那須塩原にて ― 2018年07月01日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* オオルリ 一題
いつも暗い場所での撮影になってしまうので、なかなかいい絵を撮らせても らえない.....
” 頼むからさあ、もう少し、明るいところで撮らせてよ!!......"
” 頼むからさあ、もう少し、明るいところで撮らせてよ!!......"
★ 今日の ”お花さん”
<モウセンゴケ>
言わずと知れた、彼の有名な食虫植物じゃよ.....
<サワギク>
別名”ボロギク”
花の時期にはこんなに可愛い花を咲かせるのにのう......
花の時期にはこんなに可愛い花を咲かせるのにのう......
『"ボロ"と付いても心は錦 どんな花よりきれいだぜ...』
確か、こんな台詞を聞いたことがあるが、はて、どこで聞いたもんかいのう?
<オオヤマオダマキ>
ヤマオダマキとは”距”が内側に巻き込んでいることで区別出来る......
”距”ってわかるかなあ?....
わかんねえだんべなあ.....
<ツチアケビ>
果期には まるで ウインナーソーセージのような赤い実をつける.....
”食えるか”って?......
さ〜な?....
でも、この果実を2、3日乾燥させたものから果実酒がつくれるという話は聞い たことがあるがのう.....
いずれにしても、わしは酒は飲まんから関係ないわい.....
”食えるか”って?......
さ〜な?....
でも、この果実を2、3日乾燥させたものから果実酒がつくれるという話は聞い たことがあるがのう.....
いずれにしても、わしは酒は飲まんから関係ないわい.....
<ノハナショウブ>
外花被の付け根に一筋の黄色のアクセントがあれば”ショウブ”じゃよ......
そんじゃ、カキツバタは?....
アヤメは?.....
たまには、自分で調べてみろって!!......
いざ、”勝負(ショウブ)”!!.....(まるで意味不明)
そんじゃ、カキツバタは?....
アヤメは?.....
たまには、自分で調べてみろって!!......
いざ、”勝負(ショウブ)”!!.....(まるで意味不明)
<バイケイソウ>
漢名表記は”梅惠草”......
花が、ちょいと梅の花に似ているとか.......
毒性があるから、要注意!!.....
花が、ちょいと梅の花に似ているとか.......
毒性があるから、要注意!!.....
<コバノカモメヅル>
葉っぱのようすから”カモメ”の名がついたらしいが、いったい、葉のどこをど うやって妄想すれば、カモメになるのやら.....
わしも相当に妄想が得意なほうじゃが、いくら何でも ここまでは妄想し切れん かったわいのう.....
わしも相当に妄想が得意なほうじゃが、いくら何でも ここまでは妄想し切れん かったわいのう.....
<ヒメヘビイチゴ>
”ヘビイチゴ”の名前がついているが、本種は”本家本元のヘビイチゴ”とはグル ープが違うのじゃよ.....
ヘビイチゴは”ヘビイチゴ属”じゃが、ヒメヘビイチゴは”キジムシロ属”じゃが な.....
まあ、植物に興味のない御仁にはどうでもよいことじゃがのう.....
ヘビイチゴは”ヘビイチゴ属”じゃが、ヒメヘビイチゴは”キジムシロ属”じゃが な.....
まあ、植物に興味のない御仁にはどうでもよいことじゃがのう.....
<ヒツジグサ>
ヨシに隠れてひっそりと花を咲かせている姿が何ともいじらしい感じがするよ のう.....
エゾベニヒツジグサと共に数少ない自生のスイレンの一つじゃよ.......
エゾベニヒツジグサと共に数少ない自生のスイレンの一つじゃよ.......
<ネジキ>
幹がねじ曲がっているように見えるところから付いた名前じゃよ......
わしも相当に性格がねじまがっているから、この木には何だか親しみを感じる わいのう......
わしも相当に性格がねじまがっているから、この木には何だか親しみを感じる わいのう......
<バイカツツジ>
頬を赤らめた初々しい花びらが何とも可愛らしいことよのう.......
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
* ミスジチョウ 二態
平地で普通に見られるコミスジより、一回り大きいかのう.....
コミスジは食草がフジヤクズなどのマメ類なのに対して
本種はモミジなどのカエデ類じゃよ....
コミスジは食草がフジヤクズなどのマメ類なのに対して
本種はモミジなどのカエデ類じゃよ....
*
<サカハチチョウ>
こやつがいれば、そこは”山”!!......
本種は完全なる山の住人で、やつを平地で見かけることはまずない筈じゃよ.....
本種は完全なる山の住人で、やつを平地で見かけることはまずない筈じゃよ.....
<メスアカミドリシジミ>
暗い湿地だったので、妖しい青がよりいっそうの妖しさを醸し出していた....
<ハヤシミドリシジミ>
このチョウ、よく見ると、右側の後ろ翅が欠けていた.....
生まれつきの奇形であろうか.....
三枚翅で必死に飛ぼうとしていたが、
どんなに頑張ってもこのチョウには未来はないだろう.....
そんな致命的な欠陥を抱えた”ゼフ”であった.....
生まれつきの奇形であろうか.....
三枚翅で必死に飛ぼうとしていたが、
どんなに頑張ってもこのチョウには未来はないだろう.....
そんな致命的な欠陥を抱えた”ゼフ”であった.....
<ミドリヒョウモン>
ヒョウモン類の同定は、翅裏の模様が決め手になる.....
ところが、悲しいかな.....
彼らは、その翅裏をなかなか簡単には見せてくれないのじゃよ......
ところが、悲しいかな.....
彼らは、その翅裏をなかなか簡単には見せてくれないのじゃよ......
<コチャバネセセリ>
特に、コメントありません.....
『おっちゃん、それって差別じゃないの!!?......』
なに!!?....
『おっちゃん、それって差別じゃないの!!?......』
なに!!?....
<ヤマキマダラヒカゲ>
山の中に住んでいるわりには、結構派手なおめかしをしておるもんじゃて.....
やっこさん、これから、お江戸でも出かけるつもりじゃろうか.....
やっこさん、これから、お江戸でも出かけるつもりじゃろうか.....
★ 今日の ”トンボさん”
* ハッチョウトンボ 三題
(以上、♂)
(♀)
本日のメインゲストじゃよ!!......
このトンボに会いたくて、はるばる塩原くんだりの湿地まで出かけて来たのじ ゃが、とりあえず再会できて本当によかったわいのう.....
前回、このトンボに出会ったのは、夏が来なくても思い出す あの尾瀬ケ原.....
あれから、いったい何年の時が流れただろうか......
あの頃は、まだ少しは若かったのに.....
知る人ぞ知るこのトンボ.....
トンボ科の中では、わずか2センチ足らずの世界最小のトンボじゃがな.....
現在の生息地は、ごく限られた地域のみになってしまったが、末永く後世に残 したいトンボの一つじゃよのう......
このトンボに会いたくて、はるばる塩原くんだりの湿地まで出かけて来たのじ ゃが、とりあえず再会できて本当によかったわいのう.....
