互い通じ合うところがあるのかもし れないね....』

『あれっ?.....』
『あそこに見えるのはおっちゃんじゃないか!!?......』
『みんながお喋りしている間にいつの間にかそこまでやって来ちゃったよ...』
『何だか、今日のおっちゃん、愛用のカバンが重そうだね.......』
『もしかしたら、また、カバンの中にデ〜ッカイおにぎりが詰め込んであるの かもしれないね......』
『そういえば、最近のおっちゃん、お昼にラーメンを食べる回数が減ってきて いるかも......』
金山にて ― 2017年02月10日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『あっちゃ〜!!.....』
『この冷たい強風の中をまた出かけて来たよ!!......』

『こうなると、”変人”というより、もはや”狂人”の域だな.....』

『おっちゃんさあ、こんな冷たい風の中を出かけて来ちゃダメでしょう に!!....』
『体に毒よ!!.....』
ううん???......
おお、誰かと思ったら”ルビ子ちゃん”じゃないか!!.....
ここんところ、あちこちで よく行き会うのう.....

『おっちゃんさあ、こんな強風のなかをいったい何しに来たの?......』
うん、それがのう.....
きのう、ここでちょいと”トラさん”の姿を見かけたもんで、できたら記念 の写真を一枚撮らせてもらいたいと思ってのう.......

『えっ?.....』
『”トラさん”て、あの葛飾柴又の”フーテンの寅さん”のこと?......』
何じゃと!!?.....
おいおい、何を言っておるんじゃよ....
”柴又の寅さん”は、とっくの昔に亡くなっておるじゃろうが.....
『そうだったよね......』
『あたいも変だ思ったわ!!......』
『そうすると、おっちゃんのいう”トラさん”て一体誰なの?......』
ほれ、お前さんと同じ仲間の”トラツグミさん”のことじゃがな!!.....

『トラツグミさん!!?.....』
そうじゃよ!!.....
『あたい、トラツグミさんのことはよくしらないのだけど、確か、あの鳥さん て、昔、人間の間では”鵺”(ヌエ)とよばれ気味悪がられていたのよね.....』
そうじゃ、そうじゃ、その通りじゃよ!!.......
鳴き声が何とも不気味というか物悲しそうでのう......
わしも或る夜、山中のと或る旅館であの鳴き声を聞いたことがあるが、そ の時は あまりいい感じがしなかったものなあ......
ところで、お前さんにちょいと聞きたいのじゃが、あの鳥さんて、夜も眼 が見えるんかいのう......
『.........』
なんでも、南米や東アジアにはアブラヨタカやアナツバメという鳥が生息 していて、彼らはまるでコウモリと同じように自分から音を発してその 音の反響を耳でキャッチして空間を認識出来るそうなんじゃよ.....
でな、お前さんの知っているトラツグミさんも彼らと同じようなことがで きるのかどうか知りたいと思ってのう?.......
『.........』
『もしかしたら、葛飾柴又の寅さんならできたかもしれないけど、あのトラツ グミさんじゃあ、とてもそんな器用な芸当は無理でしょうね......』
やっぱりできないかのう?.....
『で、おっちゃんはどうなの?......』
”おっちゃんはどうなの”って......
そんな超能力めいたことをわしができるわけないじゃろうて!!.....
『そうよね.....』
『でも、おっちゃんは”普通人”じゃないから、もしかしたら、と思って聞いた だけ......』
”普通人じゃない”ってどういう意味じゃ?......
『おっちゃん、あたいにそこまで言わす気!!?......』
?????......
金山にて ― 2017年02月11日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* ルリビタキ 三態



* アカゲラ 五題

(♀)

(♀)

(♂)

(♂)

(♂)
* アオゲラ 一題

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『ありゃ?.....』
『”長靴”が来たぞ!!......』

『ほんとだ!!.....』
『また、”長靴”だ.....』
『しかし、あの”長靴”、ほんとによく来るよなあ.....』
『”勲一等皆勤賞”でもやりてえくれえだな.....』

『???.....』
『”長靴”って、もしかして、おっちゃんのこと!!?.....』

『もちろんさ!!.....』
『このブログ上で、”長靴”といったら、もうあの御仁以外にはあり得ないもん な......』

『ところで、おい、”長靴”さん!!.....』
ううん???.....
おお、シメさんじゃないか!!......
ちょうど、よかったよ!!......
今日は、お前さんに”嘴”のことで聞いてみたいことがあってのう......
『聞いてみたいこと?.....』
そうじゃよ.....
じつはのう、前々から聞こうと思っていて、なかなか聞く機会がなかった のじゃが、お前さんの”嘴”って、なんで、そんなに”ごん太(ぶと)”な んじゃ?.....
わしの大好きな”山岡家のラーメン”の麺よりずっと”ごん太(ぶと)”じゃ ないか!!?......