前回、このトンボに出会ったのは、夏が来なくても思い出す あの尾瀬ケ原.....
あれから、いったい何年の時が流れただろうか......
あの頃は、まだ少しは若かったのに.....
知る人ぞ知るこのトンボ.....
トンボ科の中では、わずか2センチ足らずの世界最小のトンボじゃがな.....
現在の生息地は、ごく限られた地域のみになってしまったが、末永く後世に残 したいトンボの一つじゃよのう......
* オゼイトトンボ 三題
尾瀬の名が付くと何となく気持ちがウキウキしてしまうのは、わしだけじゃろ うかいのう.....
夏の尾瀬ケ原の晴れ渡った青空を連想させるような美しい”青”の体色をもつト ンボじゃがな....
夏の尾瀬ケ原の晴れ渡った青空を連想させるような美しい”青”の体色をもつト ンボじゃがな....
オゼイトトンボ......
実にいい響きの名前じゃよ.....
* ヨツボシトンボ 一題
<ヨツボシトンボ>
翅に四つ斑紋があるから、ヨツボシ.....
ベッコウトンボに似ているが、こちらは絶滅危惧I類種で、そうは簡単にはお目にかかれない......
ベッコウトンボに似ているが、こちらは絶滅危惧I類種で、そうは簡単にはお目にかかれない......
彦谷、高寺川親水公園にて ― 2018年07月02日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* コサメビタキ 五題
日に日に加速度的に生長を続けるコサメの雛......
あっという間に、こんなに大きくなってしまったわい....
雛の数は、全部で四羽....
親が餌を運んで来るたびに、雛達は大きな口を開け、餌を催促していた....
こうなると、親も雛達の為に寸暇を惜しんで餌探しに専念しなければならない だろうが、今日のような暑さが続くとその対策も講じなければならないだろ うから、親の苦労もひとしおじゃろうよのう.....
暑さに負けず、順調に育ってほしいものである.....
あっという間に、こんなに大きくなってしまったわい....
雛の数は、全部で四羽....
親が餌を運んで来るたびに、雛達は大きな口を開け、餌を催促していた....
こうなると、親も雛達の為に寸暇を惜しんで餌探しに専念しなければならない だろうが、今日のような暑さが続くとその対策も講じなければならないだろ うから、親の苦労もひとしおじゃろうよのう.....
暑さに負けず、順調に育ってほしいものである.....
★ 今日の ”お花さん”
<オオニワゼキショウ>
”オオ”とあるのに、ただの”ニワゼキショウ”より、花のサイズが小さいのは、 これ如何に?.....
<シモツケ>
”シモツケ”とは”下野”....
”下野(栃木)”で発見されたことによる命名だそうじゃ.....
ほんじゃ、本種が”上野(群馬)”で発見されたら、”コウヅケ”と命名されたの じゃろうか?.....
ところで、”シモツケ”と”シモツケソウ”がよく混同されておるのじゃが、
”シモツケ”は木本で、”シモツケソウ”は草本だから、花を見たら心して言葉を 発すべし.....
”シモツケ”を間違っても”シモツケソウ”などと言ってはいかんぞえ!!....
”下野(栃木)”で発見されたことによる命名だそうじゃ.....
ほんじゃ、本種が”上野(群馬)”で発見されたら、”コウヅケ”と命名されたの じゃろうか?.....
ところで、”シモツケ”と”シモツケソウ”がよく混同されておるのじゃが、
”シモツケ”は木本で、”シモツケソウ”は草本だから、花を見たら心して言葉を 発すべし.....
”シモツケ”を間違っても”シモツケソウ”などと言ってはいかんぞえ!!....
<ヤマモモ>
”モモ”は”モモ”でも、本種は、”Peach”とは 縁もゆかりもないから、間違って も勘違いをしないようにな.....
”ヤマモモ”はヤマモモ科で、”Peach”のほうはバラ科の木本じゃよ....
”味はどうか”って?.....
もちろん、本種は 味も”Peach”とは全然違うわい......
美味い、不味いは人それぞれじゃが、”ヤマモモ”にはちょいと松やにっぽい癖 があることも事実じゃのう......
まあ、味に興味がある御仁は、自分で食って確かめてみることが一番じゃて.....
”ヤマモモ”はヤマモモ科で、”Peach”のほうはバラ科の木本じゃよ....
”味はどうか”って?.....
もちろん、本種は 味も”Peach”とは全然違うわい......
美味い、不味いは人それぞれじゃが、”ヤマモモ”にはちょいと松やにっぽい癖 があることも事実じゃのう......
まあ、味に興味がある御仁は、自分で食って確かめてみることが一番じゃて.....
★ 今日の ”トンボさん”
<ショウジョウトンボ>
今日見たいに あちい(暑い)日には、こうやって腹部を太陽の方に向けて逆立 ちするのじゃよ......
”なぜか”って?.....
そんなこと、ちっとは自分の頭で考えろや.......
こういうことを考えることが、惚け防止につながるんじゃからさ!!.....
実際のところ、このブログを見ている人達は若くて40代、大半は50代、60 代の爺ちゃん、婆ちゃんだろうからのう......
だから、老けない為にも、とにかく、頭を使うのじゃ、頭を!!.....
”なぜか”って?.....
そんなこと、ちっとは自分の頭で考えろや.......
こういうことを考えることが、惚け防止につながるんじゃからさ!!.....
実際のところ、このブログを見ている人達は若くて40代、大半は50代、60 代の爺ちゃん、婆ちゃんだろうからのう......
だから、老けない為にも、とにかく、頭を使うのじゃ、頭を!!.....
<チョウトンボ>
まるで、蝶が舞っているような.....
そんな飛び方をするところから、蝶トンボの名前がついたんじゃろうのう.....
事実、本種は 他のトンボ類とは随分と異質な感じがするトンボじゃよのう....
それにしても、この翅の見事な輝きはどうだろう!!......
いったい、”誰”のデザインなのじゃ?......
そんな飛び方をするところから、蝶トンボの名前がついたんじゃろうのう.....
事実、本種は 他のトンボ類とは随分と異質な感じがするトンボじゃよのう....
それにしても、この翅の見事な輝きはどうだろう!!......
いったい、”誰”のデザインなのじゃ?......
<コシアキトンボ>
コシアキ(腰空き)というより、この部分に白を配色したことにより、体が上 部と下部に区切れて見え、敵の目を誤魔化すはたらきをしているのではない かと思うのじゃが......
<シオカラトンボ>
”何でシオカラなの?....”
世の中には、まだ そんなことを言っている者がおるという.....
♂は生長すると体に粉を吹くようになるんじゃが、その粉を塩に見立てたまで じゃがな.....
世の中には、まだ そんなことを言っている者がおるという.....
♂は生長すると体に粉を吹くようになるんじゃが、その粉を塩に見立てたまで じゃがな.....
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<アオスジアゲハ>
いつ見ても、本当に魅力的なチョウだよのう.....
アサギマダラの翅の配色も見事じゃが、本種もそれに勝るとも劣らないすばら しい翅の色じゃよ.....
何度見ても、心惹かれる緑青じゃわいのう......
アサギマダラの翅の配色も見事じゃが、本種もそれに勝るとも劣らないすばら しい翅の色じゃよ.....
何度見ても、心惹かれる緑青じゃわいのう......
板倉にて ― 2018年07月03日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* アマサギ 六態
この時季のアマサギを見るのは久しぶりじゃのう......
かつては、わしの住む地域でも、田植えが終わった田んぼなどで、よく姿を見 かけたものだが、最近は見かける機会がめっきり減ってしまったわい.....
原因はわからないが、コサギと共に減少傾向にあることは確かじゃよ.....
ところで、話は換わるが、アマサギは英名では、Cattle-Egretという....
Cattleは”牛”で、Egretは”サギ”を意味してる.....
直訳すれば、アマサギは”牛サギ”ということになる....
では、”牛サギ”とは、どういうことか?.....
簡単にいえば、牛と共に行動するサギということである。
本種はもともと南方系のサギで、牛や馬のいるところで、動物達と一緒に生活 しているのである。
牛の背中に乗って牛にやって来るハエを捕まえたり、牛や馬の移動に伴い草む らから飛び出した昆虫を捕食したりと、餌の獲得に牛や馬などの動物を利用 しているのである.....
そんなアマサギの習性から命名された名前がCattle-Egretというわけじゃが な....
じつに分かりやすいネーミングじゃよのう.....
かつては、わしの住む地域でも、田植えが終わった田んぼなどで、よく姿を見 かけたものだが、最近は見かける機会がめっきり減ってしまったわい.....
原因はわからないが、コサギと共に減少傾向にあることは確かじゃよ.....
ところで、話は換わるが、アマサギは英名では、Cattle-Egretという....
Cattleは”牛”で、Egretは”サギ”を意味してる.....
直訳すれば、アマサギは”牛サギ”ということになる....
では、”牛サギ”とは、どういうことか?.....
簡単にいえば、牛と共に行動するサギということである。
本種はもともと南方系のサギで、牛や馬のいるところで、動物達と一緒に生活 しているのである。
牛の背中に乗って牛にやって来るハエを捕まえたり、牛や馬の移動に伴い草む らから飛び出した昆虫を捕食したりと、餌の獲得に牛や馬などの動物を利用 しているのである.....
そんなアマサギの習性から命名された名前がCattle-Egretというわけじゃが な....
じつに分かりやすいネーミングじゃよのう.....
* ウグイス 三態
幼鳥だろうか.....
この猛暑のなかで、さかんにさえずりの練習をしておったよのう.....
この猛暑のなかで、さかんにさえずりの練習をしておったよのう.....
★ 今日の ”お花さん”
<ハンゲショウ>
ハンゲショウには、”半夏生”と”半化粧”の二つの説がある.....
分かりやすいのは”半化粧”だが、これはあえて説明する必要もないだろう....
問題は”半夏生”の方だ......
”半夏生”とは夏至から数えて11日目をいう....
つまり、現行の暦では7月2日の昨日が”半夏生”だったわけじゃがな.....
この頃に咲く花という意味があるらしいよのう......
分かりやすいのは”半化粧”だが、これはあえて説明する必要もないだろう....
問題は”半夏生”の方だ......
”半夏生”とは夏至から数えて11日目をいう....
つまり、現行の暦では7月2日の昨日が”半夏生”だったわけじゃがな.....
この頃に咲く花という意味があるらしいよのう......
<トモエソウ>
花を上から眺めると、”巴”状になっているので”トモエ”じゃよ.....
『”巴”状って何?....』なんて野暮な質問は間違ってもするではないぞ!!.....
『”巴”状って何?....』なんて野暮な質問は間違ってもするではないぞ!!.....
<ヒルガオ>
本種はヒルガオだが、アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオまであるのを ご存知かいのう?.....
ただし、ユウガオだけはウリ科で、他の連中(ヒルガオ科)とはちょいと仲間 が違うがのう.....
ユウガオの実は、ほれ、皆様よくご存知の”カンピョウ”じゃがな.....
ただし、ユウガオだけはウリ科で、他の連中(ヒルガオ科)とはちょいと仲間 が違うがのう.....
ユウガオの実は、ほれ、皆様よくご存知の”カンピョウ”じゃがな.....
<ガガイモ>
今年も、暑い中、花が咲き出したよのう......
★ 今日の ”トンボさん”
* ベニイトトンボ 二態
群馬県では、絶滅危惧I類に指定されている極めて貴重なトンボじゃよ.....
毎年、”今年はどうだろう、どうだろう....”と心配しながら本水辺を訪れるので あるが、運良く姿を確認出来た時は、ほっと胸を撫で下ろす思いである.....
嬉しいことに、今季も、少ないながらも とりあえず5頭を確認することができ たわい.....
よかった、よかった!!.....
毎年、”今年はどうだろう、どうだろう....”と心配しながら本水辺を訪れるので あるが、運良く姿を確認出来た時は、ほっと胸を撫で下ろす思いである.....
嬉しいことに、今季も、少ないながらも とりあえず5頭を確認することができ たわい.....
よかった、よかった!!.....
* チョウトンボ 二題
(♂)
(♀)
* コフキトンボ 二題
*
<ウスバキトンボ>
渡りをするチョウといえば、アサギマダラ.....
では、渡りをするトンボは?.....
そうです!!本種、ウスバキトンボです!!.....
故郷は、沖縄か、あるいはもっと南の熱帯地方ともいわれている.....
今日、観察した個体は先発隊だろうか.....
これから、あちこちで本種の群れなす集団が見られることじゃろう......
では、渡りをするトンボは?.....
そうです!!本種、ウスバキトンボです!!.....
故郷は、沖縄か、あるいはもっと南の熱帯地方ともいわれている.....
今日、観察した個体は先発隊だろうか.....
これから、あちこちで本種の群れなす集団が見られることじゃろう......
<ショウジョウトンボ>
<シオカラトンボ>
* アオモンイトトンボ 二題
* セスジイトトンボ 二題
館林にて ― 2018年07月04日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* コゲラ 二態
★ 今日の ”お花さん”
<クサレダマ>
クサレダマといっても、”腐れ玉”ではないぞ!!.....
本種は”腐れ玉”ではなく、”草蓮玉”だから、くれぐれも自分勝手な勘違いはし ないようにな.....
本種は”腐れ玉”ではなく、”草蓮玉”だから、くれぐれも自分勝手な勘違いはし ないようにな.....
ちなみに、”蓮玉(レダマ)”はマメ科の常緑性の低木のことである....
花が”蓮玉”に似て、しかも草本性であることから命名された名前ということじゃよ....
花が”蓮玉”に似て、しかも草本性であることから命名された名前ということじゃよ....