『はあ????......』
『なんだって!!?......』
『おっちゃん、そんなことを聞くためにわざわざ出かけて来たんかい?.....』
『バッカじゃねん!!?......』
『でも、まあ、いいか......』

『あんなあ、おらっちは、木の実やイラガの繭とか、けっこう硬いものを食っ てるんだよ......』
『だから、硬いものを砕いたりする時はどうしても太くて頑丈な嘴が必要なん だよ.....』
『反対に、ウグイスさんとかセンダイムシクイさんなんかは、軟らかい虫の成 虫とか幼虫が餌だから、細くて小さい嘴の方が断然食べ易いということだ よ...』
『彼らには おらっちみたいなごっつい嘴はぜんぜん必要ないってわけだよ....』
『また、肉食のワシ・タカさんなんかは、肉を裂いたり、引きちぎったりする 関係上 嘴の先端が鈎状に鋭く尖っているわけだよ......』
『ま、嘴がナイフの代りになっているってことだね......』
『つまり、我々鳥族は、種によって、みんな嘴の大きさ・形が違っているんだ けど、それは、それぞれの種が進化の過程で、その食物を扱い易いように、 自らの嘴の形を特殊化させてきた その結果ということができるんだな....』
おお、さすがはシメさん!!.....
上手に”締め”くくったのう....
まさか、お前さんの口から進化論が飛び出してくるとは思わなかったよ.....
お前さんは、鳥仲間の間では”学者さん”といわれているそうじゃが、それ だけのことはあるよのう......
さすがじゃよ.....
『ま、どこかの”長靴”さんとはちょいと脳味噌の出来が違うからね.....』
そうかい、そうかい......
金山にて ― 2017年02月12日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* ルリビタキ 八態




*

*



* カシラダカ 三態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『ねえ、あなた!!.....』
『向こうから歩いて来るのは”変人さん”と違うかしら?......』
『何?.....』

『あれ、ほんとだ!!...... でも、あいつは”変人”ではなく、”狂人”ではな かったかい?.....』
『あら、嫌だ!! そうだったわね!!..... 』
『あたし、あの方が”変人さん”から”狂人さん”にグレイドアップしたことをす っかり忘れていたわ!!......』
『あの方と同じように、あたしも老化が進んでしまったのかしら.....』
『何だか悲しいわ......』

『心配するなって!!.....』
『あいつに比べれば、お前の方がまだ十才は若く見えるって!!......』
『そうかしら.....』
『それに、最近、あいつは二日前のことを思い出すことも出来なくて、二日以 前の過去は、み〜んな”きのう”ということで処理しているんだから.....』
『お前はまだ二日前のことをやっと思い出せるから、大丈夫、大丈夫!!.....』
『えっ?????.......』

『あんれまあ.....』
『あのハトさん御夫婦は、おっちゃんのことを言いたい放題だよ......』
『おっちゃん、何だか可愛そう......』

『おっちゃん!!、ハトさん御夫婦が、おっちゃんのことを言いたい放題だ よ!!......』
いいってことよ!!......
きっと、ハトさんはしょっちゅうオオタカに狙われ食い物にされているの で、ストレスが溜まり切っているんだろうよ!!.....
わしを虚仮にすることで、少しでも気持ちが安らげば、それで十分じゃろ うて!!......
『あれっ、おっちゃん、いつからそんな寛大な人間になったの?.....』
そりゃ、もちろん、”変人”から”狂人”にグレイドアップしてからじゃよ!!...
『ああん????......』

『ところで、おっちゃん、巷ではヤツガシラさんが来県したということで、東 京くんだりから”鳥撮りカメラマン”が大挙して押し寄せているとか?........』
何だかそうらしいのう......
『おっちゃんは行かないの?......』
わしは人が大勢いるところは好かんからのう......
わしは、風当たりの少ない静かな金山の麓で、ルビ子ちゃんたちと遊んで いた方が よっぽど楽しいわな.....
金山にて ― 2017年02月14日
★ 今日の ”風景画”

★ 今日の”鳥さん”
* トラツグミ 五題





* ルリビタキ 六題






★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『おやっ?...... 向こうからダサいおっさんが二人歩いて来るぞ?......』
『う〜ん...... 右側の一人はいつものおっちゃんに姿・格好がよく似ているけ どなあ?.......』