<ヒメヒオウギズイセン>
スイセンといっても、本種はアヤメ科で、スイセンはヒガンバナ科だから、
本種は、スイセンとは何の関係もないのじゃよ......
本種は、スイセンとは何の関係もないのじゃよ......
いったい、どこのどいつがスイセンなんぞという名前をもちこんだのか!!....
<イヌゴマ>
本種は、ゴマの花に似ているが、ゴマのように食用にはならないので、本来の ゴマと区別するために、人間様の都合で、頭にイヌ(犬)を付けられてしま ったようじゃ.....
花はこんなにもきれいなのに、まったく可哀想にのう.....
花はこんなにもきれいなのに、まったく可哀想にのう.....
<シロネ>
根が白っぽいところから、シロネ(白根)......
しっかし、小さい花じゃよのう......
しっかし、小さい花じゃよのう......
<ヌマトラノオ>
オカトラノオほどの華やかさはないが、
これはこれで結構可愛らしい花じゃよのう.....
これはこれで結構可愛らしい花じゃよのう.....
<ハス>
ハスの花は、いつ見ても、優しくふくよかで、見る人を幸せな気持ちにしてく れる花じゃよのう......
<コウモリカズラ>
葉っぱの形がモウモリを連想させるところから付けられた名前じゃよ....
<ガガブタ>
名前は、変っておるが、じつに可愛らしい花じゃよ......
群馬県では、本種はすでに絶滅種に指定されている植物なんじゃが、
この沼に現在生育しているものが果たして自生なのか、それとも植栽なの か、判断する術がないわいのう......
群馬県では、本種はすでに絶滅種に指定されている植物なんじゃが、
この沼に現在生育しているものが果たして自生なのか、それとも植栽なの か、判断する術がないわいのう......
★ 今日の ”トンボさん”
<ナゴヤサナエ(♀)>
本種は日本特産種じゃがな.....
最初の発見地が名古屋だったのでナゴヤの名前が付けられたとか.....
このトンボ、群馬県ではこれまで生息が疑問視されてきたようじゃが、2015 年に東毛地区で観察され県内での生息が正式に確認されたようじゃ.....
要するに、本種は 群馬県では、確かな観察例が極めて少ないトンボということ になっておるわけじゃよ....
その意味からも今日の発見は貴重な観察例になると思われる......
最初の発見地が名古屋だったのでナゴヤの名前が付けられたとか.....
このトンボ、群馬県ではこれまで生息が疑問視されてきたようじゃが、2015 年に東毛地区で観察され県内での生息が正式に確認されたようじゃ.....
要するに、本種は 群馬県では、確かな観察例が極めて少ないトンボということ になっておるわけじゃよ....
その意味からも今日の発見は貴重な観察例になると思われる......
<ウスバキトンボ>
ここにきて、一気に数が増えたようじゃ......
今日は、多くの個体が群れで飛び交っているようすが観察された......
今日は、多くの個体が群れで飛び交っているようすが観察された......
<ナツアカネ>
7月に入り、アキアカネに続いて、いよいよナツアカネも登場というところ か.......
アキアカネは気温の低い山地で一夏を過ごすが、ナツアカネは平地で夏を迎え る......
アキアカネは気温の低い山地で一夏を過ごすが、ナツアカネは平地で夏を迎え る......
<ノシメトンボ>
本種は、アカネの仲間では、一番大きな種類じゃがな......
平地の開けた所より、どちらかというと里山の林が好きなトンボじゃよ.....
今日は、林中でたくさん見られたわいのう.....
平地の開けた所より、どちらかというと里山の林が好きなトンボじゃよ.....
今日は、林中でたくさん見られたわいのう.....
<カトリヤンマ>
羽化したての個体だろうか.....
翅がまだ弱々しい.....
翅がまだ弱々しい.....
<ハグロトンボ>
このトンボが見られるようになると、いよいよ夏も本番というところかいのう....
<コフキトンボ>
コフキは”粉吹き”ということじゃ.....
ほれ、体に白い粉を吹いておるのがわかるじゃろうが!!.....
ほれ、体に白い粉を吹いておるのがわかるじゃろうが!!.....
<コシアキトンボ>
<ショウジョウトンボ>
このトンボ、”赤とんぼ”には間違いないのじゃが、いわゆる、”夕焼け小焼けの 赤とんぼ”の仲間(アカネ属)ではないのじゃよ.....
しかし、”赤さ”ではナンバーワンのトンボかもしれんのう.....
しかし、”赤さ”ではナンバーワンのトンボかもしれんのう.....
<チョウトンボ>
今日も、沼の上を、ひらひら、ひらひら、ひらひら と、
たくさん飛び交っていたわいのう.....
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<コミスジ>
<ウラギンシジミ>
<イチモンジセセリ>
<ナミアゲハ>
ガガイモの花で一生懸命吸蜜してが、この花の蜜って、そんなに美味しいかのう.....
多々良沼にて ― 2018年07月05日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* カワセミ 三態
* コサメビタキ 一題
(平野氏撮影)
ついに、ヒナが巣立ったようだ.....
この画像が巣立ち前の最後の親子の姿になってしまった....
この写真を平野氏が撮ったのが7月3日、そして7月5日の朝、同氏が営巣場所に確認に行った時には、すでに巣の中にはヒナの姿が見られなかったという.....
ということは、7月の4日に巣立った可能性が一番高い......
残念ながら、7月4日は強風が吹いていたせいなどもあり、油断して私も行きそ びれてしまった......
結果的には、サンコウチョウに続き、今回もまた不覚をとるという失態を演じ てしまうことになり非常に残念であるが、ヒナ達が無事に巣立つことできた ことは それはそれで喜ばしいことである....
4羽のヒナ達が無事生長して親鳥になってくれることを祈るばかりである.....
しかし、巣立ったとは言え、やっと飛べるかどうかの幼いヒナ達である.....
昨日今日の雨や風の中で果たして体力を維持出来たかどうか.....
それを考えると一抹の不安が脳裏をよぎるのもまた事実である.....
しかし、人間である私がいくら心配したところでどうにかなるものでもない....
野生の生命力は、そんなに柔なものではないと信じつつたくましく生きて行っ てくれることを願う他はない......
成鳥になって是非来年も当地に飛来してほしいものである.....
コサメビタキに関しては、これまでは春秋の通過鳥という視点でしか捉えてこ なかったが、今回のような ごく手近な低地での繁殖の実態を目の当たりにす ると、これまでのコサメビタキに対する認識を改めざるを得なくなった....
思えば、コサメビタキの求愛行動らしき動きから、もしかしたら この周辺での 繁殖もあるかもしれないとそれとなく思ったのが始まりであったわけだが、 それが思いも寄らない偶然という形で巣の発見へとつながり今日に至ったわ けである....
まったく、思いがけない嬉しい偶然の出会いであった.....
今回の観察を通して低地でのコサメビタキの繁殖の様子を多少也とも垣間見る ことができたことは大きな収穫であった......
来季は、それなりの構えでコサメビタキという鳥に向き合いたいと思う.....
この画像が巣立ち前の最後の親子の姿になってしまった....
この写真を平野氏が撮ったのが7月3日、そして7月5日の朝、同氏が営巣場所に確認に行った時には、すでに巣の中にはヒナの姿が見られなかったという.....
ということは、7月の4日に巣立った可能性が一番高い......
残念ながら、7月4日は強風が吹いていたせいなどもあり、油断して私も行きそ びれてしまった......
結果的には、サンコウチョウに続き、今回もまた不覚をとるという失態を演じ てしまうことになり非常に残念であるが、ヒナ達が無事に巣立つことできた ことは それはそれで喜ばしいことである....
4羽のヒナ達が無事生長して親鳥になってくれることを祈るばかりである.....
しかし、巣立ったとは言え、やっと飛べるかどうかの幼いヒナ達である.....
昨日今日の雨や風の中で果たして体力を維持出来たかどうか.....
それを考えると一抹の不安が脳裏をよぎるのもまた事実である.....
しかし、人間である私がいくら心配したところでどうにかなるものでもない....
野生の生命力は、そんなに柔なものではないと信じつつたくましく生きて行っ てくれることを願う他はない......
成鳥になって是非来年も当地に飛来してほしいものである.....
コサメビタキに関しては、これまでは春秋の通過鳥という視点でしか捉えてこ なかったが、今回のような ごく手近な低地での繁殖の実態を目の当たりにす ると、これまでのコサメビタキに対する認識を改めざるを得なくなった....
思えば、コサメビタキの求愛行動らしき動きから、もしかしたら この周辺での 繁殖もあるかもしれないとそれとなく思ったのが始まりであったわけだが、 それが思いも寄らない偶然という形で巣の発見へとつながり今日に至ったわ けである....
まったく、思いがけない嬉しい偶然の出会いであった.....
今回の観察を通して低地でのコサメビタキの繁殖の様子を多少也とも垣間見る ことができたことは大きな収穫であった......
来季は、それなりの構えでコサメビタキという鳥に向き合いたいと思う.....
★ 今日の ”お花さん”
<ノカンゾウ>
<ヤブカンゾウ>
<オモダカ>
<イヌゴマ>
<ヘクソカズラ>
<ミソハギ>
<クズ>
★ 今日の ”トンボさん”
<ショウジョウトンボ>
<シオカラトンボ>
<ハグロトンボ>
<コシアキトンボ>
<ハラビロトンボ>
<コフキトンボ(♀)>
<ウチワヤンマ>
<オオモノサシトンボ(♀未成熟)>
<クロイトトンボ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<キタテハ>
<イチモンジセセリ>
<ツバメシジミ>
<アサマイチモンジ>
<コムラサキ>
★ 今日の ”おまけ”
* ツキミソウ 二態
利根川(千代田)にて ― 2018年07月06日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
『なに?なに?....』
『こ、こ、これの、どこが鳥なの!!?......』
思わず、そんな声が聞こえてきそうじゃが、
いくらわしが惚けてきたからといっても、これを鳥だと言い放ったら、間違 いなくこの時点でわしの人生は終わりじゃがな......
よって、ここで我が人生を儚く終わらせない為にも、わしは声を大にして宣言 する!!.....
”これは鳥ではありません!!タヌキです!!.....” (笑)
じつはな、わしの仕事は鳥の調査だけではなく、”四つ足”のチェックも含まれ ておるんじゃよ.....
『こ、こ、これの、どこが鳥なの!!?......』
思わず、そんな声が聞こえてきそうじゃが、
いくらわしが惚けてきたからといっても、これを鳥だと言い放ったら、間違 いなくこの時点でわしの人生は終わりじゃがな......
よって、ここで我が人生を儚く終わらせない為にも、わしは声を大にして宣言 する!!.....
”これは鳥ではありません!!タヌキです!!.....” (笑)
じつはな、わしの仕事は鳥の調査だけではなく、”四つ足”のチェックも含まれ ておるんじゃよ.....
★ 今日の ”お花さん”
* カワラサイコ 二題
ここでこの植物を見つけてから、すでに3年は経つだろうか.....
毎年風前の灯火のごとく、辛うじて命をつないできたわずかばかりの株は今年 も その姿を消滅させることなく、きれいな花を咲かせてくれた.....
まずは、そのことに感謝しなくてはなるまいよのう.....
じつは、この植物はもともと日当りの良い川原や砂地に生育している種類なん じゃが、今や数が減り、群馬県では絶滅危惧I類に指定されている貴重な種類 になってしまっておるんじゃよ.....
でな、そんな貴重種が広大な利根川の川原のほんの一角に、わずか6株だけだ がしっかりと根付いて毎年花を咲かせてくれているってわけじゃがな.....
まずは、そのことに感謝しなくてはなるまいよのう.....
じつは、この植物はもともと日当りの良い川原や砂地に生育している種類なん じゃが、今や数が減り、群馬県では絶滅危惧I類に指定されている貴重な種類 になってしまっておるんじゃよ.....
でな、そんな貴重種が広大な利根川の川原のほんの一角に、わずか6株だけだ がしっかりと根付いて毎年花を咲かせてくれているってわけじゃがな.....
それが、わしが見つけてから、もう3年続いているってことじゃよ.....
まったく、有り難いことじゃてのう.....
しかし、かく言うものの、この場所は環境的な条件が決して安定しているわけ ではなく、ひとたび台風などの増水が発生すれば、一気に環境破壊がおこ り、植物体は根こそぎ流されてしまう危険性を絶えず孕んでおるのじゃよ... もしかしたら、来年は完全に消滅している可能性だって大いにあり得るわけ じゃ....
だからこそ、そうならないように、一年でも長く、この場所での生育を維持し てほしいと願っておるわけなんじゃよ.....
もっとも、たとえ 生き残ってこの場所で毎年花を咲かせたとしてもこの花を見 てやれるのはわし一人だけかもしれんがのう.....
まったく、有り難いことじゃてのう.....
しかし、かく言うものの、この場所は環境的な条件が決して安定しているわけ ではなく、ひとたび台風などの増水が発生すれば、一気に環境破壊がおこ り、植物体は根こそぎ流されてしまう危険性を絶えず孕んでおるのじゃよ... もしかしたら、来年は完全に消滅している可能性だって大いにあり得るわけ じゃ....
だからこそ、そうならないように、一年でも長く、この場所での生育を維持し てほしいと願っておるわけなんじゃよ.....
もっとも、たとえ 生き残ってこの場所で毎年花を咲かせたとしてもこの花を見 てやれるのはわし一人だけかもしれんがのう.....
<ユウガギク>
ユウガとは”柚の香り”ということらしいが、わしは、これまで一度たりとも柚 の香りを感じたことがないがのう......
<クコ>
クコの花か......