『ありゃあ、どう見ても いつものおっちゃんに間違いないよ!!.....』

『ほんとだ!!......』
『あれは、いつものおっちゃんだよ!!......』
『きのうは、姿を見せなかったので、珍しいこともあるもんだと感心して いたのだけど、今日はやっぱり出て来たか......』

『おっちゃん!!......』
『きのうは珍しく姿を見せなかったけど、どうしたの?.....』
おお、ジョビ男か......
そんな所におったのか.....
枯れ草模様にすっかり同化してしまって、お前さんがそこにいることすら 気が付かなかったよ.....
まったく、ダメな脳じゃのう......
人間の脳味噌なんか、こうやってすぐに騙されてしまうのじゃから.....
ところで、脳味噌ということで思い出したんじゃが、わしは、前々から 鳥の脳味噌のことが気になっていたんじゃよ.....
鳥の脳味噌って、どうなっておるんじゃろうかのう?.....
『”どうなっておるんじゃろうか?”って.....』
『突然、そんなことを聞かれたら、おらっち”山本リンダ”になっちゃうが ね!!....』
”山本リンダ”?......
”山本リンダ”って、あの”こまっちゃうな〜”のあの”山本リンダ”のこ とか?.....
『そうそう、それよ!!.....』
『だからさあ、そういう難しいことは、学者のシメさんに聞いてよ....』
『ほら、おっちゃんの頭の上で、おらっち達の話を聞いているよ.....』
あれ、ほんとじゃ!!.....
お〜い、シメさ〜ん!!.....
今の話、聞いておったかいのう?......

『ああ、よく聞こえていたぞ.....』
『”山本リンダ”のことだろう?......』
そうじゃなくってさあ、鳥さんの脳味噌のことじゃよ!!.....
『ああ、そっちの話か.....』
『あんなあ、鳥類の脳というのはな、おっさんが考えているより案外大きいも のなんだぞ.....』
『たとえばな、体重がほぼ等しいは虫類と鳥類の脳を比較した場合、鳥類の脳 はは虫類の脳の約10倍の大きさをもっているといわれているのだ.....』
ひぇ〜!!.... 10倍!!?.....
『それでな、鳥類の脳が特に発達している部分は、”小脳”と”視葉”とよばれて いる部分だ......』
”小脳”と”視葉”?.....
大脳はどうしたのじゃ?.....

『大脳?......』
『そんなもん、鳥類には必要ないのさ!!.....』
『第一、そんなもん無くても、鳥類の生活には な〜んも困ることなんかありゃ しないしな.....』
『それに、人間様は大脳が発達していると大威張りをしているが、その大脳と やらを使って、これまで個人国家を含めて人間様が一体何をやってきたか、 よ〜く考えてみるといいぜ!!.....』
『たとえば、一つの例じゃが、人間の所業中最も愚かで残酷だといわれている 戦争という”大量殺人”に必要な原爆やミサイルなどという世にも恐ろしい爆 弾や兵器を開発したり、また それらを商売にして売ったり買ったりして金 儲けの算段したりとか、それこそ人間様ご自慢の大脳とやらをほとんど碌 でもないことにしか使っていないではないか!!?.....
一歩間違えば そのご自慢の大脳が自分たちを破滅に追いやってしまうかも知 れないというのにな.....』
『まったく”バカは死ななきゃ直らねえ”とは たいそうご立派なこの大脳とやら をもっている人間様のことだよなあ!!.....』
う〜ん、そう言われてしまうと、じつに頭が痛いのう......
本当にわしは一言もないわのう.......
『まあ、おっさんにそんだなこと言っても仕方がないけどな......』
『話が大分脇道にそれてしまったので、元に戻すが、要するに鳥類の脳という のは、大脳はあまり発達していないが、運動、動作、バランス、姿勢の制御 などに関わる部分と、視覚器官に 関わる部分が非常に発達しているという ことだよ......』
『特に、視覚に関しては、脳全体の1/3が視覚のために使われているというこ とだからね.....』
ふ〜ん、なるほどのう......
鳥さん達の脳とは、そういうふうにできているのか.....
やっぱり鳥さんのことは鳥さんに聞いてみないとわからんものじゃの う......
ところで、最後にもう一つだけ聞きたいのじゃが、わしの大脳はいったい 何に使われておるんじゃろうか”脳”?......
『はあ????......』
『そんなこと、知るかって!!......』
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