もうそんな季節になってきたんだなあ......
もうそんな季節になってきたんだなあ......
<ヘクソカズラ>
”鬼も十八、番茶も出花、ヘクソカズラは花盛り.....”
★ 今日の ”トンボさん”
<ハグロトンボ>
<シオカラトンボ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<キタテハ>
<アサマイチモンジ>
菅塩沼にて ― 2018年07月11日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* カイツブリ 二態
沼一面に咲き乱れるオオカナダモの白い花に囲まれて......
カナダという名前が付いているから、カナダ原産かと思うと、さにあらず、本 種は南米アルゼンチンが原産だとか......
だったら、最初から、カナダなどというネーミングは付けるな、と言いたいと ころだが、本種オオカナダモ以外にも、カナダモ、コカナダモという種類が あって、そちらはカナダを含む北米原産だというからややこしい.....
いずれにしても、この沼一面に咲き乱れるオオカナダモの白い花は何やら幻想 的な雰囲気を醸し出してくれ、見る者の目をひと時楽しませてくれる....
そんな白い花に囲まれて、浮いたり、潜ったりを繰り返しながら、時々奇声を 発しているカイツブリは、いったい何を感じているのだろうか.......
カナダという名前が付いているから、カナダ原産かと思うと、さにあらず、本 種は南米アルゼンチンが原産だとか......
だったら、最初から、カナダなどというネーミングは付けるな、と言いたいと ころだが、本種オオカナダモ以外にも、カナダモ、コカナダモという種類が あって、そちらはカナダを含む北米原産だというからややこしい.....
いずれにしても、この沼一面に咲き乱れるオオカナダモの白い花は何やら幻想 的な雰囲気を醸し出してくれ、見る者の目をひと時楽しませてくれる....
そんな白い花に囲まれて、浮いたり、潜ったりを繰り返しながら、時々奇声を 発しているカイツブリは、いったい何を感じているのだろうか.......
★ 今日の ”お花さん”
<クズ>
万葉集に、山上憶良の”秋の野の花を詠める二首”というのがあるがご存知だろ うか......
『秋の野に咲きたる花を指折り かき数ふれば七種の花
萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、女郎花、また藤袴、朝貌の花』
いわゆる秋の七草を詠んだ歌である.....
萩の花とはハギ、尾花はススキ、葛花はクズ、なでしこの花はカワラナデシコ
女郎花はオミナエシ、藤袴はフジバカマ、朝貌の花はキキョウである.....
暦の上ではまだ七月であるが、本種クズはれっきとした秋の花なのである.....
『秋の野に咲きたる花を指折り かき数ふれば七種の花
萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、女郎花、また藤袴、朝貌の花』
いわゆる秋の七草を詠んだ歌である.....
萩の花とはハギ、尾花はススキ、葛花はクズ、なでしこの花はカワラナデシコ
女郎花はオミナエシ、藤袴はフジバカマ、朝貌の花はキキョウである.....
暦の上ではまだ七月であるが、本種クズはれっきとした秋の花なのである.....
<アキノタムラソウ>
<ミソハギ>
<オカトラノオ>
<ダイコンソウ>
<イヌザクラ>
★ 今日の ”トンボさん”
* オオヤマトンボ(♀) 二態
池や沼で、時々見かけるオニヤンマのようなトンボ.....
じつは、それはオニヤンマではなく、本種の場合が多い.....
観察している間は、先ず止まってくれることはなく、今回のように
近くで止まった姿を撮影出来ることは稀である.....
あまり、元気そうではなかったので、そろそろ寿命を迎えた個体だった可能性 がある.....
じつは、それはオニヤンマではなく、本種の場合が多い.....
観察している間は、先ず止まってくれることはなく、今回のように
近くで止まった姿を撮影出来ることは稀である.....
あまり、元気そうではなかったので、そろそろ寿命を迎えた個体だった可能性 がある.....
*
<コシアキトンボ>
<ショウジョウトンボ>
<オオシオカラトンボ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<ゴイシシジミ>
このチョウの幼虫は日本で唯一の肉食性である....
餌は笹の葉裏に生息している或る種のアブラムシである.....
成虫(♀)は、絶えず笹の葉っぱの間を小刻みに飛び交い、アブラムシを探し まわる.....
葉裏に運良くアブラムシの群れを見つけると、♀は群れの中に産卵する....
やがて孵化した幼虫は周囲のアブラムシを捕食しながら生長するという具合で ある.....
ちなみに、成虫はアブラムシの出す分泌液をエネルギー源としている....
要するに本種は幼虫、成虫共に笹に生息するアブラムシに依存することによっ て生を営んでいるわけである....
この写真で、葉裏に見える白っぽいものが見えるだろうか......
それが、アブラムシの群れである.......
餌は笹の葉裏に生息している或る種のアブラムシである.....
成虫(♀)は、絶えず笹の葉っぱの間を小刻みに飛び交い、アブラムシを探し まわる.....
葉裏に運良くアブラムシの群れを見つけると、♀は群れの中に産卵する....
やがて孵化した幼虫は周囲のアブラムシを捕食しながら生長するという具合で ある.....
ちなみに、成虫はアブラムシの出す分泌液をエネルギー源としている....
要するに本種は幼虫、成虫共に笹に生息するアブラムシに依存することによっ て生を営んでいるわけである....
この写真で、葉裏に見える白っぽいものが見えるだろうか......
それが、アブラムシの群れである.......
<オオムラサキ>
言わずと知れた日本の国蝶である.....
何とか翅を開いたところを撮りたかったが、残念ながら、暗過ぎてピントが合 わず、撮れた一枚はチョウの写真としては最悪のアングルになってしまっ た.....
よって、もしも、この写真を見られる方がおりましたら、その時は どうか こ のチョウが翅を広げている姿を頭の中で目一杯想像しながら眺めて下さいま せませ....(笑)
ちなみに、このオオムラサキが止まっていた木はクヌギであるが、本種が生息 出来る環境は、幼虫の食樹であるエノキと成虫の栄養源となっている樹液を 確保出来るクヌギがセットになっている林の存在が必要である......
何とか翅を開いたところを撮りたかったが、残念ながら、暗過ぎてピントが合 わず、撮れた一枚はチョウの写真としては最悪のアングルになってしまっ た.....
よって、もしも、この写真を見られる方がおりましたら、その時は どうか こ のチョウが翅を広げている姿を頭の中で目一杯想像しながら眺めて下さいま せませ....(笑)
ちなみに、このオオムラサキが止まっていた木はクヌギであるが、本種が生息 出来る環境は、幼虫の食樹であるエノキと成虫の栄養源となっている樹液を 確保出来るクヌギがセットになっている林の存在が必要である......
西長岡にて ― 2018年07月12日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* ゴイサギ(幼鳥) 五題
* ササゴイ(幼鳥) 一題
ゴイサギの幼鳥は別名”ホシゴイ”ともよばれている......
幼鳥の背中に星状の白い斑点が残っている為だ.....
今日は、いつものコース途中の水辺の林で、まだ巣立ってから間もないと思わ れるゴイサギの幼鳥6羽を観察した....
通常、ゴイサギの一巣卵数は3〜6個であるから、この6羽は同じ巣から巣立っ た幼鳥である可能性が高い.....
しばらくすると、ホシゴイが止まっている木々の一角にゴイサギの幼鳥とは明 らかに羽色の違う個体が一羽飛来した.....
その鳥は木の奥の方に入ってしまった為にすぐには確認できなかったが、枝の 隙間から辛うじて撮った写真をモニターで確認してみると、それはゴイサギ ではなく、ササゴイの幼鳥だった....
このササゴイの幼鳥、どこで繁殖したものか分からないが、ゴイサギの幼鳥達 に混じって一緒に行動していたのかもしれない.....
いずれにしても近年ここでササゴイを観察したのは初めてだ.....
幼鳥の背中に星状の白い斑点が残っている為だ.....
今日は、いつものコース途中の水辺の林で、まだ巣立ってから間もないと思わ れるゴイサギの幼鳥6羽を観察した....
通常、ゴイサギの一巣卵数は3〜6個であるから、この6羽は同じ巣から巣立っ た幼鳥である可能性が高い.....
しばらくすると、ホシゴイが止まっている木々の一角にゴイサギの幼鳥とは明 らかに羽色の違う個体が一羽飛来した.....
その鳥は木の奥の方に入ってしまった為にすぐには確認できなかったが、枝の 隙間から辛うじて撮った写真をモニターで確認してみると、それはゴイサギ ではなく、ササゴイの幼鳥だった....
このササゴイの幼鳥、どこで繁殖したものか分からないが、ゴイサギの幼鳥達 に混じって一緒に行動していたのかもしれない.....
いずれにしても近年ここでササゴイを観察したのは初めてだ.....
★ 今日の ”お花さん”
<ヌマトラノオ>
花序はオカトラノオほどは端正に整っていないので見栄えは劣るが、白い小粒 の花々はそれはそれで可愛らしいものである.....
本種は、決して珍しい植物ではないが、ではどこにでもあるかというと、そう でもない.....
むしろ、今では分布は局所的といったほうが良いかもしれない......
そんなヌマトラノオであるが、昨年、放棄水田の一角に本種が群生しているの を見つけた......
おそらく、総数で100〜200株はあると思われる......
この周辺で、本種がこんなに群生しているのを見るのは初めてだ.....
今後、この放棄水田がどのように変化するかで、本種の命運も決まるような気 がするが、できれば末永く残したい植物である.......
本種は、決して珍しい植物ではないが、ではどこにでもあるかというと、そう でもない.....
むしろ、今では分布は局所的といったほうが良いかもしれない......
そんなヌマトラノオであるが、昨年、放棄水田の一角に本種が群生しているの を見つけた......
おそらく、総数で100〜200株はあると思われる......
この周辺で、本種がこんなに群生しているのを見るのは初めてだ.....
今後、この放棄水田がどのように変化するかで、本種の命運も決まるような気 がするが、できれば末永く残したい植物である.......
*
<ヤブカンゾウ>
<セリ>
<ミクリ>
<ノブドウ>
<サワグルミ>
★ 今日の ”トンボさん”
<コオニヤンマ(♀)>
<ウチワヤンマ(♂)>
コオニヤンマもウチワヤンマも”ヤンマ”の名前が付いているが、ヤンマの仲間 ではなく、共にサナエトンボの仲間である.....
どちらも、サナエの中では、最大級の大きさである....
なかでも、ウチワヤンマは大きいだけではなく腹部に団扇状の突起をもつ特異 なトンボでもある.....
ウチワヤンマは比較的大きな池沼を好み、そこを生活の場所にしている.....
オオヤマトンボなどとは違って、水面に出ている枝などに時々止まってくれる ので比較的写真には撮りやすい種である.....
どちらも、サナエの中では、最大級の大きさである....
なかでも、ウチワヤンマは大きいだけではなく腹部に団扇状の突起をもつ特異 なトンボでもある.....
ウチワヤンマは比較的大きな池沼を好み、そこを生活の場所にしている.....
オオヤマトンボなどとは違って、水面に出ている枝などに時々止まってくれる ので比較的写真には撮りやすい種である.....
*
<オオシオカラトンボ>
<コシアキトンボ>
<チョウトンボ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<ジャコウアゲハ(♀)>
ジャコウアゲハの♂の翅の付け根にタコの吸盤のような穴があって、その穴か ら♀を誘引する”麝香”のような匂いを出す......
これが、ジャコウアゲハの名の由来である......
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサという植物の葉しか食べない単食性で ある....
従って、♀の成虫は、ひたすらウマノスズクサを求めて草の間をちらちらと飛 び続ける。
もちろん、ウマノスズクサに産卵する為である......
ところで、このウマノスズクサという植物には毒性がある.....
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉を食べることで、植物に含まれて いる毒を体内に貯め込むことになる.....
この毒は、成虫になっても体内に残るので、この毒は天敵に対して非常に有効 な武器として作用することになる.....
もしも、鳥などの天敵が成虫を襲って食すると、鳥は毒により中毒を起こして しまうのである.....
ジャコウアゲハの腹部には赤紋が散らばっているが、それは、天敵に毒をもっ ていることを知らしめるサインであるといわれている.....
自然は、メリットのない無益な殺戮や争いはしないのである......
これが、ジャコウアゲハの名の由来である......
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサという植物の葉しか食べない単食性で ある....
従って、♀の成虫は、ひたすらウマノスズクサを求めて草の間をちらちらと飛 び続ける。
もちろん、ウマノスズクサに産卵する為である......
ところで、このウマノスズクサという植物には毒性がある.....
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉を食べることで、植物に含まれて いる毒を体内に貯め込むことになる.....
この毒は、成虫になっても体内に残るので、この毒は天敵に対して非常に有効 な武器として作用することになる.....
もしも、鳥などの天敵が成虫を襲って食すると、鳥は毒により中毒を起こして しまうのである.....
ジャコウアゲハの腹部には赤紋が散らばっているが、それは、天敵に毒をもっ ていることを知らしめるサインであるといわれている.....
自然は、メリットのない無益な殺戮や争いはしないのである......
*
<ツバメシジミ(♂)>
<ツバメシジミ(♀)>
<ルリシジミ>
<ウラギンシジミ>
<イチモンジセセリ>
<キタテハ>
彦谷にて ― 2018年07月14日
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”
* コジュケイ 二態
”チョットコイ、チョットコイ.....”と呼ぶので、チョット行ってみると、やっこ さん達はすぐに逃げてしまう......
”チョットコイ、チョットコイ.....”と呼んではみたものの、いざ人間の姿を目の 当たりにすると恐くなってしまうのであろう....
今日は、車の中からの撮影だったせいか やっこさん達、慌てて逃げるようすも なく、かなり近距離での撮影に応じてくれた......
きっと、コジュケイにとっては、人間は敵であっても車は敵ではないのであろ う.....
彼らは、人間という生き物は 車よりはるかに危険な存在だということをしっか りと認識していると思われる.....
”チョットコイ、チョットコイ.....”と呼んではみたものの、いざ人間の姿を目の 当たりにすると恐くなってしまうのであろう....
今日は、車の中からの撮影だったせいか やっこさん達、慌てて逃げるようすも なく、かなり近距離での撮影に応じてくれた......
きっと、コジュケイにとっては、人間は敵であっても車は敵ではないのであろ う.....
彼らは、人間という生き物は 車よりはるかに危険な存在だということをしっか りと認識していると思われる.....
* カワセミ 二態
*
<サンコウチョウ>
<カイツブリ>
★ 今日の ”お花さん”
<マムシグサ>
本種は性転換をする植物ということでその筋ではよく知られている......
性転換とは♂が♀になったり、♀が♂になったりすることである.....
そういえば、人間の世界でも たまに そのような話を聞くことがあるが、わし は人間の性転換についてはノーコメントである.....
でも、どうしても人間の性転換について知りたいという御仁がいれば、わしで はなく、わし以外のその筋の専門家に聞いて下され.....
よって、話をマムシグサに戻す....
じつは、この植物は発芽して数年間は葉っぱのみで生活して花は咲かせないの である.....
なぜかというと、この時期は花を咲かせるというより、葉っぱで光合成をし て、せっせと地下の芋(塊茎)に栄養分を貯め込む時期だからだ.....
やがて、芋が一定の大きさになる.....
すると、ここで初めて花を咲かせる.....
しかし、その花は、両性花でもなく、雌花でもなく、雄花なのだ!!.....
つまり、マムシグサは最初は♂からスタートするということだ.....
そして、♂で数年過ごすと、やがて芋は大分大きくなって来る.....
すると、今度は雄花ではなく雌花を咲かせるようになる.....
つまり、この時点で♂から♀へと性転換したわけだ.....
ここで、♂から♀への性転換がめでたく成功したことになる.....
そして、♀になってからは、写真のように実をつけ子孫を残すという仕事にひ たすら専念することになるわけだ....
これが、マムシグサの性転換の顛末である.....
ところで、♀から♂への転換はあるのだろうか?.....
これがあるらしいのである......
栄養状態によって、時には♀から♂への性転換がおこるということである.....
性転換とは♂が♀になったり、♀が♂になったりすることである.....
そういえば、人間の世界でも たまに そのような話を聞くことがあるが、わし は人間の性転換についてはノーコメントである.....
でも、どうしても人間の性転換について知りたいという御仁がいれば、わしで はなく、わし以外のその筋の専門家に聞いて下され.....
よって、話をマムシグサに戻す....
じつは、この植物は発芽して数年間は葉っぱのみで生活して花は咲かせないの である.....
なぜかというと、この時期は花を咲かせるというより、葉っぱで光合成をし て、せっせと地下の芋(塊茎)に栄養分を貯め込む時期だからだ.....
やがて、芋が一定の大きさになる.....
すると、ここで初めて花を咲かせる.....
しかし、その花は、両性花でもなく、雌花でもなく、雄花なのだ!!.....
つまり、マムシグサは最初は♂からスタートするということだ.....
そして、♂で数年過ごすと、やがて芋は大分大きくなって来る.....
すると、今度は雄花ではなく雌花を咲かせるようになる.....
つまり、この時点で♂から♀へと性転換したわけだ.....
ここで、♂から♀への性転換がめでたく成功したことになる.....
そして、♀になってからは、写真のように実をつけ子孫を残すという仕事にひ たすら専念することになるわけだ....
これが、マムシグサの性転換の顛末である.....
ところで、♀から♂への転換はあるのだろうか?.....
これがあるらしいのである......
栄養状態によって、時には♀から♂への性転換がおこるということである.....
<ホタルブクロ>
<ヒメヒオウギズイセン>
★ 今日の ”トンボさん”
<オジロサナエ>
ここ1、2年確認できなかったので、今年は春先から注意深く探してきたのだ が、この時季になるまで一頭たりとも見つけることができなかった......
本種は決して珍しい種類ではないのだが、サイズが小さくてなかなか見つけに くい上に増水などで河床が荒れてしまい個体数が数年前に比べるとかなり少 なくなっていることも目に触れる機会が少なくなっている要因の一つとして 考えられる
それでも、今日は辛うじて一頭確認出来きたことで、まだこの河川に本種が生 息していることがわかりほっとしているところである.....
*
<コシアキトンボ>
★
<オオミドリシジミ>
今季の本地域での本種との出会いは、今日で二度目であるが
本種以外のゼフは一頭も確認出来なかった......
本地位域でのゼフとの出会いは、今日が最後になるだろうか......
*
<コミスジ>
<コジャノメ>
榛名山にて(7/14) ― 2018年07月15日
★ 今日の ”風景画”
榛名のチョウ達に急に会いたくなり、ふらっと出かけて来た.....
この時季の榛名にはしばらくご無沙汰だったので、何かとても懐かしく新鮮に 感じられた......
たおやかな草原と、そこに咲く色とりどりの草花達、そして その花を求めて飛 び交うチョウ達.....
この時季の榛名にはしばらくご無沙汰だったので、何かとても懐かしく新鮮に 感じられた......
たおやかな草原と、そこに咲く色とりどりの草花達、そして その花を求めて飛 び交うチョウ達.....
空には、涼を求めて一夏をこの山で過ごすアキアカネ.....
そこには、これまでと変わらぬ優しい榛名の姿があった.......
そこには、これまでと変わらぬ優しい榛名の姿があった.......
★ 今日の ”お花さん”
<シモツケ>
<クサレダマ>
<カワラマツバ>
<ウツボグサ>
<カラマツソウ>
<キリンソウ>
<コオニユリ>
<ミズチドリ>
<サワヒヨドリ>
<ノコギリソウ>
<チダケサシ>
<ミツモトソウ>
<ドクゼリ>
<ヤマホタルブクロ>
<コバノカモメヅル>
<オオダイコンソウ>
<ノハナショウブ>
<シシウド>
<キスゲ>
<フシグロセンノウ>
<キツリフネ>
<キバナノヤマオダマキ>
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
<ウラギンヒョウモン>
<ウラギンスジヒョウモン>
<ヒョウモンチョウ>
<ホシミスジ>
<サカハチチョウ>
<クロヒカゲ>
<ヒメシジミ>
<コチャバネセセリ>
<スジグロチャバネセセリ>
* メスアカミドリシジミ 二題
* アイノミドリシジミ 二題
* エゾミドリシジミ
* ジョウザンミドリシジミ
* ウラゴマダラシジミ 一題
★ 今日の ”トンボさん”
<ミヤマアカネ>
<アキアカネ>
<ハラビロトンボ>
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